2015年06月17日

アフリカとフランス ‐ 軍事介入、自動車、言語&メディア戦略

池上彰のアフリカビジネス入門現在、アフリカでエボラ出血熱が猛威をふるい、アフリカ大陸以外にも広がる勢いである。それでなくてもアフリカから届くのは内戦とか虐殺とか、イスラム武装勢力の暗躍とか、ネガティブなニュースが多く、地球の最後のフロンティアと言われるアフリカは大丈夫なのかと心配になってくる。しかし、この心配は後で述べるように、アフリカを貧困と紛争のイメージで描きたがる、欧米メディアのひとつの効果に過ぎないのかもしれないし、エボラ出血熱騒動も、アフリカと世界のつながりが深まってきたことを示しているのかもしれない。

仏語圏の57の国や政府で構成する国際組織「フランコフォニー」が2010年に出した報告書によると、2010年のフランス語を話す人々は、2億2000万人(世界人口70億人の3%)だったが、2050年には7億人(世界人口91億人の8%)に達する。現在、日本の大学の第2外国語においてフランス語のシェアは落ちて行く一方だが(日中関係の悪化によって少しは持ち直している)、これはフランス語学習者にとって直接的なメリットのある朗報なのだろうか。

世界銀行は半期に一度、アフリカ経済を分析した報告書「アフリカの鼓動」を発表している。それによると、サブサハラ・アフリカ(SSA:サハラ砂漠より南の、北アフリカ以外の地域)の経済は、2013年の4.7%から順調に成長し、2014年には5.2%になると予測されている。その背景には、天然資源とインフラへの投資拡大、順調な個人消費が挙げられる。成長が特に著しかったのは、シエラレオネやコンゴ民主共和国などの資源国で、コートジボワールも引き続き堅調で、フランスの軍事介入によって政治が安定し、治安が改善したマリも好転した。

一方、去年12月にフランスが介入した中央アフリカ共和国の1人あたりのGDPは約369ドルで、サブサハラ・アフリカの約992ドルを大きく下回る。またサブサハラ・アフリカの2013年の成長率が4.7%であるのに対し、中央アフリカは約1.2%と明らかに低い。2000年代はアフリカが最後のフロンティアとして域外国からの投資に沸き、急激に成長したのに対し、ボジゼ大統領の任期中の中央アフリカは経済停滞が顕著だった。

つまり政治的な安定と経済成長のあいだいには明らかに相関がある。実際、様々な指標によって生活の質を総合的に数値化する「暮らしやすい国」ランキング2014年版で、中央アフリカは世界最下位(142位)にランキングされ、未だ政情が不安定で宗教間の争いが絶えない中央アフリカは、それらが生活の質に対する最大の脅威であることを証明してしまった。

1. アフリカに介入するフランス
Africa_Sahara_Sahel_SubSaharan中央アフリカのこれまでの経緯を簡単に述べてみよう。ボジゼ大統領は、パタセ大統領の時代、軍の参謀総長だったが、2003年にパセタ大統領親衛隊を倒して、権力を掌握した。しかし大統領となったボジゼも結局はパタセと同じように、独裁化して、恣意的な選挙運営や反政府勢力の強権的な取り締まりを行い、それに反旗を翻す勢力に倒されるというパターンを踏襲することになる。そしてボジゼ退陣を求めたのは、イスラム系の武装勢力が結集した武装勢力、セレカ( Seleka コンゴ語で同盟の意)だった。セレカには内戦後のリビアから武器や兵士が流れ込み、さらに勢力を増し、2012年12月には主要な都市を占拠するに至る。2013年1月、ボジゼ大統領とセレカは一旦停戦合意をしたが、折り合わず、再びセレカが攻撃を開始し、ボジゼ大統領は亡命を余儀なくされる。

そしてセレカが政権を掌握し、セレカのリーダー、ジョトディアが暫定大統領に就任する。セレカはもともと寄り合い所帯で求心力のない武装勢力だったが、賃金未払いなど不満が募り、離反が相次いだ。ジョトディア大統領はセレカの解散を宣言したが、混乱を収拾するにはいたらなかった。首都でも武装勢力同士の武力抗争が、イスラム教とキリスト教の対立へと軸を変化させながら激化していった(中央アフリカはもともと人口の70%がキリスト教徒で、イスラム教徒は少数派という状況)。略奪や虐殺がエスカレートし、多くの避難民も出た。その混乱の中で中央アフリカを視察した国連機関がジェノサイドに発展する恐れがあると警鐘を鳴らし、フランスが去年の12月に軍事介入を決定したのだった。

フランスはアフリカで軍事活動を行うのは稀なことではない。フランスはかつてのヨーロッパの植民地勢力の中で唯一、アフリカに兵力を駐留させている。現在アフリカには約24万人のフランス人が居住しており、これを保護するためにフランス軍は外人部隊も含めて約1万2千人の兵員をアフリカに駐留させている。

フランスは軍事介入に積極的だったわけではないが、介入の大義名分がそろいすぎるほどそろった。ひとつは選挙で選出されたボジゼ大統領がセレカによって亡命を余儀なくされ、民主化の原則に反したこと。セレカがイスラム武装勢力で、しかもリビアからの武器や兵士の流入は反テロの観点からも好ましくないこと。さらには現地からの要請もあった。実際に介入後、実際行く先々でフランス軍が歓迎された事実がある。

当然、介入の背景にはフランスの利益もある。アフリカの政情を安定させることは市場や投資先の確保につながるからだ。先ほどの数字を見ればわかるように、政治的に安定している地域は経済成長の度合いが高い。資源ブームの中でフランス企業はアフリカへの投資を増やしているが、2007年にフランスの原子力産業複合企業、アレヴァ(福島の原発事故でも注目された)は首都バンギから北東600キロにあるバコウマのウラン鉱山開発に25億ドルを投資している。

「中央アフリカにフランスが軍事介入した3つの理由」(THE PAGE 2013.12.17)参照

2. アフリカへの投資
自動車産業は経済発展のひとつの重要なパロメーターである。世界の自動車メーカーにとって欧米以外の主要市場は、中国とインドを除けば、北アフリカが有望なフロンティアとみなされている。しかし、2010年のチュニジア暴動に端を発する「ジャスミン革命」以来、フランスの多国籍企業は革命が飛び火した国々を避け、モロッコのみを投資先とみなしている。その理由はモッロコが外国企業の誘致政策を行い、また北アフリカで最も対外開放が進んでいるからだ。ルノー日産グループはモロッコの北端の町、タンジェに欧州以外では最大の工場を置いている。2013年の世界の全メーカーの国内販売台数(中古車を除く)は165万台であるが、その内訳は、

@アルジェリア26万台(1人あたりの所得5020ドル、2012年)
Aモロッコ12万台(2910ドル)
Bチュニジア5万台(4510ドル)

上位を北アフリカの国が占め、特に石油を産出するアルジェリアの購買力が高いことがわかる。ブラックアフリカに関して言えば、所得水準が低いので、工場を建設する直接投資は行われず、貿易によりフランス車が旧仏領国で購入されている。

ブラックアフリカの主要国のカメルーン、コートジボワール、セネガルの1人当たり所得は1000ドル程度と低水準ではあるが、それでもカメルーンは比較的工業化が進み、自動車の組み立てが主要な産業に育っている。

