2008年01月05日

週刊フランス情報 31 DECEMBRE - 6 JANVIER

「1月6日はエピフィニー」
galette01.jpg■フランスでは1月6日のエピフィニー(イエスの誕生を東方の三博士が祝福した日。公現節。)をお祝いするときに、ガレット・デ・ロワというお菓子を食べます。サクサクとしたパイ生地にアーモンドクリームがたっぷり入った焼き菓子ですが、フェーブと呼ばれる小さな陶器の人形がひとつだけ隠されており、切り分けた中からフェーブが出てきた人は紙製の王冠をかぶって「その日1日王様になれる」という特典?付のお菓子です。友人の話によると、南仏のほうではパイ生地がブリオッシュ生地だったり、中のクリームがオレンジ風味だったりと地方によっても違いのある伝統菓子のようです。昔は乾燥させたそら豆(fève)を隠して入れていたというフェーブですが、とてもたくさん種類があって毎年色々なデザインのものが売られていて、コレクターも多いとか。
(作り方はコチラ)

フランスでエコ奨励金と公害課徴金
■フランス政府は2008年1月1日から、車両の二酸化炭素(CO2)排出量に応じた奨励金・課徴金制度を導入する。これは、走行1kmあたりのC02排出量を基準にランク付けを行なうもの。
■環境改善への特効薬の意味から「エコ・パスティーユ」(環境トローチ)と名づけられた政策の一環だ。CO2排出量の少ない新車を購入するユーザーには、政府による200 - 1000ユーロの購入奨励金が適用される。
■対して、CO2排出量が基準値以上のモデルを購入する場合、200ユーロから最高2600ユーロの課徴金が車両価格に上乗せされる。フランスにおける現行市販車のうち、25 - 30%がこの課徴金の対象となる見込みだ。
■国内3ブランドは小型車中心のため、奨励金対象となる車が多く有利である。たとえばプジョーは、全ラインナップの7割が奨励金対象となる。そのため各社とも、2007年に回復した国内販売に弾みをつけるとして期待している。フィアット系各ブランドや日本車にとっても、追い風になるとみられている。
■いっぽうでSUVや大型高級車を多く据えるメーカーにとって今回の制度は深刻だ。たとえばブガッティ『ヴェイロン』は、課徴金の最高額である2600ユーロが適用される。そのためドイツ自動車工業会からは早くも「国内メーカーの保護貿易主義だ」と反発の声が上がっている。
(12月30日、レスポンス)

「CO2が経済を回す、CO2本位制?」
■二酸化炭素に値段がつき、株のように取引される。京都議定書の約束が始まった。欧州で取引初日となった2日の初値は1トン当たり22・5ユーロ。約3700円。08年12月物から12年12月物まである。ロンドンにある排出権ブローカーのディーリングルームにはネットや電話で千トン単位で注文が入る。1日で数百万トンが売買され、数億ユーロが動く。
暖かな冬は電力消費が抑えられるので排出権の値は下がる。EUが排出規制の強化策を打ち出すと需要増加を見込んで価格が上昇するという具合。
■このブローカーが扱うのはEUが05年1月に始めた取引制度に基づく排出権。EU域内の工場や事業所約1万1千を対象にC02の排出の上限を割り当て、その枠を超えた場合は1トン当たり100ユーロの罰金が08年から科せられる。排出枠より多い会社は罰金を避けるために他から排出権を買い、逆に排出を枠内以下に抑えれれば、余った分を売ることができる。
■市場原理を温室ガスにいかそうという考え方は97年に採択した京都議定書で盛り込まれた。この考えを自域内に持ち込み、世界に先駆けて市場を作ったのがEU。ロンドンなど、EU内各地に取引所がある。ヘッジファンドやオイルマネー。排出権の取引市場には世界の資金が流れ込み、ディーラーやブローカーが金融工学を駆使して運用する。EU市場での価格は当初の3倍に膨れ上がっている。
■地球環境に与える負荷がCO2価格に反映され、金融、企業、政策を動かす。それがまた価格に跳ね返る。経済が環境を軸に回り始めた。金本位制ならぬ、CO2本位制の経済だ。ジャパンマネーの行方も注目されている。約束期間の5年間で日本の排出権需要が10億トンに達する可能性もあるという。
(朝日新聞朝刊、1月3日)

「ブット氏の過去」
■朝日新聞の「私の視点」でタリク・アリという歴史家・作家(パキスタン出身、ロンドン在住)が「ベジナル・ブット氏の暗殺は許し難い。だが、彼女が民主主義の救世主になりえたとはとても思えない」と、暗殺されたブット氏に対するシンパシーが高まる中で、冷静な視点を示している。かつてブット氏が2回目に首相の座に着いたとき、彼女と夫の政治的腐敗は最悪で、パキスタンがアフガニスタンに介入し、タリバーン政権樹立に動いたのは彼女が首相のときだった。ブット氏の意志で19歳の息子がパキスタン人民党を率いるというが、政党の私物化も甚だしい、と手厳しい。パキスタンのエリートは盲目的にアメリカに依存し続けている。冷戦期にはソ連への対抗策からイスラム過激派を支援し、今はそれと戦うアメリカを手伝う。ブット氏が今回帰国したのは、アメリカがどうしても非軍人の政治家を必要としたからだ。彼女の過去を隠蔽して政界に復帰させようとした。しかし、パキスタンの人々は彼女がブッシュ大統領の手駒だと感じ取っていた。パキスタンに過激派は少ないが、大半の人々はイラクやアフガニスタンのアメリカのやり方に反発している。軍政と、それに対抗する腐敗したエリートたちの政党。つまりは貧しい人々には関係のない権力闘争にすぎないというわけだ。これがパキスタンの悲しい現実なのだ。現状から抜け出すには社会改革が急務で、腐敗したエリートが着服した金をちゃんと社会の再建に使わなければならない。貧しい人々が望むのは子供の教育だ。それがあれば過激派に取り込まれることもないだろう。アメリカを初め、国際社会はパキスタンを戦略的、軍事的視点からしか見ていない。それが悲劇を招いていると。
(朝日新聞朝刊、1月3日)

パリダカ、初の中止 モーリタニアの治安悪化で
■5日、ポルトガル・リスボンをスタートする予定だったダカール・ラリー(通称パリダカ)は途中通過するアフリカ北西部のモーリタニアの治安悪化などを理由に、前日の4日になって大会の中止が急遽(きゅうきょ)、決まった。大会主催者が発表した。同ラリーは今回が30回の記念大会の予定だった。大会の全面中止は1979年のパリダカ開始以来、初めて。
■モーリタニアでは先月24日、武装集団がフランス人観光客らを襲撃、4人が死亡、1人負傷の事件が起きた。モーリタニア当局によると、犯人は国際テロ組織アルカイダの一派とみられ、現在も逃走中。仏外務省は今月3日、フランス人の同国訪問を控えるよう強く警告していた。また、大会本部ではこの事件を受け、大会を予定通り行うか中止かについてフランス、モーリタニア両国と協議していた。
■世界で最も過酷なモータースポーツといわれるパリダカの行程は5日にリスボンを出発し、サハラ砂漠を通過、20日にセネガルのダカールにゴールする9273キロ。今大会は、8連覇を目指す三菱自動車勢とフォルクスワーゲン(VW)勢を中心とする争いとみられ、日本からは過去2度優勝の増岡浩、篠塚建次郎、片山右京の各選手らが参戦する予定で、既にリスボン入りしていた。
★8連覇を目指す三菱自動車は来年のレースからディーゼル車を使用するため、パジェロで走るのは今年が最後だった。増岡選手は「パジェロ最後の優勝ドライバーになりたかった。有終の美を飾りたかった。残念でなりません」とコメントしているが、04年、モロッコ・モーリタニア国境で、優勝を争っていた増岡選手が武装強盗団に銃を突きつけられる事件が起きている。
(1月5日、産経新聞)

カフェ、レストラン、ホテル すべて禁煙!
■フランスでは1日から全国のカフェやレストラン、ホテルなど約20万カ所で禁煙となった。駅など公共の場では2006年11月15日の政令で07年2月1日から禁煙となったが、カフェなどでは禁煙席と喫煙席を分けるなどして全面禁煙は約1年間延期された。仏政府はカフェなどの禁煙実施に当たり、初日の1日は「せめて新年だけは」との親心からお目こぼしをしたが、2日からは違反者には68ユーロ(約1万1000円)の罰金が科せられる。
■フランスでは年間約7万1000人が喫煙が原因で死亡しているが、保健省は全面禁煙で死者を削減できると期待。一方、ディスコやカジノでは、禁煙先進国のアイルランドやイタリアで同業者の年商が減少しているとの報告があるため、懸念を深めている。
(1月4日、産経新聞)


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2007年12月28日

週刊フランス情報 24 - 30 DECEMBRE

■パキスタンのブット元首相、暗殺
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071228-00000924-san-int
http://www.afpbb.com/article/politics/2330322/2480131
http://www.afpbb.com/article/politics/2330279/2480034

