管理人:cyberbloom
★FRENCH BLOOM NET は「フランス」の情報化のプロジェクトです。具体的には、フランス語を学ぶ人やフランスに関心のある人のために、フランス関連情報を記事にして、カテゴリー別に蓄積しています。週末には「週刊フランス情報」と題して1週間のフランス関連ニュースをピックアップしています。この他にもサイトを運営しています。 □精鋭ライターによる投稿サイト:FRENCH BLOOM NET □仏検&フランス語学習サイト:FRENCH BLOOM CAFE □音楽専用サイト:FRENCH BLOOM MUSIC □インスタントストア:FRENCH BLOOM STORE ★当方、大学でフランス語を教えているメンバーを中心としたグループです。詳細やお問い合わせに関しては「ABOUT & PROFILE」をご覧ください。
■カンヌ2015:セシル・ドゥ・フランスがプレゼンターのパルム・ドールは、ジャック・オーディアール(Dheepan)が受賞。やっぱりカンヌに強いこの監督!ついに最高賞を受賞しました。おめでとうございます。 ■カンヌ2015:「ある視点」部門の各賞が発表され、最高賞は Grimur Hakonarson の les Béliers が受賞。黒沢清の『岸辺の旅』も監督賞を受賞した。上映後の拍手が暖かかったという黒沢監督の弁が証明されましたね! ■カンヌ2015:ヴァレリア・ゴリノがプレゼンターの監督賞は、ホウ・シャオシェン(The Assassin 黒衣の刺客)が受賞。 ■カンヌ2015:レティシア・カスタがプレゼンターの審査員賞は、ヨルゴス・ランティモス(The Lobster)が受賞。ヤッター! ■カンヌ2015 : 今年のクィア・パルムはトッド・ヘインズの Carol に決定。ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラという美しい二人のロマンスの受賞、これは文句ないでしょう。 ■カンヌ2015:アニエス・ヴァルダ監督に名誉賞が授与。プレゼンターはジェーン・バーキン。素敵なひととき。 ■カンヌ2015:ジョン・C・ライリーが盛り上げるカメラ・ドール(新人賞)は、コロンビア映画 La Tierra y la sombra に決定。 ■カンヌ2015 : パルム・ドールのほか、各賞が発表された。ナンニ・モレッティのMia Madreはエキュメニック賞、ステファン・ブリゼのLa Loi du Marchéはその特別賞を受賞。 ■カンヌ2015:ラースロー・ネメスのSaul Fiaはフィプレシ(国際批評家連盟)賞、フランソワ=シャレ賞も受賞。サウンドトラック賞(っていうのもあるんだ)はホウ・シャオシェンの『黒衣の刺客』を担当した Lim Giong が受賞。 ■カンヌ2015:その他、監督週間で、アルノー・デプレシャンの Trois Souvenir de ma jeunesse がSACD賞を受賞。マチュー・アマルリック演ずる主人公が青春時代の恋愛を回想する物語。う〜ん甘酸っぱい。 ■カンヌ2015 : 今年のパルム・ドッグはミゲル・ゴメス監督の Mille et une Nuits に出演したLucky君に決定。モフモフ系で愛らしい。 (reported by exquise)
MUSIC ■エリック・サティの新たな一面に迫る展覧会、自筆楽譜や肖像画も展示(CINRA):ジャン・コクトーやパブロ・ピカソとも交流があったエリック・サティは、彼らと共同で舞台『パラード』を制作したことなどで知られ、1925年に逝去したフランスの作曲家。同展では、サティが生きた時代の文化や、交流を持っていた芸術家、サティに影響を受けた芸術家たちの作品や資料などを5つの章に分けて紹介し、サティの新たな一面に迫るという。 ■Juice=Juice『Ça va ? Ça va ?(サヴァサヴァ)』(via youtube):ハロプロ系女性アイドルグループ、オリコン1位。シルヴィ・バルタン風?歌詞の中には「さよならを教えて」という一節。 ■30歳を超えると、新しい音楽を聞かなくなっちゃう?「昔の音楽は良かった病」になる(naver):★… 思春期は個人のアイデンティティを形成する脳の発達段階にあたり、そのせいで私たちは思春期に聴いた音楽を一生聴き続ける、と何かで読んだ事がある
CINEMA - exquiseさんのカンヌ特集 ■カンヌ2015:カンヌの開会式を鑑賞。今回の司会のランベール・ウィルソンのフランス語も、非常に聞きやすい。女優をはじめ、女性のシネアストたちへのオマージュが散りばめられた舞台でした。俳優や女優の目立つ審査員の中で「初めての2人の(ホテルの部屋も、パンの量も2倍と茶化されていた)」審査委員長、コーエン兄弟の相変わらずの地味さよ‥(でもそれがいいのです)。そしてロッシ・デ・パルマのカッコよさよ! ■カンヌ2015:オープニングを飾ったエマニュエル・ベルコの La Tête Hauteは少年の更生問題を扱った作品。カトリーヌ・ドヌーヴ、ブノワ・マジメルなど著名な俳優が出演する中、話題を呼んでいるのが主役を演じた若きロッド・パラド。