日本との関連で特筆すべきことは、アフリカの最大の自動車ディーラーであるフランスの総合商社CFAOをトヨタグループの総合商社、豊田通商が公開株買い付けを行い、100%近い株を取得し、親会社になったこと。CFAOの最優先市場はコートジボワール、カメルーン、コンゴであり、その地域全体ではトヨタの車が売れており、特に不整地走行車両ではトヨタがトップである。

参照した記事にはアルジェリアとガボンの各メーカーのシェアが掲載されていたが、韓国のアフリカ進出も日本に引けをとらないことがわかる。アルジェリアでは1位ルノー(20%)、2位現代(17%)、3位プジョー(11%)、4位トヨタ(9%)。ガボンでは1位トヨタ(33%)、2位三菱(13%)、3位フォード(12%)、4位現代である。

□「フランスと旧仏領アフリカとの経済関係」(『ふらんす』2014年9月号)参照

3. アフリカに対するメディア戦略

いくら2050年にフランス語話者が7億人(世界人口91億人の8%)になるとはいえ、そのうちアフリカに属する人口が85%を占め、人口6500万人のフランスは脇に追いやられることになる。フランスとしては、フランス語政策を通じてフランス語圏の主導権を握りたいところだろう。7億人という数字はあくまでフランス語圏で将来もフランス語が使われることが前提になっている。

例えば、コンゴ民主共和国は最大級のフランス語公用国と言われるが、実際には200の現地語があり、フランス語は共通語として機能しているに過ぎない。ちゃんとしたフランス語教育が行われ、ちゃんとしたフランス語メディアが存在し続けなければ、フランス語が重要な地位を維持できるか疑わしいのだ。ネットの普及などによって英語にその地位を奪われる可能性もある。しかし豊かとは言えない国で若者世代の急増に対応したフランス語教育は困難を極めることなのだ。

RFI(Radio France Internationale)は2007年にナイジェリアでハウサ語、2010年にはタンザニアでスワヒリ語での放送を開始した。まずは現地語で視聴者と接し、次にフランス語を学んでもらうという戦略である。フランス24(France 24)はフランス語だけでなく、英語とアラビア語でも放送しているが、そこに五大陸に分布するフランス語圏の視点が加わることは、ニュースの意味や議論を深めることになるだろうと主張する。またかつて日本では文学や思想や映画がフランス語を学ぶ動機や媒介になったように、フランスの文化の浸透も欠かせないだろう。実際、RFIやFrance24を運営する公共企業「フランス・メディアモンド」は公共メディアの使命はフランス語の普及とフランス語教育者の養成と考え、経済的な利益よりは文化外交の一翼を担うという自覚があるようだ。

フランス語を担うフランスのメディアにとって、6500万人のフランス国内市場から7億人の巨大なフランス語市場に目を向ける転換期である。メディアとしてアフリカをどのように伝えるのかも重要な問題だ。最初に述べたような、貧しく紛争が多いアフリカという固定観念にとらわれずに、暴力と貧困を克服しながら発展するアフリカの姿をありのままに伝えなければならない。例えば、スレート・アフリック (http://www.slateafrique.com/) はネット閲覧を無料にし、広告収入に依存する形態だが、現地アフリカの広告業界が未熟で思うように収益が上がっていない上に、リポーター不足で現地情報があまり集まらないという問題を抱えているようだ。一方、ルポワン・アフリック (http://afrique.lepoint.fr/) は経済情報を重視する戦略を取り、起業家、経営幹部、大学への浸透を目指している、という具合だ。

アフリカは中国が積極的に進出していることでも知られている。中国政府が支援する中国語教育機関「孔子学院」がアフリカでは2005年に初めて開校し、現在(2012年)はアフリカ約20か国30校に及ぶ。中国中央テレビ=CCTV (cctv-africa.com) は2012年にケニアのナイロビに大きなスタジオを構え、英語でアフリカのニュースや文化情報の生放送を開始している。またフランス語圏アフリカの地上デジタル放送に投資し、アフリカ各国との協力で中国独自のコンテンツを現地テレビ局に提供している。

CCTVはいち早くビジネス情報などアフリカの積極的な側面を取り上げ、アフリカの人々に別の選択肢を与えた。そのおかげで英 BBC と肩を並べるくらいの知名度があるのだという。フランス語圏は決してフランスに属しているわけではなく、戦略的に投資を行い、影響力を保持しなければ、優位な立場にいるフランスとて好機を逃すことになる。中国は言語の重要性をよく理解している。これは言語を巡る戦争なのだ。日本に関して言えば、非英語圏の国がグローバリゼーションを考慮するなら自ら英語化を進めるよりも、世界に日本語学習者を増やす戦略があってもいいはずだ。日本語ブームが何度かあったにもかかわらず、日本はどんどん予算を削り、外国の日本語学習拠点(大学の日本語学科など)も減る一方のようだ。

最近、フランス語教育に関する重要なニュースがあった。それはカーン・アカデミー Karn Academy のフランス語版が完成したことだ。「質のよい教育を、すべての人々のために」をうたい文句に、カーン・アカデミーのサイトには数学や科学、物理学などを中心に3000本を超えるビデオがアップロードされている。利用はすべて無料。ビデオをクリックすると、黒板のようなものが現れ、講義が始まる。十分な教育環境のない発展途上国の子どもでも、自分に適した速度で学習することができるようになっている。またゲイツ財団やグーグル、有名なシリコンバレーのベンチャーキャピタリストなどが支援し、数百万ドルの寄付を行っていることでも知られている。

カーン・アカデミーのフランス語版は Bibliothèques Sans Frontières という組織の助力が大きいようだ。この組織の動向を見てもわかるように、これはアフリカに対する言語戦略なのだろう。まさにアフリカの子供たちにうってつけの教育インフラだからだ。アフリカの人口が増え、フランス語話者が増えると言われているとはいえ、ネット教育という形でフランス語が教育の媒介となれば、言語基盤をより強固なものにできるだろう。

□「フランスメディア、アフリカに活路 ネット活用 多様な報道」(毎日jp)
□「中国、アフリカを席巻」(朝日新聞、2012年7月19日)参照




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2015年06月16日

週刊フランス情報 8 -14 JUIN

「チーズ職人世界一」に日本在住のフランス人(AFP):フランスのトゥールで「世界一のチーズ職人」を決めるコンテストが開かれ、日本在住の仏人、ファビアン・デグレさんが優勝。世界各国から名だたるチーズ職人が参加。
ストロスカーンIMF前専務理事に無罪(毎日):複数のホテルを舞台にした売春あっせんで起訴されていた。★…直接関係ないがオランド大統領のガイエさんとの密会スキャンダルの背後にサルコジ氏の影があったというルモンドの記事を読んだが。
都市の楽園、レストランの屋上菜園 パリ(AFP):騒がしいパリ中心部では「地産地消」のスローガンを掲げたシェフたちがレストランの屋上菜園を行き来している。菜園はエンジニアによってデザイン、都会の有機的なごみから作った栄養豊富な底土…
フランスに学ぶ地方自治議論 「大阪都構想」の議論は海外にもある(Diamond) フランスの地方選挙の投票率が高いのは、それが「地方政治を左右し」、さらには「国政にもつながる」実態を持っているからである。
仏バルス首相、息子と政府専用機で独へサッカー観戦 非難集中(AFP):フランスのマニュエル・バルス首相が先週末、ベルリンで開催されたサッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15の決勝を観戦するため息子2人を連れて政府専用機を利用したことが明らかになり、バルス首相には9日、非難が集中。野党の政治家らは同首相に対し、謝罪に加え、ベルリンまでの旅費を返還するよう要求した。バルス首相はバルセロナFCの大ファン。
ベルギー、仏の怒りかわして記念硬貨鋳造 その秘策とは?(AFP):今年、ナポレオンが大敗したこの戦いを祝ってベルギーが2ユーロの記念硬貨を鋳造すると発表すると、フランスは欧州の結束が危機にさらされている時期に緊張を生み出すと抗議。