サルコジ大統領、新恋人ブルーニさんと休暇、また友人のジェット機で
サルコジ仏大統領は25日、新恋人の歌手カーラ・ブルーニさんと共にクリスマス休暇を過ごすためエジプトの保養地ルクソールに入った。2人がパリから乗ったのは、5月の大統領選直後にサルコジ一家がマルタ旅行で使ったのと同じ仏実業家の個人ジェット機で、特定財界人との癒着に再び批判が上がっている。関係者によると、飛行機はサルコジ氏と親しい運輸・投資会社社長でケーブルテレビ局も所有するバンサン・ボローレ氏の所有。大統領は5月、セシリア前夫人らと共に同機でマルタに飛び、同じくボローレ氏所有の豪華ヨットで遊んだことで批判を浴びた。大統領は当時、「ボローレ氏は仏経済に大きく貢献しているが、政府との取引はない」と述べたが、その後、政府と過去2年で4000万ユーロの契約を結んでいたことが判明している。大統領は30日にカイロに移動し、2日間のエジプト公式訪問に入る。
(12月26日、毎日新聞)

<LVMH>仏最大の経済紙「レゼコー Les Echos」、400億円で買収
ルイ・ヴィトンなどを抱えるフランスの高級ブランド品大手モエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)グループは24日、英メディア大手ピアソン傘下のフランス最大の経済紙レゼコーを2億4000万ユーロ(約400億円)で買収したと発表した。LVMHはフランス第2の経済紙ラ・トリビューヌを所有していたが、同日、仏メディア企業のネクスト・ラジオ・グループへの売却で合意したと発表した。
(12月25日、毎日新聞)

隅田川河川敷の集団野宿にキャンプイン
ホームレスは、例外なく“ねぐら”探しに困っている。さまよえるホームレスにとって、今まさに歴史はじまって以来の受難時代だ。元警部補のごっついガードマンが、新入り見習いを連れて目を光らせ、ウオーカーたちは単調な散歩の気晴らしに、これ幸いと110番通報する。大都市のホームレスには、雀の群れが電線でひと休みするような自由はあっても、大木の葉叢で、心ゆくまで熟睡するという自由などどこにもない。そびえ立つビルの砂漠の、ちょっとした隙間は、どこも鉄格子で固められ、仔猫1匹もぐり込めないありさまだ。そんな時、派遣ユニオンのメルマガで偶然、「ホームレスといっしょに野宿しよう!」という呼びかけを見て、ぼくは小躍りした。フランスの一般市民がホームレスといっしょにテントを張ってデモンストレーションをしている新聞報道を見たことはあったが、まさか、我が国でも、そんなことを企画、立案する市民団体があるとは、想像もしていなかったからだ。
(12月23日、オーマイニュース)
★フランスでホームレスの生活を体験しようと呼びかけるのは「ドンキホーテの子供たち」というグループ。

今年の高騰商品、仏産高級ワイン、ロシアや中国の投資家が買いあさり
今年1年間で最も相場が大きく上がった投資商品は、石油を除くとフランス産を中心とする高級ワインで、39%上昇した。中には91%上げたボルドーの銘柄もあり、ロシアや中国の富裕な投資家が買いあさった結果のようだ。高級ワインの電子取引市場であるロンドン国際ワイン取引所(LIV−EX)は上位100種類のワイン銘柄の取引相場を指数化し、「LIV−EX100指数」として発表している。21日付の英紙インディペンデントなどによれば、同指数は1月から12月までの間で39%上昇した。これは石油の47%には及ばないが、金の23%を大きく上回る上昇率だ。 
(12月21日、時事通信)
★80年代のバブリー日本もフランスのシャトーを買い漁り、国際的な批判を浴びた。高級ワインへの関心(つまりは金にモノを言わせる成金趣味)はその国の勢いを表している。先日、内閣府が平成18年の国民経済計算を発表したが、それによると、日本の名目GDP(国内総生産)は4兆3755億ドルとなり、世界全体に占める割合は、前年の10・2%から1・1ポイント低下し9・1%となった。比較可能な昭和55年以降、最低となり初めて1割を下回った。円安&デフレ傾向にあることを差し引いても、日本の落ち目は目に見えている。今年の株式相場を見ても、他の市場に比べて下落率が著しく、外国から見ると魅力のない市場になってしまったのかなという印象を受ける。世界全体の名目GDPに占める日本の割合は、バブル経済末期の1994年に17・9%を占めピークを記録。2006年の日本の1人あたりの名目国内総生産(GDP)は前年比4・0%減の3万4252ドルで、経済協力開発機構(OECD)30か国中18位となった。

「フランダースの犬」日本人だけ共感、ベルギーで検証映画
ベルギー北部フランドル(英名フランダース)地方在住のベルギー人映画監督が、クリスマスにちなんだ悲運の物語として日本で知られる「フランダースの犬」を“検証”するドキュメンタリー映画を作成した。物語の主人公ネロと忠犬パトラッシュが、クリスマスイブの夜に力尽きたアントワープの大聖堂で、27日に上映される。映画のタイトルは「パトラッシュ」で、監督はディディエ・ボルカールトさん。制作のきっかけは、大聖堂でルーベンスの絵を見上げ、涙を流す日本人の姿を見たことだったという。物語では、画家を夢見る少年ネロが、放火のぬれぎぬを着せられて、村を追われ、吹雪の中をさまよった揚げ句、一度見たかったこの絵を目にする。そして誰を恨むこともなく、忠犬とともに天に召される。原作は英国人作家ウィーダが1870年代に書いたが、欧州では、物語は「負け犬の死」(ボルカールトさん)としか映らず、評価されることはなかった。米国では過去に5回映画化されているが、いずれもハッピーエンドに書き換えられた。悲しい結末の原作が、なぜ日本でのみ共感を集めたのかは、長く謎とされてきた。ボルカールトさんらは、3年をかけて謎の解明を試みた。資料発掘や、世界6か国での計100人を超えるインタビューで、浮かび上がったのは、日本人の心に潜む「滅びの美学」だった。
★子供のころ読んで(あるいは見て)必ず涙した「フランダースの犬」。ベルギー文化を専門に研究なさっている知り合いの先生がそこらへんの事情を詳しく調べられたということなので、そのうち紹介します。少なくとも「フランダースの犬」で盛り上がっているのは日本人だけで、昔知り合ったアントワープに住むベルギー人にもアントワープまでわざわざやってくる日本人の旅行者が不思議でならないと一度言われたこともある。
(12月25日、読売新聞)

インターネットがもし100人の村だったら
2001年にマガジンハウスから出版され100万部を超えるベストセラーとなった「世界がもし100人の村だったら」という本を覚えているだろうか。この本は、もともとインターネット上で電子メールを介して広まった話をもとにしていて、タイトル通り世界を100人の村に置き換えて説明し、わかりやすく人口比率や貧富の差を説いたものである。
(12月27日、japan.internet.com)



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2007年12月24日

週刊フランス情報 17 - 23 DECEMBRE 後編

サルコジ大統領の新恋人、カーラ・ブルーニさんとは?
ケルカン・マ・ディ ~ 風のうわさフランスのニコラ・サルコジ大統領(53)とディズニーランド・リゾート・パリでデートを楽しんだと報じられた、元スーパーモデルで現在は歌手として活躍するカーラ・ブルーニさん(39)。ブルーニさんはイタリア、トリノの裕福な家庭に生まれた。父であるアルベルト・ブルーニ・テデスキ氏はクラシックの作曲家、舞台演出家、実業家の3役をこなし、母であるマリサ・ボリーニさんはピアニストで、女優としても活動している。一家は、極左組織「赤い旅団」が裕福な市民を狙った誘拐事件を繰り返すようになったころ、フランスへ移り住んだ。19歳でファッション業界に入り、世界で最も稼ぐモデルの1人となった。業界誌によれば、1990年代にモデルを引退する直前の年収は、700万ドル(約7億9000万円)を超えた。ドルチェ&ガッバーナ Dolce & Gabbana などのモデルを務め、ファッション誌の表紙も飾っていた。2002年には100万枚を売り上げることとなる自身のデビューアルバム『風のうわさ Quelqu’un m’a dit 』をリリースした。ブルーニさんはこれまでにも、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーや、エリック・クラプトンなどの有名人と交際をうわさされたことがある。近年はフランス人哲学者と一緒に暮らし、6年前には息子をもうけている。かつて英紙のインタビューを受けたブルーニさんは、政治的には左派であることを明らかにしている。自分がフランス人だったら、サルコジ大統領ではなく、対立候補だった社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル氏に投票しただろうと語っている。
(12月18日 、AFP)
サルコジ仏大統領の恋愛について世論調査、8割「個人的なこと」
フランス人の10人に約9人が、ニコラ・サルコジ大統領と元スーパーモデルのカーラ・ブルーニさんの恋愛を「個人的なこと」と考えているとの世論調査結果が、23日発売のフランスの週刊紙「ジュルナル・デュ・ディマンシュ」に掲載される。(雑誌の表紙の写真あり)
(12月23日 、AFP)
★ 先週、どの日本のニュースよりも先駆けてこのニュースを紹介したが、イタリアの日刊紙スタンパ La Stampa が18日に報じたところによると、サルコジ大統領がカーラ・ブルーニさんに結婚を申し込んでいたとか。ブルーニ本人よりも、ブルーニの母親が乗り気だという話も。雑誌のデートの写真を見ても、何だか仲が良さそう。


「自分の給料を3倍近く上げた男」−サルコジ流「もっと働き、もっと稼げ」
「弾よりも速く、機関車よりも強く、高いビルもひとっ跳び」と評され、「スーパーサルコ」のあだ名をもつサルコジ仏大統領、トップセールスで約3兆6千万円の商売を成立させ、自分の給料をちゃっかり3倍近く引き上げる。「もっと働き、もっと稼げる社会づくり」という公約を、自ら実践し国民に示しているようです。
(12月19日、bizplus.nikkei)