… ■カンヌ2015:吉田秋生の漫画を映画化した是枝裕和監督の『海街diary』は、若手から実力派までの女優を揃え、日本でもヒットしそう。プレスからはこれまで通りの監督の繊細さが評価される一方で甘すぎるのでは、という声も。 … ■カンヌ2015 : アニエス・ヴァルダ監督に今年栄誉賞が授与されることが決定。私はこの監督の『落穂拾い』というドキュメンタリーがとても好きです。une Palme d’honneur pour Agnès Varda … ■カンヌ2015:マッテオ・ガローネの Il Racconto de Racconti は、17世紀の童話から着想を得たグロテスクなファンタジー。サルマ・ハエック、ヴァンサン・カッセルが出演。映像美は見る価値がありそう。 … ■カンヌ2015:ギリシャの Yorgos Lanthimos 監督が手がけた The Lobster はコリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリーが出演するシュールで難解なブラックコメディ。これは‥すごく見たいぞ。ジョン・C・ライリーはもともと好きな俳優さんだが、今回マッテオ・ガローネ作品にも出演していたし、野心的な映画にいろいろ出ているのが嬉しい。The Lobster にはほかにもレア・セドゥーやベン・ウィショーも出演。ウィショー君がライリーさんを罵倒する一場面を観たが、ちょっと笑えます。 … ■カンヌ2015:ハンガリー出身の László Nemes 監督の Saul Fia は、ナチスの補佐を強要されたユダヤ囚人を描く恐怖に満ちた作品。初の長編作品ながら、ぼかしを効果的に使い、成熟が感じられる映画のようだ。 … ■カンヌ2015:ガス・ヴァン・サントがマシュー・マコノヒーと渡辺謙を迎えて、富士山の樹海を舞台に描いたThe Sea of Trees。ダークなラビリンスを彷徨う2人の姿が魅力的だが、プレスの評判は芳しくないものが多い‥むむむ。 ■カンヌ2015:ナンニ・モレッティが、映画撮影中の女性監督とその家族関係を描いた Mia Madre は、自伝的要素が強い作品のようで、その細やかな表現がプレスにも概ね好評だ。全体のスパイスとなっているジョン・タトゥーロが見もの。 …
ART ■ラスコー洞窟壁画を原寸大で再現、パリで展示会開催へ(AFP):パリ・ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ見本市会場で8月30日まで開催される同展では、縮尺模型が展示されるほか、通り抜けることができる原寸大の洞窟が再現。 ■ジェニス・カレーラス著『フィログラフィックス 哲学をデザインする』(amazon):複雑で難解な95の「哲学」を、シンプルな形と鮮やかな色で提案する「実験的なグラフィック」集=フィログラフィックス。1つの哲学を見開きの構成で、左ページには言葉の定義/解説を、右ページでは少ない色や形でその表現の仕方を提案。世界を動かし続ける大きなアイデア、さまざまな「ism」/主義・主張・論理の本質を捉えて伝える、デザインと哲学の世界を融合した1冊。
ART ■ブランド名を書き換えてホームレスのためのキャンペーン(culturebox):Yve Saint Laurent(イヴ・サン=ローラン)を Yve Sans Logement(家のないイヴ)に、Christian Dior(クリスチャン・ディオール)を、Christian Dehors(外にいるクリスチャン)…日本でやるとバッシングされそうな、格差社会をあぶりだすユーモア。ぜひ写真をご覧ください。
CINEMA ■『星の王子様』の予告編がネットで公開(culturebox):アメリカ人監督のアニメ作品で、サンテグジュペリの作品に忠実ではなく、創作が入っている。カンヌ映画祭でもコンペティション外で選ばれている。王子様とキツネのシルエットがよい感じ。"Dessine-moi un mouton.""Je ne suis pas apprivoise.""L'essentiel, c'est invisible pour les yeux." など、名台詞はきちんと押さえていますね。 ■『カンヌ国際映画祭』史上最年少のグザヴィエ・ドランら審査員7人発表(CINRA):同映画祭の審査員長を務めるのはコーエン兄弟。なお、審査員長を2人で務めるのは同映画祭史上初。また、今回明らかになった審査員には、ロッシ・デ・パルマ、ソフィー・マルソー、シエナ・ミラー、ロキア・トラオレ、ギレルモ・デル・トロ、ジェイク・ギレンホールらに加え、史上最年少審査員となる26歳のグザヴィエ・ドランが名を連ねている。最高賞にあたるパルムドールをはじめとするコンペティション部門の各賞が彼らによって決定され、5月24日の授賞式で発表される。 ■『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』監督が遺伝子組み換えを巡るアメリカの現状語る(webdice) :「知る権利を持つ市民よりも企業が上に立つ構造がGMO表示の問題なんだ」。日本公開にあたり来日したジェレミー・セイファート監督に、アメリカでの上映時のエピソードや、現在の全米各州の遺伝子組み換え食品の表示を巡る市民運動について聞いた。