COURRiER Japon  (クーリエ ジャポン)2015年 07 月号ふらんす 2015年 06 月号 [雑誌]21世紀のマダム・エドワルダ バタイユの現代性をめぐる6つの対話

WORLD
日本も同じ? アメリカで2019年まで雇用が伸びる14職種(マイナビ):一番多い、36%の増加が予想されているサービスは「翻訳・通訳」。Google翻訳など翻訳も機械化が進みつつあるが、今後5年の間は人間の知能の方が信頼されるようだ。続いて29%の増加となったのは「医療施設」。「住宅リフォーム」「在宅ヘルスケアサービス」「ワイン・蒸留酒卸売」と続く。
セルフィー(自撮り) ならぬ Selfesse(自撮り尻)(LIBERATION):欧人の間で世界の有名スポットで自分のお尻を自撮りするのが流行っている。マレーシアの聖なる山でそれをやった輩達がいて、先日の大地震はそいつらのせいだと地元の人たちは怒り心頭。
今、日本人の海外移住先としてオランダが熱い理由(Lifehucker):今、海外移住に関心を持つ日本人の間で熱く語られている国、それは「オランダ」。日本国籍者はオランダで「労働許可なく就労できる」ようだ。★…知人の情報によると、正確には「日本国籍者で居住許可のある人」に限られるので、まずなんらかの滞在ビザを取得する必要があるようだ。

ART
仏ベルサイユ宮殿に「女王の女性器」?カプーア氏彫刻展で物議(AFP):出展作品の1つについてカプーア氏が「女王の女性器」だとコメント。問題となっている彫刻は、鉄と石を素材とした高さ10メートル、長さ60メートルの抽象作品。年間500万人が訪れるベルサイユ宮殿の前庭に設置され、じょうご型の開口部が宮殿側を向いている。カプーア氏はこの作品に「Dirty Corner」という題をつけている。★…2010年の村上隆展も物議を醸して、ルイ14世の末裔の方が批判の先鋒に立っていた。

MUSIC
映画『EDEN』90年代フランス、若きDJの栄光と挫折 - ダフト・パンクの楽曲に乗せた予告編も(FashionPress):フレンチ・ハウス時代の夜明けを描いた映画『EDEN/エデン』が、2015年9月に全国公開。ダフト・パンク(Daft Punk)、ディミトリ・フロム・パリス(Dimitri from Paris)、カシアス(Cassius)…
日仏ロックフェスが協力(@ambafrancejp_jp) 日本のロックフェスティバル「サマーソニック」とフランスの野外フェスティバル「ユーロケエンヌ・ド・ベルフォール」がパートナーシップを結びました。今年夏、両者が初めて協業します。
Laurent Garnier au festival Yeah! (culturebox):★…フレンチテクノの大御所。おいくつなのかと思いきや、同世代なんだな。1時間半にわたるテクノフェスでの模様を。

CINEMA
オダギリジョー、中谷美紀、加瀬亮が共演、藤田嗣治を描く映画『FOUJITA』(CINRA):1886年に東京に生まれ、27歳で単身フランスに渡った藤田。パリではモディリアーニやピカソ、アンリ・ルソーらとも交流を深めるなど、...

BOOKS
『21世紀のマダム・エドワルダ バタイユの現代性をめぐる6つの対話』:参加者は大澤さん、宮台さん、ブブ・ド・ラ・マドレーヌさん…


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2015年06月09日

週刊フランス情報 25 MAI - 7 JUIN ブリジットの日本デビューアルバム!

フレンチ・ミリオン・キス売れ残り食品の廃棄を禁止する法律、フランスが全会一致で可決(Huffpost) 売れ残った食品は慈善団体に寄付するか、家畜の飼料や肥料に転用しなければならなくなり、スーパーマーケットは慈善団体と契約を結ぶことも義務付けられる。
フランス人、夏季休暇2カ月の効用 (FinancialTiles via日経):長い休暇を取ることはフランスの現象ではなく、欧州全土の現象。年間労働時間が1925時間の節目を突破すると、労働時間が1%増えるごとに生産性が1%近く低下。
愛の重みに耐えきれず…パリが橋から「愛の南京錠」les cadenas d'amour 撤去(WSJ) 市当局は、南京錠を掛けられないように、ポンデザールの金網をいずれガラス板に張り替える計画。
レジスタンス精神継ぐ…パンテオンに4人を移葬(毎日新聞) パンテオン入りは大統領の専権事項で、オランド大統領が昨年2月に選考した。18世紀以来、女性はキュリー夫人のみ。
仏原発事業の苦境深まる=政府・電力公社が救済へ(時事):先月の、中国原発企業がアレバに資本参加するという話はどうなったのでしょう。
パリ郊外を欧州最大の繊維街に変えた中国系移民たち(AFP):パリの北の端、環状道路と国立スタジアム Stade de France の間に位置する広大な地区で何百もの卸売業者が、無数の色や柄の生地やさまざまな衣料品を売っている。



MUSIC
ブリジット「フレンチ・ミリオン・キス」- BRIGITTE / A BOUCHE QUE VEUX-TU?(AMAZON):オレリ・サーダとシルヴィ・オワロの女性ツイン・ボーカル・ユニット、ブリジットの日本デビューアルバムが発売!フランスで話題の、魅惑の歌声、印象的な楽曲。本国フランスではアルバムチャート初登場9位、iTunes総合アルバムチャート2位を記録!ブリジットは2人組のユニット。2011年にリリースされたファースト・アルバムが20万枚以上の売り上げを記録し、ダブル・プラチナ・ディスクに輝きました。またフランスのグラミー賞、ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュージックで2012年度の最優秀新人グループに選出。
音楽は所有からアクセスへ(日々の音色とことば):国際レコード産業連盟は今年4月、2014年に世界の音楽市場でデジタル(ダウンロードおよびストリーミング)の売り上げが初めて物理メディア(レコードおよびCD)の売り上げを上回ったことを発表。

