2015年07月08日

週刊フランス情報 29 JUIN - 5 JUILLET

パリでジャパンエキスポ開幕、コスプレ好きが大集合(AFP):「第16回ジャパンエキスポ」が2日、仏パリ北郊外のビルパントで開幕した。日本のアニメや漫画、ビデオゲーム、音楽、映画などエンターテイメントと、日本の伝統および現代文化がテーマのイベントで、開催期間は5日まで。
ツール・ド・フランス開幕!:出発= grand depart はオランダのユトレヒト。カウントダウンはもうすぐ。カウントダウンは仏語で compte a rebours ここにも書いています。⇒http://bit.ly/1IX8Sty
欧州の熱波、一部で気温40度に 大規模停電も(AFP):猛烈な熱波が欧州を襲った2003年の夏には、域内全体で推計7万人が死亡した。
フランス訪問中の中国首相、温室効果ガス排出削減目標を発表(AFP):フランスは李首相を盛大に歓迎。中国企業が欧州航空機大手エアバスと180億ドル=約2兆2000億円規模の契約に調印。李首相の滞在中に約50の事業契約が調印される見通し。
ジョニー・デップの村、32億円で売りに出される(Huffpost):デップがフランス南部のサントロペ近郊にある村を売りに出している。2001年にジョニー・デップが当時の相方ヴァネッサ・パラディと一緒に購入。

モンプチ 嫁はフランス人 (フィールコミックス)フレンチレストラン最旬アドレス パリのおいしい空気水曜日のアニメが待ち遠しい:フランス人から見た日本サブカルチャーの魅力を解き明かす

BOOKS
Lectures d'été: 10 livres de poche et quelques BD à emporter en vacances(culturebox):フランス人は本を読む時間が足りないと思っていて、仏人の64%がもっと本を読みたいと思っている。その証拠にバカンス中の読書量は普段の3倍になる。記事では今年のバカンスのお薦め本も紹介しているが、古典的なカミュの『異邦人』も含まれている。
「英国一家、フランスを食べる」日本編の原点 料理の神髄に迫る マイケル・ブースさん新刊(産経):前2作『英国一家、日本を食べる』『英国一家、ますます日本を食べる』はアニメ化され、累計約15万部のベストセラーに。
新刊:狐野 扶実子 『フレンチレストラン最旬アドレス パリのおいしい空気』(amazon):パリのトップレストランのスーシェフを務め、出張料理人としても名を馳せた狐野扶実子が、今のパリで大人に薦めたい、おいしい店を厳選。
新刊:じゃんぽ〜る西 『モンプチ 嫁はフランス人』 : 愛が大事なフランス人ד愛が苦手”な日本男子のイクメン奮闘記!! フィールコミックスより 7月8日発売。
新刊:トリスタン・ブルネ著『水曜日のアニメが待ち遠しい:フランス人から見た日本サブカルチャーの魅力を解き明かす』:日本研究家であり、仏での日本アニメの放映がスタートした1970年代に幼少期を過ごした当事者でもある。8月3日発売。
チェコ語翻訳者が語る、村上春樹のグローバルな魅力(Newsweek):「40以上の言語に翻訳されるほど人気が高いのは「わかりやすい」から。村上の作品は文法的に曖昧なことが少ないため、翻訳中に文脈がつかめないことがほとんどない」

ARCHITECTURE
パリが高さ180メートルの三角タワーtriangle 2の建設を承認(designboom):エッフェル塔、モンパルナスタワーに次ぐ、パリで3番目の高さの建物に。場所はポルト・ド・ヴェルサイユのあたり。圧巻のシミュレーション画像あり。
肌で感じる神秘?巨石群の背後に昇る満月(AFP):仏北西部ブルターニュ地方プルーアルネルのサント・バルブで2日、空へ昇る満月を見物しようと、巨石遺構に多くの人びとが集まった。

GREECE
ギリシャで破れようとしている欧州の夢 EUは富と安定、欧州の連帯を破壊するのか(FinancialTimes):ギリシャは1981年、欧州クラブの10番目の加盟国に。決して周辺国ではなく、早い時期から加わっていた。スペインやポルトガルより早い。
<ギリシャ>チプラス首相が勝利宣言 反対派、大きく上回る(毎日):開票率約90%の中間集計で反対が61・45%と、賛成の38・55%に大差。
ギリシャは犠牲者、クルーグマンから擁護の声(Newsphere):「危機に陥るたびに譲歩し、ギリシャは不況に苦しむ経済奴隷国になり果てた。持続可能な方法で負債を減らして現状からの脱却を認めないならば債務不履行とEU離脱しかない」

JAPAN
中国語検定の受験者数は4年間で半分以下に(JBPRESS):就職スキルとしての中国語の魅力が相当減退。同時に中国への関心自体が低下。仏検のデータをみたら、受験者は少しずつ減っている感じ。英語以外の言語に対する関心が減っているとよく聞くが。
生活「苦しい」、過去最高62.4%=平均所得は1.5%減−厚労省調査(時事): 同省は消費税率を8%に引き上げたことなどが影響と分析。ってそんなこと最初からわかってたんじゃ。消費税は所得が少ない世帯を直撃する。所得が少ないほど、ほとんどを消費に回さなければらないから。さらに10%だよ。この国の税制度の姑息さときたら。


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2015年07月02日

週刊フランス情報 22 - 28 JUIN

米NSAが歴代フランス大統領を盗聴か、ウィキリークスが暴露(ロイター):内部告発サイト「ウィキリークス」は23日、米国の国家安全保障局(NSA)がフランスの歴代大統領の会話を盗聴していたことを示す機密文書を公表した。それによると、NSAは少なくとも2006年から2012年5月まで、シラク(1995-2007年)、サルコジ(2007-2012年)、オランド(2012年─現在)の3大統領のほか、複数の仏閣僚や駐米仏大使らの会話を盗聴していたという。NSA=国家安全保障局は少なくとも2006年から2012年5月まで、シラク、サルコジ、オランドの3大統領のほか、複数の仏閣僚や駐米仏大使らの会話を盗聴。
アラビア語の旗掲げ、男ガス工場襲撃 死傷者複数(毎日新聞):フランス南東部グルノーブル近郊で26日午前10時(日本時間午後5時)ごろ、ガス工場がアラビア語で書かれた旗を掲げた男に襲撃され、複数の死傷者が出た。捜査当局は男の身柄を確保し、犯行の背景や動機について調べている。逮捕された男はヤシン・サリ容疑者。イスラム過激主義との関連で過去に取り調べを受けたことがあり、警察関係者にはよく知られた人物だった。
チュニジア:ホテル襲撃28人死亡 クウェートでもテロ(毎日新聞):中東と欧州で26日、3件のテロ事件が相次ぎ、計50人以上が死亡した。チュニジア中部のリゾート地スースではホテルやビーチが銃撃され、少なくとも28人が死亡。クウェートではイスラム教シーア派のモスクが爆破され、25人が死亡した。一方、フランス南東部グルノーブル近郊ではガス工場に車が突っ込み爆発。頭部を切断された遺体が見つかった。3件の関連性は不明だが、この日はラマダン(断食月)の中でも集団礼拝が行われる金曜日。
フランス議会が市民の情報を監視する法律を可決(sputnik):フランス国民議会(下院)は23日、第1読会で、フランス市民を監視するための幅広い権限を情報機関に付与する法案を可決した。新法は、情報機関が、インターネットプロバイダーや携帯電話事業者から市民の個人情報を取得することを可能とするほか、裁判所の許可なしに、テロ容疑者の会話を聞くことも可能とする。国際人権団体アムネスティーは法案は「仏を検閲国家に一歩近づかせる」と非難。1月7日に風刺新聞「シャルリー・エブド」の本社が襲撃され、テロ行為や非常事態が続き、法律に関する議論を呼び起こした。
反「ウーバー」デモが暴徒化、タクシー運転手が道路封鎖 仏(AFP):スマートフォンのアプリを利用した米配車サービス「ウーバー」に客を奪われていると主張するタクシー運転手らが、空港や駅までの道を封鎖する抗議運動を行い、一部が暴徒化。