ART ■ドラクロワとルドンの『ライオン狩り』も来日、仏ボルドーの美術と文化を紐解く展覧会(CINRA):6月23日から東京・上野の国立西洋美術館で開催。同展はボルドーワインなどで知られるフランス・ボルドー市の全面協力のもとで開催され、ボルドー市とワイン産業の関わりや、約200点を超える美術作品や歴史資料から、同市の美術と文化の展開を紐解いていく。
ART ■フランスの芸術8世紀分が詰まった世界遺産のお城はここ!フォンテーヌブロー宮殿(PUNTA):フォンテーヌブロー宮殿は約8世紀分の歴史と芸術が凝縮された『フランスの歴史ダイジェスト版』の城。パリのリヨン駅から電車で45分。 ■世界最古の洞窟壁画の複製初公開(NHK):今からおよそ3万6000年前に描かれたとされ、「世界で最も古い時代の絵画」としてユネスコの世界遺産に登録された、フランス南東部にある壁画の複製が完成し、初めて公開。
ART ■『マグリット展』にシュールなベルギーを垣間見る(PUNTA):13年ぶりの大回顧展は国立新美術館(六本木)で3月25日から。マグリットの作品の分析で、幼い頃に母親が入水自殺してすさんだ幼少期を過ごしたとか、早熟で性的葛藤が多かったなどと深読みする評論家もいるが、むしろマグリットの足跡や作風に、いかにも何気なくシュールなベルギーの現実を垣間見るのが面白い。★…ベルギーの象徴派からシュルレアリスムの流れは面白く、研究対象にしようと思ったくらい。ブリュッセルの美術館はお奨め。
ART ■フランス国立ケ・ブランリ美術館による国内初の展覧会 世界の「マスク」約100点を紹介(fashionsnap):アフリカやアジア、オセアニア、アメリカから集められたマスク(仮面)をテーマにした大規模なコレクション展が、4月25日から6月30日まで開催される。2006年にパリ・セーヌ河岸に開館し、パリの新名所として親しまれるフランス国立ケ・ブランリ美術館による日本初の展覧会。会場の東京都庭園美術館には約100点のマスクが並び、その表現の本質に迫る。
JAPAN ■円安でも海外M&A過去最高ペース(newshere):少子高齢化による国内需要の低迷により、日本企業の多くが海外に成長の活路を見出していることが根本的な要因。各企業は円安によって買収コストがこれ以上高騰することを恐れ、海外投資を急ぐ。 ■東大合格者速報!中高一貫校が強い理由 「いい学校」の条件(東洋経済) 中高一貫校は単純に先取り教育をしているわけではない。受験に特化したスキルを与えているのではない。むしろ「名門校」と呼ばれるような学校ほど、教養主義を貫く学校が多い。
BOOKS ■『シャルリ・エブド事件を考える: ふらんす特別編集』(amazon):イスラーム、国家、ライシテ、LGBT……表現の自由にとどまらぬ争点を浮上させた、パリの風刺週刊紙襲撃テロ! フランス版の911ともいわれる事件を、30名におよぶ識者が緊急レポート。[鼎談]鹿島茂+伊達聖伸+堀茂樹〜シャルリ・エブド事件は「フランスの9・11」か?(L'affaire Charlie Hebdo est-elle le 11 septembre français ?) ■ポール・ベニシュー著『作家の聖別―フランス・ロマン主義(1)1750-1830―近代フランスにおける世俗の精神的権力到来をめぐる試論』(amazon):十九世紀前半、宗教的権力に代わり、世俗的な聖職者たらんとした詩人、文学者たちの「聖別」の過程を克明に追いながら、いかにして文学が高い精神的職務を担うよう求められるに至ったのかを論じる。フランス・ロマン主義を徹底的に解明する渾身の長大評論、第一巻。著者は、戦前・戦後にかけて長くフランスで中等教育に携わった後、1958年にハーヴァード大学(アメリカ合衆国)に招かれて、以後79年までフランス文学およびスペイン口承文学を講じた
EUROPE ■欧州を目指す移民たち(ロイター):北アフリカから簡易ボートなどで欧州を目指す何百人もの移民がその途中で命を落としている。 ■必須科目は「国語・算数・デジタルリテラシー」?英国での流れ(wired) 英国では今後20年間に約35%の職業がロボットや自動化システムで置き換えられるという調査結果。デジタルスキルが教育されていない現状は将来の環境に…
CINEMA ■「フランス映画」と「フランス語映画」は別 多民族国家で曖昧になる映画の国籍(映画.com) :映画でも、こうしたテーマは年々増えつつある。昨年は興収ベスト1に輝いたコメディ「Qu'est-ce qu'on a fait au Bon Dieu?」がまさに、異なる人種とその宗教がもたらす混乱を描いていた。ヒット作の「サンバ」も、アフリカからの移民がフランス社会に受け入れられることの難しさを語っていた。映画が少なからず社会を反映するとしたら、今後こうしたテーマはますます増えていくだろう。
