■フランスのサルコジ大統領は24日夜、昨年5月の就任から1年を総括する会見を行い、「チベットで起きていることに衝撃を受けた。そのことを中国の国家主席に伝えた」と述べ、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と中国当局の対話の「条件創設」に努力する方針を確認した。大統領はまた、「中国をのけ者にすることを望まない」と言明するとともに、国連常任理事国である中国の国際的役割に一定の評価を与えた。
(4月26日、産経新聞)
★その会見がコチラ(↓タイトルをクリック)
Nicolas Sarkozy : l'interview en intégralité
Retrouvez l'ensemble de l'intervention du chef de l'Etat, interviewé jeudi soir à l'Elysée.
不買運動はスーパーだけでない、鍵は航空・原子力部門に
■2008年4月24日、香港の地元紙「明報」はフランス政府の対中外交政策に関する独自の見解を伝えている。パリでの聖火リレーが妨害に遭ったことで、フランスに対する国民感情は悪化。今や中国全土で仏製商品の不買運動や仏系スーパー「カルフール」に対する抗議行動が発生している。先に3人もの特使を相次いで中国に派遣したサルコジ仏大統領は対中関係を重視しているとの見方が有力だが、「明報」紙は中国政府が握っているフランス向けの巨額の発注書が目当てだと説明。その証拠に事態を改善しようと最初に特使を送ったのは中国側だったことを指摘し、23日に北京を訪れたジャン=ピエール・ラファラン前首相がサルコジ大統領の北京五輪開幕式参加は微妙と伝えたことも明らかにしている。
■中国は現在2400億元(約3兆3600億円)にのぼるフランス向け注文書を握っているため、本当に愛国精神を発揮し不買運動を行うのならば「カルフール」相手ではなく、中国民航局や航空会社、鉄道局や原子力発電部門にフランスが売り込んでいる技術や製品の購入拒否を要求する旨の手紙を書くべきだとしている。
(4月27日、Record China)
★そういえば、フランスは原発を中国に売り込んだばかり。確かに巨額の注文書がものを言うかもしれない。フランスは足元を見られているのか。さすがに経済的な勢いのある国は違う。しかし中国経済とて磐石ではない。上海の株価指数が暴落し、2.5兆ドルの時価が消えた。1990年開設以来の初めての大暴落で、昨年10月から半値近くまで落ちている。中国財務局は株式売買に関する税金を下げることに決め、株価指数も先週3000ptをつけたあと反発の動きを見せているが、中国の個人投資家の多くは損切りを余儀なくされたか、含み損を抱えていることだろう。チベット問題による愛国主義の高まりは、この大きな損失から目をそらせるためという話も聞こえてくる。
□上海総合 SSE Composite Index (Shanghai)
拉致、フランスで異例の報道=「悪夢」と反響呼ぶ
■北朝鮮にフランス人女性3人が拉致されていたとの情報が最近、仏紙フィガロに異例の大きな扱いで掲載された。拉致事件はフランスではほとんど知られておらず、「悪夢のような話」と読者から驚きの声が上がっている。
■記事を書いたのはフランソワ・オテール記者。拉致問題への国際世論喚起を目指す日本政府の招きで3月末に訪日し、拉致被害者支援団体「救う会」の西岡力常任副会長らに取材。「アジアの富豪の息子」と称する男にパリで誘惑され、中国経由で平壌へ連れ去られた女性を含め、1970年代末に北朝鮮がスパイにフランス語を教えさせる狙いで拉致したフランス人女性が3人いると19〜20日付の同紙で2面ぶち抜きで伝えた。同紙(電子版)の読者欄には「なぜ日本だけが真実を知るために戦っているのか」「仏政府も事実の解明を進めてほしい」といった声が相次いで寄せられた。24日には一部メディアが仏外務省に確認を求めるなど反響を呼んでいる。
(4月25日、時事通信)
NATO復帰遅れ、背景に米との確執
■サルコジ仏大統領が表明している北大西洋条約機構(NATO)軍事機構への完全復帰が遅れている。当初は今月初めの首脳会議で復帰するのが目標だったが、来年にずれ込む情勢だ。背景には、欧州の防衛で主導権を取りたい仏と、NATOを主導する米国との確執があるとみられる。サルコジ大統領は昨年、「近く欧州防衛で強力な主導権を取り、フランスがNATOに完全復帰するようにする」と発言。モラン国防相も「08年3月の国防白書で詳細を明示する」と表明した。
■しかし、国防白書の発行は延期され続け、大統領も「08年末の決定」を表明、実際には来春のNATO首脳会議で正式復帰となる見通しが強い。仏は米国に頼らない独自路線を求め、ドゴール政権時代の66年にNATO軍事機構から脱退し、核戦力強化を進めた。その後、95年に軍事委員会などに部分復帰した。サルコジ大統領はシラク前政権と異なる親米路線を打ち出し、NATO完全復帰を表明した。しかし、具体的交渉が始まるとシラク時代と同様、米仏主導権争いが再発した。
■米紙によると、サルコジ大統領は、完全復帰の条件として、独立した欧州防衛能力NATO内での仏の主導的地位を要求している。さらに仏側は「欧州連合(EU)軍をNATOから独立させ仏軍が主導する」構想を抱き、米側は「両軍併立はあり得ず、あくまでNATO主導」と主張し、対立しているとされる。仏側には完全復帰を機に仏製兵器・軍需物資の調達増を図ろうとする経済的意図も見え隠れする。
(4月24日、毎日新聞)
松井、今季初の2ゴール=フランス・サッカー
■サッカーのフランス1部リーグで、MF松井大輔が所属するルマンは26日、ホームでランスと対戦し、先発出場した松井は今季初の2ゴールをマークする活躍で、3−2の勝利に貢献した。松井は前半20分に先制点、同25分には2点目を決め、後半42分までプレーした。スイス1部リーグで、DF中田浩二のバーゼルはアウェーでアーラウと2−2で引き分けた。故障中の中田は欠場した。
■オーストリア1部リーグで、DF宮本恒靖のザルツブルクは敵地での今季最終戦でアルタッハと1−1で引き分けた。ザルツブルクは首位ラピッド・ウィーンと勝ち点差6の2位で2連覇を逃した。宮本は1月に左足に重傷を負い、復帰できなかった。スペイン2部リーグで、ラスパルマスのFW福田健二はアウェーのコルドバ戦を欠場した。ラスパルマスは1−0で勝った。
(4月27日、時事通信)
□松井の1点目のゴールシーン(これかな?)。見事なボレーシュート。
★commented by cyberbloom
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