EUROPE
米最高裁、同性婚認める 禁じる州すべて違憲に 判事9人中4人反対(産経):同性婚は憲法上の権利であると認める判決を下した。この判決によって、州が同性婚を禁じる法律はすべて違憲となり、全米で同性婚が認められることになる。
ZARAの従業員「人種差別」問題 40億円訴訟に発展(ForbesJapan):昨年8月、ZARAは、胸に黄色の星形が付いた子供向けシャツを販売したが、このデザインがユダヤ人が強制収容所で着用した服を思わせるとして批判を招き…
メルケル首相がギリシャを手放さない大きな理由(Financial Times):メルケル氏は自らを欧州統合の守護者と見なしている。フランス政府が、かつて独仏エンジンという比喩を連想させた共通の指導的役割から退いてからは、なおのことだ。
今のEUは、すでに存在価値を失っている(東洋経済)加盟国のGDP成長率は現在に至っても依然として世界のほかの地域より低いまま。いかなる制度の枠組みも、有形の利益をその構成員に与えないかぎり存続しえない。 …



CINEMA
映画で歩くパリ (SPACE SHOWER BOOKs)パリの“今”を詰め込んだ旅のガイドブック「映画で歩くパリ」本日発売(映画ナタリー):目次には「アンナ・カリーナ VS ジュリエット・ビノシュ」「ボリス・ヴィアンとヌーヴェル・ヴァーグの香りを求めて」「ジーン・セバーグを探して」といった、フランス映画ファンの琴線を刺激するタイトルがずらりと挙げられた。さらに「ムード・インディゴ〜うたかたの日々〜」のミシェル・ゴンドリー、「猫が行方不明」のセドリック・クラピッシュ、「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネによる街の見どころ紹介も。
オダギリジョーのフランス語&女装も、画家・藤田嗣治を描く映画『FOUJITA』予告編(CINRA):映画『泥の河』『死の棘』などで知られる小栗康平による静謐な世界観を垣間見ることが出来る。

MUSIC
Françoise Hardy, hospitalisée, s'exprime sur son cancer(culturebox):60年代のアイドル、フランソワーズ・アルディは今は71歳。10年来ガンとの闘病を続けている。

JAPAN
「女性が輝く社会」はまず官公庁から(Huffpost):「女性が輝く社会」を掲げているが、日本の国会に占める女性議員の割合は8%程度とOECD加盟国ではぶっちぎりの最下位で、全国の地方議会のうち「女性ゼロ」が2割超え…

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2015年06月24日

週刊フランス情報 15 - 21 JUIN

仏ファーストレディー誕生間近か、女優のJ・ガイエさんが公式行事に(AFP):ガイエさんは、仏大統領シャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)将軍による第2次大戦中の有名な演説の75周年記念式典に黒のドレスで出席。会場では、仏レジスタンス運動に参加した祖父アレン・ガイエ(Alain Gayet)さんが座る車椅子を押す姿も見られた。★…大統領のガイエさんとの密会事件は、サルコジ氏がエリゼ宮に残していったスパイによるという疑惑があるとルモンドの記事にあった。
フランス、ベルギーがロシア通信社の銀行口座などを凍結 仲裁裁判所の賠償命令受け(産経):仲裁裁判所はユコスの旧大株主3社に対し、総額500億ドルを支払うよう露政府に命令。従わないため、旧株主らは欧米諸国が露資産を差し押さえるよう提訴。

映画で歩くパリ百日紅 (上) (ちくま文庫)ふらんす 2015年 07 月号 [雑誌]

CINEMA
原恵一、「百日紅」でアヌシー国際アニメーション映画祭審査員賞に輝く(ナタリー):北斎の娘のお栄の話。原作は故・杉浦日向子のマンガ。仏では"Miss Hokusai" と紹介され、仏では9月に上映。仏記事⇒ http://bit.ly/1JgkgGs
ヴェルサイユ宮殿の庭園誕生の秘密とは、K・ウィンスレットが無名女性庭師役で主演(CINRA):絶対王政下の17世紀にフランスで行われた、国王ルイ14世によるヴェルサイユ宮殿の増改築計画の裏側にスポットをあてた作品。

BOOKS
新刊情報:佐藤 久理子 (著)『映画で歩くパリ』:ゴダール『はなればなれに』からリンクレーター『ビフォア・サンセット』まで。パリジャン監督、ゴンドリー、クラピッシュ、ジュネのおすすめスポットも紹介。6/26発売。
日本人女性の憧れが止まらない!「パリ本」が売れる理由(dot):シックなパリジェンヌとは、多様なフランス人のひとつのジャンルにすぎない。あらゆる情報を集めて美しくあるために努力しているのは、パリジェンヌよりも日本女性のほうだという…
ボードレール自らの手による校正が入ったゲラ刷りがパリの書店から発売(culturebox):それはボードレールについて多くを語り、とりわけ彼の完璧主義が表れている。パリの出版社から初めて出版される。ボードレールの自身の校正の入ったゲラ刷りの記事ですが、すでに発見されていて、今回初出版され、読者に初お目見えするということです。誤解を与えるような書き方でした。★…それにしてもこんなにボードレールがニュースバリューがあるとは思わなかった。
サンジェルマンデプレの書店、「ラ・ユヌ」が閉店 A Saint-Germain-des-Prés, la librairie La Hune ferme ses portes(culturebox) これは寂しい…La fermeture de La Hune suscite l'emoi parmi les amoureux des lettres. http://bit.ly/1cVRaNR

ART
ヴェルサイユ宮殿の庭園誕生の秘密とは、K・ウィンスレットが無名女性庭師役で主演(CINRA):絶対王政下の17世紀にフランスで行われた、国王ルイ14世によるヴェルサイユ宮殿の増改築計画の裏側にスポットをあてた作品。
shigeru ban's latticed oita prefectural art museum(designboom):大分県立近代美術館が4月にオープン。設計は坂茂氏(ポンピドゥーメッスで有名)。地方にまた特色ある美術館が。
今、東北で行くべき美術館は? (casabrutus) :50年近い歴史を持つ秋田県立美術館が安藤忠雄設計の建物に移転され、再オープン。奈良美智さんの作品がある青森県立美術館も行ってみたい。富山県立美術館の移転にも期待。

MUSIC
6月21日は音楽の祭日(culturebox):音楽の祭日にちなんで、仏トゥールーズでギターのフラッシュモブがある。お題はデヴィッド・ボウイの’The Man Who Sold The World’、しかもニルヴァーナがカバーした1994年のアンプラグドヴァージョン。これは見たいなあ!

