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★FRENCH BLOOM NET は「フランス」の情報化のプロジェクトです。具体的には、フランス語を学ぶ人やフランスに関心のある人のために、フランス関連情報を記事にして、カテゴリー別に蓄積しています。週末には「週刊フランス情報」と題して1週間のフランス関連ニュースをピックアップしています。この他にもサイトを運営しています。 □精鋭ライターによる投稿サイト:FRENCH BLOOM NET □仏検&フランス語学習サイト:FRENCH BLOOM CAFE □音楽専用サイト:FRENCH BLOOM MUSIC □インスタントストア:FRENCH BLOOM STORE ★当方、大学でフランス語を教えているメンバーを中心としたグループです。詳細やお問い合わせに関しては「ABOUT & PROFILE」をご覧ください。
★フランスではタラソテラピーの施設は上記のサン・マロ、カルナック、ベル・イルなど、海に面したノルマンディー地方やブルターニュ地方に多い(もちろん大西洋、地中海沿岸にも)。フランス旅行の際にチャレンジしてみるのもいい。La Fédération Internationale de Thalassothérapie はタラソテラピーの国際組織(英語でも読める)。
■「クーリエ・ジャポン」の今月号の特集は「エコブームは地球を冷やせるか?」。以前、「クーリエ・ジャポン」を取り上げたのもエコ&ロハス特集だった。7月15日からパリでは脱クルマ社会を促すレンタル自転車システム(VELIB)が始まり、アニヤ・ハインドマーチのエコバッグ、「I'm not A Plastic Bag」に客が殺到するなど、毎日、エコに関する事件や出来事が目白押しだ。7月7日には、前アメリカ副大統領のアル・ゴア氏が呼びかけた地球環境保護コンサート、「ライブ・アース」( Live Earth)が世界9都市で同時開催された。地球温暖化の危機に対して関心を促すグローバルなイベントだ。
それまでのフランスの大統領は裏で何をしていようが表向きはどっしり構え、優雅さをたたえていた。シラク氏は引退時に愛人に関する告白をした。故ミッテラン氏も愛人だったか、隠し子だったか、記者に問われた時、「それで Et alors?」と、返したのを思い出す。サルコジ大統領はそういう問題を表面化させず、スマートに振舞うどころか、それをさらけ出しているかのようだ。
★パリで3日、シャネル(Chanel)の07/08年オートクチュールコレクションが発表された。動画を見ると、カール・ラガーフェルドが新作についてフランス語でまくし立てている。初めて動いている姿を見たが、やはりけったいなオッサンだ。デヴィッド・リンチも登場し、悪天候が逆にショーを引き立てていると絶賛。この動画を見たあと、改めて GOYAAKOD さんのエントリー「Mr. Lagarfeld, Who are you? 知っているよで意外に知らないあの方のこと」を読むとエキセントリックなキャラにも親近感が湧いてくる。
先週の木曜日6月21日は Fête de la musique でした。フランス全土の街中で無料の野外ライブを一斉にやるという日です(Fête de la musique の詳しい説明は黒猫亭主人さんのブログで)。パリでもカフェや広場や通りで、さまざまなジャンルの音楽のライブが行われます。一昨年は13区のセーヌ川沿いに停泊した船の上で、去年はバスディーユ広場で楽しみましたが、今年もバスティーユ広場にいきました。お目当てはTété。バスティーユは毎年すごい人で若者がふざけて押し合いへし合いになりますが、有名どころがライブをやるので楽しいです。
写真には人だかりしか写っていませんが、肉眼ではステージ上のTétéが見えました。ファースト・アルバム L'Air de rien は好きでよく聴いていたのですが、2001年発売ということはもう6年前ですか。この日は久しぶりにLove Love Love(VC From YOUTUBE)が聴けました。A La Faveur De L'automne (VC From YOUTUBE)は流行っていたので口ずさんでいる人が多くて、日が落ちていく時間帯(といっても夜11時前ですが)、ジンとくるメロディ、合唱…野外ライブとしてはかなりパーフェクトな状況でした。
"Mes chers compatriotes de métropole, de l'outre-mer et de l'étranger, Demain, je transmettrai les pouvoirs que j'ai exercés en votre nom à Nicolas Sarkozy, notre nouveau Président de la République. Je le ferai avec la fierté du devoir accompli et aussi avec une grande confiance dans l'avenir de notre pays. Nous sommes les héritiers d'une très grande nation, une nation admirée, respectée et qui compte en Europe et dans le monde. Vous avez des capacités immenses de créativité et de solidarité. Grâce à vous, grâce à votre engagement, nous avons modernisé notre pays pour l'adapter aux profonds changements de notre temps et nous l'avons fait dans la fidélité à notre identité et en portant haut les valeurs de la République. Mes chers compatriotes, Une nation, c'est une famille. Ce lien qui nous unit est notre bien le plus précieux. Il nous rassemble. Il nous protège. Il nous permet d'aller de l'avant. Il nous donne les forces nécessaires pour imprimer notre marque dans le monde d'aujourd'hui. Restez toujours unis et solidaires. Bien sûr, nous sommes profondément divers. Bien sûr, il peut y avoir des différences de conception, des divergences de vue. Mais nous devons, dans le dialogue, dans la concorde, nous retrouver sur l'essentiel. C'est comme cela que nous continuerons à