New York, where French school is free ■アメリカでもバイリンガル教育の機運が高まっている。NYでは2006年にゼロだったフランス語のクラスが、今は10校のパブリックスクールでフランス語が学べ、卒業時には英語と同じように流暢にフランス語が話せるようになるという。NYで4分の1が話すスペイン語が人気があるのは当然だが、子供たちは北京語やロシア語や日本語でも光合成や代数を習う。これは単に海外旅行をするとか幅広い友達をつくるためというよりも、バイリンガルはモノリンガルよりも、将来の仕事につきやすく、高い給料につながると考えられているからだ。またバイリンガル教育は親から圧力だという。 ■NYの家庭でフランス語話すのは1%にも満たないが、フランス語の人気はそれに不釣り合いなほど高く、憧れの対象ですらある。かつてフランス語は英語にリンガ・フランカの地位を譲ったが、3月に出たレポートによると2050年にはアフリカの人口増加のおかげでフランス語は世界で最も話される言語になる。 (France24)
LANGUAGE ■『21世紀の資本論』のトマ・ピケティによるTED(youtube):ピケティが英語ができなかったら、こういう考えをアメリカにもたらすことはなかったのでは。このような媒体としての英語の視点があってもよいでしょう。 ■日本語・英語・中国語以外の外国語スキルにおける需要調査が興味深い!(pouch):欧州圏では仏語、独語、伊語の需要が、アジア圏ではベトナム語、マレー語、タイ語、インドネシア語のニーズが近年高まっている模様。そして求められるレベルはビジネスレベル以上が83%。学ぶ以上は使いこなせるレベルに。 ■英語ディベートは大学入試の準備にもなる!(東洋経済):高校までの英語教育を改善すれば、大学では専門の学問を英語で学び、「英語以外の言語を学ぶことに」もっと時間を割けるようになる。
ART ■パリの Musée Art Ludique でジブリ展!(culturebox) 来年の3月1日まで。最寄駅はオステルリッツ駅。紹介動画あり。フランスでもジブリ作品は家族で楽しむようだ。 □Musée Art Ludique:http://artludique.com/ ■バチカンのシスティーナ礼拝堂がLEDに照らされる(culturebox):特製の7000個のLED照明はフレスコ画の色と調和し、鮮明に映し出す。600万人の観光客の出す湿気と毒気から絵を守る特別なエアコンも設置。 ■ラスコー洞窟壁画展、16年に国立科学博物館で開催(TBS):およそ2万年前にクロマニョン人が描く。アートの起源として注目されている。2年後になるが、同展では3Dシアターによって洞窟内部を疑似体験できる。かつては大勢の観客を洞窟内に受け入れていたが、観客の吐く二酸化炭素により壁画が急速に劣化したため、1963年以降から、壁画の外傷と損傷を防ぐため、洞窟は閉鎖された。現在は壁画修復が進む一方、一日に数名ごとの研究者らに応募させ入場・鑑賞させているほかは非公開とされている。★…中沢×國分対談『哲学の自然』でラスコーの壁画をめぐって芸術の誕生と(新人類と旧人類を隔てる)人間の脳の構造の変化に言及していた。
ART ■Le voyage de Hokusai (ARTE):グランパレの北斎展に合わせた、しりあがり寿さんの作品。秀逸!「TOKYO EYES」のリモザン監督も作品を寄せる。Jean-Pierre Limosin a demandé à des artistes, illustrateurs, mangaka ou réalisateurs, japonais et européens, de proposer leur vision de l’univers pictural de Hokusai. □ARTEのサイト記事:http://bit.ly/1FwlrO0 ■Le musée Picasso rouvre ses portes ce week-end(culturebox):パリのピカソ美術館が今週末に再オープン。改装工事で5年ぶり。
■仏のヴァルス首相のツィートが話題に(TWITTER):Après Patrick Modiano, un autre Français au firmament : félicitations à Jean Tirole! Quel pied-de-nez au french bashing ! ノーベル文学賞のモディアノ氏に続き、もうひとりのフランス人が頂点に上り詰めた。ジャン・ティロールさん、経済学賞おめでとう。フレンチバッシング、ざまあみろ!(「フランスは終わっている」とか英国から言われたこと) ■「フランスは終わった」(France2):英百貨店チェーン幹部の「フランスは終わった」「硬直的で絶望的、それに落ち目だ」「何もうまくいってないのに、それを誰も気にしていない」という「フレンチバッシング」が問題になり、発言した本人は謝罪したが、英国がフランスをディスるのは昔からよくある話で、最近よくある仏批判の内容を精査すると…フランス人は怠け者…実は英サラリーマンよりも生産性が高い。仏は赤字国…実は英6%、仏4.3%と赤字幅が小さい。起業家が数が少ない…実は仏の方が多い。仏は国際競争に弱く、研究投資が少ない…これも仏の方が多い。結局うらやましくて叩いているのではないかという結論に(笑)。 ■外国に出るフランス人は200万人(France2):この10年間で35%増。特に若い仏人が多い。最も多い移住先はスイス、米、英。左派の代議士はこれを評価。世界に対してオープンになっていくことは良いことで、グローバル化の当然の帰結だと。その代わりに外国人がやってきてフランスに住み着いている。しかし他国に比べれば少ない移住率。仏2.5%に対して、独4.5%、英6.5%。右派は見方が違う。それはフランスに対する不信によるもので、仕事がないことで外国に行くことを強いられている。税金が高いことなどで苦しめられている。仏を魅力的な国にして流出を止めなければならないと。 ■ついに日本上陸!フランス冷凍食品"ピカール"のココがすごい(excite):「フランス人は冷凍食品が好きだ。正確に言えば、冷凍食品専門店ピカールが好きだ。このピカールが日本のイオンと提携」。ピカールはフランス人にとって生活の一部。冷凍食品の専門店だが、その品ぞろえはじつに多様で、大抵の食べ物はここで手に入る。それはブロッコリー、人参などカットされた野菜から、肉、魚の切り身、本格的なフランス料理の一皿や日本のすし、ケーキなどのデザートまで何でもあり… ■フランスの銀行、ツイッター経由の送金サービスを開始(AFP):ツイッターとS-Moneyのアカウントを関連づけ、ツイッターで送金したい相手と金額、そしてハッシュハグの「# envoyer(送る)」を合わせて投稿。 ■シトロエン、「圧縮空気モーター車」の斬新さ(東洋経済):リッター50キロの走行が可能。今まで無駄になっていた運動エネルギーを圧縮空気として保存し、それを利用することでモーターを回す。 ■EUは経済成長を優先すべき=オランド仏大統領(WSJ):フランスはEUに財政目標達成の期限先送りを求めているが、EU高官らは欧州委員会が仏に予算案の修正を要求する可能性が高いと警告。「成長を優先するためには柔軟性が必要だ」と大統領。 ■ユーロスター20周年、シャンパンの試飲でギネス記録(AFP):1994年11月14日に開業。20年間で1億4500万人以上の乗客が利用。
USA ■Steve Jobs Was a Low-Tech Parent (NEWYORKTIMES):スティーブ・ジョブズはローテクな親だった!NYタイムズにスティーブ・ジョブズが漏らした言葉が今になって紹介され大反響。彼は子供たちにはiPadを使わせず、デジタル機器の使用を制限していた。実はIT業界の親ほどそうなのだという。ジョブズは毎晩キッチンで子供たちと本や歴史の話をする時間を大事にしていたのだそうだ。
■試されるユーロ圏の忍耐力―フランスがまたも赤字目標先送り(WSJ):ユーロ圏が再び危機を迎えている。フランスは1日、2015年の予算案を発表し、財政赤字を国内総生産(GDP)比3%以下に抑える目標をさらに2年先送りした。同国のサパン財務相は「緊縮財政は受け入れられない」と語っている。今年のフランスの財政赤字はGDP比で4.4%に拡大し、15年も4.3%。 ■カーン・アカデミーがフランス語に!:これは朗報。Bibliothèques Sans Frontières という組織の助力が大きいようだ。この組織がアフリカ向けの活動を中心にしているように、カーン・アカデミーの仏語版作りはアフリカ戦略でもあるのだろう。アフリカの人口が増え、フランス語話者が7億人に増えると言われているとはいえ、こういうふうに仏語で教育を媒介できればさらに強力な言語基盤を作れる。
MODE ■ジョン・ガリアーノ、「マルジェラ」のデザイナーとしてカムバックか!?(WDD):2011年に差別的な発言をしたとされ、以来ファッションシーンから遠ざかっていたジョン・ガリアーノが、「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA)」でオートクチュール・コレクションを手掛けるのでは、という憶測が業界の内で強まっている。 ■ミウッチャ・プラダ夫妻、脱税容疑で捜査対象に(AFP):そういえば、ドルチェ&ガッバ―ナの2人も今年の5月、2004年の脱税の件の控訴裁判で1年6ヶ月の禁錮刑 (執行猶予)の有罪判決が出ていた。あれもルクセンブルグのダミー会社を使ったものだった。
JAPAN ■外国人労働者、日本に見切り(日経):人手不足が顕在化してきた日本だが、今や日本は上から目線で外国人労働者選別できる立場になく、条件が悪ければ別の国に行くと、選ばれる、パッシングされる国になっている。移民の受け入れは中途半端にやれないということだろう。 ■恐るべし、消費税8%の呪い 大本営発表にダマされるな!(現代ビジネス):イオンの直近の3-5月期決算で純利益が前年同期比で9割減が象徴的。イオンに来るがモノを買わない。車もビールも売れない。中間層崩壊。★…ついでにイオンのIR見てたら、イオンの中期計画というのがあって、国内小売市場の環境の変化を考慮して、アジアシフト、都市シフト、シニアシフト、デジ タルシフトの4シフトを加速と書かれていた。これは「地方はイオンしかない」から、「イオンすらない」になるってことなのだろうか。