EUROPE
ドイツの大学授業料、留学生も無料 卒業生4割が5年納税でペイ 少子化対策になる?(newsphere):ドイツでは、少子高齢化が深刻な問題となっており、外国人学生を受け入れ、卒業後もドイツで働いてもらうことで、労働力を補い、起業を促し、活気ある社会を維持したいと考えている。ベルリン市では、大学生1人につき、年間で平均1万3300ユーロ(約185万円)を税金から投入。総額で年間3億3000万ユーロ(約460億円)を外国人学生のために支出しているが、「もし40%の学生が卒業後5年間ドイツで働き税金を納めてくれれば、十分埋め合わせは可能だ」と市の関係者は述べる。★…高額の授業料のためにローンを組まされ、スタートから借金を背負う国とはえらい違い。
慌ててギリシャと離婚したら、後々後悔する ーたとえユーロ圏から離脱しても関係を絶てない相手(Financial Times)
ライフラインを叩き売るギリシャ、群がる外資 港は中国に、空港はドイツに……債務危機でギリシャの空洞化が進む(newsweek):次々と売りに出されているのはギリシャの国有資産。空港や港湾、高速道路や電気・ガスなどの公益事業にまで及ぶ
ハーバード大学が「アジア人お断り」〜「多様性」の美名の下に、アジア人は「もうたくさん」とアメリカのエリート校が言い始めた(newsweek) :20世紀の前半、米の一部のエリート大学はユダヤ人の入学者数に上限を設けていた…1952年のハーバード大学は北東部の社会のエリート限定で、新入生はほとんどがWASPだったが、1960年には米全土から学生を受け入れるように。同大の学生は昔から優秀だったわけではなく学力もこの時期に飛躍的にアップ…FBN過去記事 http://bit.ly/q8Lhxu より
記事書き、資料整理まで 米、驚異の人工知能 雇用喪失懸念も(毎日) 米国で人工知能が活躍の場を拡大。スポーツや経済関連の記事を書き、法律事務所で膨大な訴訟資料の整理。機械化の波は知識や技術が求められる専門職に…雇用の流動化と同様に脅威。


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2015年06月17日

アフリカとフランス ‐ 軍事介入、自動車、言語&メディア戦略

池上彰のアフリカビジネス入門現在、アフリカでエボラ出血熱が猛威をふるい、アフリカ大陸以外にも広がる勢いである。それでなくてもアフリカから届くのは内戦とか虐殺とか、イスラム武装勢力の暗躍とか、ネガティブなニュースが多く、地球の最後のフロンティアと言われるアフリカは大丈夫なのかと心配になってくる。しかし、この心配は後で述べるように、アフリカを貧困と紛争のイメージで描きたがる、欧米メディアのひとつの効果に過ぎないのかもしれないし、エボラ出血熱騒動も、アフリカと世界のつながりが深まってきたことを示しているのかもしれない。

仏語圏の57の国や政府で構成する国際組織「フランコフォニー」が2010年に出した報告書によると、2010年のフランス語を話す人々は、2億2000万人(世界人口70億人の3%)だったが、2050年には7億人(世界人口91億人の8%)に達する。現在、日本の大学の第2外国語においてフランス語のシェアは落ちて行く一方だが(日中関係の悪化によって少しは持ち直している)、これはフランス語学習者にとって直接的なメリットのある朗報なのだろうか。

世界銀行は半期に一度、アフリカ経済を分析した報告書「アフリカの鼓動」を発表している。それによると、サブサハラ・アフリカ(SSA:サハラ砂漠より南の、北アフリカ以外の地域)の経済は、2013年の4.7%から順調に成長し、2014年には5.2%になると予測されている。その背景には、天然資源とインフラへの投資拡大、順調な個人消費が挙げられる。成長が特に著しかったのは、シエラレオネやコンゴ民主共和国などの資源国で、コートジボワールも引き続き堅調で、フランスの軍事介入によって政治が安定し、治安が改善したマリも好転した。

一方、去年12月にフランスが介入した中央アフリカ共和国の1人あたりのGDPは約369ドルで、サブサハラ・アフリカの約992ドルを大きく下回る。またサブサハラ・アフリカの2013年の成長率が4.7%であるのに対し、中央アフリカは約1.2%と明らかに低い。2000年代はアフリカが最後のフロンティアとして域外国からの投資に沸き、急激に成長したのに対し、ボジゼ大統領の任期中の中央アフリカは経済停滞が顕著だった。

つまり政治的な安定と経済成長のあいだいには明らかに相関がある。実際、様々な指標によって生活の質を総合的に数値化する「暮らしやすい国」ランキング2014年版で、中央アフリカは世界最下位(142位)にランキングされ、未だ政情が不安定で宗教間の争いが絶えない中央アフリカは、それらが生活の質に対する最大の脅威であることを証明してしまった。

1. アフリカに介入するフランス
Africa_Sahara_Sahel_SubSaharan中央アフリカのこれまでの経緯を簡単に述べてみよう。ボジゼ大統領は、パタセ大統領の時代、軍の参謀総長だったが、2003年にパセタ大統領親衛隊を倒して、権力を掌握した。しかし大統領となったボジゼも結局はパタセと同じように、独裁化して、恣意的な選挙運営や反政府勢力の強権的な取り締まりを行い、それに反旗を翻す勢力に倒されるというパターンを踏襲することになる。そしてボジゼ退陣を求めたのは、イスラム系の武装勢力が結集した武装勢力、セレカ( Seleka コンゴ語で同盟の意)だった。セレカには内戦後のリビアから武器や兵士が流れ込み、さらに勢力を増し、2012年12月には主要な都市を占拠するに至る。2013年1月、ボジゼ大統領とセレカは一旦停戦合意をしたが、折り合わず、再びセレカが攻撃を開始し、ボジゼ大統領は亡命を余儀なくされる。

そしてセレカが政権を掌握し、セレカのリーダー、ジョトディアが暫定大統領に就任する。セレカはもともと寄り合い所帯で求心力のない武装勢力だったが、賃金未払いなど不満が募り、離反が相次いだ。ジョトディア大統領はセレカの解散を宣言したが、混乱を収拾するにはいたらなかった。首都でも武装勢力同士の武力抗争が、イスラム教とキリスト教の対立へと軸を変化させながら激化していった(中央アフリカはもともと人口の70%がキリスト教徒で、イスラム教徒は少数派という状況)。略奪や虐殺がエスカレートし、多くの避難民も出た。その混乱の中で中央アフリカを視察した国連機関がジェノサイドに発展する恐れがあると警鐘を鳴らし、フランスが去年の12月に軍事介入を決定したのだった。

フランスはアフリカで軍事活動を行うのは稀なことではない。フランスはかつてのヨーロッパの植民地勢力の中で唯一、アフリカに兵力を駐留させている。現在アフリカには約24万人のフランス人が居住しており、これを保護するためにフランス軍は外人部隊も含めて約1万2千人の兵員をアフリカに駐留させている。

フランスは軍事介入に積極的だったわけではないが、介入の大義名分がそろいすぎるほどそろった。ひとつは選挙で選出されたボジゼ大統領がセレカによって亡命を余儀なくされ、民主化の原則に反したこと。セレカがイスラム武装勢力で、しかもリビアからの武器や兵士の流入は反テロの観点からも好ましくないこと。さらには現地からの要請もあった。実際に介入後、実際行く先々でフランス軍が歓迎された事実がある。