サブプライム巨額損失 欧米金融、国家ファンド頼み
低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題で巨額損失を計上した欧米の名門金融機関が、中東や中国の国家ファンドから相次いで資本注入を受けている。米証券大手モルガン・スタンレーは19日、9~11月期に94億ドルの評価損を計上し、中国投資有限責任公司(CIC)から50億ドルの出資受け入れを発表した。CICは9・9%の大株主として君臨する。サブプライム絡みの損失拡大で、資本不足の危機に陥った欧米の大手金融機関は軒並み、海外国家ファンドの「公的資金」にすがる異常な状況にある。10~12月期に最大約110億ドルの評価損が発生する米銀最大手シティグループは、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ投資庁(ADIA)から75億ドル(4・9%)の、スイスの大手金融グループUBSもシンガポール政府投資公社から95億ドルの出資を決めた。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、証券大手メリルリンチもシンガポール政府投資会社テマセク・ホールディングスから最大50億ドルの資本注入を受ける方向で交渉中という。国家ファンドの資金力は現在約3兆ドルで、12年までに10兆ドルに拡大するとみられる。サブプライム問題が長引くほど欧米金融界への“発言権”が増していくのは間違いなさそうだ。
(12月23日、産経新聞)
★サブプライム問題によって巨額の損失を出したシティがアラブ首長国連邦のアブダビから、モルガンが中国から、メリルとスイスのUBSがシンガポールから。それぞれ政府系の投資ファンドから資金注入を受ける。最近、金融経済ニュースで政府系ファンドの名前が良く挙がる。シティに出資した資金量8750億ドルのアブダビ投資庁を筆頭に、シンガポール、ノルウェーのファンドがすでに存在し、さらに年内にはブラジル、来年にはロシアもファンドを立ち上げる。実は日本でも政府系の投資ファンドを設立する動きがある。今月初めに、125兆円の公的資金を運用する「政府系ファンド」を設立させようと、自民党議員が5日40人で議員連盟をスタートさせた。日本も遅ればせながら、それに追従しようということらしい。国籍を問わずに腕のいいファンドマネジャー4人を募集し、残高125兆円の「外貨準備」などを運用させるという。日本は世界第2位の外貨準備高を誇り、大半を米国債で運用している。利率は低いが、元本に大きな穴があく可能性は低い。しかし、投資となればハイリターンを狙うことになり、失敗すれば元本割れを起こし、国民の財産が目減りする恐れがある(そうなっても誰も責任を取らないだろうし)。またアブダビ投資庁が、米シティグループに約8000億円を出資して救ったのも、対米戦略を考えてのこと。それに外交戦略がない日本が政府系ファンドを効果的に活用できるのだろうか。対米追従しか頭にない自民党政権では、米国債を買っていれば十分なのでは。


ベルギーの言語対立、ミス・コンテストに波及
ベルギーの政治的緊張は、ミス・ベルギーに選ばれたAlizee Poulicekさん(20)がオランダ語を話せないことを明らかにしたことで、美人コンテストにまで広がった。フランス語圏出身のPoulicekさんは、15日オランダ語圏の主要都市アントワープで行われたコンテストで、オランダ語の質問が理解できなかったことを認めると、約4000人の観衆からブーイングを浴びせられた。外国語学部の学生で、フランス語、チェコ語、英語を話すというPoulicekさんだが、オランダ語のタブロイド紙Het Laatste Niuewsは17日の紙面で、「ミス・ベルギーはオランダ語を話せない」との見出しを付けた記事を報じた。同紙は、「ベルギー社会の危機は、最も軽い分野にまで飛び火したようだ」と解説。また、Poulicekさんの優勝について、評判がよくないと伝えた。同国では、総選挙後、フランス語圏とオランダ語圏との対立が激化、新政府不在の状態が続いている。Poulicekさんは、コンテスト前にオランダ語の授業を受講し、フランス語、ドイツ語とともにベルギーの公用語であるオランダ語の上達を目指していたと話した。オランダ語圏の人口は、ベルギーの全人口約1050万人の約60%を占める。350万人がフランス語圏のワロニアに住み、正式には2か国語圏だが、大部分の人がフランス語を話す首都ブリュッセルには100万人が住んでいる。
(12月18日、AFP)


旧東西欧州、旅券なしで往来可能に、シェンゲン協定が拡大
ドイツなど欧州15カ国とポーランドやチェコなど東欧諸国との間で21日午前零時、陸路と海路での出入国審査が撤廃された。旧東西陣営の往来がパスポートなしでできるようになり、かつて両陣営を隔てた「鉄のカーテン」が名実ともに取り払われた形だ。これは共通の出入国管理政策を行うシェンゲン協定が、2004年に欧州連合(EU)に加盟したポーランドやチェコのほかハンガリー、スロバキア、スロベニア、エストニア、ラトビア、リトアニア、マルタの計9カ国にも拡大されたことによるもの。来年3月30日には空港での出入国審査も撤廃される。ドイツ、ポーランド、チェコ3カ国の国境地点にある独東部ツィッタウでは同日午前、メルケル独首相ら3カ国首脳のほか欧州委員会のバローゾ委員長らが出席し、記念式典が開かれる。 
(12月21日、時事通信)

シェンゲン協定って何?(Wikipedia)


■FRANCE 24(www.france24.com)より
★フランスでは航空会社がストに入った。よりによってクリスマス休暇の時期にやらなくてもと乗客たちは困惑しているが、「Chacun a son droit. 誰もがそうする権利がありますからね」という答えが若い人からも返ってくる。
★物価の上昇はエンゲル係数の高いフランス人の生活を直撃しているようだ。とりわけ毎日買うパンの値上がりが意識されている。日本でもじわじわと物価が上昇している。デフレの期間が長かったせいか、生まれて初めて物価の上昇を経験したような気になる。いつも買っている食パンが30-40円上がっていることに最近気がついた。
★「クリスマスは、子供には夢にあふれているが、大人には、社会の矛盾がひしひしと感じられる季節だ」と「クリスマスソング雑感」でbird dog さんが書いている。去年「ドンキホーテの子供たち」というグループが冬場のホームレスの生活を実際に体験してみませんかとパリ市民に呼びかけていたが、サンマルタン運河からセーヌ河畔に場所を移して今年も行われている。去年は多くの市民が参加し、パリ市長などの政治家の行動にも影響を与えた。


トルシエ氏がFC琉球の総監督に
サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)のFC琉球は18日、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏(52)が、総監督に就任すると発表した。19日、那覇市内で就任記者会見に臨む。88年に日本代表監督に就任し、02年の日韓W杯で日本代表を初の決勝トーナメント進出に導いたトルシエ氏はその後、母国フランス1部のマルセイユやカタール、モロッコ代表監督などを歴任していた。
(12月19日、日刊スポーツ)


ブッシュ・ド・ノエル
IMAGICA (2004/11/10)
売り上げランキング: 3075
おすすめ度の平均: 4.0
4 家族っていいなあ
4 クリスマスを前に孤独な人々が
希望と再生の光を見つける



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2007年12月23日

週刊フランス情報 17 - 23 DECEMBRE 前編

■今週のiPod & Youtube
"12月24日"
Pizzicato Five
in Singles

24DEC02.jpg冬の音楽、クリスマスの音楽を選ぶエントリーが、Info Baseでも、Main Blog でも盛り上がっている。クリスマスの週の iPod & Youtube はピチカート・ファイブ。ところで、1990年代は失われた時代と言われるが、個人的にはいちばんお気楽な時代だった。一生遊んで暮らせそうな気がしていたが、人生は甘くなかった。そのツケが一挙に回ってきて今は非常にしんどい時代を生きている。そのお気楽な時代の背景に流れていたのがピチカート・ファイブだった。2000年に入ってピチカート・ファイブは解散し、私のお気楽な時代も終わりを告げた。その後、野宮真貴さんはママさんタレント(ちょっと違うか)として活躍しているが、こちらも泥縄式でなりふり構わずの子育て時代に突入した。ピチカートの何が好きかって、野宮真貴のヴィジュアルと声と歌い方、すべて。もちろん背後には小西康陽の緻密なコンセプトがあるわけだが。これについては改めてエントリーを書かねばなるまい。「12月24日」は特に好きな曲ではないが、時期的にタイムリーなので選んでみた。VCもなかなかいい。ピチカートはいわゆる渋谷系のグループで、東京発を全面に出しているが、それはパリやロンドンやNYを通して発見された東京なのだ。東京タワーもエッフェル塔のように見える(「東京は夜の7時」のVCも参照)。フランスとの関係で言えば、ピチカートにはポルナレフやゲーンズブールのカバーもあるし、フランス的なテイストも随所に感じられる。特にVCに関して小西康陽氏はゴダールを意識しているみたい。La guerre est finie とか Le règle du jeu とか、古いフランス映画も曲のタイトルにも使っている。ベストアルバム「Singles」がお薦め。個人的には比較的初期の「スウィート・ピチカート・ファイヴ」や「ボサ・ノヴァ2001」をよく聴いた。海外でも評価が高く、たまたまパリにいたときにピチカートがヨーロッパツアーをやってたのだが、それを見に行けなかったのが今となっては最大の心残り。

Pizzicato Five / 12月24日(from Youtube)
Pizzicato Five / 東京は夜の7時(from Youtube)
Pizzicato Five / La règle du jeu(from Youtube)

PIZZICATO FIVE OFFICIAL SITE


■Main Blog のクリスマスソング特集
クリスマスソング雑感」(12/22)
寒くなると聴きたくなる音楽」(12/21)
Musique Pour l'Hiver 冬のための音楽」(12/14)


