管理人:cyberbloom
★FRENCH BLOOM NET は「フランス」の情報化のプロジェクトです。具体的には、フランス語を学ぶ人やフランスに関心のある人のために、フランス関連情報を記事にして、カテゴリー別に蓄積しています。週末には「週刊フランス情報」と題して1週間のフランス関連ニュースをピックアップしています。この他にもサイトを運営しています。 □精鋭ライターによる投稿サイト:FRENCH BLOOM NET □仏検&フランス語学習サイト:FRENCH BLOOM CAFE □音楽専用サイト:FRENCH BLOOM MUSIC □インスタントストア:FRENCH BLOOM STORE ★当方、大学でフランス語を教えているメンバーを中心としたグループです。詳細やお問い合わせに関しては「ABOUT & PROFILE」をご覧ください。
2010年 のベスト本&イベントですが、小説に関して言えば、2010年のノーベル文学賞をペルー出身の作家、マリオ・バルガス・リョサ氏(74)が受賞。主な著書に 『都会と犬ども』 『世界終末戦争』 『緑の家』 など。今年の仏ゴンクール賞は Michel Houellebecq, La Carte et le Territoire (Flammarion)。あちこちで今年のベスト本のひとつに挙がっているのが、パティ・スミスの自伝的な作品 "Just Kids"。写真家ロバート・メープルソープとの関係、ニューヨークでのボヘミアンな生活を描く( http://utun.jp/UWt/ )。美術展に関して言えば、唯一子供と「水木しげる展」に行ってきました。今年は NHK の連続テレビ小説 「ゲゲゲの女房」 も人気。
FBN の年末企画としてTwitterで2010年のベストアルバムを募集しました。ツイ友の方々の多彩な趣味を反映した、フランス、非フランス、2010年、非2010年の、なんでもありのセレクションです。みなさんの音楽生活の向上に役立てていただければ幸いです。追加可能ですので Twitter を通して投稿お願いします。初めに Yahoo France Music ! にあった今年のフランス国内のベスト10から個人的に面白かったものを4つ。
Hacking de Twitter: ≪La seule parade ce mardi, c'est de ne pas passer par Twitter.com≫ ★今日の唯一の防御策は Twitter.com から入らないこと。
Des tweets devenus entièrement noirs ou des lettres format XXL qui s'affichent verticalement et empêchent le bon fonctionnement de Twitter... Voilà ce qu'ont pu découvrir les utilisateurs du site de micro-blogging, mardi vers 13h30. En cause, un message retweeté automatiquement à l'insu des utilisateurs, dont Benoît Hamon et Sarah Brown, la femme du Preminer ministre britannique Gordon Brown. Dans le cas de cette dernière, il semblerait que l'attaque oriente vers un site pornographique basé au Japon, selon le blog Sophos.
Attaque XSS
S'il est impossible de poster un nouveau message - l'utilisateur est alors redirigé vers une page d'erreur - il est en revanche possible de suivre partiellement sa "timeline" (son fil d'informations). Le message à l'origine de ce hacking est un code de 140 signes qui se diffuse de manière viralen, donc très rapidement.
≪Diffusé sous plusieurs formes modifiées par des plaisantins plus ou moins intentionnés, il peut aussi ouvrir des pop-up ou des messages d'avertissement, avec des liens souvent masqués sous un bloc noir illisible≫, souligne Numerama.
≪Diffusé sous plusieurs formes modifiées par des plaisantins plus ou moins intentionnés, il peut aussi ouvrir des pop-up ou des messages d'avertissement, avec des liens souvent masqués sous un bloc noir illisible≫, souligne Numerama.
Plus d'infos à venir sur 20minutes.fr
Il s'agit d'une attaque XSS (cross-site scripting) qui consiste à forcer un site web à afficher du code HTML ou des scripts saisis par les utilisateurs. Cette attaque, qui vise un service précis de Twitter, ne concerne que le site et ne gêne pas le fonctionnement de la version mobile de Twitter. La faille n'avait toujours pas été corrigée à 15h.