CINEMA
ギャスパー・ノエ3D新作はスクリーンから〇〇が飛び出す カンヌでリアルな性描写がスキャンダルとなった『LOVE』(webdice):「愛しあう若いカップルの情熱を肉体的に、そして精神的に完全に再現する映画を作ることを夢見続けてきた」
カソヴィッツの『憎しみ La Haine』 公開からちょうど20年!(culturebox):この映画がどの程度未来を予見していたか理解するには05年の暴動を待たなければならなかった。
グザヴィエ・ドラン監督作の特集上映(CINRA):ドラン監督作の特集上映『DOLAN ANYWAYS』が、6月20日から渋谷のアップリンクで開催。パリの映画館で開催されたドランによる公開授業の模様を収めた『ドラン先生の公開授業』も上映。
ジャズと映画の『危険な関係』〜 ジャズが飛び道具になった時代〜(月刊キヨシ):ロジェ・バディムの「危険な関係」やルイ・マル「死刑台のエレベーター」など1950年代、フランス映画とジャズの黄金時代。
スヌーピーがパリジェンヌに一目ぼれ!劇場版の新たなキャラは冒険好きのプードル(ナタリー):長編アニメ「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」から新たなキャラクター、フィフィのビジュアルが公開。
ビートたけし、フランスで史上3人目の栄誉 『名誉侍従』受賞 (オリコン):過去にモナコ公国の大公アルベール2世、仏政治家のフランソワ・バロワン氏しか叙任されてなく、たけしは史上3人目の快挙。

HISTORY
ジャンヌ・ダルク終焉の地ルーアンに、待望のジャンヌ・ダルク歴史館が3月オープン!(PUNTA):この類を見ない英雄の生涯を解説、ジャンヌ・ダルク神話を歴史学や政治学の議論にまで深めたジャンヌ・ダルク歴史館が、ルーアンにオープンした。

BOOKS
ロバート・アンテルム著『人類』(荒野に向かって、吼えない…):「アンテルムはレジスタンスに参加していたがゲシュタポに逮捕され、政治犯として収容所に送られた。ブーヘンヴァルト強制収容所、そしてダッハウ強制収容所でのあまりに壮絶な日々を記したのが本書である」。アンテラムはマルグリット・デュラスの夫。

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2015年05月27日

週刊フランス情報 18 - 24 MAI カンヌ映画祭の受賞結果

2015 Cannes Film Festival poster.jpg
"2015 Cannes Film Festival poster
" by Source. Licensed under Fair use via Wikipedia.

カンヌ2015:セシル・ドゥ・フランスがプレゼンターのパルム・ドールは、ジャック・オーディアール(Dheepan)が受賞。やっぱりカンヌに強いこの監督!ついに最高賞を受賞しました。おめでとうございます。
カンヌ2015:「ある視点」部門の各賞が発表され、最高賞は Grimur Hakonarson の les Béliers が受賞。黒沢清の『岸辺の旅』も監督賞を受賞した。上映後の拍手が暖かかったという黒沢監督の弁が証明されましたね!
カンヌ2015:ヴァレリア・ゴリノがプレゼンターの監督賞は、ホウ・シャオシェン(The Assassin 黒衣の刺客)が受賞。
カンヌ2015:レティシア・カスタがプレゼンターの審査員賞は、ヨルゴス・ランティモス(The Lobster)が受賞。ヤッター!
カンヌ2015 : 今年のクィア・パルムはトッド・ヘインズの Carol に決定。ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラという美しい二人のロマンスの受賞、これは文句ないでしょう。
カンヌ2015:アニエス・ヴァルダ監督に名誉賞が授与。プレゼンターはジェーン・バーキン。素敵なひととき。
カンヌ2015:ジョン・C・ライリーが盛り上げるカメラ・ドール(新人賞)は、コロンビア映画 La Tierra y la sombra に決定。
カンヌ2015 : パルム・ドールのほか、各賞が発表された。ナンニ・モレッティのMia Madreはエキュメニック賞、ステファン・ブリゼのLa Loi du Marchéはその特別賞を受賞。
カンヌ2015:ラースロー・ネメスのSaul Fiaはフィプレシ(国際批評家連盟)賞、フランソワ=シャレ賞も受賞。サウンドトラック賞(っていうのもあるんだ)はホウ・シャオシェンの『黒衣の刺客』を担当した Lim Giong が受賞。
カンヌ2015:その他、監督週間で、アルノー・デプレシャンの Trois Souvenir de ma jeunesse がSACD賞を受賞。マチュー・アマルリック演ずる主人公が青春時代の恋愛を回想する物語。う〜ん甘酸っぱい。
カンヌ2015 : 今年のパルム・ドッグはミゲル・ゴメス監督の Mille et une Nuits に出演したLucky君に決定。モフモフ系で愛らしい。
(reported by exquise)

EUROPE
フランスの景気回復は本物、中期見通し懸念=IMF(ロイター):IMFは高水準の構造的失業や、過去最大の公的支出など経済の根本問題に引き続き取り組むことが必要と声明。
動画:アイルランドで同性婚合法化、国民投票では世界初(AFP):アイルランドは23日、国民投票の結果で同性婚が合法化される世界初の国家となり、首都ダブリン(Dublin)では同性婚の支持者たちが歓声を上げた。
移民の福祉利用制限が絶対的に必要、EUとの再交渉で=英首相(ロイター):アイルランドは23日、国民投票の結果で同性婚が合法化される世界初の国家となり、首都ダブリン(Dublin)では同性婚の支持者たちが歓声を上げた。

MUSIC
3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集エリック・サティの新たな一面に迫る展覧会、自筆楽譜や肖像画も展示(CINRA):ジャン・コクトーやパブロ・ピカソとも交流があったエリック・サティは、彼らと共同で舞台『パラード』を制作したことなどで知られ、1925年に逝去したフランスの作曲家。同展では、サティが生きた時代の文化や、交流を持っていた芸術家、サティに影響を受けた芸術家たちの作品や資料などを5つの章に分けて紹介し、サティの新たな一面に迫るという。
Juice=Juice『Ça va ? Ça va ?(サヴァサヴァ)』(via youtube):ハロプロ系女性アイドルグループ、オリコン1位。シルヴィ・バルタン風?歌詞の中には「さよならを教えて」という一節。
30歳を超えると、新しい音楽を聞かなくなっちゃう?「昔の音楽は良かった病」になる(naver):★… 思春期は個人のアイデンティティを形成する脳の発達段階にあたり、そのせいで私たちは思春期に聴いた音楽を一生聴き続ける、と何かで読んだ事がある

CINEMA
カンヌ映画祭、「女性の年」アピールに女性映画人がブーイング(AFP):女性たちは、恩着せがましいと抵抗感をあらわに。「今年は『女性の年』だそうだけれど、1年限りの瞬間的ブームで終わらないことを願う」とブランシェットは記者会見でコメント。
「ハイヒール大論争」女優ら激怒、カンヌ映画祭、フラット靴入場拒否巡り(BJ):「ハイヒールを脱ごう」と呼びかけたり、平らな靴を履いてレッドカーペットを闊歩したり、「女性は正装でハイヒール」という時代錯誤のドレスコードに抗議する事態に。
ナタリー・ポートマン&リリー・ローズ・デップ、フランス映画の姉妹役で共演(アメーバ):ポートマンと、ジョニー・デップとバネッサ・パラディの愛娘が、新作映画「プラネタリウム」で共演。1930年代の仏パリが舞台で、セリフはフランス語。
カンヌ映画祭のソフィー・マルソー Après sa culotte, Sophie Marceau montre son téton(closer):★…カンヌのお下品なニュース。この仏語ニュースの中の表現、Sophie Marceau était sur son 31. 'etre sur son 31' (=mettre ses plus beaux vetements)、彼女の最も美しい服を着ている、の意。なぜ31なのかは謎だ。
Lorsque l'amour sera mort フランスの交通事故を無くすための啓蒙CM(via youtube) これまでは事故の悲惨さを強調するものが多かったが、これは不在によって残酷さを浮かび上がらせる。