当然、介入の背景にはフランスの利益もある。アフリカの政情を安定させることは市場や投資先の確保につながるからだ。先ほどの数字を見ればわかるように、政治的に安定している地域は経済成長の度合いが高い。資源ブームの中でフランス企業はアフリカへの投資を増やしているが、2007年にフランスの原子力産業複合企業、アレヴァ(福島の原発事故でも注目された)は首都バンギから北東600キロにあるバコウマのウラン鉱山開発に25億ドルを投資している。

「中央アフリカにフランスが軍事介入した3つの理由」(THE PAGE 2013.12.17)参照

2. アフリカへの投資
自動車産業は経済発展のひとつの重要なパロメーターである。世界の自動車メーカーにとって欧米以外の主要市場は、中国とインドを除けば、北アフリカが有望なフロンティアとみなされている。しかし、2010年のチュニジア暴動に端を発する「ジャスミン革命」以来、フランスの多国籍企業は革命が飛び火した国々を避け、モロッコのみを投資先とみなしている。その理由はモッロコが外国企業の誘致政策を行い、また北アフリカで最も対外開放が進んでいるからだ。ルノー日産グループはモロッコの北端の町、タンジェに欧州以外では最大の工場を置いている。2013年の世界の全メーカーの国内販売台数(中古車を除く)は165万台であるが、その内訳は、

@アルジェリア26万台(1人あたりの所得5020ドル、2012年)
Aモロッコ12万台(2910ドル)
Bチュニジア5万台(4510ドル)

上位を北アフリカの国が占め、特に石油を産出するアルジェリアの購買力が高いことがわかる。ブラックアフリカに関して言えば、所得水準が低いので、工場を建設する直接投資は行われず、貿易によりフランス車が旧仏領国で購入されている。

ブラックアフリカの主要国のカメルーン、コートジボワール、セネガルの1人当たり所得は1000ドル程度と低水準ではあるが、それでもカメルーンは比較的工業化が進み、自動車の組み立てが主要な産業に育っている。

日本との関連で特筆すべきことは、アフリカの最大の自動車ディーラーであるフランスの総合商社CFAOをトヨタグループの総合商社、豊田通商が公開株買い付けを行い、100%近い株を取得し、親会社になったこと。CFAOの最優先市場はコートジボワール、カメルーン、コンゴであり、その地域全体ではトヨタの車が売れており、特に不整地走行車両ではトヨタがトップである。

参照した記事にはアルジェリアとガボンの各メーカーのシェアが掲載されていたが、韓国のアフリカ進出も日本に引けをとらないことがわかる。アルジェリアでは1位ルノー(20%)、2位現代(17%)、3位プジョー(11%)、4位トヨタ(9%)。ガボンでは1位トヨタ(33%)、2位三菱(13%)、3位フォード(12%)、4位現代である。

□「フランスと旧仏領アフリカとの経済関係」(『ふらんす』2014年9月号)参照

3. アフリカに対するメディア戦略

いくら2050年にフランス語話者が7億人(世界人口91億人の8%)になるとはいえ、そのうちアフリカに属する人口が85%を占め、人口6500万人のフランスは脇に追いやられることになる。フランスとしては、フランス語政策を通じてフランス語圏の主導権を握りたいところだろう。7億人という数字はあくまでフランス語圏で将来もフランス語が使われることが前提になっている。

例えば、コンゴ民主共和国は最大級のフランス語公用国と言われるが、実際には200の現地語があり、フランス語は共通語として機能しているに過ぎない。ちゃんとしたフランス語教育が行われ、ちゃんとしたフランス語メディアが存在し続けなければ、フランス語が重要な地位を維持できるか疑わしいのだ。ネットの普及などによって英語にその地位を奪われる可能性もある。しかし豊かとは言えない国で若者世代の急増に対応したフランス語教育は困難を極めることなのだ。

RFI(Radio France Internationale)は2007年にナイジェリアでハウサ語、2010年にはタンザニアでスワヒリ語での放送を開始した。まずは現地語で視聴者と接し、次にフランス語を学んでもらうという戦略である。フランス24(France 24)はフランス語だけでなく、英語とアラビア語でも放送しているが、そこに五大陸に分布するフランス語圏の視点が加わることは、ニュースの意味や議論を深めることになるだろうと主張する。またかつて日本では文学や思想や映画がフランス語を学ぶ動機や媒介になったように、フランスの文化の浸透も欠かせないだろう。実際、RFIやFrance24を運営する公共企業「フランス・メディアモンド」は公共メディアの使命はフランス語の普及とフランス語教育者の養成と考え、経済的な利益よりは文化外交の一翼を担うという自覚があるようだ。

フランス語を担うフランスのメディアにとって、6500万人のフランス国内市場から7億人の巨大なフランス語市場に目を向ける転換期である。メディアとしてアフリカをどのように伝えるのかも重要な問題だ。最初に述べたような、貧しく紛争が多いアフリカという固定観念にとらわれずに、暴力と貧困を克服しながら発展するアフリカの姿をありのままに伝えなければならない。例えば、スレート・アフリック (http://www.slateafrique.com/) はネット閲覧を無料にし、広告収入に依存する形態だが、現地アフリカの広告業界が未熟で思うように収益が上がっていない上に、リポーター不足で現地情報があまり集まらないという問題を抱えているようだ。一方、ルポワン・アフリック (http://afrique.lepoint.fr/) は経済情報を重視する戦略を取り、起業家、経営幹部、大学への浸透を目指している、という具合だ。

アフリカは中国が積極的に進出していることでも知られている。中国政府が支援する中国語教育機関「孔子学院」がアフリカでは2005年に初めて開校し、現在(2012年)はアフリカ約20か国30校に及ぶ。中国中央テレビ=CCTV (cctv-africa.com) は2012年にケニアのナイロビに大きなスタジオを構え、英語でアフリカのニュースや文化情報の生放送を開始している。またフランス語圏アフリカの地上デジタル放送に投資し、アフリカ各国との協力で中国独自のコンテンツを現地テレビ局に提供している。

CCTVはいち早くビジネス情報などアフリカの積極的な側面を取り上げ、アフリカの人々に別の選択肢を与えた。そのおかげで英 BBC と肩を並べるくらいの知名度があるのだという。フランス語圏は決してフランスに属しているわけではなく、戦略的に投資を行い、影響力を保持しなければ、優位な立場にいるフランスとて好機を逃すことになる。中国は言語の重要性をよく理解している。これは言語を巡る戦争なのだ。日本に関して言えば、非英語圏の国がグローバリゼーションを考慮するなら自ら英語化を進めるよりも、世界に日本語学習者を増やす戦略があってもいいはずだ。日本語ブームが何度かあったにもかかわらず、日本はどんどん予算を削り、外国の日本語学習拠点(大学の日本語学科など)も減る一方のようだ。

最近、フランス語教育に関する重要なニュースがあった。それはカーン・アカデミー Karn Academy のフランス語版が完成したことだ。「質のよい教育を、すべての人々のために」をうたい文句に、カーン・アカデミーのサイトには数学や科学、物理学などを中心に3000本を超えるビデオがアップロードされている。利用はすべて無料。ビデオをクリックすると、黒板のようなものが現れ、講義が始まる。十分な教育環境のない発展途上国の子どもでも、自分に適した速度で学習することができるようになっている。またゲイツ財団やグーグル、有名なシリコンバレーのベンチャーキャピタリストなどが支援し、数百万ドルの寄付を行っていることでも知られている。