ヴァネッサ・パラディ、新作のアート・カヴァーはジョニー・デップ画
Divinidylleフランスのシンガー&女優のヴァネッサ・パラディが2007年10月3日にリリースしたアルバム『Divinidylle』のアート・カヴァーには彼女の肖像画がフィーチャーされているが、これはパラディのパートナー、ジョニー・デップの手により描かれたものだという。アルバムの最後を締めくくる(ボーナス・トラック入りの日本盤を除く)ラスト・トラック「Jackadi」には、彼女とデップの子供ジャックの声も収録されている。『The Times』紙のインタヴューで子供のことについて問われた彼女は、フランス人らしく「そういう質問はパーソナル過ぎる」と躊躇したものの、子供を持つことは「この世界で最も美しいこと」と語っている。「彼らは正直でリアルで、愛情は膨らむばかりよ。これに勝ることなんてある?」またデップとの関係については「私たちの物語は愛と友情が結びついたもの。誰も、私たちが愛し合うようには愛し合ってないって印象を持ってるわ」と続けた。パラディとデップは結婚はしていないものの、すでに10年近く交際、2人の子供をもうけている。
(12月19日、BARKS)

Vanassa Paradis / L'incendie(from Youtube)
Vanassa Paradis / Jackadi(from Youtube)

□関連エントリー「ジョニー・デップ&ヴァネッサ・パラディ


映画『ペルセポリス』、12月22日から順次公開
07年カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した話題のアニメーション映画『ペルセポリス Persepolis 』が12月22日から全国で順次公開される。60年にわたるカンヌ映画祭の歴史上、アニメーション作品の受賞は、『ダンボ(47年)』『ファンタスティック・プラネット(73年)』に次ぐ3作目。30余年ぶりの快挙となった。本作は、マルジャン・サトラピ(Marjane Satrapi)監督の自伝的同名グラフィック・ノベルを映画化したもの。1970〜90年代の混乱するイランを舞台に、イスラムと西欧という異なる文化間で成長していく少女の姿と、3代にわたる母娘の愛情が、涙と笑いたっぷりに描き出されている。イランで生まれた主人公のマルジ(サトラピ監督の愛称)は、1979年に9歳でイスラーム革命を経験。混乱を避けるために、14歳の時に両親と離れウィーンに留学。しかし、西洋文化とイスラム文化のはざまで悩むようになったマルジは自由を手放してでも帰国することを決意する。ブルース・リーに憧れたり、パンクにはまったり、こっそりヴェールを取ってお化粧をしたり・・・。生まれ育った国や宗教が違っても、おしゃれとロックに興味を持ち、恋愛や失恋を経験し、落ち込んでは立ち上がるマルジの姿は今のティーンエイジャーの姿と何ら変わることはない。声優には、フランスが誇る名女優たちをキャスティングした。主人公のマルジ親子を演じるのは、実生活でも母娘であるカトリーヌ・ドヌーヴ (Catherine Deneuve)と娘のキアラ・マストロヤンニ(Chiara Mastroianni)。さらに、映画『8人の女たち』でドヌーブの母役を演じたダニエル・ダリューが祖母役を務めた。
(12月20日、MODE PRESS)

□公開情報:07年12月22日(土)よりシネマライズほか全国順次ロードショー
「ペルセポリス」公式サイト


シューマッハとトッドが映画で共演
ミハエル・シューマッハとジャン・トッドのフェラーリコンビが揃って、フランスの新作映画『Asterix at the Olympic Games(Asterix = フランスの人気アニメキャラ)』に登場することになった。報道によるとシューマッハは2006年末、出演に同意。他にもジネディーヌ・ジダン(サッカー)、デビッド・ベッカム(サッカー)、アメリ・モレスモー(テニス)といったスポーツ界のスーパースターたちが顔をそろえるという。イタリアのスポーツ紙『ガゼッタ・デッラ・スポルト』は、シューマッハの役どころをシューミックスという名の馬車の騎手と説明。またトッドは、現実と違わず物語の中でも赤のユニホームを着てピットに陣取り、指示を与える役だという。7分に及ぶふたりの登場シーンは製作に一ヶ月をかけている。2人は出演料をICM(シューマッハが後援する、脳と脊椎(せきつい)の損傷患者のチャリティー)に寄付する意向だ。フランス映画としては最大規模という7,800万ユーロ(約126億8,500万円)の製作予算が投じられた同作品は、2008年1月30日(水)にフランス国内で封切られる。
(12月21日、TpoNews)

Asterix at the Olympic Games


ブルーノ・フリゾーニ、ロジェ・ヴィヴィエ08年春夏コレクションを語る【動画】
フランス・パリ市内で靴&鞄ブランドのロジェ・ヴィヴィエ Roger Vivierが08年春夏コレクションを発表した。デザイナーのブルーノ・フリゾーニ Bruno Frisoni が今回インスピレーションを得たのはアルフレッド・ヒッチコック監督の映画『鳥』や、出演女優のティッピ・ヘドレン。50年代のスタイルを、鮮やかな鳥の羽を使いモダンでグラマラスに蘇らせた。ロジェ・ヴィヴィエの定番「バックル」には、格子のように組み合わせて柄にするなど、新たな解釈を加えて見せた。展示会場で、ブルーノ・フリゾーニが新作について語った。
(12月18日 、AFP)



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2007年12月17日

週刊フランス情報 10 - 16 DECEMBRE 後編 サルコジ大統領がカーラ・ブルーニと熱愛?

サルコジ大統領と元スーパーモデルのカーラ・ブルーニが熱愛?
FRANCE 24でやっていた。何でもユーロ・ディズニーでのツーショット写真がフランスの3つの週刊誌に掲載されるらしい。記事をよく読むと、「二人はリラックスした感じだった」とあるが、極秘デートをスクープされたという話ではないようだ。そのあと「サルコジ大統領は離婚したばかり」とか思わせぶりな書き方(ニュースの方では朝からこの話題で持ちきりです、とキャスターがニヤニヤしながら言っていた)をしているが、いまいち真相がよくわからない。またサルコジのメディア戦略なのか、それともカーラは新しいファースト・レディーになるのか。カーラ・ブルーニは元スーパーモデルで、今は歌手として知られている。(⇒カーラ・ブルーニって誰?)

仏銀行、ミューチュアルファンド救済へ向け基金設立へ
フランスの銀行数行は、世界的な金融市場の混乱により不安定となった国内ミューチュアルファンド救済に向け、10億ユーロ(15億ドル)規模の「スーパーコンデュイット」とよばれる基金設立に向け、計画を最終的にまとめている。複数の銀行筋が伝えた。ある筋は「(基金の)体制は2008年初めに整えられる」と語った。この基金は、ソシエテ・ジェネラル、BNPパリバ、ナティクシス、カリヨン、HSBCフランスがとりまとめており、資産担保証券(ABS)の担保資産の質にかかわらず、売却が困難となっているファンドに流動性を供給することを目指している。12日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えたところによると、米銀によるサブプライム対策基金は、信用収縮問題の解決につながるか疑問視され、参加を検討していた一部の銀行は関心を失いつつある。
(12月14日、ロイター)
★ひとつのモーゲージ(住宅ローン)が証券化されることで、多数の個別の商品に分解されて、世界中に流通している。アメリカの低所得者の住宅ローンをフランス人とか、日本人が買っているという構図だ。モーゲージを買った人間はどんな人間が住宅ローンを借りているか知る由もない。また、以前はローンが返せなくなったときは、銀行と再交渉することができたが、今は有無を言わさずに差し押さえられてしまう。
★とにかく信用度の低い借り入れ能力の低い人たちに平気でサブプライムローンを貸した。信用度が低いといっても、年収が300万から400万円くらいの人たちだ。それなりの収入がある。心配ない。いずれ家の値段は上がるから、そのとき借り替えればいい。担保上昇でさらに余分なお金が入るのだから。そう言って貸しまくったのだ。しかし、住宅価格が無限に上がり続けることはない。低金利が低いときに変動金利で融資を受けた人はさらにリスクが大きい(これは日本でも同じことで、サブプライムがひと段落したら金利は上がっていくのだろう)。
★「サブプライムローンとは、金融市場に関する知識を欠き、十分な情報をもらえない人に融資をする、一種の略奪的な融資と言ってよい」とノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ・コロンビア大学教授が言っていた。さらにスティグリッツ教授はグリーンスパン前FRB議長も批判している。グリーンスパンは2001年の金利が1%にまで下がり、もう上がるしかないというレベルで変動金利住宅ローンの活用を推奨するようなスピーチをしたようだ。またブッシュの金持ち減税を支持したが、それは景気刺激のためではなく、単に政権支持者たちをさらに裕福にするためだった。だから、景気を刺激するためにはサブプライムローンを奨励せざるを得なかったわけだ。
★あきれたことに、「サブプライムローンは本来家を買えないような人々が家を買えるようにした」と評価する連中もいるようだ。盗人猛々しいとはこのことで、これもアメリカン・ドリームだとでも言うのだろうか。結果的に08年度末までに170万人のアメリカ人が家を失うと言われている。彼らはなけなしの金まで奪われてしまった。だから「略奪」なのだ。こうなることはある程度予想できたわけで、アメリカ政府がぐるになって仕掛けた略奪行為と言える。
★それにしても、ゴールドマン・サックスのえげつなさときたら。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、サブプライムによる下落相場を利用して(つまり空売りで)、ゴールドマンのトレーダーが11月末までの1年間で40億ドル(約4480億円)近い予想外の巨額の利益を上げたと報じた。この利益はゴールドマンのサブプライムによる損失を埋め合わせてなお余りあり、来週発表する決算で過去最高益を計上する見通しだという。
★サブプライムは日本人には全く関係のない対岸の火事のようで、今年の流行語の候補にもならなかったが、重要な教訓になるはずだ(もっとも日本のバブル崩壊から今回アメリカは何も学ばなかったわけだが)。国家が国民から略奪するなんて日本でも日常茶飯事か。日本にはさらに信じられない年金問題がある。「金融市場に関する知識を欠き、十分な情報をもらえない人々」とスティグリッツ教授は言うが、金融市場の知識に精通し、自分で情報を得なければ否応なしに騙されるってことだろうか。
(週刊「東洋経済」12月1月号参照)

