2008年05月11日

FRANCE 2 がL'arc-en-ciel のパリ公演をレポート(動画&プチ解説)

L'arc~en~ciel concert zenith paris reportage France 2
フランスのテレビ、FRANCE2がラルク・アン・シエルのパリ公演をレポートしていた。貴重な現地情報。



Je suis content de rencontrer les parisiennes.(パリジェンヌたちに会えて嬉しいです)

昨夜、日本からやってきたラルク・アン・シエルというバンドが、ゼニットを一杯にし、それは日本にも中継された。コンサートをひとつたりとも見逃さないように、日本からも何百人もの日本の女の子たちが来ていたようだ。フランスのファンの少女たちは、日本のテレビゲームとマンガで育った世代だ。「ずっと前から見たかったの。夢のようだわ」。彼女たちは歌を全部暗記していて、意味がわからないけれど、みんなで一緒に歌っている。それを日本人の女の子たちが微笑ましく見ている。ヨーロッパで初めてのコンサートにパリを選んだことは偶然ではない。バンドのメンバーたちが知っているフランス語は少ないけれど、彼らはフランスの若者たちの日本文化への夢中な気持ちの目に見える証なのである。

最初の方で、「彼ら(=ラルク)はTOKYO HOTELの名声を夢見ている」と言っている。TOKYO HOTEL はフランスで人気のドイツのパンクバンド(このバンドのおかげでフランスでは学生のドイツ語履修者が増えている)。他の新聞でもそうだったが、フランスで人気がある外国のバンドということと、東京つながりで引き合いに出されているのだろう。こういうふうに日本とフランスの若者が文化を共有することは素晴らしいことだし、かつてありえなかったことだ。これはコミュニケーションを載せる重要な媒体になりえるはずだ。これが日本の若い人たちがフランス語を始める強力なモチベーションになれば嬉しい。

「ラルク、その後」(←フランスのラルク人気についての詳しい解説あり)

追加情報(5月13日):ラルクのパリ公演に参加した flower さんがコメント欄に現地レポートを寄せてくれました!

youtubeにはいくつかの動画がアップされている。
hyde のフランス語MC
「On est "l'arc-en-ciel", mais on n'etait jamais venu en France. 私たちはラルク・アン・シエルと言いますが、(フランス語のバンド名にもかかわらず)フランスに来たことがありませんでした」…最後何て言ったんだろ?

ラルクの現地でのインタビュー Nolife - Reportage sur L'Arc~En~Ciel

□左派系の「リベラシオン」にライブ当日に紹介記事が載った。「日本現象が今夜ゼニットをいっぱいにする」(リンク切れ)
L’Arc-en-Ciel étend son spectre sur Paris
Pop. Le phénomène japonais fait salle comble ce soir au Zénith.
GILLES RENAULT
QUOTIDIEN : vendredi 9 mai 2008

□ついでにフランスのテレビ、M6で紹介された、パリの日本マニアの少女たちのレポートも。これも面白い。日本語の字幕付き。
フランスのジャパン・マニア1
フランスのジャパン・マニア2

□関連エントリー
新しいゴシック世代
フランスのオタク文化-子供の発見



cyberbloom

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posted by cyberbloom at 12:50 | パリ | Comment(6) | TrackBack(0) | フランスから見た日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
5月9日 ラルク・アン・シエル パリ公演の現地レポートをしたいと思います。
あくまで主観と人から聞いた話をもとにしていますので、ご了承ください。


私は7日発の4泊6日旅だったのですが、5日“現地ではテント持参でもう並んでいる”と噂にきいたときは吃驚して早く行かなきゃって焦りました;
(ライブの形式は、アリーナ(スタンディング)とスタンド(座席あり・席は早いもの勝ち)なので、早く行って並んでいれば、前方でライブを見ることができるのです)
(ちなみに、公式ファンクラブ協力のライブ鑑賞オフィシャルツアーが組まれていたのですが、総勢300名くらい参加したみたいですが、正確な数字はわかりません; このオフィシャルツアーの席はスタンド席の指定座席が割り振られていたみたいですが、別にアリーナチケットを購入して並んでいる方もいました。ツアーの詳細はhttp://kk-kanko.com/LArc-en-Ciel.htmlを参考にしてください)