カーン・アカデミーのフランス語版は Bibliothèques Sans Frontières という組織の助力が大きいようだ。この組織の動向を見てもわかるように、これはアフリカに対する言語戦略なのだろう。まさにアフリカの子供たちにうってつけの教育インフラだからだ。アフリカの人口が増え、フランス語話者が増えると言われているとはいえ、ネット教育という形でフランス語が教育の媒介となれば、言語基盤をより強固なものにできるだろう。

□「フランスメディア、アフリカに活路 ネット活用 多様な報道」(毎日jp)
□「中国、アフリカを席巻」(朝日新聞、2012年7月19日)参照




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2015年06月16日

週刊フランス情報 8 -14 JUIN

「チーズ職人世界一」に日本在住のフランス人(AFP):フランスのトゥールで「世界一のチーズ職人」を決めるコンテストが開かれ、日本在住の仏人、ファビアン・デグレさんが優勝。世界各国から名だたるチーズ職人が参加。
ストロスカーンIMF前専務理事に無罪(毎日):複数のホテルを舞台にした売春あっせんで起訴されていた。★…直接関係ないがオランド大統領のガイエさんとの密会スキャンダルの背後にサルコジ氏の影があったというルモンドの記事を読んだが。
都市の楽園、レストランの屋上菜園 パリ(AFP):騒がしいパリ中心部では「地産地消」のスローガンを掲げたシェフたちがレストランの屋上菜園を行き来している。菜園はエンジニアによってデザイン、都会の有機的なごみから作った栄養豊富な底土…
フランスに学ぶ地方自治議論 「大阪都構想」の議論は海外にもある(Diamond) フランスの地方選挙の投票率が高いのは、それが「地方政治を左右し」、さらには「国政にもつながる」実態を持っているからである。
仏バルス首相、息子と政府専用機で独へサッカー観戦 非難集中(AFP):フランスのマニュエル・バルス首相が先週末、ベルリンで開催されたサッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15の決勝を観戦するため息子2人を連れて政府専用機を利用したことが明らかになり、バルス首相には9日、非難が集中。野党の政治家らは同首相に対し、謝罪に加え、ベルリンまでの旅費を返還するよう要求した。バルス首相はバルセロナFCの大ファン。
ベルギー、仏の怒りかわして記念硬貨鋳造 その秘策とは?(AFP):今年、ナポレオンが大敗したこの戦いを祝ってベルギーが2ユーロの記念硬貨を鋳造すると発表すると、フランスは欧州の結束が危機にさらされている時期に緊張を生み出すと抗議。

COURRiER Japon  (クーリエ ジャポン)2015年 07 月号ふらんす 2015年 06 月号 [雑誌]21世紀のマダム・エドワルダ バタイユの現代性をめぐる6つの対話

WORLD
日本も同じ? アメリカで2019年まで雇用が伸びる14職種(マイナビ):一番多い、36%の増加が予想されているサービスは「翻訳・通訳」。Google翻訳など翻訳も機械化が進みつつあるが、今後5年の間は人間の知能の方が信頼されるようだ。続いて29%の増加となったのは「医療施設」。「住宅リフォーム」「在宅ヘルスケアサービス」「ワイン・蒸留酒卸売」と続く。
セルフィー(自撮り) ならぬ Selfesse(自撮り尻)(LIBERATION):欧人の間で世界の有名スポットで自分のお尻を自撮りするのが流行っている。マレーシアの聖なる山でそれをやった輩達がいて、先日の大地震はそいつらのせいだと地元の人たちは怒り心頭。
今、日本人の海外移住先としてオランダが熱い理由(Lifehucker):今、海外移住に関心を持つ日本人の間で熱く語られている国、それは「オランダ」。日本国籍者はオランダで「労働許可なく就労できる」ようだ。★…知人の情報によると、正確には「日本国籍者で居住許可のある人」に限られるので、まずなんらかの滞在ビザを取得する必要があるようだ。

ART
仏ベルサイユ宮殿に「女王の女性器」?カプーア氏彫刻展で物議(AFP):出展作品の1つについてカプーア氏が「女王の女性器」だとコメント。問題となっている彫刻は、鉄と石を素材とした高さ10メートル、長さ60メートルの抽象作品。年間500万人が訪れるベルサイユ宮殿の前庭に設置され、じょうご型の開口部が宮殿側を向いている。カプーア氏はこの作品に「Dirty Corner」という題をつけている。★…2010年の村上隆展も物議を醸して、ルイ14世の末裔の方が批判の先鋒に立っていた。

MUSIC
映画『EDEN』90年代フランス、若きDJの栄光と挫折 - ダフト・パンクの楽曲に乗せた予告編も(FashionPress):フレンチ・ハウス時代の夜明けを描いた映画『EDEN/エデン』が、2015年9月に全国公開。ダフト・パンク(Daft Punk)、ディミトリ・フロム・パリス(Dimitri from Paris)、カシアス(Cassius)…
日仏ロックフェスが協力(@ambafrancejp_jp) 日本のロックフェスティバル「サマーソニック」とフランスの野外フェスティバル「ユーロケエンヌ・ド・ベルフォール」がパートナーシップを結びました。今年夏、両者が初めて協業します。
Laurent Garnier au festival Yeah! (culturebox):★…フレンチテクノの大御所。おいくつなのかと思いきや、同世代なんだな。1時間半にわたるテクノフェスでの模様を。

CINEMA
オダギリジョー、中谷美紀、加瀬亮が共演、藤田嗣治を描く映画『FOUJITA』(CINRA):1886年に東京に生まれ、27歳で単身フランスに渡った藤田。パリではモディリアーニやピカソ、アンリ・ルソーらとも交流を深めるなど、...

BOOKS
『21世紀のマダム・エドワルダ バタイユの現代性をめぐる6つの対話』:参加者は大澤さん、宮台さん、ブブ・ド・ラ・マドレーヌさん…


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2015年06月09日

週刊フランス情報 25 MAI - 7 JUIN ブリジットの日本デビューアルバム!

フレンチ・ミリオン・キス売れ残り食品の廃棄を禁止する法律、フランスが全会一致で可決(Huffpost) 売れ残った食品は慈善団体に寄付するか、家畜の飼料や肥料に転用しなければならなくなり、スーパーマーケットは慈善団体と契約を結ぶことも義務付けられる。
フランス人、夏季休暇2カ月の効用 (FinancialTiles via日経):長い休暇を取ることはフランスの現象ではなく、欧州全土の現象。年間労働時間が1925時間の節目を突破すると、労働時間が1%増えるごとに生産性が1%近く低下。
愛の重みに耐えきれず…パリが橋から「愛の南京錠」les cadenas d'amour 撤去(WSJ) 市当局は、南京錠を掛けられないように、ポンデザールの金網をいずれガラス板に張り替える計画。
レジスタンス精神継ぐ…パンテオンに4人を移葬(毎日新聞) パンテオン入りは大統領の専権事項で、オランド大統領が昨年2月に選考した。18世紀以来、女性はキュリー夫人のみ。
仏原発事業の苦境深まる=政府・電力公社が救済へ(時事):先月の、中国原発企業がアレバに資本参加するという話はどうなったのでしょう。
パリ郊外を欧州最大の繊維街に変えた中国系移民たち(AFP):パリの北の端、環状道路と国立スタジアム Stade de France の間に位置する広大な地区で何百もの卸売業者が、無数の色や柄の生地やさまざまな衣料品を売っている。