このブログはフランス語を学んでいる人たちにフランス関連情報を提供しようという目的で運営していますが、もちろん、大学でフランス語を履修したり、フランスに興味を持っている学生さんたちも重要なターゲットです。そして、おなじみの FRENCH BLOOM NET-INFOBASE と FRENCH BLOOM NET-main blog に加え、この春から音楽専用サイトと映画専用サイトを立ち上げました。
アカデミー賞を受賞した女優、マリオン・コティヤール Marion Cotillard がフランス芸術文化勲章の授章式でフレデリック・ミッテラン文化相に勲章をつけてもらったとき、針が胸にささって、痛ッ(aïe!)と叫ぶ一幕があり、その動画がフランスで話題を呼んでいる。マリオン・コティヤールと言ってもあまりピンとこない人のために一言付け加えると、マリオンは『TAXI』シリーズのダニエルの恋人役で知名度を上げ、2007年公開のフランス映画『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』でエディット・ピアフ役を熱演し、第80回アカデミー賞主演女優賞を受賞。アカデミー賞の演技部門ではシモーヌ・シニョレに続いて史上2人目、49年振りのフランス人女優の主演賞受賞者となった。そしてマリオンは今週末から封切られる話題の「NINE」にも出演している。二コール・キッドマン、ペネロペ・クルス、ソフィア・ローレンなどゴージャスな女優陣に混じって。
そのニュースのページで≪ses seins montent au front≫という別の記事のリンクを見つけた。タイトルの意味がわからず、何だろうと思ってリンク先に飛んでみると、マリオンが小さな作り物のオッパイを自分の額にのっけているではないか。この前のカーラ・サルコジ・ブルーニ大統領夫人の晩餐会といい、勲章の針がマリオンの胸に刺さってしまった授賞式といい、何だかひとつのテーマでつながってしまっているのだが、単なる偶然です(笑)。
先週、マリオンはクリスチャン・ディオールのために小さなフィルムに出演した。そのフィルムではシックなバンプ・ロッカーを演じていたが、問題のプロモーションビデオをではそれと全くノリが違っている。なぜなら彼女は額にニセモノのオッパイをつけているのだ。彼女の新しいアメリカの友人たちと一緒になって、なぜこんなことに一生懸命になっているのか。それは Funny or Die というサイトのために撮影されたニセの広告だ。それは化粧品の販促広告を真似ている。そこでマリオンがアメリカの女性たちに語りかけていることは…
このビデオは同サイトの BEST OF THE WEEK に輝いている。このサイトについて教えてくれた Gala.fr は、マリオンの胸が大きいことをクドクドと書いているが、マリオンがアメリカで仕事をするようになって、そういうシーンに出会うことが多かったのだろう。それを話題を集めるようなユーモアで反撃し、世の男性たちに忠告する。さすがである。それにフランス人女優という立場をうまく売りにして、差異化をはかる戦術も見事だ。
"En laissant apparaître sa poitrine, Carla ne fait que s'inscire dans une lignée de consorts françaises qui ont présenté leur poitrine pour suggérer des prouesses physiques et politiques", écrit Sarah Vine dans le Times, citant Agnès Sorel, Diane de Poitiers ou Gabrielle d'Estrées. Et la journaliste de voir dans cette tenue "un signe de jeunesse et de mainmise provocante sur le pouvoir". (Figaro Blog)
Moreover, when Carla brandishes her bosom, she is merely the latest in an august line of Gallic consorts who have proffered their breasts to suggest physical and political prowess. Most prominent were the orb-bosomed Agnès Sorel, paramour to Charles VII; Diane de Poitiers, mistress to Henri II, who fashioned his goblet on her breast; and erect-nippled Gabrielle d’Estrées, the distraction of Henri IV. Like the third Mrs Sarko, all revealed their embonpoint as a means of signalling youthfulness and a provocatively literal grip on power. (The Times)
アンリ2世の妻と愛人という立場で、カトリーヌ・ド・メディシス Catherine de Medicis と対立していたディアーヌ・ド・ポワチエ(1449-1566) Diane de Poitiers は、50歳を過ぎても若々しい胸をしていたと言うが、who fashioned his goblet on her breast だなんてアンリ2世は趣味悪すぎ(笑)。彼女たちは「ロワール川古城巡り」の際のエピソードによく登場する。
そしてカーラ・ブルーニのことを the third Mrs Sarko と書いて、若さによって前妻の2人を追い落とし、権力(=大統領夫人の座)を握ったというような印象を与えている。確かにカーラ夫人にはサルコジ大統領との馴れ初めからみても、そのような策略家的なイメージがある。また女性の身体が政治性を帯びるとき、こういうスキャンダラスな形を取らざるをえないのも歴史が証明しているわけだ。とはいえ、このスキャンダルがフランスの歴史と美術の旅にいざなうとは考えもしなかった。深読みにも思えるが、歴史的な教養に裏打ちされた話の展開である。