ART
Shunga: Sex and Pleasure in Japanese Art日本初の春画展開催へ=春信や歌麿、北斎も−東京(時事):春画だけを集めた展覧会は海外での例はあるものの、日本国内では初めて。★…宇多田ヒカルさんがロンドンで春画展を見て、なぜ日本でやらないのかとツィートされていたが、それに呼応したのかな。

BOOKS
なぜわたしたちは読む力を失ったのか?本はデジタルの悪影響から脳を救えるのか?(midium):昨年、私は4冊しか本を読まなかった…。こんなに少なかった理由は、あなたが昨年あまり読書できなかった理由と同じではないかと思う。近頃の私は、単語、文、段落に集中できなくなってきている。…

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2015年05月18日

週刊フランス情報 11 - 17 MAI カンヌ映画祭特集

フランスでは所得税増加だが、払っているのは富裕層(France2):所得税は2012年に655億ユーロ、13年が725億€、14年が754億€と増え続けている。低所得者層への課税が減り、今や半分が 所得税を払っていない。誰が払っているかというと、中間層、さらに最も裕福な10%の層は2013年で全体の67%!を払っている。★…日本はどう?
土曜日は11回目の美術館の夜 'la Nuit des musées' フランス全体で1270の美術館で開催(culturebox):夜中まで開いていて、しかも無料。様々なイベントが開催される。写真はパリのギュスターブ・モロー美術館。
エッフェル塔がエコリーダーに!再生可能エネルギーを導入、さらに自然エネルギーで自家発電中(PUNTA):地上約300mにあるエッフェル塔の3階は障害物が近くに無く、吹き抜ける風は相当強い。これを利用した2機の発電風車が2月から稼働中。
「不倫って言葉は存在しないの」― やはりフランス人は異次元の存在なのか? 究極のフランス本を検証(ダヴィンチ):「普段は失笑を禁じ得ないフランス本だが、心が弱っているときには大いなるパワーをくれるのだ」
エルメスの実験室 'petit h' が見せる、無限の創造性(casabrutus):'petit h' は、アーティスト、デザイナー、異なる素材、異なるメチエ(部門)の職人の技が出会い、独創性あふれるオブジェが生まれる再創造の実験室。

2015 Cannes Film Festival poster.jpg
"2015 Cannes Film Festival poster
" by Source. Licensed under Fair use via Wikipedia.

CINEMA - exquiseさんのカンヌ特集
■カンヌ2015:カンヌの開会式を鑑賞。今回の司会のランベール・ウィルソンのフランス語も、非常に聞きやすい。女優をはじめ、女性のシネアストたちへのオマージュが散りばめられた舞台でした。俳優や女優の目立つ審査員の中で「初めての2人の(ホテルの部屋も、パンの量も2倍と茶化されていた)」審査委員長、コーエン兄弟の相変わらずの地味さよ‥(でもそれがいいのです)。そしてロッシ・デ・パルマのカッコよさよ!
カンヌ2015:オープニングを飾ったエマニュエル・ベルコの La Tête Hauteは少年の更生問題を扱った作品。カトリーヌ・ドヌーヴ、ブノワ・マジメルなど著名な俳優が出演する中、話題を呼んでいるのが主役を演じた若きロッド・パラド。…
カンヌ2015吉田秋生の漫画を映画化した是枝裕和監督の『海街diary』は、若手から実力派までの女優を揃え、日本でもヒットしそう。プレスからはこれまで通りの監督の繊細さが評価される一方で甘すぎるのでは、という声も。 …
カンヌ2015 : アニエス・ヴァルダ監督に今年栄誉賞が授与されることが決定。私はこの監督の『落穂拾い』というドキュメンタリーがとても好きです。une Palme d’honneur pour Agnès Varda …
カンヌ2015マッテオ・ガローネの Il Racconto de Racconti は、17世紀の童話から着想を得たグロテスクなファンタジー。サルマ・ハエック、ヴァンサン・カッセルが出演。映像美は見る価値がありそう。 …
カンヌ2015:ギリシャの Yorgos Lanthimos 監督が手がけた The Lobster はコリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリーが出演するシュールで難解なブラックコメディ。これは‥すごく見たいぞ。ジョン・C・ライリーはもともと好きな俳優さんだが、今回マッテオ・ガローネ作品にも出演していたし、野心的な映画にいろいろ出ているのが嬉しい。The Lobster にはほかにもレア・セドゥーやベン・ウィショーも出演。ウィショー君がライリーさんを罵倒する一場面を観たが、ちょっと笑えます。 …
カンヌ2015:ハンガリー出身の László Nemes 監督の Saul Fia は、ナチスの補佐を強要されたユダヤ囚人を描く恐怖に満ちた作品。初の長編作品ながら、ぼかしを効果的に使い、成熟が感じられる映画のようだ。 …
カンヌ2015ガス・ヴァン・サントがマシュー・マコノヒーと渡辺謙を迎えて、富士山の樹海を舞台に描いたThe Sea of Trees。ダークなラビリンスを彷徨う2人の姿が魅力的だが、プレスの評判は芳しくないものが多い‥むむむ。
カンヌ2015ナンニ・モレッティが、映画撮影中の女性監督とその家族関係を描いた Mia Madre は、自伝的要素が強い作品のようで、その細やかな表現がプレスにも概ね好評だ。全体のスパイスとなっているジョン・タトゥーロが見もの。 …

WORLD
ルクセンブルクのベッテル首相が男性パートナーと同性婚 EU現職首脳で初(huffpost):人口56万2000人のルクセンブルクは大多数がカトリックで、EU内でもかなり保守的な国として知られているが、1月に同性婚が法的に認められた。
The Hamburger Worth Traveling to Japan-The town in the mountains sees an influx of foreingers(東洋経済) 英語での飛騨高山の紹介。高山が外国人観光客に人気なんだそうだ。
アメリカンドリームを打ち砕く債務の遺物 急増する学生ローン債務、デフォルトや延滞も問題に(FinancialTimes):学生ローン債務の爆発的な増加は、何十年も続く賃金伸び悩みの副産物。教育費は加速度的に高騰したが、所得は増加せず。
英総選挙の世論調査、あまりの外し振りに非難轟々 投票結果に影響か 野党が批判(newspehere):「SNPを嫌う有権者が、保守党と労働党の支持率拮抗のニュースを受けて、保守党に流れた」「世論調査の不正確さによって労働党が殺された」


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2015年05月16日

若者言葉はどこでも同じ?