MUSIC
ブリジット「フレンチ・ミリオン・キス」- BRIGITTE / A BOUCHE QUE VEUX-TU?(AMAZON):オレリ・サーダとシルヴィ・オワロの女性ツイン・ボーカル・ユニット、ブリジットの日本デビューアルバムが発売!フランスで話題の、魅惑の歌声、印象的な楽曲。本国フランスではアルバムチャート初登場9位、iTunes総合アルバムチャート2位を記録!ブリジットは2人組のユニット。2011年にリリースされたファースト・アルバムが20万枚以上の売り上げを記録し、ダブル・プラチナ・ディスクに輝きました。またフランスのグラミー賞、ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュージックで2012年度の最優秀新人グループに選出。
音楽は所有からアクセスへ(日々の音色とことば):国際レコード産業連盟は今年4月、2014年に世界の音楽市場でデジタル(ダウンロードおよびストリーミング)の売り上げが初めて物理メディア(レコードおよびCD)の売り上げを上回ったことを発表。

CINEMA
ギャスパー・ノエ3D新作はスクリーンから〇〇が飛び出す カンヌでリアルな性描写がスキャンダルとなった『LOVE』(webdice):「愛しあう若いカップルの情熱を肉体的に、そして精神的に完全に再現する映画を作ることを夢見続けてきた」
カソヴィッツの『憎しみ La Haine』 公開からちょうど20年!(culturebox):この映画がどの程度未来を予見していたか理解するには05年の暴動を待たなければならなかった。
グザヴィエ・ドラン監督作の特集上映(CINRA):ドラン監督作の特集上映『DOLAN ANYWAYS』が、6月20日から渋谷のアップリンクで開催。パリの映画館で開催されたドランによる公開授業の模様を収めた『ドラン先生の公開授業』も上映。
ジャズと映画の『危険な関係』〜 ジャズが飛び道具になった時代〜(月刊キヨシ):ロジェ・バディムの「危険な関係」やルイ・マル「死刑台のエレベーター」など1950年代、フランス映画とジャズの黄金時代。
スヌーピーがパリジェンヌに一目ぼれ!劇場版の新たなキャラは冒険好きのプードル(ナタリー):長編アニメ「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」から新たなキャラクター、フィフィのビジュアルが公開。
ビートたけし、フランスで史上3人目の栄誉 『名誉侍従』受賞 (オリコン):過去にモナコ公国の大公アルベール2世、仏政治家のフランソワ・バロワン氏しか叙任されてなく、たけしは史上3人目の快挙。

HISTORY
ジャンヌ・ダルク終焉の地ルーアンに、待望のジャンヌ・ダルク歴史館が3月オープン!(PUNTA):この類を見ない英雄の生涯を解説、ジャンヌ・ダルク神話を歴史学や政治学の議論にまで深めたジャンヌ・ダルク歴史館が、ルーアンにオープンした。

BOOKS
ロバート・アンテルム著『人類』(荒野に向かって、吼えない…):「アンテルムはレジスタンスに参加していたがゲシュタポに逮捕され、政治犯として収容所に送られた。ブーヘンヴァルト強制収容所、そしてダッハウ強制収容所でのあまりに壮絶な日々を記したのが本書である」。アンテラムはマルグリット・デュラスの夫。

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2015年05月27日

週刊フランス情報 18 - 24 MAI カンヌ映画祭の受賞結果

2015 Cannes Film Festival poster.jpg
"2015 Cannes Film Festival poster
" by Source. Licensed under Fair use via Wikipedia.

カンヌ2015:セシル・ドゥ・フランスがプレゼンターのパルム・ドールは、ジャック・オーディアール(Dheepan)が受賞。やっぱりカンヌに強いこの監督!ついに最高賞を受賞しました。おめでとうございます。
カンヌ2015:「ある視点」部門の各賞が発表され、最高賞は Grimur Hakonarson の les Béliers が受賞。黒沢清の『岸辺の旅』も監督賞を受賞した。上映後の拍手が暖かかったという黒沢監督の弁が証明されましたね!
カンヌ2015:ヴァレリア・ゴリノがプレゼンターの監督賞は、ホウ・シャオシェン(The Assassin 黒衣の刺客)が受賞。
カンヌ2015:レティシア・カスタがプレゼンターの審査員賞は、ヨルゴス・ランティモス(The Lobster)が受賞。ヤッター!
カンヌ2015 : 今年のクィア・パルムはトッド・ヘインズの Carol に決定。ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラという美しい二人のロマンスの受賞、これは文句ないでしょう。
カンヌ2015:アニエス・ヴァルダ監督に名誉賞が授与。プレゼンターはジェーン・バーキン。素敵なひととき。
カンヌ2015:ジョン・C・ライリーが盛り上げるカメラ・ドール(新人賞)は、コロンビア映画 La Tierra y la sombra に決定。
カンヌ2015 : パルム・ドールのほか、各賞が発表された。ナンニ・モレッティのMia Madreはエキュメニック賞、ステファン・ブリゼのLa Loi du Marchéはその特別賞を受賞。
カンヌ2015:ラースロー・ネメスのSaul Fiaはフィプレシ(国際批評家連盟)賞、フランソワ=シャレ賞も受賞。サウンドトラック賞(っていうのもあるんだ)はホウ・シャオシェンの『黒衣の刺客』を担当した Lim Giong が受賞。
カンヌ2015:その他、監督週間で、アルノー・デプレシャンの Trois Souvenir de ma jeunesse がSACD賞を受賞。マチュー・アマルリック演ずる主人公が青春時代の恋愛を回想する物語。う〜ん甘酸っぱい。
カンヌ2015 : 今年のパルム・ドッグはミゲル・ゴメス監督の Mille et une Nuits に出演したLucky君に決定。モフモフ系で愛らしい。
(reported by exquise)

EUROPE
フランスの景気回復は本物、中期見通し懸念=IMF(ロイター):IMFは高水準の構造的失業や、過去最大の公的支出など経済の根本問題に引き続き取り組むことが必要と声明。
動画:アイルランドで同性婚合法化、国民投票では世界初(AFP):アイルランドは23日、国民投票の結果で同性婚が合法化される世界初の国家となり、首都ダブリン(Dublin)では同性婚の支持者たちが歓声を上げた。
移民の福祉利用制限が絶対的に必要、EUとの再交渉で=英首相(ロイター):アイルランドは23日、国民投票の結果で同性婚が合法化される世界初の国家となり、首都ダブリン(Dublin)では同性婚の支持者たちが歓声を上げた。

MUSIC
3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集エリック・サティの新たな一面に迫る展覧会、自筆楽譜や肖像画も展示(CINRA):ジャン・コクトーやパブロ・ピカソとも交流があったエリック・サティは、彼らと共同で舞台『パラード』を制作したことなどで知られ、1925年に逝去したフランスの作曲家。同展では、サティが生きた時代の文化や、交流を持っていた芸術家、サティに影響を受けた芸術家たちの作品や資料などを5つの章に分けて紹介し、サティの新たな一面に迫るという。
Juice=Juice『Ça va ? Ça va ?(サヴァサヴァ)』(via youtube):ハロプロ系女性アイドルグループ、オリコン1位。シルヴィ・バルタン風?歌詞の中には「さよならを教えて」という一節。
30歳を超えると、新しい音楽を聞かなくなっちゃう?「昔の音楽は良かった病」になる(naver):★… 思春期は個人のアイデンティティを形成する脳の発達段階にあたり、そのせいで私たちは思春期に聴いた音楽を一生聴き続ける、と何かで読んだ事がある