Toutes les deux semaines, Emilie Simon vous invitera chez elle, dans son appartement new-yorkais, pour des Bedford Ave Sessions expérimentales et de belle facture : premier épisode, filmé par Jamie Weddle, à voir ici avec Rainbow. (24/02/2010)
Berlin looks to build Greek ‘firewall’ ■Financial markets surged on Tuesday on hopes of a European rescue plan for Greece, as officials in Berlin admitted it was looking at how to construct a “firewall” to prevent the debt crisis spiralling out of control. ■A German government official said that the steep decline in the euro and pressure on bond prices had forced Berlin to ”take a significant step” in how to deal with the crisis.(…) (February 9, Financial Times)
ドイツ、ギリシャなどに対する融資保証を検討 ■ドイツは欧州連合(EU)加盟各国とともに、ギリシャをはじめとする問題を抱えたユーロ圏加盟国への融資保証の提供を検討している。こうした諸国の国債のデフォルト(債務不履行)に対する市場の懸念を沈めるとともに、このところ世界の市場を揺るがしていた信用問題の拡大回避を目指す。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。 ■同関係者の一人によると、この計画はドイツの主導で、EUの枠組みの中で実施される見通し。ドイツのショイブレ財務相はここ数日間、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁と同案について協議を進めているという。この協議は、ギリシャをはじめとするユーロ圏諸国の巨額債務を取り巻く市場の混乱が、通貨統合を弱体化させる可能性があるとの域内の懸念を強調している。 ■この保証がどのような構造となるかについては明らかではないが、ギリシャやスペインなどユーロ圏の財政赤字基準に反する諸国が財政緩和政策の後始末を免れるような構想となれば、共通通貨ユーロの長期的な存続可能性をめぐって懸念が再燃する公算が大きい。 それにもかかわらずEUがこうした措置を検討しているということは、政策当局者がユーロ圏加盟国のデフォルトという別の選択肢となれば結果は一層悪く、欧州と世界の経済に深刻な結果をもたらしかねないとみていることを示唆している。 ■EU圏の首脳陣は11日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議で、状況を協議する見通し。事情に詳しい関係者によると、週内にこの計画の最終決定には至らないかもしれないが、ドイツは既にこうした保証が債務危機の阻止に最も効果的だとの結論に達している。 (2月10日、Wall Street Journal)
先週末に開催されていたG7では、EUが国際通貨基金(IMF)の力を借りずに、自分たちでギリシャの財務問題を解決するとドイツの財務大臣が発言していた。最近、PIIGSという言葉をニュースで見かける。「豚」の複数形のスペルミスではない。ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、つまりソブリン・リスクを抱えた国の頭文字である。これらの国の信用力が懸念されているのは、リーマンショック以降、政府が民間の金融機関や企業を救済するために借金の肩代わりをしたり、積極的な財政政策を打って、景気刺激策を実施してきた背景がある。こうした政策には膨大な資金が必要になり、それを税収で賄えなければ、国債を発行するしかない。そうすると政府の借金が雪だるまのように拡大し、その債務の返済能力に対する懸念が生じることになる。このような国が借金を返せなくなってしまうリスクのことを、ソブリン・リスク sovereign risk(英) risque souverain(仏)と呼ぶ。
Un Noël traditionnel en Suède ■En Suède aussi, on prépare Noël et son traditionnel repas de famille. A Ostersund, en pleine campagne suédoise, nos journalistes se sont rendus chez une famille de fermiers où les traditions de Noël sont très fortes. ★TF1ではヨーロッパ各地のクリスマスを紹介しているが、23日は伝統的なスウェーデンのクリスマス。スウェーデンでは森にツリー用の木を親子で切りに行く。おじいちゃんが生きていた50年前は、そりと馬で木を切りに行っていたものだと父親が話している。スウェーデンでは七面鳥の丸焼きの代わりに、ジャンボン・ド・ノエル(クリスマス・ハム、スウェーデン語で julskinka )を食べる。11世紀のヴァイキングの時代から伝わっている伝統的な料理である。ハムの塊にマスタードソースを塗って、クローブ(ハーブ)を刺し、15分オーブンで焼く。冷めたものにリンゴのコンポートを添えて食べる。これさえあればスウェーデンの人たちは大喜び。その他、牛肉の肉団子を作り、特別な型でクリスマス・ビスケットを焼く。この家ではすべて手作りだが、今はみんなお店に買いに行くのだと言う。もひとつの手作りはクリスマス用のロウソクだ。作るのに時間がかかるので、12月の初めから準備にとりかかる。(動画はタイトルをクリック!)