9月20日、21日の週末のフランスは「文化遺産の日」でした ■9月20日、21日の週末は「文化遺産の日 Journées du patrimoine 」で、エリゼ宮 (フランス共和国大統領官邸) を始めとする、1500にのぼるフランスの公的な建物が一般公開された。その多くは歴史的建造物で、その中でもエリゼ宮は目玉中の目玉。長時間待たされることを覚悟で、みんなエリゼ宮の門の前に長蛇の列を作った。 ■今年注目されたのは、ピカソ美術館とリヨン駅とサンテ刑務所。ピカソ美術館は5年の工事期間を経て、10月25日に再開館するが、その前に文化遺産の日に公開されることに。もちろん建物だけで絵はまだ展示されていない。リヨン駅は時計塔が有名だが、その内部が公開された。またリヨン駅内にあるゴージャスな内装で知られ、リュック・ベッソンの『ニキータ』の撮影にも使われたレストラン「ル・トラン・ブルー」も。世界最悪の刑務所のひとつとして知られるサンテ刑務所。普段は刑務所の高い壁しか見ることはないが、みんなその内部に興味津々。こういう公開って大事かもしれない。 ■オランド大統領はエリゼ宮に多くの訪問客を迎え、次のように言いました。「これは彼ら(=エリゼ宮を訪れた人たち)の所有物です。将来ここに住む者たち、大統領としてここに住んだ者たちは、借家人に過ぎません。これはフランス人のものなのです」。つまり、エリゼ宮は大統領のものではなく、あくまでフランス国民のものだと言うこと。文化遺産の日は、大統領や官僚たちにお情けで国の遺産を見せてもらう日ではなく、フランス国民がそれらを所有していることを確認する日だと言うわけだ。 (9月19日、CULTUREBOX) □LE MUSEE DE PICASSO(ピカソ美術館) □LA GARE DE LYON(リヨン駅) □LA PRISON DE LA SANTE(サンテ刑務所)
■サルコジ氏、政界復帰へ、17年大統領選視野に(毎日):「国民に新しい政治の選択肢を提供することを決めた」=J’ai décidé de proposer aux Français un nouveau choix politique...とFacebook と Twitter で宣言。 ■エールフランスがスト 半数以上が欠航(NHK):16日は60%が欠航する見通しで、損失は一日当たり14億円から20億円余りに。労働組合は今月22日までストライキを続ける構え。★…昔はストは込みになっていて、こんなふうに損失額を言い立てたりしなかった。新自由主義はストライキは非効率な悪として喧伝。 ■フランス軍 「イスラム国」に空爆開始(NHK):フランス国防省によると、アラブ首長国連邦のアブダビの基地を出たフランス空軍のラファール戦闘機2機が、イラク第2の都市モスル周辺にあるイスラム国の施設を空爆し、破壊。 ■大統領の元パートナーの暴露本好調、フランス的寛容は消滅?(MSN産経):政治家の私生活には立ち入らない「フランス的寛容」が消滅したと指摘される一方、「価値がない」として取り扱いを拒む書店も。 ■「愛の南京錠」をかけられないように、パリのポン・デザールにガラスのパネル(culturebox):パリのいくつかの橋に数か月のうちに70万の南京錠がかけられたようだ。★…問題視すればするほど注目され、みんなやってしまうという悪循環。困った者。 ■受刑者の安楽死認める、強姦殺人などで30年収監 ベルギー(AFP):数年前から政府に対し「耐え難い精神的な苦痛」を理由に安楽死の承認を求めていた。ベルギー法務省の報道官も同日、同受刑者の安楽死が決まったことを確認した。安楽死の承認には、希望者が「自発的に、熟考のうえ、繰り返し」安楽死を求めており、それを決断する能力があり、意識があること、という厳格な条件が定められている。
ART ■なぜ香川県直島にフランス人が大勢やって来るのか?(excite):直島においてアートと地域振興は不可分で、昔ながらの島の風景に現代アートを溶け込ませる「島おこし」の成功例となり、過疎化に悩む全国各地の手本になった。アートは国内の若い世代の興味を集めただけでなく、今や海外からも高い関心を呼んでいる。気に入った作品を前にいろいろと思いを巡らせながら、ゆっくりと過ごすという、フランス人が休暇に求めるものとベネッセアートサイト直島の提案が近いものになっている。 ■Le Paris des Arts de Leïla Bekhti(France24):フランスの女優がお気に入りのアートなスポットを紹介する。レイラ・ベクティはパリのメルティング・ポット、メニルモンタンを紹介。