原発周辺で小児白血病増大、閉鎖前倒しも−ドイツ
ドイツ連邦放射線保護庁が9日までに公表した調査結果によると、原子力発電所の近くに住む子供ほど白血病を発病する危険が高いことが分かった。同庁は、原発と発病の因果関係については明言しておらず、ガブリエル環境相はさらに詳しく調査する意向を示した。ドイツでは2021年ごろまでにすべての原発が閉鎖される予定だが、今回の調査結果を受けて脱原発の前倒し論も出ている。同庁によれば、1980−2003年に16カ所の原発から5キロ圏内の住民を調査したところ、5歳未満の子供37人が白血病を発病した。統計上の平均値は17人で、発病の確率は2倍以上。居住地が原因として考え得るとしている。
(12月10日、時事通信)
★同じことが当然、狭い国土に原発がひしめいている日本でも起こっている可能性がある。問題は活断層の上に原発があることだけではない。ドイツではすべての原発を廃止する方向を打ち出しているのに、サルコジが推進するフランスの原子力外交とシンクロするように再び息を吹き返した日本の原子力プロジェクトは一体何なのだろう。フランスと日本の貿易額の第2位が、原発で燃やしたウラン燃料からプルトニウムを抽出する再処理事業という知られざる事実。

■「フランス文化の死」(タイム誌ヨーロッパ版)
★先週フランスで騒然となった問題の記事。ちょっと遅れましたが、メイン・ブログで訳を紹介しています。(⇒記事を読む



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2007年12月15日

週刊フランス情報 10 - 16 DECEMBRE 前編 ユニクロがフランス上陸

■仏ストラスブールの巨大ツリー(画像)
仏東部ストラスブールのクレベール広場では、クリスマスに向けて巨大なツリーが飾られている。画像はコチラ
(12月14日、AFP)
★2000年の冬だったか、この大きなクリスマスツリーを見てきた。このあたりはクリスマス発祥の地と言われ、この時期になるとクリスマス市が開かれる。

仏、教育法改正に学生が抗議
フランス南東部の都市リヨンで11日、今年の夏に成立した教育法に反対する学生たちが、市内のベルクール広場で抗議活動を行った。新法では、大学側にこれまでより広範な自治権を付与し、民間資金を募って産学連携を強化することを認めている。
(12月13日、 AFP)
★フランスの大学も日本の元国立大学(今は独立行政法人)みたいになりつつあるのか。

「仏語は数の勘定できない」発言不適切、訴えは棄却、東京地裁
東京都の石原慎太郎知事が「フランス語では数が勘定できない」などと発言したことで名誉を傷つけられたとして、仏語語学校経営者や在日仏人ら計91人が、石原知事や都に謝罪広告の掲載や慰謝料を求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であった。笠井勝彦裁判長は発言が不適切だったことは認めたが、「原告の名誉を傷つけたとはいえない」として、訴えを棄却した。笠井裁判長は「フランス語に携わる人にとって、不快感を与える発言で配慮を欠いている」として、石原知事の発言が不適切だったことは認めた。一方で「特定の人に対する発言ではなく、原告の名誉を傷つけたとはいえない」と判断した。 判決によると、石原知事は平成16年10月、首都大学東京の支援組織の設立総会で「フランス語は数の勘定ができない言葉だから、国際語として失格しているのもむべなるかなという気がする」などと発言した。石原知事は「主張が認められたものであり、当然の判断と考えている」とコメントした。
(12月14日、産経新聞)

ドキュメンタリー映画「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」予告編
写真家アニー・リーボヴィッツの半生を描き出すドキュメンタリー映画『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』が、08年2月から東京・渋谷の「シネマGAGA!」などで上映。

アラン・デュカス氏が語る、料理哲学、そして「ミシュラン2008東京」

ユニクロ、パリに仏1号店オープン、欧州大陸に初出店
カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは14日、パリ北西部の商業地域にあるショッピングモール「キャトル・タン」にフランス1号店をオープンした。ユニクロの海外進出は英米両国などに次いで5カ国目で、欧州大陸では初の出店。来年開店予定のパリ旗艦店のアンテナショップとなる。
(12月14日、毎日新聞)
★以前、ユニクロがシャンゼリゼのあたりに出店すると書いたのだが、凱旋門は凱旋門でも、新しい凱旋門(デファンス地区)でした。すみません。同系のブランドとして、オランダの C&A、スウェーデンの H&M 、スペインの Zara などがパリに進出している。日本ではすでに Muji(無印良品)が先陣を切っていることにも触れている。10年前くらいにパリのサンシュルピス教会のあたりを歩いていて、偶然、開店したばかりの Muji の店を見つけ、無意味に買い物をした覚えがある。ル・モンド紙の記事によると、ユニクロは日本文化の普及のために、音楽や映画や本も売るらしい。とても禅的なコスメ商品も(一体どんなもの?)。またユニクロがお客から要らない服を集めてリサイクルしていることも紹介している。
↓フランスメディアの関連記事↓
Un nouveau japonais dans la mode
VOGUE.COM(13 décembre 2007)
Uniqlo débarque enfin en France
LE MONDE(12 décembre 2007)

イタリアで大流行する日本マンガ
今、イタリアで日本漫画が注目を集めているという。これは大変興味のある話である。そこで、イタリアの日本漫画事情についてもっとよく知りたいと思った。さて、まず、イタリアの漫画事情そのものを知らないと、イタリアにおける日本漫画のあり様を想像することは難しい。そこで、新進気鋭の漫画翻訳家として活躍中のイタリア人女性へのインタビューを通して、いろいろな角度からイタリアの日本漫画事情に迫ってみたいと思う。取材相手は、ダ・ポント・ステファニアさん(北イタリア・ヴェネト地方のサンタ・デュスチナ在住)である。
(12月11日、オーマイニュース)
□関連記事「ルパン3世

■今週のiPod & Youtube
"I wear your ring"
Cocteau Twins
in Heaven Or Las Vegas (1990)

Stars and Topsoil: A Collection 1982-1990「今週のiPod 」を書こうと思いながら、2年前に買った iPod nano が壊れてしまって(確かに使い方が荒かったとはいえ、そんなに寿命が短いのか?)、ようやく新しいのを買った。ビデオまで見ようという気はないので、またnano を買ったが、さらなるデザインの洗練具合にびっくり。これは売れるはずだ(週刊「東洋経済」が「iPod はなぜ売れるのか」特集をしている)。ところで、main blog の方で exquise さんが「冬のための音楽」というエントリーを書いてくれたので、私も冬の1曲を紹介したい。コクトー・ツインズ Cocteau Twinsの "I wear your ring" だ。iPod にはこれと、"Summerhead" と "Lolelei" が入っている。今の季節の凍てついた空にエリザベスの天上的なボーカルがシンクロする。コクトー・ツインズの名前を出すと歳がバレてしまうが、当時 4AD という耽美的なグループを数多く輩出していたレーベルがあり、その代表格だった。ところで、コクトー・ツインズはイギリスのバンドで、フランスの詩人、ジャン・コクトーとは何の関係もない。ちょっとフランスと関係があるとすれば、フランスの代表的なニュース番組、France 2 のニュースとCMの合間に入る効果音に、今挙げた、"I wear your ring" と "Lolelei" のイントロが使われていて、これを聞くとフランスを思い出す。ジャケットの美しさも比類がない。写真はベスト盤。

Lolelei(from Youtube)
Heaven Or Las Vegas(from Youtube)