CINEMA
カンヌ映画祭、「女性の年」アピールに女性映画人がブーイング(AFP):女性たちは、恩着せがましいと抵抗感をあらわに。「今年は『女性の年』だそうだけれど、1年限りの瞬間的ブームで終わらないことを願う」とブランシェットは記者会見でコメント。
「ハイヒール大論争」女優ら激怒、カンヌ映画祭、フラット靴入場拒否巡り(BJ):「ハイヒールを脱ごう」と呼びかけたり、平らな靴を履いてレッドカーペットを闊歩したり、「女性は正装でハイヒール」という時代錯誤のドレスコードに抗議する事態に。
ナタリー・ポートマン&リリー・ローズ・デップ、フランス映画の姉妹役で共演(アメーバ):ポートマンと、ジョニー・デップとバネッサ・パラディの愛娘が、新作映画「プラネタリウム」で共演。1930年代の仏パリが舞台で、セリフはフランス語。
カンヌ映画祭のソフィー・マルソー Après sa culotte, Sophie Marceau montre son téton(closer):★…カンヌのお下品なニュース。この仏語ニュースの中の表現、Sophie Marceau était sur son 31. 'etre sur son 31' (=mettre ses plus beaux vetements)、彼女の最も美しい服を着ている、の意。なぜ31なのかは謎だ。
Lorsque l'amour sera mort フランスの交通事故を無くすための啓蒙CM(via youtube) これまでは事故の悲惨さを強調するものが多かったが、これは不在によって残酷さを浮かび上がらせる。

ART
Shunga: Sex and Pleasure in Japanese Art日本初の春画展開催へ=春信や歌麿、北斎も−東京(時事):春画だけを集めた展覧会は海外での例はあるものの、日本国内では初めて。★…宇多田ヒカルさんがロンドンで春画展を見て、なぜ日本でやらないのかとツィートされていたが、それに呼応したのかな。

BOOKS
なぜわたしたちは読む力を失ったのか?本はデジタルの悪影響から脳を救えるのか?(midium):昨年、私は4冊しか本を読まなかった…。こんなに少なかった理由は、あなたが昨年あまり読書できなかった理由と同じではないかと思う。近頃の私は、単語、文、段落に集中できなくなってきている。…

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2015年05月18日

週刊フランス情報 11 - 17 MAI カンヌ映画祭特集

フランスでは所得税増加だが、払っているのは富裕層(France2):所得税は2012年に655億ユーロ、13年が725億€、14年が754億€と増え続けている。低所得者層への課税が減り、今や半分が 所得税を払っていない。誰が払っているかというと、中間層、さらに最も裕福な10%の層は2013年で全体の67%!を払っている。★…日本はどう?
土曜日は11回目の美術館の夜 'la Nuit des musées' フランス全体で1270の美術館で開催(culturebox):夜中まで開いていて、しかも無料。様々なイベントが開催される。写真はパリのギュスターブ・モロー美術館。
エッフェル塔がエコリーダーに!再生可能エネルギーを導入、さらに自然エネルギーで自家発電中(PUNTA):地上約300mにあるエッフェル塔の3階は障害物が近くに無く、吹き抜ける風は相当強い。これを利用した2機の発電風車が2月から稼働中。
「不倫って言葉は存在しないの」― やはりフランス人は異次元の存在なのか? 究極のフランス本を検証(ダヴィンチ):「普段は失笑を禁じ得ないフランス本だが、心が弱っているときには大いなるパワーをくれるのだ」
エルメスの実験室 'petit h' が見せる、無限の創造性(casabrutus):'petit h' は、アーティスト、デザイナー、異なる素材、異なるメチエ(部門)の職人の技が出会い、独創性あふれるオブジェが生まれる再創造の実験室。

2015 Cannes Film Festival poster.jpg
"2015 Cannes Film Festival poster
" by Source. Licensed under Fair use via Wikipedia.

CINEMA - exquiseさんのカンヌ特集
■カンヌ2015:カンヌの開会式を鑑賞。今回の司会のランベール・ウィルソンのフランス語も、非常に聞きやすい。女優をはじめ、女性のシネアストたちへのオマージュが散りばめられた舞台でした。俳優や女優の目立つ審査員の中で「初めての2人の(ホテルの部屋も、パンの量も2倍と茶化されていた)」審査委員長、コーエン兄弟の相変わらずの地味さよ‥(でもそれがいいのです)。そしてロッシ・デ・パルマのカッコよさよ!
カンヌ2015:オープニングを飾ったエマニュエル・ベルコの La Tête Hauteは少年の更生問題を扱った作品。カトリーヌ・ドヌーヴ、ブノワ・マジメルなど著名な俳優が出演する中、話題を呼んでいるのが主役を演じた若きロッド・パラド。…
カンヌ2015吉田秋生の漫画を映画化した是枝裕和監督の『海街diary』は、若手から実力派までの女優を揃え、日本でもヒットしそう。プレスからはこれまで通りの監督の繊細さが評価される一方で甘すぎるのでは、という声も。 …
カンヌ2015 : アニエス・ヴァルダ監督に今年栄誉賞が授与されることが決定。私はこの監督の『落穂拾い』というドキュメンタリーがとても好きです。une Palme d’honneur pour Agnès Varda …
カンヌ2015マッテオ・ガローネの Il Racconto de Racconti は、17世紀の童話から着想を得たグロテスクなファンタジー。サルマ・ハエック、ヴァンサン・カッセルが出演。映像美は見る価値がありそう。 …
カンヌ2015:ギリシャの Yorgos Lanthimos 監督が手がけた The Lobster はコリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリーが出演するシュールで難解なブラックコメディ。これは‥すごく見たいぞ。ジョン・C・ライリーはもともと好きな俳優さんだが、今回マッテオ・ガローネ作品にも出演していたし、野心的な映画にいろいろ出ているのが嬉しい。The Lobster にはほかにもレア・セドゥーやベン・ウィショーも出演。ウィショー君がライリーさんを罵倒する一場面を観たが、ちょっと笑えます。 …
カンヌ2015:ハンガリー出身の László Nemes 監督の Saul Fia は、ナチスの補佐を強要されたユダヤ囚人を描く恐怖に満ちた作品。初の長編作品ながら、ぼかしを効果的に使い、成熟が感じられる映画のようだ。 …
カンヌ2015ガス・ヴァン・サントがマシュー・マコノヒーと渡辺謙を迎えて、富士山の樹海を舞台に描いたThe Sea of Trees。ダークなラビリンスを彷徨う2人の姿が魅力的だが、プレスの評判は芳しくないものが多い‥むむむ。
カンヌ2015ナンニ・モレッティが、映画撮影中の女性監督とその家族関係を描いた Mia Madre は、自伝的要素が強い作品のようで、その細やかな表現がプレスにも概ね好評だ。全体のスパイスとなっているジョン・タトゥーロが見もの。 …

WORLD
ルクセンブルクのベッテル首相が男性パートナーと同性婚 EU現職首脳で初(huffpost):人口56万2000人のルクセンブルクは大多数がカトリックで、EU内でもかなり保守的な国として知られているが、1月に同性婚が法的に認められた。
The Hamburger Worth Traveling to Japan-The town in the mountains sees an influx of foreingers(東洋経済) 英語での飛騨高山の紹介。高山が外国人観光客に人気なんだそうだ。
アメリカンドリームを打ち砕く債務の遺物 急増する学生ローン債務、デフォルトや延滞も問題に(FinancialTimes):学生ローン債務の爆発的な増加は、何十年も続く賃金伸び悩みの副産物。教育費は加速度的に高騰したが、所得は増加せず。
英総選挙の世論調査、あまりの外し振りに非難轟々 投票結果に影響か 野党が批判(newspehere):「SNPを嫌う有権者が、保守党と労働党の支持率拮抗のニュースを受けて、保守党に流れた」「世論調査の不正確さによって労働党が殺された」


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2015年05月16日

若者言葉はどこでも同じ?