L'enchantement des marchés de noël Viennois ■Direction l'Autriche, pour continuer de découvrir les traditions de noël de nos voisins européens. A Vienne, les autrichiens se retrouvent sur les marchés de noël. Il en existe une vingtaine dans la ville. ★シェーンブルン宮殿の前にも大きなツリーが。ウィーンの家庭ではクリスマスの直前まで飾り付けをしない。なぜなら小さなイエスがツリーを運んでくることになっているから。子供たちは当日まで何が起こるか知らされない。アニス、シナモン、ハチミツ、アーモンドの小さなお菓子を家で焼く。「昔はおばあちゃんが焼いてくれて、美味しかったものだ」と今は若いお父さんがオーブンに入れながら話している。寒い日はウィーン子たちはデーメル(Demel 有名なサロン・ド・テ salon de thé)に暖を取りに逃れる。100年以上の伝統を持ち、ショーケースには色とりどりの10種類以上のケーキが並んでいる。ショコラかカフェといっしょに、ホイップクリームをたっぷりつけていただく。華やかなクリスマス市では暖かい特別なポンチを飲む。なぜかそのあとに日本の「ゆず湯」(ゆずはcitron ou pamplemousseと訳されている)のニュースが続く。若返り(jouvence)の効用があると紹介され、温泉に入るおばあちゃんたちが映っている。
Vite, un cadeau pas cher ! ■A deux jours de Noël, découvrez nos idées cadeaux à petits prix pour faire plaisir à vos proches et garnir les souliers sous le sapin. ★フランスで行われた調査では、半数の人がクリスマス・プレゼントの予算を削ると答えている。10人にひとりは何も贈らないと答えている。不況の深刻な影響だが、解決法は安く上げることだ。課された使命は5ユーロ(=650円)以内でオリジナルなプレゼントを見つけること。雑貨屋でマグカップ、小物入れ、壁に貼り付ける時計。キーホールダー、ブレスレット、イアリングは若者向けに。あとはココットやグラス。グルメな人にはベルギーのチョコレート(レオニダス)がオススメ。
Les dernières courses de Noël ■A quelques heures du réveillon, les clients se pressent pour récupérer les commandes déposés chez les charcutiers, poissonniers, fromagers ou boulangers. ★クリスマス前の最後のお買い物。リヨンの魚屋さんの様子が伝えられている。中には夜中の食事(réveillon)を待てずに、カキの味見をしながら一杯やっている客もいる。最後に美味しそうなビュッシュ・ド・ノエル(bûche de Noël)が登場。おばあさんは10年以上もこの店で買っているのよと。
■定年退職前の厳しくも優しいロペス先生のもとで、勉強したり遊んだりする13人の子供たちの姿を追った、心温まるドキュメンタリー映画。Etre et Avoir―タイトルにもなっているこの二つの動詞から見ても、フランス人にとってのフランス語の始まりも、日本人がフランス語を始めるときと全く同じなんだな、と分かります。フランス語をやっている人なら、まるで自分も小学生になったような気分になり、子供たちと一緒に「うぃぃ〜!」「ぼんじゅ〜る、むっしゅ〜」と言ってしまいそう。