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そして著者が言うには、「フランス版ポッキー=ミカドは、成熟した大人の味」だそうです。そう言われて思い出すのが、フランスでよく見たミカドの CM です。ミカドの初期の CM はオフィスを舞台にしており、日本人らしき上司と OL が淫靡な雰囲気を漂わせる「コピーする女 copieuse 」や、ディスクワーク中の男女がミカドを使ってエッチなやりとりをするシーンなど、子供には決して見せられない、今ではセクハラでアウトなレベルに達しています(youtube にいくつかアップされているので探してみてください)。これもフランスの恋愛文化をなぞっているのでしょうか(笑)。
CINEMA ■異人種間結婚多いフランス「多様性ゆえに国が豊か」 映画「最高の花婿」のショーヴロン監督に聞く(Huffpost):フランス西部のロワール地方に暮らすヴェルヌイユ夫妻は、3人の娘たちがそれぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人と国際結婚… ■César 2016 : "Fatima", Vincent Lindon et Catherine Frot...(culturebox):2016年のセザール賞:最優秀作品賞に「ファティマ」、最優秀女優賞に「偉大なるマルグリット」のカトリーヌ・フロ、最優秀監督賞に「あの頃エッフェル塔の下で」 Meilleur film : "Fatima" de Philippe Faucon Meilleure actrice : Catherine Frot - "Marguerite" Meilleur acteur : Vincent Lindon - "La loi du marché" Meilleure réalisation : Arnaud Desplechin pour "Trois souvenirs de ma jeunesse" Meilleur film étranger : "Birdman" d'Alejandro González Iñárritu ■映画『偉大なるマルグリット』衣裳展が開催中。1920年代フランスの豪華絢爛な空間へトリップ!(T-SITE):壊滅的な音痴でありながら音楽を愛し、夫を愛するマルグリットの数奇な運命を描く。 ■アカデミー賞で話題の人種問題、仏では昨今のヒット作のテーマ(映画.com):南仏のブルジョワ家庭の4人姉妹がアラブ人、ユダヤ人、中国人、黒人と結婚する「最高の花婿」、オマール・シー主演の19世紀の実在の黒人道化師を描いた「ショコラ」
フランスで旋風を巻き起こしている歌手がいます。ルアンヌ・エメラ。18才、天涯孤独の身の上。笑顔がチャーミングな、健康的な Girl Next Door。テレビの勝ち抜きオーディション番組でセミファイナリストになった時に見いだされ、演技経験はゼロながら映画 ”La Famille Bélier” に出演。耳の不自由な家族の中ただ一人健常者である歌手志望の娘を熱演し、映画は大ヒット、彼女自身もセザール賞の新人賞を獲得。満を持して発表したファースト・アルバムもフランス国内チャートで1位を獲得、と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのニュー・スターなのです。
Chambre 12 強い、のびやかな声の持ち主で、タワレコのフランス・コーナーに並んでいる作品群の歌声とは一線を画しています。ファースト・アルバムに納められている曲も、アメリカやUKのチャート上位にいるガール・ポップと「違い」を感じません。コトバがフランス語なだけで、こだわりの洋楽派でなければ抵抗なく受け入れてしまいそう。「Made in France」というラベルなしでも、世界のあちこちでエアプレイされる可能性を持つ歌声が、国内からひょっこりでてきたということもウケている理由かもしれません。
■イダルゴ・パリ市長来日(時事):パリのイダルゴ市長は19日、2月29日から3月2日の日程で日本を訪問すると発表した。昨年11月のパリ同時テロを受けて、日本からの観光客は急減。市長自ら街の魅力を発信し、底上げを目指す。 ■ EAGLES OF DEATH METALがパリで再びコンサート(culturebox):France2の午後8時のニュースを見ていたら「EDMが今パリのオランピア劇場で厳戒態勢で演奏中」と報じていた。去年の11月のテロから3カ月ぶりのパリでの演奏。EDMはバタクラン劇場の惨劇を生き残った人たちを招待。カウンセラーが付き添ったり、あの日を克服するセラピー的なコンサートになった。 ■難民問題で揺らぐ「シェンゲン協定」 廃止なら欧州にどんな影響がある?(ThePage):シェンゲン協定は締約国間でのヒトの自由な移動を保障するもので、ヨーロッパ統合の一つの要。その協定が崩壊の危機。きっかけはシリア難民の大規模な流入。 ■南仏ニース・カーニバル華やかに開幕、今年のテーマは「メディア王」(AFP):パレードにはベルルスコーニ元伊首相やドミニク・ストロスカーンIMF前専務理事をモチーフにした山車などが登場。 ■おひとりさまフランス人記者が東京で「はしご酒」に挑戦(クーリエジャポン+Liberation):一人で酒場に入って飲むことは、フランスではあまりよく思われない。酒を飲むことは、本質的に社交的な行為とされているからだ…