先日、最近の新語がニュースで取り上げられていた。「ディスる」(非難する)や「コクる」(告白する)などの造語や、「詰まる」(終わる、ダメになる)などの新用法が紹介されていた。僕自身は使わないものの、だいたいは意味が分かって、ほっとした。若者相手の商売だから、見当もつかないというのは、ちょっと淋しい。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014092502000163.html

言うまでもなく、現代フランス語も造語または新用法にあふれている。とくに英語からの借用語は増大の一途をたどっていて、je like (= j’aime)とか、Tu t’enjailles ?(= tu t’amuses ? <enjoyの変形)とか、動詞にも波及している。

ちょうどフランスの本屋で、レジカウンターに置かれていた無料の小冊子を入手したので、それを参照しながら、いくつか紹介してみよう。題して、「それほど若くない人に説明する若者言葉」、著者はAch!lle Talonとなっている。アシール・タロンとは、Greg作によるバンド・デシネの人気シリーズの主人公だ。

http://www.izneo.com/achille-talon-impetueuses-tribulations-d-langage-jeunes-explique-aux-moins-jeunes--A14324

1 bête:普通は「愚か」を意味するが、若者言葉では「欲しくなる」という意味。日本語の「やばい」に似てる?
用例 : Il a un bête de moto !「あいつ、やばい自転車に乗ってるな!」

2 genre:「たとえば」。副詞的に用いる。
用例 : T’es foncedé, t’as pris quoi, genre de la weed ?「ラリってんのか、何吸ったんだ、ハッパか何かか?」(foncedéはdéfonceの反転語[verlan])

3 prendre cher:「身体的、心理的に苦しむ」。
用例 : Wah j’ai pris trop cher au contrôle, j’me suis fait tricard quand j’ai essayé de tricher !「試験きつすぎた、カンニングしようとしたら、(見つかって)追い出された!」

4 test:何かを理解したり実行したりするのに十分な能力がないこと。
用例 : Tu peux pas test, boloss !「おれにかなうと思うな、あほが!」

いやはや、訳が古臭くて申し訳ない。僕は現代日本語に通じていないので、ぴったりくる表現が分からない。それにしても、こういうのを見聞きすると、僕が教え、かつ使っているようなフランス語は、文化的な奥行きを欠いた標準語であることを痛感させられる。それが外国語というものの姿なのだろう。

ただ、新しい表現を創り出す母体が若者である、ということだけは、日本とフランスに共通している。ネットスラングにしても、おそらく40代以上の人間による発案はごく少ないのではないか、という気がする。道具が変わっても、人間の創造性に関する法則に、さほど変化はない。ということは、僕もそろそろ創造性が枯渇する頃か? Ma mère !


bird dog

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2015年05月14日

週刊フランス情報 4 - 10 MAI

フランス:国民戦線、ルペン前党首を資格停止(毎日):ジャンマリ氏はナチス・ドイツのユダヤ人虐殺について「ささいなこと」と主張、人種差別的な党のイメージからの脱却を図る娘のマリーヌ・ルペン党首と対立していた。
加と仏、テロ対策で情報当局の権限強化 人権侵害の懸念も(AFP):カナダ議会は6日、情報当局の権限を大幅に拡大・強化し、同国史上初めて国外での情報活動を認めることなどを定めた対テロ法案を可決。一方、フランスでも5日、国民を対象とした広範な情報収集活動の権限を当局に認める法案が圧倒的多数で可決。
2050年、世界共通語はフランス語になる?フランスの投資銀行ナティクシスが予測!(Tabizine):第2言語としては英語が最大の共通語になることには同意しますが、フランス語は急成長しているグルーバルな言語。その他中国語などは、西洋人にとっては学ぶハードルが高すぎて、あまり広く使われる言語とはならないでしょう。その代わり、フランス語は経済発展の著しいアフリカでとても大きな力を持つようになるはずです。☆…この話題が日常化してきました。
Want To Know The Language Of The Future? The Data Suggests It Could Be...French (Forbes)
英総選挙、与党の経済政策に支持「EU離脱論」は火種(日経):保守党はまさかの単独過半数。決め手となったのは、キャメロン政権の経済運営の成功。EUに残留するかどうかを問う国民投票を行うと公約。

CINEMA
グザヴィエ・ドランの新作にフランスの演技派結集!(シネマトゥデイ):新作『It’s Only the End of the World』に、マリオン・コティヤール、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、ギャスパー・ウリエルが出演。
フランス映画祭2015ラインナップ発表 オゾン、アサイヤス新作など12作品(映画.com):ゲストは団長のエマニュエル・ドゥボス、フランソワ・オゾン監督、「ボヴァリー夫人とパン屋」のアンヌ・フォンテーヌ監督ら13人が来日予定。

GOURMET
山下公園でベルギービールの祭典「ベルギービールウィークエンド」(ヨコハマ経済新聞):5月21日から4日間、ベルギーの文化やライフスタイルを体験できるイベント「ベルギーウィークエンド2015」が開催。
フランス人の心を鷲掴み、日本人経営の隠れ家「VINGT VINS D'ART」(PUNTA):パリ4区にあり、4月初めに開店3周年。「チャーシュー丼」も人気。

フィログラフィックス  哲学をデザインするジャスト・キッズ

BOOKS
パティ・スミス『ジャスト・キッズ』続編10月刊行(webdice):新たな著書『M Train(原題)』。…パティ・スミスが大ファンだと公言する村上春樹が、特設サイト「村上さんのところ」で、彼女と対面した際のエピソードを明かしている。

MUSIC
半世紀で最高の「音楽革命」、ヒップホップをデータ検証(AFP):1964年の革命では複数のスタイルが一斉に花開いた。ソウル、ロック、ドゥーワップなどだ。また、1983年にはニュー・ウェーブ、ディスコ、ハードロックが続々と出現。
鉄道の車中で聴くべき音楽は、これだ!「歌鉄」ミュージシャンが厳選(東洋経済):ダフトパンクもいいけど、まさにフランスの車窓を流れる風景をVCにしたケミカルブラザーズの「STAR GUITAR」も⇒ http://bit.ly/1DRXVX9

ART
ラスコー洞窟壁画を原寸大で再現、パリで展示会開催へ(AFP):パリ・ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ見本市会場で8月30日まで開催される同展では、縮尺模型が展示されるほか、通り抜けることができる原寸大の洞窟が再現。
ジェニス・カレーラス著『フィログラフィックス 哲学をデザインする』(amazon):複雑で難解な95の「哲学」を、シンプルな形と鮮やかな色で提案する「実験的なグラフィック」集=フィログラフィックス。1つの哲学を見開きの構成で、左ページには言葉の定義/解説を、右ページでは少ない色や形でその表現の仕方を提案。世界を動かし続ける大きなアイデア、さまざまな「ism」/主義・主張・論理の本質を捉えて伝える、デザインと哲学の世界を融合した1冊。

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2015年05月06日

浅野素女著 『同性婚、あなたは賛成?反対?−フランスのメディアから考える』

『フランス家族事情―男と女と子どもの風景』など、浅野素女氏はフランスの家族の変容をテーマにした著書で知られるが、本書では「すべての人に開かれた結婚 mariage pour tous」をめぐる議論がフランスを分断するまでに至った背景を、保守・革新・中道を問わないフランスのジャーナリズムを丹念に追うことで、解明しようとしている。

同性婚、あなたは賛成?反対? フランスのメディアから考えるそもそも、結婚の枠を同性同士のふたりに広げることは、オランド大統領の公約のひとつだった。2012年の秋に、この法案が形になって以来、フランスはまっぷたつに割れ、賛成派と反対派が交互に数十万人規模のデモを繰り広げ、フランス議会は議員たちが乱闘寸前に なるまで過熱した。忘れていけないのは、まさに国を二分する騒動が、政教分離の原則を推進し、私生活に関する問題に寛容な態度を示すフランスで起こったことだ。