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2007年12月09日

週刊フランス情報 3 - 9 DECEMBRE

アラブの暴れん坊「リビア」が優良投資国へ変貌、フランスとの関係も
テロ支援国家の劇的大変身「砂漠の狂犬」「アラブの暴れん坊」「北アフリカの狂信者」…こんな呼び名が数年前まで一般的だったリビアの最高指導者、カダフィ大佐は2003年、一方的に核放棄宣言をして、米国をはじめとする先進国から、テロ支援国家の指定を解除された。それまでリビアは、1988年に起きたパンナム機爆破事件など多発する過激派によるテロを支援しているとして、国際的な非難と制裁を受けていたが、核廃棄宣言以降、先進諸国との関係が劇的に改善される。不倶戴天の敵だった米国とも国交を開き、ライス国務長官のリビア訪問も近いとされている。そうなれば、石油資源はいうまでもなく、多くの鉱物潜在国であり、ある程度のインフラも整備され、生活水準もアフリカ有数のこの国が、投資開発ラッシュになることは間違いない。フランスのサルコジ大統領は、2007年7月25日、カダフィ大佐と会談し、軍事・保健・教育・テロ対策・民生原子力利用などに関する協力協定に調印した。この協力協定の中で注目されるのは、民生用とはいえ、フランスが原子力分野での協力に合意した点である。
(12月6日、MONEYzine)
仏大統領、アルジェリアと原子力協定 植民地時代の謝罪せず
フランスのサルコジ大統領は5日、3日間にわたる旧植民地のアルジェリア公式訪問を終えた。両国は核エネルギーの平和利用協力を含む総額73億ドル(約8000億円)以上の投資・協力協定を締結した。サルコジ大統領は滞在中、一般的な植民地制度を「不正だ」と非難したが、アルジェリアが要請していた仏植民地時代(1830~1962年)に関する直接の謝罪はしなかった。協定には研究や技術移転、発電やウラン採掘などが含まれ、6月に米国がアルジェリアと結んだ議定書よりも踏み込んだ内容。ただ、実際の協力に際しては欧州原子力共同体(EURATOM)の承認が必要とされる。フランスは今年7月にリビア、10月にモロッコと核協力で合意している。 
(12月6日、産経新聞)
★サルコジ大統領は今週も原子力外交を精力的に継続。フランス24ではサルコジとカダフィが仲良く映っていて、リビアに関しては武器の商売の方が実があったようだ。サルコジの勢いに刺激されてか、日本でもいろいろ問題を起こして封印されていた原子力の計画が動き出している(↓)。先週、オーストラリアの新政権が温暖化対策に熱心だという話をしたが、原子力政策はどうなのだろう。考えてみれば、オーストラリアは重要なウラン産出国で、このような温暖化が原発の見直しを加速させている現状では、ウランが将来的に高騰することは確実なのだから。

原子力の協力関係PR、駐日仏大使がもんじゅ視察
ジルダ・ル=リデック駐日フランス大使が4日、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市白木)などを視察した。フランス大使による視察は初めて。原子力機構は、平成3年からフランス原子力庁と研究協力協定を締結しており、人材交流や情報交換、共同開発などを行っている。今回の来県についてリデック大使は、「来年は日仏の国交樹立150周年。両国は古く、密接で多種多様な関係を築いている。特に原子力分野での協力関係について広く知っていただきたいと思い訪問した」と語った。視察では、大使夫人と駐日原子力参事官ら4人で、原子炉や中央制御室、研修施設などを訪問。もんじゅの構造やナトリウム燃焼実験などを見学した。途中、ナトリウム漏れの対策などを熱心に質問していた。リデック大使は「高速増殖炉を見るのは初めてで、強い印象を受けた。組織にしっかりとした規約やルールがあることに驚いた。これからも両国で手を携えていきたい。もんじゅの運転再開に期待している」と感想を語った。また、フランスで稼働している高速増殖炉「フェニックス」を例に挙げ、「(高速増殖炉は)原発の第4世代の方向性として、これからますます多くの国で採用されるだろう。エネルギー政策の観点から重要なシステムだ」と語った。
(12月5日、産経新聞)

フランス人「日本熱」、来日者数10年で倍増、漫画で関心
日本の漫画やアニメが根強い人気を持つフランスから、日本にやってくる人が増えている。「漫画を原文で読みたい」と日本語を学ぶ留学生、アニメゆかりの場所を巡るフランス人向けツアー。漫画を入り口に、日本文化に関心をもつ若者も少なくない。「大きな森に神木、鳥居。景色が漫画の背景と一緒で感動した」。駒沢大学に留学しているガエル・ブラサクさん(22)は、「日本の原風景」を求めて訪れた長野でそう感じたという。「漫画を原文で読みたい」と、大学入学と同時に日本語を学び始めた。やがて芥川龍之介や太宰治と、興味は文学にも広がった。東京でインターンをする大学院生、ジュリアン・エチエンヌさん(24)が一番好きな作品は、侍文化を描く「るろうに剣心」。「もう刀は持っていないだろうが、その精神は日本にまだ残っているのでは」と考えた。京都外国語大留学生のカリーン・パルマさん(21)は漫画の翻訳家を目指す。「語学上達はもちろん、漫画でみた日本の生活を感じたかった」。フランス人の日本の大学などへの留学生は、06年で417人(文部科学省調べ)にとどまるが、「予備軍」は急増中だ。フランスでの日本語学習者は、06年には1万5534人(国際交流基金調べ)と84~85年の約5倍。ヨーロッパ諸国では最も多い。近藤安月子・東大教授らが日本語を学ぶ動機などを尋ねた05年の調査では、「漫画・アニメ」が最多の30%で、専攻学生の8割が留学を希望していた。漫画は旅行者数にも影響しているようだ。06年のフランス人の来日者数はここ10年でほぼ倍増の12万1310人。フランス人向けに、秋葉原や宮崎駿監督が館主を務める「三鷹の森ジブリ美術館」、コスプレイベントなどを巡るツアーを企画する会社も登場した。フランスで日本アニメの放映が本格的に始まったのは80年代後半。91年には「ドラゴンボール」が出版された。これらで育った世代が成人になりつつあることが背景にある。京都精華大マンガ学部の牧野圭一学部長は「日本の漫画は政治から歴史、囲碁など幅広い対象を扱い、日本文化のカタログの役割を果たしている。19世紀、浮世絵を通じて日本に関心を持ったことに似ている。新しいジャポニスムですね」と話している。
(12月05日、asahi.com)
★それに引き換え日本の大学のフランス語学習者は減るばかり。昔はフランスの文学作品を原書で読みたいという願望が大きな駆動力になったのだが。こういう動きを見ていると、フランス文化を紹介する側も、お高くとまっていないで(すでにフランスの文化的な権威なんてないのだから)、徹底的にサブカル化する必要があるのだろう。それはハイカルチャーと言われてきたすべてのものに当てはまる。それは単に低俗化させるということではない。市場原理が支配し、一方ではグローバル化、フラット化した社会の中で文化を鍛えていく必要があるってことだ。その中に文化と受容者が折り合うリーズナブルな地点が見つかるはずだし、受容者を高めていくことだって可能なのだ。最初から権威を付与したり、制度で守ったりしてもろくなことはない。

「持たざる者」の国際連帯行動、フランス活動家の講演会
今月の家賃は払えましたか? 来月の家賃は払えそうですか? 土地開発のためにアパートを追い出されようとしていませんか?今夜寝るところは我が家と言えますか?…誰もが家がなくては生きていけない。住宅は医療や教育と同じように、基本的人権である。ところが、家賃は高いし、貧乏な学生にアパートを貸してくれる大家も少ない。外国人である、高齢者の一人暮らし、保証人がいないなど、貸さない理由は聞き飽きた。フランスはパリでも同じこと。しかし、パリには意外と空家が多い。パリ市内だけでも一万二千戸の空家がある。賃貸に出されていない本当の空家である。そういうわけでパリには空家を占拠して生活している人が意外と多い。ただし、空家住まいはパラダイスではない。大家が気がつけば裁判沙汰となる。しかし、基本的人権を尊重しない現行の法律のほうが間違っている。そこで「住宅への権利運動(DAL)」が呼びかけるのが、市民的不服従としての「占拠」である。市民的不服従とは、異議申し立てのあらゆる制度的方法が尽きた場合にとられる抵抗の集合行為である。法律に従わないことは、「違法だが正統」な選択肢を示すことであり、正統性がどちらにあるかを市民社会に問うことができる。
□この記事の解説と関連情報はコチラを参照

2008フランス、ワーキングホリデー募集開始
(Working Holiday Network)


■今週の iPod & Youtube
"Toutes les nouvelles parlent d'hier"
Orwell
in Des Lendemains (2001)

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UK音楽の影響を受けたフランスのバンドが2000年前後から増えてきたように思うが、たとえ英語で歌っていても、フランスの音にはどこかノスタルジックな空気が漂っているように思う。この Orwell の音楽は、エレクトロニカのフレーバーをかぶせたネオアコっぽいのだけれど、やはり一方で懐かしいポップスをイメージさせるところがある(ギルバート・オサリバンのカヴァー曲が入っているのも、そう感じさせる一因だろう)。いかにも日本人好みの音だなあと思っていたら、彼らは本国ではなかなか日の目を見られないようで、このアルバムは日本から発売されていた。ロックとフランス語がマッチする例はなかなかお目にかからないのだが、Orwell の場合は意外なほどにしっくりくる。秋めいてきたこの季節にぴったりの音だ。
(by exquise)

□Orwell "toutes les nouvelles parlent d'hier"(from Youtube)
□Orwell "in your playground"(from Youtube)
□Orwell "Elémentaire"(from Youtube)