LIVRES ■ウンベルト・エーコ氏死去、イタリアの作家 84歳(AFP):ベストセラー小説「薔薇の名前」で知られる哲学者。「薔薇の名前は」はショーン・コネリー主演で映画化もされた。エーコの新刊小説『プラハの墓地』がちょうど22日に日本で発売されるところだった。 ■Michel Houellebecq est l'auteur francophone le plus lu en 2015:ミシェル・ウエルベックが2015年で最も読まれたフランス語圏の作家に。 ■命の危険もある「スタンダール症候群=美容室脳卒中症候群」とは?(ヘルスプレス):シャンプーの最中に頭痛や吐き気がしたら要注意。1817年、フランスの作家スタンダールは、フィレンツェのサンタ・クローチェ聖堂を訪ねた。ジョットのフレスコ画を見上げた時に、至福感と激しい動悸に突然襲われた。その卒倒寸前になった恐怖を『イタリア紀行』に残している。1989年、イタリアの心理学者グラツィエラ・マゲリーニは、多くの外国人観光客が崇高な充実感とともに、強い動悸、目まい、圧迫感などの症状を現したことから、スタンダール症候群と命名した。★…文学的霊感も実はこういう原因だったりする。
MUSIQUE ■92歳を迎えるフランスの国民的シャンソン歌手、シャルル・アズナヴール最後の日本公演が決定(billboard):シャルル・アズナヴールは2016年で92歳を迎え、【最後の日本ツアー2016】と題された同ツアーは、“シャンソンの神様”と呼ばれる彼の歌声を日本で聴く最後のチャンスとなる。現在も圧倒的な声の存在感とリズムの多様性は健在であり、60年代から70年代にかけて日本で起こった“シャンソン・ブーム”の代表曲「帰り来ぬ青春」は、多くの日本人シンガーによって今なお歌い継がれている。 ■フランス人の最も好きなラブソングは「愛の讃歌」(culturebox):2位、3位はジャック・ブレルの「行かないで」「愛しかないとき」。非仏語の歌では、なぜかスコーピオンズの "Still Loving You" が1位でした。こういうところに仏人の趣味の悪さが垣間見れられる(笑)。 ■Les Eagles of Death Metal がヨーロッパツアー(culturebox):パリのオランピア劇場でコンサートを行い、バタクランの惨劇を生き延びた人たちを招待。
WORLD ■外国人「日本で働きたい」2割のみ、留学生支援団体調査(日経):一方で「日本に住むのは魅力的」との回答は8割超。日本文化に対する人気とは対照的に、日本企業は役職や年功による序列が強く、男性優位といった負の印象を持たれている。 ■ロボットの台頭で消える職、20年までに500万人分余りも (bloomberg):職の未来」というリポートで、技術変革によって先進・新興合わせて20年までに700万人の職が失われる一方、200万人分が創出されると試算。
原題は Lessons from Madame Chic. 20 stylish secrets I learned while living in Paris. マダム・シックとは、ホームステイ先のマダムに付けられたあだ名で、もう一人、マダム・ボヘミエンヌというカジュアル系人物もちらっと登場する。邦題は、服は各シーズンに気に入ったものを10着持てばよい、というマダムの教えに由来する。だから、全部で10着しか持たないのではなく、ワードローブには10着しか掛けない方がかっこいい、というニュアンスだ。その点、邦題は、やや誇張広告ぎみではある。ちなみに僕は、「フランス人はケチだから、10着の服を着回している」という、どちらかといえば、ネガティブな話かと思って読み始めたのだが、これは僕の先入観の方に問題があったのだろう。ごめんなさい、フランス人。
■定年退職前の厳しくも優しいロペス先生のもとで、勉強したり遊んだりする13人の子供たちの姿を追った、心温まるドキュメンタリー映画。Etre et Avoir―タイトルにもなっているこの二つの動詞から見ても、フランス人にとってのフランス語の始まりも、日本人がフランス語を始めるときと全く同じなんだな、と分かります。フランス語をやっている人なら、まるで自分も小学生になったような気分になり、子供たちと一緒に「うぃぃ〜!」「ぼんじゅ〜る、むっしゅ〜」と言ってしまいそう。