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WORLD ■外国人「日本で働きたい」2割のみ、留学生支援団体調査(日経):一方で「日本に住むのは魅力的」との回答は8割超。日本文化に対する人気とは対照的に、日本企業は役職や年功による序列が強く、男性優位といった負の印象を持たれている。 ■ロボットの台頭で消える職、20年までに500万人分余りも (bloomberg):職の未来」というリポートで、技術変革によって先進・新興合わせて20年までに700万人の職が失われる一方、200万人分が創出されると試算。
原題は Lessons from Madame Chic. 20 stylish secrets I learned while living in Paris. マダム・シックとは、ホームステイ先のマダムに付けられたあだ名で、もう一人、マダム・ボヘミエンヌというカジュアル系人物もちらっと登場する。邦題は、服は各シーズンに気に入ったものを10着持てばよい、というマダムの教えに由来する。だから、全部で10着しか持たないのではなく、ワードローブには10着しか掛けない方がかっこいい、というニュアンスだ。その点、邦題は、やや誇張広告ぎみではある。ちなみに僕は、「フランス人はケチだから、10着の服を着回している」という、どちらかといえば、ネガティブな話かと思って読み始めたのだが、これは僕の先入観の方に問題があったのだろう。ごめんなさい、フランス人。
この映画での大きな変化は、黒沢が「愛の物語」というテーマを前面に押し出してきた点である。蓮實重彦も「黒沢清はラブシーンを絶対撮ることが出来ないと思っていたが、この映画で見事に覆された」と雑誌で語っており、黒沢自身もフランスのラジオ局 France Culture のインタビューにおいて、「愛そのものよりも、愛することの苦しさに魅かれる」と率直に語り、自分自身でも新境地に達したことを認めていたようだった。今回、カンヌで受賞した『岸辺の旅』は、湯本香樹実の小説の映画化であり、死んだはずの夫(浅野忠信)と旅を続ける妻(深津絵里)との心の交流を描く作品だという。ということは、恐らく、この新たな路線が進められているのだと思う。黒沢がどのように夫婦の姿を映像化しているのか、10月の日本公開が待ち望まれてならない。
■中国が英原発に巨額投資へ、習主席「共に黄金時代開く」(ロイター) 原子力発電で中国最大手の国営企業、中国広核集団がフランス電力公社(EDF)が手がける英南西部のヒンクリー・ポイント原発プロジェクトに60億ポンド(90億ドル)を投資。 ■【FIFA汚職】ブラッター、プラティニ氏「5年間の活動停止処分も」独紙報道(産経):プラティニ氏、金銭授受認める=「個人同士のやりとり」―仏紙(時事) http://bit.ly/1MyyXAT ■フランスの労働のタブーに触れたダイムラー(FinancialTimes-JB):週35時間労働、従業員が延長を支持しても労組が阻止。自社の運命を自ら決め、仏の画一的な労働法体系から逸脱する自由を企業にもっと与えることで労働市 場改革を目指すオランド大統領が直面する困難を浮き彫りに。 ■【日本上陸】フランスで大人気「魔法のケーキ」は異次元のおいしさ (週刊女性PRIME):Le gateau magique =魔法のケーキ。料理研究家、ユエ=ゴメスさんがフランスの郷土菓子をアレンジして考案し、去年レシピ集を刊行。日本でも関連本が発売。 ■A Dark Vision From French Intellectuals(NYTimes):From front pages to television talk shows, a few philosopher-pundits have taken center stage, defending their dark vision of a France in danger of losing its identity, sovereignty, culture − in short, its soul.★…ニューヨークタイムスによると、フランス人はアイデンティティと主権と文化を、つまり魂を失う危機にあると。
ART ■フランスの国立美術館の新しいサイト "Images d'Art" が始まる(culturebox):フランスの美術館に展示されている約50万の作品の写真がアップ!le nouveau site internet "Images d'Art" vise à permettre au grand public de découvrir, collectionner et partager gratuitement les photographies de quelque 500.000 oeuvres présentées dans les musées français. サイトはこちら⇒ http://art.rmngp.fr/fr ■スペイン王家が蒐集した多彩作品が集う『プラド美術館展』(CINRA):三菱一号館美術館の開館5周年を記念して開催される同展は、歴代のスペイン王家のコレクションを展示するスペイン・マドリードのプラド美術館で2013年に開催された『Captive Beauty. Fra Angelico to Fortuny』展を再構成した展覧会。歴代スペイン王の美術への情熱と嗜好が反映された作品群を展示する。★…美術館に行く前に予習として、ちょっと古いが堀田善衛の『ゴヤ』文庫版全4巻、などいかが。
ART ■パリで富山の伝統行事、夜通しの芸術祭「ニュイ・ブランシュ」(AFP):サンマルタン運河では、富山県に伝わる、かつて立山への登山が許されなかった女性たちがふもとの橋を渡って極楽往生を願う伝統儀式「布橋灌頂会」が再現。白装束に目隠し姿。★…幻想的な絵とは言え、ある意味セクシストな前近代的な風習。パリの人々の眼にはどう映ったのか? ■明治産業革命、フランス人が撮った(朝日):明治の産業革命の現場を仏人の目で捉えた多数の写真が、パリの仏国立ギメ東洋美術館に収蔵。調査が進められている。西洋人には珍しい生活風俗だけでなく、近代日本の産業活動を生々しく伝える貴重な資料。
■定年退職前の厳しくも優しいロペス先生のもとで、勉強したり遊んだりする13人の子供たちの姿を追った、心温まるドキュメンタリー映画。Etre et Avoir―タイトルにもなっているこの二つの動詞から見ても、フランス人にとってのフランス語の始まりも、日本人がフランス語を始めるときと全く同じなんだな、と分かります。フランス語をやっている人なら、まるで自分も小学生になったような気分になり、子供たちと一緒に「うぃぃ〜!」「ぼんじゅ〜る、むっしゅ〜」と言ってしまいそう。