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2007年12月03日

週刊フランス情報 26 NOVEMBRE - 2 DECEMBRE 後編

サルコジ大統領の訪問機に深まるフランスと中国の関係
2007年11月27日、フランスのサルコジ大統領は初の訪中を終え、帰国の途に就いた。中国に滞在した60時間の間にエアバス160機、原子炉2基など計200億ユーロ(約3兆2160億円)の大型契約を仲介するなど、訪中は大きな成果を挙げたといえそうだ。中仏関係を深化させた立て役者といえば、シラク前大統領。サルコジ大統領が前大統領の対中政策を引き継ぐかに注目が集まっていた。蓋を開けてみると、サルコジ大統領は対中友好路線を引き継ぐばかりか、就任わずか6か月での訪中を果たすなどより積極的な姿勢を見せた。今後、経済関係を中心に両国の結びつきはさらに深まるとの予測が強まっている。
(11月29日、Record China)
中国に「環境へ配慮した発展」求める、サルコジ仏大統領が清華大で講演―北京市
2007年11月27日、中国のニュースサイト「中国網」は、中国を公式訪問中のフランスのサルコジ大統領が、同日午前、北京の清華大学で講演を行ったと伝えた。講演の中で、大統領は、地球の気候変化問題の重要性と、中国がこの問題に対して果たすべき役割について語った。大統領は「地球の気候変化は、すべての国家の発展を脅かす問題であり、特に、中国のような経済発展の著しい国にとっては、中長期的に重大な影響が予想される。事態は緊迫しており、一刻の猶予も許されない」と問題の重要性を指摘した。また、「フランスは温暖効果ガスの排出量を削減するために、行動を起こしている。中国の若い世代である君たちも、私たちと一緒に、政治家を説得し、予想される最悪の事態を回避するために、行動を起こそうではないか」と呼びかけた。中国の発展については「中国が今後も継続して発展していくことを願っているが、その発展とは、環境保護型の発展でなければならない」「科学教育に秀で、計画実行能力に優れた中国は、それをやり遂げる力がある」と述べた。また、「両国が気候変化問題に関する多くの分野で、引き続き協力し、強いパートナーシップを築きあげていきたいと」語った。
(11月28日、Record China)
★サルコジ大統領は中国に原発のセールスに行ってきたようだが、「フランス24」などは、原発の商談が成立してメデタシ、メデタシ的な報道をしている。原発はどうみてもリスクとコストから考えると、非常に非合理な選択に思えるが、どうやら原発は国威発揚の象徴のようなものらしい。核兵器に転用できるという意味でも。「フランス24」はネットで気軽に見れるメディアだが、もともとCNNやBBCの英語帝国主義に対抗して作られたメディアなせいか、サルコジの新しい国威発揚作戦にあまり抵抗がないようだ。

フランスで2夜連続暴動、警察官64人負傷
パリ郊外で起きた2夜連続の暴動で警官64人が負傷し、フランス警察は27日、取り締まりを強化した。 暴動はパリから約20キロ北部のビリエルベルで25日、少年2人が乗ったバイクがパトカーと衝突し、少年が死亡したことをきっかけに発生し、またたく間に近隣の街に広がった。警察関係者によると、26日夜にはビリエルベルと近隣の2つの街で、怒った若者の集団と警察の新たな衝突が起き、警官64人が負傷した。うち5人は重体で、1人は大口径銃で肩を撃たれたが、命に別状はないという。ビリエルベルでは約100人の若者がごみ箱の陰から警官隊に物を投げ、警官約160人がゴム弾と催涙弾で応戦した。別の街では若者が火炎瓶を投げ、車両63台と建物5棟が放火された。2夜連続の暴動を受け、27日朝にはビリエルベル上空をヘリコプターが旋回し、騒乱を起こしている人物の捜索に当たった。中国訪問中のニコラ・サルコジ大統領は25日の暴動発生を受け、「双方とも冷静になり、責任追及は法の裁きに任せてほしい」と沈静化を呼び掛けた。フランスでは2005年、警官に追いかけられた若者2人の死をきっかけに全国的な暴動が起きており、同じような事態の再発が懸念されている。
(11月27日、AFP)
□関連エントリー「憎しみ LA HAINE (3)-メディアと憎しみ

パリの高級ブティック街シャンゼリゼ通りが悪の巣窟に?
フランス・パリの有名ブティックが立ち並ぶシャンゼリゼ通りで犯罪発生率が急激に悪化し、瀟洒なファッション通りとしての名声が地に落ちかねない事態に発展している。仏犯罪調査機関が26日に公表した報告書によると、シャンゼリゼ通りのあるパリ8区における犯罪発生率は前年、32%も上昇し、犯罪発生件数は1500件を超えたという。数日前にもパリ市警が、ファッションの街、パリを象徴するシャンゼリゼが凶悪犯罪、売春、恐喝の中心地に成り下がりかねないと警告していた。フランソワ・ルベル、パリ8区長も、パリジャン紙とのインタビューで、シャンゼリゼが、風俗店が立ち並ぶ歓楽街となっているかつての高級街、9区ピガールの二の舞に成りかねないとの懸念を語っている。「状況は悪化するばかりだ。毎年、映画館が次々と閉館し、その後を埋めるのはナイトクラブだけ。風俗店が開店を申請しても、それを防ぐ手段はないのが実情だ」
(11月27日、AFP)
□関連エントリー「シャンゼリゼの現在


■ベルギー情勢にやきもき?
6月の総選挙後5カ月半以上すぎても新政権ができず、政治空白が続くベルギーに、他の欧州諸国のメディアが関心を強めている。仏紙リベラシオンが28日、特集を組んだほか、英BBC放送も同日、ベルギー情勢を詳しく報道した。リベラシオンの特集は28ページにも及び、ベルギーが北部オランダ語圏と南部フランス語圏に分かれていることや、言語の違いによる政治対立を詳報。経済、社会情勢から文化、スポーツまで、普段は隣の小国に関心が薄いフランスの読者向けに多角的に紹介している。BBCは、ベルギーが南北に分裂した場合、北部は欧州で最も豊かな国の一つに、逆に南部は最も貧しい国の一つになるだろうと伝え、南北対立の背景には経済問題があると解説した。 
(11月29日、時事通信)

ベルギー(wikipedia)

■オーストラリアに新政権誕生
★オーストラリアで大きな変化があった。総選挙でハワード現政権が惨敗し、新政権は労働党のラッド氏が担う。親中国派(中国語が話せ、北京大使館にも駐在)の人のようだ。オーストラリアはイラクに派兵し、京都議定書も批准しないなど、日本以上にアメリカに追随していた国だ。ラッド氏はいまもイラクに残っている1500人のオーストラリア兵を引き上げることを公約として掲げ、ブッシュ大統領に非難されたが、ラッド氏は「アメリカは友人であり、重要な同盟国である」と述べ、アメリカのホワイトハウスもこれからもオーストラリとは良好な関係を築いていくと声明を出した。アメリカに文句を言われながらも、オーストラリアは主体的に新しい国の姿を明確に打ち出している(どこかの国とは大違い)。
★もうひとつ選挙の争点になったのが、環境問題である。ラッド氏は「気候変動、水、環境問題」が新政権の中心的課題となると述べ、環境相とは別に、気候変動担当相を新設することなどを明らかにしている。同相は京都議定書の批准やポスト京都交渉などを担当する。ラッド氏は環境相や気候変動担当相とともに、インドネシア・バリ島で来月行われる気候変動枠組み条約第13階締約国会議に出席する。




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2007年12月01日

週刊フランス情報 26 NOVEMBRE - 2 DECEMBRE 前編

米シティ、アブダビ投資庁から8100億円の出資受け入れ
米大手銀行シティグループは26日、世界最大の政府系ファンド、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ投資庁から75億ドル(約8100億円)の出資を受け入れると発表した。普通株に転換される出資証券を発行し、アブダビ投資庁はシティの発行済み株式総数の最大4・9%を取得する。低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」の焦げ付き急増に伴う巨額損失で打撃を受けた財務基盤を立て直す狙いだ。ドイツ銀行の推定によると、アブダビ投資庁は8750億ドル(約94兆5000億円)の資産を持つ世界最大級の政府系ファンド。アブダビ投資庁は今回の出資でシティの筆頭株主になるとみられる。
(11月27日、読売新聞)
★今週の世界の最大のニュースはこれだろう。サブプライムに対するサプライズだ。シティがアメリカ最大の銀行になれたのは、73年のオイルショックで膨らんだオイルマネーの運用を引き受けて、南米の発展途上国に貸し付けていたから。80年代半ばにそれらの途上国の経済が危機に瀕し、それと一緒にシティの経営も傾いた。それに加え、新たな収益源として始めた不動産融資やLBO融資も世界的なバブル崩壊で不良債権が大量に発生。91年には自己資本比率が7%台になり、国際決済銀行の8%ルールを満たせずに、緊急の経営再建計画を立てたが、このときにシティの増資に応じたのが、サウジアラビアのアルワリード王子だった。5億5000万ドルを出資し、大株主(現在も3・6%の株主)になった。今回のアブダビ投資庁の出資は75億ドルで持ち株比率は4・9%になるという。しかし、前にも紹介したように、アラブの産油国は自国通貨をドル相場に連動させるドルペッグ制をやめようとしている。5月にクウェートがドルペッグから離脱し、12月にもカタールが追随するようだ。今回の動きと相反するようだが、アメリカを完全に見捨ててしまってはアラブの国々が持つ巨額のドル資産が減ってしまうからだろう。それにしてもタイミングの良いオイルマネーの出動は、その影響力の大きさをいつになく実感させる。

11月のユーロ圏のインフレ率、大幅上昇の3%
欧州連合統計局が30日発表した統計によると、ユーロ圏13か国の11月のインフレ率は3.0%と、欧州中央銀行(ECB)の設定目標を上回る6年ぶりの高水準となった。原油や食品価格の高騰が原因で、前月の2.6%と比べ大幅に上昇した。インフレを警戒するECBは、年間ベースのインフレ率の目標値を2%以下としている。
(11月30日、AFP)
★フランスの人たち(そして日本からの旅行者も)はだいぶ前から物価の上昇にあえいでいるようだが、日本でも今日からガソリンを始め、いろんなものが一斉に値上げされた。今のところ、日本の物価に対しては原油高以外はあまり影響はないようだが、それでもインフレの足音は確実に迫っている。ユーロ圏のインフレ率は当然、次の利上げに対する圧力になるだろうが、金融収縮に対する警戒は根強く、板ばさみ状態なのはアメリカと同じ。