両者の主張を単純化して言えば、反対派は、家族が父、母、子供という生物学的に自然なモデルになるべく近い形であって欲しいと願う人たち。一方、賛成派は、たとえ生物学的なつながりから切断されようとも、自らの欲望に準じた新しい家族形態を生み出すためには、人工生殖技術の活用も容認されると考える人たちであった。

フランスでは事実婚・パクスなどの選択肢が用意されているのに、ゲイ・レ ズビアンたちがあえて制度としての結婚にこだわるのは、彼らの社会的な権利を認めて欲しいと願うからだ。賛成派は「家族願望」を持つ人たちが、彼らの切実な望みを実現し、国家から法的保護と権利を与えられるべきと考える。社会全体の意志の問題として考えるなら、社会の構成員である国民の意思は最大限に社会の制度に反映されなければならないのだ。私たちはそこに民主主義を徹底的に機能させることの執念を垣間見ずにはいられない。

フランスで同性親家庭の権利を主張する土壌を準備したのは、離婚や再婚が珍しいものでなくなり、血縁を超えたさまざまな家族形態(複合家族と呼ばれる)が出現し、血縁が家族の必要条件でなくなったことだ。またフランス人たちは「標準的な家族」という外見的な形式よりも、どんな形であれ、本人たちが幸せになれる関係を築こうと内実を重視する人々である。また「男と女」を生物的性差ではなく、文化的、社会的につくられたものと考えるジェンダー教育が浸透したこと も大きい。

結婚するということは、何よりも子供の誕生を視野に入れ、親子関係を確立することだ。それゆえ同性婚は、子供を持つ権利はどこまで拡大できるのか、という問いを投げかけた。とはいえ、人工生殖技術の発達なくしては、同性婚によって子供をもうけるという選択肢は切り開かれなかった。本来、医学的な理由で子供を持てない男女のカップルのための技術が、単独で子供を作るために利用されるようになり、さらに新たな欲望を喚 起している。フランスでは不妊治療のために限定されているが、ベルギーやデンマークに行けば、無名提供の精子を使って人工的に子供を作ることが可能なのだ。

事実、年齢的に妊娠の限界を感じたフランスの女性が近隣国に渡って精子提供を受け、とりあえず適齢期中に子供を作っておく「妊娠ツアー」も増えている。子供は今しか産めないが、パートナー探しは後からでもできるというわけだ。また以前読んだ、精子提供によって子供をもうける「選択的シングルマザー」の記事も衝撃的だった。この場合、父親の存在が問題にすらなっていない。男は要らない。まさに種に過ぎないのだ。

「受胎行為は、濃密な身体性と関係性を伴う行為であったが、いまや身体の外で知覚され、思考され得るものとなった。そのため、男女のカップルと同性のカップルは同じ地平で捉えられるようになった」(p.151)

一 方で、元首相で社会党第一書記でもあったリオネル・ジョスパン氏の妻である、哲学者のシルヴィアンヌ・アガサンスキーは、左派でありながら「子どもを持つ 権利」は時に「子どもの権利」と矛盾することを指摘した。同性婚の問題は、権利云々ではなく、共同体が共同体として生命を継承する人間社会の規範に関わることであり、彼女は「少数派の権利要求に反対したというよりも、この社会規範が覆されることに抵抗」したのだった。

当時の世論調査では、フランス人の過半数が同性婚を支持しているが、同性愛者カップルによる養子縁組の権利については、反対派がわずかながら半数を上回っていたことが繰り返し示されていた。ここに問題の核心があるのだろう。つまり同性婚は認めるが、養子縁組はやりすぎというわけだ。養子をとって育てたい、家族を 作りたいという同性カップルの願いの果てには、人工生殖と代理母の合法化がある。しかし政府は同性婚の先にある人工生殖の議論では右往左往し、国民の合意が醸成されていないとして、結局法案には盛り込まなかった。

しかし、そういう先走った議論に全くリアリティを持てない「普通の」人々もいる。私たち日本人にしても大半は同性婚に関しては想像も及ばないというのが本音だろう。本書で引用されていた社会学者の発言が印象深かった。彼によれば、同性婚の議論において、一部のフランス人たちは、自分たちが全く無視されていると感じ、そのうんざりした気持ちの表明として反対のデモに加わったのだという。

その多くは地方の中流階級の人たちだ。自分たちの価値観こそがフランスの中心的な価値観だと思い込んでいる、社会党の市長をトップに持つパリの「進歩的な」人々に対して違和感と反発を感じたのだ。もちろん民主主義を徹底することは立派なことだが、オランド政権が全く切り込めていない、もっと切羽詰まった問題(経済とか雇用とか)があるだろう、と言いたいのだ。近年の極右政党、国民戦線の躍進ぶりを見ても、フランスにおいてこの分断が意外に根が深いのかもしれない。


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2015年05月04日

週刊フランス情報 27 AVRIL - 3 MAI

フランス国民戦線「父娘戦争」(Huffpost):父が高級路線を、娘がカジュアル路線を目指したどこかの家具会社の「骨肉の争い」と重なる。右翼の伝統に固執した「高級路線」の父親が、大衆に訴える「カジュアル路線」の娘に鉄槌を下された構図。
フランス:放射性廃棄物、再処理工場拡張へ 日本も搬出(毎日):一方、仏政府はビュールで計画中の最終処分場(地下約500メートル)に国内の高&中レベルの放射性廃棄物を搬入予定だが、地元住民の反対運動が起き、操業開始のメドはたっていない。
ワイン用ブドウの栽培、中国がフランス抜いて2位に(AFP):1位はスペイン。生産量に関しては、フランスが昨年47億リットルで首位を守った。消費量に関しては、世界全体の13%に相当する310万リットルが消費された米国が1位。

ART
ブランド名を書き換えてホームレスのためのキャンペーン(culturebox):Yve Saint Laurent(イヴ・サン=ローラン)を Yve Sans Logement(家のないイヴ)に、Christian Dior(クリスチャン・ディオール)を、Christian Dehors(外にいるクリスチャン)…日本でやるとバッシングされそうな、格差社会をあぶりだすユーモア。ぜひ写真をご覧ください。

Vanessa ParadisLove SongsDivinidylle

CINEMA
ジョニー・デップの美人娘、モデルデビュー!母親似のキュートなルックスで注目(シネマトゥデイ):ジョニー・デップの娘リリー・ローズ(15)がオーストラリアの「Oyster」誌でモデルデビューを果たしたことがわかった。母親はジョニーの元恋人でフランス人歌手・女優のヴァネッサ・パラディ。先日、ニューヨークで行われたシャネルのファッションショーにヴァネッサと共に出席し、その美貌が注目の的となった。
フランスで4週連続興行成績第1位!『ボヴァリー夫人とパン屋』ユーモラスで官能的な予告解禁(Timewarp):パン屋を営む文学好きのマルタンが大好きなフローベールの傑作小説『ボヴァリー夫人』と、偶然にも同じ名前を持つボヴァリー夫人が隣に引っ越してきたことで、マルタンにとって退屈だった日常が刺激的なものへと変わって行く様をちょっぴりユーモラスに、そして官能的に描いている。
岩井俊二監督作「花とアリス殺人事件」が世界的なアニメ映画祭(=アヌシー国際アニメーション映画祭)にノミネート(ナタリー):実写版で主演を務めた蒼井優と鈴木杏が、アニメ版でも同じ主人公たちの声を演じている。