5日の噂があったため、その日のうちにSNSにて、日本人・個人参加の人が集まって前日夜からか朝早くから並ばないかという呼びかけがありました。
前日の夜に私も下見に参加して、会場見に行ってみました。
テントがいくつもあって、もう100人くらいの人数が並んでいるのかと思ったら・・・・・・30人くらいの人がシート広げて場所取りしていました。(夜中にはテントがあったみたいです)

早朝行ってみると1枚の毛布にみんなで入って夜を明かしていたみたいでした。夜は相当寒かったみたいです。よかったのは会場の近くにずっと警備の人がいてくれたことです。夜中も朝もいたので、多分ずっといたんだと思います!!(おそらくラ・ヴィレット敷地内全体の警備の方だと思います)
メトロ・RERの始発で一気に地元の人が来るのかと思っていたのですが、ぱらぱら集まる程度で、増えたのは昼くらいからみたいです。


ヨーロッパの方たちはラルクに初めて会えるわけですから、“何年か待ったからもう数日・数時間ならなんのその!!”っていう気合が見られました。

SNSで出会ったグループの前にはイタリア人の方々(7人くらい)が並んでいたのですが、日本語を話せる方も2、3人いて、私たち日本人に興味深深で、ビデオインタビューさせてくれって頼まれたので応えている人もいました。ウェブで公開しているみたいだったのですが、URLとか聞くのを忘れてしまったのできいておけばよかったです。。。 なんでラルクが好きなのかとか聞かれたそうです。あと他の日本のバンド(ヴィジュアル系)のライブでも日本人にインタビューとっていたみたいです。



Posted by flower at 2008年05月13日 23:35
○欧州の方々が日本文化に興味がある、というのは随所で感じられました。

朝並んでいるときに、係りの人がゲートの内側(会場と列の間のまだ立ち入り禁止の域)に現れて何か言っていたことも、フランス人の日本語がしゃべれる人が教えてくれたり、開場前、人が群れていたときも日本語で現地の人としゃべったりしました。
会場付近なら英語より日本語の方が通じるんじゃないかっていうくらいでした。

欧州の方たちの服装は、自分でラルクの写真をつかってTシャツ作ったのを着ている方、過去のライブTシャツ(中には海外公演のなかったライブのを着ている方もいました!!)を着ている方、ゴシックロリータファッションの方、普段着の方など・・・・日本のライブと変わらなかったです。
あと日本のアニメグッズを持っている方もいました。(デスノートの手帳にメンバーのサインを貰っていました!!メンバーの滞在ホテルとかどこから情報仕入れるんでしょうか;)


○お国柄の違い?
前日まで・朝早くから、2名くらいの幅で、ある程度(12、3グループ)列ができていたところと、5グループくらいの列のところがあったのですが、昼をすぎるとグループの仲間が列に増えたり、あと並ぶスペースが縦に広くなかったのでだんだん列がなくなってきて前以外は列なんて関係なくなって人が群がってきました;
日本なら係りの人が紐とか持って列作ると思うのですが、特にそんなこともなく、昼になるまでどのゲートが開くのかとか(会場前にはいくつかゲートがあったので)もわからなかったので不安いっぱいでした。。。
その人群れの中に割り込んだり横入りしたりするのもあまり気にしないみたいでしたし。。
日本人も何人もいたのですが、それがあからさまに嫌な人・もう慣れているような人とわかれているみたいでした。

また、並びながらラルクの曲を近くの人たちみんなで歌っている光景はいつも見られました。多分意味まで分かっている方は少なかったと思います。
それでも笑顔で歌っているので見ていて楽しかったし嬉しかったです。
あとこれは独特ですが、“ラル・カン・シエル”コールがすごかったです。開場前・開演前、いつでも、どこからともなく始まっていました。日本では3節に分けて発音しないと思いますので。