オランド大統領の元パートナーが告白本を発表 ■オランド大統領の元パートナー、ヴァレリー・トリエルヴェレールさんが告白本を出版した。タイトルは "Merci pour ce moment"。抜粋が「パリマッチ」に掲載された。女優ジュリー・ガイエとの密会がばれたときの朝の様子が生々しい…"Je craque, je ne peux pas entendre ça, je me précipite dans la salle de bains. Je saisis le petit sac en plastique qui contient des somnifères (...) François m'a suivi (sic). Il tente de m'arracher le sac. Je cours dans la chambre. Il attrape le sac qui se déchire. Des pilules s'éparpillent sur le lit et le sol. Je parviens à en récupérer. J'avale ce que je peux. Je veux dormir. Je ne veux pas vivre les heures qui vont arriver (...) Je perds connaissance".「私はキレた。そんなこと聞きたくもない。私は急いでバスルームに行き、睡眠薬が入った袋をつかむ。フランソワが後を追ってくる。袋を取り上げようとする。私は寝室に駆け込む。彼は袋をつかむが、それは裂け、睡眠薬がベッドや床に飛び散る。私はそれをかき集め、できるだけの量を飲み込む。眠りたい。これからやってくる時間に耐えられない。私は意識を失う」 (9月3日、culturebox)
■フランス人の7割は「ワインをよく知らない」(AFP):「ワインについて自分は詳しいと思うか?」との質問に対し、71%のフランス人が「いいえ」と回答。「知識豊富」と答えたのはわずかに3%だった。驚きの調査結果を発表したのは、仏ワイン専門誌「テール・ド・ヴァン(Terre de Vins)」。この調査ではワインに関する知識と理解に社会階級が大きく影響していることも見て取れる。主にデスクワークに従事する、いわゆるホワイトカラーの労働者では43%が「ワイン通」と答えたのに対し、肉体的な労働に従事するブルーカラーの人々では同16%にとどまっていた。この結果を通じて、フランス人とワインの関係性における「エリート性」が明るみになり、同時に「高価なワインを買う余裕のない、厳しい家計にみられる実感や理想」を表してもいる。 ■Et si la France vendait la Joconde pour éponger ses dettes ?(France24):もしフランスが借金を返すために「モナリザ」を売ったとしたら…実際、破たん寸前のポルトガルはホアン・ミロの85の作品を売りに出して、3600万ユーロを回収できることを望んでいるらしい。モナリザ(la Joconde)を売れば史上最高の値段が付くことは間違いないが、それでもフランスの財政赤字を埋めるには程遠いだろう。赤字財政に危機感を抱かせるためだとすれば面白い話だが。 ■オランド大統領、「信頼」は13%=内閣改造効果なく−仏世論調査():世論調査によると、同国が抱える問題に対処する上でオランド大統領を「信頼する」との回答は2カ月前から5ポイント低下し、過去最低の13%に落ち込んだ。内閣改造を断行したばかりだが、支持率回復にはつながらなかったようだ。 ■ユーロ急落、ECBが予想外の追加緩和発表(reuters):「ECBにとっては果敢な動きだ。ユーロが長期間にわたり軟化するということがはっきりした」。★…さらに債務危機に陥ったユーロ圏諸国の国債を無制限に買い入れる計画を承認。ドイツの反対を押し切って、債務危機に対処するためのいわゆる「ビッグ・バズーカ」の発射に踏み切る。 ■仏ロシアへの軍用艦引き渡し延期(NHK):ウクライナ情勢を巡ってロシアがヨーロッパの安全保障を脅かしているとして、ロシアとの売買契約に基づき、来月にも予定していた大型の軍用艦の引き渡しを当面、延期すると発表。
BOOKS ■ELLE JAPON (エル・ジャポン) 2014年 10月号:パリのすべて all about PARIS さりげないのにおしゃれ、そして自分の美学をしっかり持っている選りすぐりのパリジェンヌたちを徹底解剖。ため息もののクローゼットやパリのおすすめショップ紹介、対談などから、彼女たちの魅力をお届け! ■浅野素女『生きることの先に何かがある』:ジャーナリストとして、パリを拠点に、家族問題や性のことなどを日本に発信してきた著者が、パリ・メニルモンタンという極めて自由度が高い地で、ひたすら自己責任を負いながら生きてきた軌跡を語る。単身フランスに渡り、ひたむきに仕事をする一方で既婚者との恋愛。シングルマザーとして子どもを育てる不安な日々。親権の奪いあい。40歳を前にしての結婚・出産。ストレートにぶつかりあう夫婦関係・隣人関係。子どもとの間の確執。自分も周囲も、自由であろうと生きる人々が織りなす人間模様が圧巻。年を重ねることで成熟していく人生の深みを見つめる異色作。 ■辻仁成『不屈』:小説、映画、ロック、演劇、パリの生活、そして、息子とのこと...2012年10月から2014年7月まで、作家・辻仁成がくじけないため、そして、毎日、自分を鼓舞するために書き続けてきた日記の一部をまとめたエッセイ集。 ■雨宮塔子『パリ、この愛しい人たち』:彼と彼女が教えてくれた、タフでしなやかな生き方。パリ暮らし15年目のエッセイ。二児の母となり奮闘する日々。 パリの日常で出会う、忘れ得ぬ情景(シーン)。たくましく美しい女性の生き方、いつまでも艶やかな男女の関係、健気で切ない子どもたち。そんな街と人々から学んだ大切なこと。