1月のフランス「ソルド・バイ・パリ」セール情報
フランス・パリで1月に開かれるバーゲンセールの日程が発表された。「ソルド・バイ・パリ」セールは、9-20日に開催され、百貨店、トレンディーショップ、高級ブランド、若手デザイナーブランド店などのほか、コンセプトショップ、地元小売店などが参加する。セール期間中、買い物客の便宜を図るため、「シック」「トレンディー」「オリジナル」「ロマンチック」「クリエイティブ」に区分されたショッピングルートが設けられる。これらルートを含む詳細な案内書「ザ・ガイド08」(英、仏の2カ国語)10万部が配布される。
(11月29日、時事通信)

http://www.soldesbyparistouch.com

フランソワ・オゾンの新たなミューズ、ロモーラ・ガライが語る『エンジェル』
angel01.jpg小さな田舎町で質素に暮らす少女が、華やかな上流社会へ強い憧れを持ち、あふれんばかりの思いを書き綴り、小説家として人気を博す。名声と豪邸での贅沢な暮らし、名家に生まれた画家との結婚…。フランソワ・オゾン監督の『エンジェル』で、自らの文才で道を切り開き、少女時代から見続けた夢を現実のものにしたヒロインを演じたのは『ダンシング・ハバナ』や『タロットカード殺人事件』に出演し、舞台でも活躍するロモーラ・ガライ。オゾン監督の新たなミューズとなった彼女は、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)のワールド・ツアーの合間を縫って来日した。オゾンにとって、これが初めての英語作品。
(11月29日、cinemacafe.net)

「エンジェル」フォトギャラリー
フランスの公式サイト(予告動画-Bande Annonceあり)

フランソワ・オゾン関連エントリー
□「ふたりの5つの分かれ路
□「シャンゼリゼ通りの現在

映画『いのちの食べかた』を観て
「おお小十郎おまえを殺すつもりはなかった」…宮沢賢治の小説、「なめとこ山の熊」の有名な一節である。ここには食べるものと食べられるものとの対等な関係と言う賢治の理想と悲しみが描かれている。先日、東京の映画館でドイツ・オーストリアの映画「いのちの食べかた」を観た。東京でも小さな映画館1館で、上映しているだけなので、まだ観た人は多くないと思われる。この映画は、ストーリーも主人公もなく、ひたすら鶏や豚、牛、魚、野菜という「食べ物が生産される様子」を淡々と写し続けているだけのドキュメンタリーである。
(11月26日、ツカサネット新聞)

クリスチャン・ラクロワ、装飾美術館で初の展覧会【動画】
メゾン創立20周年を迎えたクリスチャン・ラクロワが「学芸員になる」という長年の夢を遂に叶えた。現在フランス・パリの装飾美術館では、ラクロワと彼の友人で同館学芸員のオリヴィエ・サイヤールがキュレーションを行った展示会「Christian Lacroix, Histoires de Mode」が08年4月20日まで開催される。会場では、歴史的なクチュリエの衣装や、制作者不明の収蔵作品、そしてラクロワの作品をミックスして展示するというユニークな試みが展開されている。この記念すべき展覧会への想いを、ラクロワが語った。(11月28日、AFP)

■クリスマス特集:モードなスイーツ(AFP)

ラ・メゾン・デュ・ショコラ(ショコラの老舗)
パティスリー・サダハル・アオキ・パリ(パリの日本人パティシエ)
ジャン=ポール・エヴァン(世界最高峰のショコラティエ)



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2007年11月25日

週刊フランス情報 19 - 25 NOVEMBRE ストが収束

公共交通機関の年金改革反対ストが収束
vogue_novembre_2007.jpgフランスの国鉄などで今月13日から続いていた公共交通機関の年金改革反対ストは、24日までに収束した。ただし、年金改革の交渉はまだ妥結しておらず、政府は交渉期限を「今後1カ月以内」と設定した。焦点だった年金受給資格について、労組側は現行の「勤続37.5年」を一般企業並みの「勤続40年」に繰り延べる政府案に合意する一方、年金の受け取りが遅れる分、退職前の給与を引き上げるよう求めている。
(11月24日、毎日新聞)

シラク前仏大統領、資金流用疑惑で事情聴取
フランスのジャック・シラク前大統領が21日、パリ市長時代の公金流用疑惑で捜査判事に出頭を命じられ、事情聴取を受けた。
(11月21日、AFP)

■いったいどこまで増えるサブプライム!?
★どこの新聞だったか、先週の日曜の朝刊でサブプライムローン(=米国の信用力が低い個人向け住宅融資)による損失は全世界で7.5兆円と書かれていたが、すっとぼけたバーナンキ議長でさえ1500億ドル(16兆円)と証言し、先週、ドイツ銀行なんか「今のところ」4000億ドル(44兆円)と発表していた。経済協力開発機構(OECD)も21日、金融市場動向に関する定期リポートの中で、サブプライム問題によって金融機関や機関投資家が抱える損失額が最大3000億ドル(約33兆円)に膨らむとの見通しを公表。返済遅延が起きやすい住宅ローンの残高は今後も増えていき、「我々はまだ状況悪化の途上にある」とのこと。だんだんと数字が膨らんでいくが、一体どの数字を信用していいのか。世界経済をクラッシュさせかねない問題だけに気がかり。世界の金融市場は不安のどん底にあり、先週、NYダウが13000ドルを割り、日経平均はまさかの15000円割れ。TOPIXも信じられない水準まで売られている。ドル円は108円台、ユーロ円は160円台をキープ。
★金融市場とは別に、サブプライム問題がアメリカ社会に具体的にどのような影響を及ぼしているのか。FRANCE 24を見ていると、アメリカでは抵当に入った家が増えてきて、ゴーストタウンのようになっている町もあるという。サブプライムではない普通のローンで家を買った人々もあおりを受けて、家を手放すはめになっている。無人の家にスクウォッターやマフィアが入り込み、中古住宅には買い手もいない状態だとか。

■ジェーン・バーキンはミャンマー民主化の象徴
ベストジェーン・バーキンは今や60歳になるというが、個人的には「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」での少年のような瑞々しい演技を思い出す。最近、ジェーン・バーキンといえば、「軍事政権にもっと制裁を」と、ミャンマーの民主化を呼びかけるフランスのシンボル的な存在だ。サルコジ大統領とも会い、新聞やテレビにも登場。自身のサイトでも署名活動を応援している。実は99年にジェーン・バーキンはミャンマーのフランス系の高校に招かれ、こっそりコンサートを開いた。その際に、現地のフランス大使館でアウン・サン・スー・チーさんと会ったと言う。(読売新聞朝刊22日付参照)
□FRENCH BLOOM STORE「フレンチ・ロリータ

■『ジダン』バティスト・ブラシェ著
ジダンジダンが頭突きという行為に及んだマテラツィの暴言は何だったのか。佐山一郎氏によると、「髪形の乱れをからかった説」から「フーコーが死んで以来、フランス哲学はクズ同然だと言った説」まで飛び交ったという。マテラツィはあのとき「差別の意味することがわからない」とか無知な人間を装っていたが、「フーコー云々」が本当なら、ポスト・フーコーのフランス哲学をクズだと判断できるマテラツィも凄いし、その言葉で怒り狂えるジダンも凄い。もちろん、最もありえない台詞をあてはめたジョークなのだろうが。「ジダン」の良質な評伝が出た。原書の副題は「一人の人間でありたかった神」。

■フランス版ヴォーグのブルース・ウェーバー特集(写真TOP↑)
フランス版ヴォーグがやってくれました!11月号の半分近くのページを写真家ブルース・ウェーバーの好きにさせてしまったのです!(続きを読む)

銀座に金色の輝き、「カルティエ」リニューアル
フランスの高級宝飾品ブランド「カルティエ」の銀座2丁目ブティック(東京都中央区)が21日、リニューアルオープンした。店が入るビルの外装をゴールド一色に覆った。世界の有名ブランドの出店や改装が相次ぐ銀座でも、ひときわ存在感を放っている。カルティエが2階から地下1階に店を9階建てのビルの外壁に金色の支柱を張り巡らせた。日中は太陽の光を浴びて輝き、夜は支柱に内蔵されたLED(発光ダイオード)が、色とりどりの光を放つ=写真。パリ本店の改装も手がけたフランスの建築家、シルヴァン・デュビュイッソン氏の手によるもので、カルティエの名にふさわしい“究極の贅(ぜい)”を表現したという。(写真)
(11月22日、フジサンケイビジネスアイ)
■パリでもリニューアル!
【動画】「シャネル」ヴァンドーム広場のジュエリー・ブティックを改装
【動画】「ディオール」モンテーニュ通り店リニューアル

モーリス・ベジャール氏死去=世界的な仏バレエ振付家
世界的なバレエ振付家のモーリス・ベジャール氏が22日、スイス西部のローザンヌで死去した。80歳だった。地元メディアなどによると、10月以降、心臓や腎臓などの不調を訴え、入退院を繰り返していた。フランスのマルセイユ生まれ。1959年にブリュッセルで初演した「春の祭典」が高い評価を得た後、60年「20世紀バレエ団」を結成した。81年公開の仏映画「愛と哀しみのボレロ」で振り付けを担当し、躍動感のあるバレエが世界各国から称賛された。87年にスイスに移り、バレエ団を「ベジャール・バレエ・ローザンヌ」に改組した後も世界で活動を続けた。86年、日本で勲三等旭日中綬章を受章するなど、世界各国から多くの賞を贈ら