avancer. Dans l'union, dans le respect de notre diversité et de nos valeurs, dans le rassemblement, nous pouvons nourrir toutes les ambitions. Unis, nous avons tous les atouts, toutes les forces, tous les talents pour nous imposer dans ce nouveau monde qui se dessine sous nos yeux. Unie, et en poursuivant sur la voie engagée, la France s'affirmera comme une terre exemplaire de progrès et de prospérité. La patrie de l'égalité des chances et de la solidarité. Une nation moteur de la construction européenne. Une nation généreuse, aux avant-postes des défis du monde que sont la paix, le développement, l'écologie. Dès demain, je poursuivrai mon engagement dans ces combats pour le dialogue des cultures et pour le développement durable. Je le ferai en apportant mon expérience et ma volonté d'agir pour faire avancer des projets concrets en France et dans le monde. Ce soir, je veux vous dire le très grand honneur que j'ai eu à vous servir. Je veux vous dire la force du lien qui, du plus profond de mon coeur, m'unit à chacune et à chacun d'entre vous. Ce lien, c'est celui du respect, c'est celui de l'admiration, c'est celui de l'affection pour vous, pour le peuple de France et je veux vous dire à quel point j'ai confiance en vous, à quel point j'ai confiance en la France. Je sais que le nouveau président de la République, Nicolas Sarkozy, aura à coeur de conduire notre pays plus avant sur les chemins de l'avenir et tous mes voeux l'accompagnent dans cette mission, qui est la plus exigeante et la plus belle qui soit, au service de notre nation. Cette nation magnifique que nous avons en partage. La France, notre nation, mes chers compatriotes, nous devons toujours en être profondément fiers. Vive la République ! Vive la France !"
上下はHSBCのもの。シャルル・ドゴール空港のあちこちに、いろんなヴァージョンで貼られていました。Etre ouvert sur le monde, c'est comprendre les différences de points de vue. というコピー(下)はありふれたものですが、空港という多様な人々が行き交う場で、日常的なものを並べてみせる、並べて読ませる、並べて考えさせるというのは「視点の多様さを理解する」ことを可能にするかもしれません。アメリカ型グローバリゼーションという「閉じた」世界化ではなく、「開かれた」世界化を心がけたいものです。
最後に、こちらはパリ市のごみ収集車の車体横に見つけた広告。公共広告ですが、インパクトあります。Pas de ça chez vous ? Paris c'est chez vous ! (家ではそんなことしませんね? パリはあなたの家なのですよ!)。声に出して読むと、音の響きもいいですね。
*「表徴の帝国」ロラン・バルト 記号学を駆使して日本人もビックリな日本論を展開。「パチンコは下痢の快楽だ」というような一節があり、そのときちょうどパチンコにはまっていて妙に納得した覚えがある。リニアなフランスのコース料理とは違って、すべてがいっしょくたされたゴッタ煮状態に、さらにはその信じられない照り具合に驚く「すき焼き論」。他には、ふろしき論、天ぷら論、「非合理な日本の番地」論などがあったと記憶している。美少年マニアだったバルト。原書にも彼のお気に入りの舟木一夫の肖像が収められていた。原題のL’Empire des signesは大島渚監督の「愛のコリーダ」のフランス語のタイトルL’Empire des sensをもじっている。
そういえば先月20日のニュースで、大手ワイン業者のアンリ・メール社が「船に積んで各国を回ったワインは熟成が加速するのでは」と、世界一周の船旅をさせた2002年生まれの赤ワインたちが無事、「美味しくなって」戻ってきたと報じられていました。彼らの名前は「世界一周」Tour du monde 。もし日本に輸入されるなら、「世界一周半」ですよね... 飲んでみたい気はします。
最初に4ユーロ(=650円)のハイネケンが注文されると、数分後には0・2(=35円)ユーロ値上げされるという具合だ。人気のないドリンクはうまく待てば最初の料金の半額で飲めるが、人気のドリンクは1・5倍に跳ね上がることもある。あるドリンクの値段が上がりすぎているかと思うと突然、大暴落する。「幸運か、暗黒の木曜か、FOOTSIEで運試し Chance ou jeudi noir au Footsie 」というネットの記事で、「破格の値段でシャンパンが飲める」とあったが、値段の変動幅はせいぜい6ユーロ(=1000円)のようだ。
■定年退職前の厳しくも優しいロペス先生のもとで、勉強したり遊んだりする13人の子供たちの姿を追った、心温まるドキュメンタリー映画。Etre et Avoir―タイトルにもなっているこの二つの動詞から見ても、フランス人にとってのフランス語の始まりも、日本人がフランス語を始めるときと全く同じなんだな、と分かります。フランス語をやっている人なら、まるで自分も小学生になったような気分になり、子供たちと一緒に「うぃぃ〜!」「ぼんじゅ〜る、むっしゅ〜」と言ってしまいそう。