Un été avec Proust : vous reprendrez bien une madeleine... ■今年の夏はプルーストを読もう:今年、Editions des Equateurs から出版された "Un été avec Proust"(プルーストと過ごす夏) が今年の夏のベストセラーになった。この著作でプルーストに造詣の深い8人の著者がそれぞれのテーマでプルーストを解説している。去年は「モンテーニュと過ごす夏」だった。プルースト研究家アントワーヌ・コンパニョンと「夏」の共著者たちは読者が『失われたときを求めて』のページを(再び)開くよう切望している。"A la recherche du temps perdu" を通は "La recherche" (ラ・ルシェルシュ)と言うようだ。★…長いバカンスがあるから毎年テーマを決め、じっくりプルーストにも取り組める。「漱石と過ごす夏」とか言っても、お盆休みでは短すぎるだろう。 (8月29日、culturebox)
■フランスが内閣改造、大統領は緊縮財政批判のモントブール経済相更迭へ(ロイター):モントブール氏ら造反閣僚が議会で勢力を糾合し、改革実行に必要な左派与党内の多数派が切り崩されるリスクも。 ■社説:政治的な賭けに出たオランド大統領(FinancialTimes):左派を内閣から追い出したことは政治的な賭けでもあり、フランスがこれから進む方向について2つの懸念が生じよう。 ■ラガルドIMF専務理事にフランスが正式捜査、政治不正問題で(reuters):フランスの経済・財政相を務めた際、政治不正問題で過失があったとして、同国司法当局の正式捜査を受けている。ラガルド氏は今週、参考人として4度目の事情聴取に応じており、当局の決定について争う考えを示した。 ■今年は雨の多い夏(culturebox):今年のフランスは、日本と同じように、雨が多かったようで、美術館や水族館など、屋内に人が集まった。パリの le Palais de la Découverte は64%増の入場。 ■フランスで医療保険が売れない理由〜日本人は保険に入りすぎなのか(東洋経済):「仏には『がん保険』はありません。民間の医療保険という商品もあまり普及していません。公的な医療保険が手厚いからです。がんと認定されれば国が全額出してくれます。 ■吉田義男氏、野球の五輪復帰へ協力呼びかけ(日刊スポーツ):欧州のIOCに野球をアピールするため9月にフランスで自身の名前を冠した国際大会「吉田チャレンジ」も開催。 □FBN関連記事:「ムッシュになった男」http://bit.ly/nzFEf8
WORLD ■オランダの農業:干拓地の超スマートアグリ(The Economist):オランダの農家は、人も羨むような生産性にサステナビリティー(持続可能性)まで加えている。そしてオランダの農業輸出、国土が200倍ある米国に次ぐ世界2位。政府と消費者の圧力を受け、新技術と改良された農法がオランダの農場をきれいにしている。 ■巨大バイオ企業の舞台裏:モンサントがつくりだす「完全な」オーガニック野菜(wired):遺伝子組み換え作物で物議をかもしてきたモンサントが生み出した、新たな「オーガニック」。実験室で生まれた甘くておいしい「パーフェクト」な野菜で、モンサントは何を目論んでいるのだろうか? わたしたちの食の未来と安全はどこに向かうのか。★…遺伝子組み換えの次はこれ。モンサントの歴史もわかる記事。 ■ポール・クルーグマン「中流社会に関する思い違い」(経済学101):「ヨーロッパ人と比べてアメリカ人は自分たちが中流社会に暮らしていると思う傾向が強い」ってことだ。実際には,ヨーロッパと比べて所得の分布はずっと不平等なのにも関わらず。 ■ネコと人の『快適な共存』を目指すために作られたチャリティ団体(punta):現在カナリア諸島は、どこもネコだらけ。そのほとんどが、ペットとして飼われていたネコたちである。地元民が飼いきれなくなって放棄したり、移住者たちが島に残していったネコたちが、そのまま居着き、繁殖している。
JAPAN ■中高生の「男女別学」にはメリットがあるのか? (newsweek):現在、改めて「別学の効用を説く」声が強まっているらしい。「男の子の思春期に幼くて格好悪い姿を見せると女の子は男性一般に幻滅してしまう」ので少子化になるという理屈も。 ■夏の甲子園・高校野球での「投手の酷使・投げすぎ」の最大の問題点は?(NO BORDER):この問題を考えるうえでの最大の障害は、高野連などの野球を統括するあらゆる団体が、「野球選手の最終目標」をはっきり規定できないことだろう。
■定年退職前の厳しくも優しいロペス先生のもとで、勉強したり遊んだりする13人の子供たちの姿を追った、心温まるドキュメンタリー映画。Etre et Avoir―タイトルにもなっているこの二つの動詞から見ても、フランス人にとってのフランス語の始まりも、日本人がフランス語を始めるときと全く同じなんだな、と分かります。フランス語をやっている人なら、まるで自分も小学生になったような気分になり、子供たちと一緒に「うぃぃ〜!」「ぼんじゅ〜る、むっしゅ〜」と言ってしまいそう。