一番しゃべっていたフランスの女の子(日本語も少し話せる)は、ハガレン(鋼の錬金術師)でラルクを知ったって言っていました。やっぱりアニメの主題歌(GTO“Driver’s High”、ハガレン“READY STEADY GO”他映画版でも主題歌2曲、などなど)で知ったという人が多いみたいです。あとFFとかゲーム主題歌も何曲かタイアップしていますし、新曲もそうです。
ライブでもアニメ系の曲は盛り上がって、みんな一緒に歌ったりしていました。
でも少し古い曲やバラード曲、アルバム収録のライブ定番曲はいまいち盛り上がってなかったです;
特にバラード曲中やMC中に、何もそんなしゃべらなくてもいんじゃないっていうくらい回りの人はしゃべっていたりメールしたりしていました;
声が大きく、人との距離も近いのでどうしてもマイクよりもそっちの音が耳に入ってきて、聞き入りたい私としてはちょっと・・・でした。。。

前にコメントしていた著作権などの話なのですが、会場入りのときにチケットと一緒に手荷物検査などありませんでした。(日本ならデジカメでも没収されます)
ライブ中も、携帯やカメラで静止画・動画、じゃんじゃん撮影していました。
私は、それが邪魔だったり覗き込んで様子見に利用したりしてました。やめてほしいっていうのがライブ後の日本人の大半の意見でした;
それで邪念が入って一部楽しめなったのもあるので、、、


あとこれもマイナスな話です。。
アリーナ最前列は日本人が多かったことについてです。実はチケットを取った経路で並ぶゲートが違ったので、日本人向けのチケットの取り方のゲートは現地の方が取った経路のところよりも人数も少なく、チケット確認もオープン前に終わってのか、全部のゲートオープンのときに入れたみたいなのです。日本人経路以外は少しずつ入れて、IDチェックしていたのでかなり時間かかっていました。
だからその経路のチケットを持っていた日本人は有利だったそうです。
オープンでゲートかたダッシュしたら最前列取れたって友人が言っていました。
でもアリーナはライブハウス形式なので頑張れば前にいけるものです。真ん中とかは揉みくちゃ状態ですが、前は安定しているっていいますし。
その最前列にいた日本人の中には、現地の人たち(日本人以外の人)に後ろから嫌がらせをうけた人がいたようです。最前はやはり羨ましいのでしょうか。。
つねられたり足踏んできたり後ろからひっぱられたりして、流血した人もいたそうです。あと罵声など・・・・どこで覚えたのか日本語でバ○、ブ○など。。。
これは一部の人の行為だと信じたいのですが、、、文化の違い・お国柄の違いの一言で終わらせていいものか迷います。。
でもライブのマナーは良かったっていう意見の日本人もいました。メンバーが投げたものをうまくキャッチした日本人は、周りから奪われることもなく拍手されたそうですから。


○感想
ライブは途中アクシデントもあったのですが、文字通り歴史的ライブになったと思います。そこに立ち会えてすっごく幸せでした。
私はアリーナの真ん中どころで揉みくちゃされてました;外国の方のパワーと気迫はすごく、背も高くて、ライブ始まってもメンバーが全く見えなかったときはすごく焦りました;2時間もつのかなって心配でした。。途中でギブアップして後ろいった人も多かったみたいです。
ツアーは残り ソウル・上海・東京3日間・大阪2日間 となりました。13日の読売新聞にも国内ライブの広告出ていました。
国内も楽しみです。



長くなってしまいましたが、こんな感じでレポ終了です。
なにかご質問ありましたら気軽にいってください。




Posted by flower at 2008年05月13日 23:36
flowerさん、早速、とてもリアルな現地レポートありがとうございました!追加情報として紹介させていただきました。レポートの内容を再編集して別エントリーで紹介させていただいてよろしいでしょうか?
Posted by cyberbloom at 2008年05月14日 00:34
はい、大丈夫です。
長いので編集していただけると助かります*
Posted by flower at 2008年05月14日 08:56
flowerさん、フランスのサイト(フランス語)にラルクのツアーのスレッドが立っていて、このコメントが引用されていました。パリ公演の最前列にいた日本の女の子達がいやがらせを受けたことに関してですが、「こんなの良くないよね(Pas cool)」と。日本語が読める人がかなりいるみたいですね。
Posted by cyberbloom at 2008年05月25日 12:52
そうなんですか!!ぜひ情報源の最前にいた人に教えてあげたいと思います!!
日本語も読めるなんてほんとにすごいですね☆
そして私なんかのレポが引用されてるなんて・・・ビックリです。でも光栄です。
インターネットってこういうものなんですね*
Posted by flower at 2008年05月25日 22:21
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