先日、最近の新語がニュースで取り上げられていた。「ディスる」(非難する)や「コクる」(告白する)などの造語や、「詰まる」(終わる、ダメになる)などの新用法が紹介されていた。僕自身は使わないものの、だいたいは意味が分かって、ほっとした。若者相手の商売だから、見当もつかないというのは、ちょっと淋しい。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014092502000163.html

言うまでもなく、現代フランス語も造語または新用法にあふれている。とくに英語からの借用語は増大の一途をたどっていて、je like (= j’aime)とか、Tu t’enjailles ?(= tu t’amuses ? <enjoyの変形)とか、動詞にも波及している。

ちょうどフランスの本屋で、レジカウンターに置かれていた無料の小冊子を入手したので、それを参照しながら、いくつか紹介してみよう。題して、「それほど若くない人に説明する若者言葉」、著者はAch!lle Talonとなっている。アシール・タロンとは、Greg作によるバンド・デシネの人気シリーズの主人公だ。

http://www.izneo.com/achille-talon-impetueuses-tribulations-d-langage-jeunes-explique-aux-moins-jeunes--A14324

1 bête:普通は「愚か」を意味するが、若者言葉では「欲しくなる」という意味。日本語の「やばい」に似てる?
用例 : Il a un bête de moto !「あいつ、やばい自転車に乗ってるな!」

2 genre:「たとえば」。副詞的に用いる。
用例 : T’es foncedé, t’as pris quoi, genre de la weed ?「ラリってんのか、何吸ったんだ、ハッパか何かか?」(foncedéはdéfonceの反転語[verlan])

3 prendre cher:「身体的、心理的に苦しむ」。
用例 : Wah j’ai pris trop cher au contrôle, j’me suis fait tricard quand j’ai essayé de tricher !「試験きつすぎた、カンニングしようとしたら、(見つかって)追い出された!」

4 test:何かを理解したり実行したりするのに十分な能力がないこと。
用例 : Tu peux pas test, boloss !「おれにかなうと思うな、あほが!」

いやはや、訳が古臭くて申し訳ない。僕は現代日本語に通じていないので、ぴったりくる表現が分からない。それにしても、こういうのを見聞きすると、僕が教え、かつ使っているようなフランス語は、文化的な奥行きを欠いた標準語であることを痛感させられる。それが外国語というものの姿なのだろう。

ただ、新しい表現を創り出す母体が若者である、ということだけは、日本とフランスに共通している。ネットスラングにしても、おそらく40代以上の人間による発案はごく少ないのではないか、という気がする。道具が変わっても、人間の創造性に関する法則に、さほど変化はない。ということは、僕もそろそろ創造性が枯渇する頃か? Ma mère !


bird dog

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2015年05月14日

週刊フランス情報 4 - 10 MAI

フランス:国民戦線、ルペン前党首を資格停止(毎日):ジャンマリ氏はナチス・ドイツのユダヤ人虐殺について「ささいなこと」と主張、人種差別的な党のイメージからの脱却を図る娘のマリーヌ・ルペン党首と対立していた。
加と仏、テロ対策で情報当局の権限強化 人権侵害の懸念も(AFP):カナダ議会は6日、情報当局の権限を大幅に拡大・強化し、同国史上初めて国外での情報活動を認めることなどを定めた対テロ法案を可決。一方、フランスでも5日、国民を対象とした広範な情報収集活動の権限を当局に認める法案が圧倒的多数で可決。
2050年、世界共通語はフランス語になる?フランスの投資銀行ナティクシスが予測!(Tabizine):第2言語としては英語が最大の共通語になることには同意しますが、フランス語は急成長しているグルーバルな言語。その他中国語などは、西洋人にとっては学ぶハードルが高すぎて、あまり広く使われる言語とはならないでしょう。その代わり、フランス語は経済発展の著しいアフリカでとても大きな力を持つようになるはずです。☆…この話題が日常化してきました。
Want To Know The Language Of The Future? The Data Suggests It Could Be...French (Forbes)
英総選挙、与党の経済政策に支持「EU離脱論」は火種(日経):保守党はまさかの単独過半数。決め手となったのは、キャメロン政権の経済運営の成功。EUに残留するかどうかを問う国民投票を行うと公約。

CINEMA
グザヴィエ・ドランの新作にフランスの演技派結集!(シネマトゥデイ):新作『It’s Only the End of the World』に、マリオン・コティヤール、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、ギャスパー・ウリエルが出演。
フランス映画祭2015ラインナップ発表 オゾン、アサイヤス新作など12作品(映画.com):ゲストは団長のエマニュエル・ドゥボス、フランソワ・オゾン監督、「ボヴァリー夫人とパン屋」のアンヌ・フォンテーヌ監督ら13人が来日予定。

GOURMET
山下公園でベルギービールの祭典「ベルギービールウィークエンド」(ヨコハマ経済新聞):5月21日から4日間、ベルギーの文化やライフスタイルを体験できるイベント「ベルギーウィークエンド2015」が開催。
フランス人の心を鷲掴み、日本人経営の隠れ家「VINGT VINS D'ART」(PUNTA):パリ4区にあり、4月初めに開店3周年。「チャーシュー丼」も人気。

フィログラフィックス  哲学をデザインするジャスト・キッズ

BOOKS
パティ・スミス『ジャスト・キッズ』続編10月刊行(webdice):新たな著書『M Train(原題)』。…パティ・スミスが大ファンだと公言する村上春樹が、特設サイト「村上さんのところ」で、彼女と対面した際のエピソードを明かしている。

MUSIC
半世紀で最高の「音楽革命」、ヒップホップをデータ検証(AFP):1964年の革命では複数のスタイルが一斉に花開いた。ソウル、ロック、ドゥーワップなどだ。また、1983年にはニュー・ウェーブ、ディスコ、ハードロックが続々と出現。
鉄道の車中で聴くべき音楽は、これだ!「歌鉄」ミュージシャンが厳選(東洋経済):ダフトパンクもいいけど、まさにフランスの車窓を流れる風景をVCにしたケミカルブラザーズの「STAR GUITAR」も⇒ http://bit.ly/1DRXVX9

ART
ラスコー洞窟壁画を原寸大で再現、パリで展示会開催へ(AFP):パリ・ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ見本市会場で8月30日まで開催される同展では、縮尺模型が展示されるほか、通り抜けることができる原寸大の洞窟が再現。
ジェニス・カレーラス著『フィログラフィックス 哲学をデザインする』(amazon):複雑で難解な95の「哲学」を、シンプルな形と鮮やかな色で提案する「実験的なグラフィック」集=フィログラフィックス。1つの哲学を見開きの構成で、左ページには言葉の定義/解説を、右ページでは少ない色や形でその表現の仕方を提案。世界を動かし続ける大きなアイデア、さまざまな「ism」/主義・主張・論理の本質を捉えて伝える、デザインと哲学の世界を融合した1冊。

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