GOURMET
19世紀のシャンパン、糖分含有量は3倍 沈没船から発見(AFP):低温かつ暗い海底が理想的な貯蔵環境に。コルクにあった刻印から有名メーカー「ヴーヴ・クリコ」のものと判明。現代の味覚からすると非常に甘いが、当時はそれが標準だった。

WORLD
日本は25位!世界でもっとも「よい国」の条件が、深かった…(TABILABO):政策アドバイザーのサイモン・アンホルト氏は、この問題を解決するための新たな指標として「善良国家指数」、つまり世界でもっとも「善良」な国はどこなのか?ということを発表。彼のスピーチを簡単にまとめると、1.グローバル化が進み、各国で起きたことが世界に影響を及ぼすようになった今ですら、政府は自国のことしか考えていない。2.イメージの良い国を示す「国家ブランド指数」では、権力や財力は関係しなかった。上位の国は世界に貢献をしている国なのだ。3.政治や企業、世界について考えるとき、善良な選択であるかどうかを常に考えよう。それが、世界的な問題を解決することに繋がる。
サイバー攻撃で「核の大惨事」の恐れも、米露の元軍指揮官ら警告(AFP) :「約1800個もの核弾頭を搭載したミサイル数百発が瞬時に発射可能な状態にある」「冷戦時代から続いている態勢で、時代遅れのものになった現在でも完全に機能」。映画『ターミネーター』シリーズのテーマのひとつだが、現代人の潜在的な恐怖のひとつ。
光熱費が高いなら自分で!自分を守る欧州流「パッシブハウス」(PUNTA):欧州のエネルギー料金は高い。それでも、環境を守るぞと本気で決めてしまった欧州市民。答えのひとつが『パッシブハウス』。「外からエネルギーを買わなくてすむ家」。
全校生徒6人、神奈川の小学校に米紙が注目した理由:日本の3つの課題が浮き彫りに?(newsphere):人口問題に打開策なし? | 少子化は子供の社会性に影響 | 統合に反対も、進まぬIT活用。


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2015年04月30日

週刊フランス情報 20 -26 AVRIL

教会襲撃計画、24歳学生拘束=シリア過激派から指示−パリ郊外でも女性殺害か(時事) :イスラム過激主義者とみられる学生シドアメド・グラム容疑者を拘束。容疑者がアルジェリア国籍で、シリアのイスラム過激派から指示を受けていたと明らかに。
フランスはかつてないテロの脅威に直面、首相が警告(WSJ):当局はここ数カ月に複数のテロ計画を阻止しており、19日には教会への攻撃を計画していたとみられる男を拘束。
第一次世界大戦中のフランス軍とワインの微妙な関係(Huffpost):第一次世界大戦中にフランス軍は、毎日兵士1人につき750mlのワインを無料で支給。第一次世界大戦は悲惨極まる塹壕戦で知られるが、死の恐怖を酔いで紛らせていた。



CINEMA
『星の王子様』の予告編がネットで公開(culturebox):アメリカ人監督のアニメ作品で、サンテグジュペリの作品に忠実ではなく、創作が入っている。カンヌ映画祭でもコンペティション外で選ばれている。王子様とキツネのシルエットがよい感じ。"Dessine-moi un mouton.""Je ne suis pas apprivoise.""L'essentiel, c'est invisible pour les yeux." など、名台詞はきちんと押さえていますね。
『カンヌ国際映画祭』史上最年少のグザヴィエ・ドランら審査員7人発表(CINRA):同映画祭の審査員長を務めるのはコーエン兄弟。なお、審査員長を2人で務めるのは同映画祭史上初。また、今回明らかになった審査員には、ロッシ・デ・パルマ、ソフィー・マルソー、シエナ・ミラー、ロキア・トラオレ、ギレルモ・デル・トロ、ジェイク・ギレンホールらに加え、史上最年少審査員となる26歳のグザヴィエ・ドランが名を連ねている。最高賞にあたるパルムドールをはじめとするコンペティション部門の各賞が彼らによって決定され、5月24日の授賞式で発表される。
『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』監督が遺伝子組み換えを巡るアメリカの現状語る(webdice) :「知る権利を持つ市民よりも企業が上に立つ構造がGMO表示の問題なんだ」。日本公開にあたり来日したジェレミー・セイファート監督に、アメリカでの上映時のエピソードや、現在の全米各州の遺伝子組み換え食品の表示を巡る市民運動について聞いた。

無意味の祝祭フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質21世紀の資本

BOOKS
フランスマダム本が人気 魅力的生き方に憧れ(読売) ;「フランスのマダムに学ぶ」。そんな趣向の本が今、人気を集めている。先頭を走る『フランス人は10着しか服を持たない』は、16刷54万1000部の大ヒット。アメリカ以上に売れたようだ。
フランス人が繰り返しブームを起こす「格差論争」の正体(日経ビジネス):ピケティが尊敬するブローデルもフランスでは当初さほど注目されなかったが、米国で英語版が出て、大ブレイクした。
『無意味の祝祭』ミラン・クンデラ (著) 西永良成(訳)(amazon):無意味は人生の本質だと叫び、冗談の黄昏の時代を嘆く登場人物を中心に、現代の歴史や社会を徹底的に笑いのめす。仏で数十万部突破。

ART
ドラクロワとルドンの『ライオン狩り』も来日、仏ボルドーの美術と文化を紐解く展覧会(CINRA):6月23日から東京・上野の国立西洋美術館で開催。同展はボルドーワインなどで知られるフランス・ボルドー市の全面協力のもとで開催され、ボルドー市とワイン産業の関わりや、約200点を超える美術作品や歴史資料から、同市の美術と文化の展開を紐解いていく。

CAFE
猫カフェ『Kopjes』アムステルダムにオープン!ロンドン、パリ、ベルリン、そしてNYに続いて(PUNTA):ネコにとって『重労働』にならないよう、配慮。ネコ(動物)行動学の専門家がカフェには常時待機し、精神面でのケアに徹底。

MUSIC
詩人の魂〜ベスト・オブ・ジュリエット・グレコジュリエット・グレコが「ありがとう」を言うための最後のツアー(culturebox) :御年88歳。ジャック・ブレル、セルジュ・ゲンスブール、レオ・フェレで聴衆を魅了。

MODE
「シャネルN°5」に危機?原料の花の栽培が衰退 コモロ(AFP):コモロ(アフリカ沖インド洋)のイランイラン(Ylang ylang)という花の精油が「シャネルN°5」の原料。「N°5」の特徴は「非常に抽象的」な香りにあるという。

JAPAN
あの「京都人」が、ここまでパンを愛する理由 消費量は日本1位!古都は和に飽きている?(東洋経済):パンの消費量は京都が1位で、神戸が2位。新しもの好きの京都人は神戸でパン作りを学び、京都に持ち帰って市内にたくさん店を開店。
読書会のすゝめ:「読書会」という"異種格闘技"が有益なワケ あなたのキャリアの突破口になる(東洋経済):読書会のファシリテーターを養成する講座もあるらしい。読書会を主催することで結果としてリーダーシップが磨かれる。
日本が外国人労働者に見捨てられる日(diamond):賃金格差が縮まり、日本のブランド力も下がり、劣悪な環境を我慢してでも日本で働く魅力がなくなっている。


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