2008年04月23日

週刊フランス情報 14 - 20 AVRIL エメ・セゼール死去

文学運動「ネグリチュード」の詩人、エメ・セゼール氏が死去
帰郷ノート/植民地主義論 (平凡社ライブラリー)■カリブ海のフランス海外県マルティニク島出身の詩人で、仏語圏の黒人文学運動「ネグリチュード」を唱道したエメ・セゼール(Aime Cesaire)氏が17日、同島中心都市のフォールドフランス(Fort-de-France)で亡くなった。94歳だった。
■セゼール氏は「帰郷ノート(Cahier d'un retour au pays natal)」でデビュー。同じく詩人のレオポール・セダール・サンゴール(Leopold Sedar Senghor、セネガルの初代大統領)といった黒人文学者らとともに「黒人であることを肯定し、それを誇りとすること」を示す「ネグリチュード(黒人性)」という語を創出し同じ名称の運動をけん引、作品と政治活動を通じ植民地主義に立ち向かった。戯曲では「クリストフ王の悲劇(The Tragedy of King Christophe)」、シェークスピアの原作を黒人劇へ翻案した「テンペスト(Tempest)」が知られている。
■1945年から2001年の56年間にわたり、フォールドフランス市長も務めた。9日に心臓障害のため入院して以降、健康状態が見守られていた。
(4月18日 、AFP)

巨匠リヴェット×文豪バルザック「ランジェ公爵夫人」
lahache01.jpg■フランス、ヌーヴェルヴァーグの旗手の1人だった巨匠ジャック・リヴェット監督の新作『ランジェ公爵夫人』が、好調な成績となっている。今月5日から東京・神保町の岩波ホールで公開され、11日までの1週間で動員約4000人、興収531万円を記録。上映期間は、6月13日までの10週間。最終的には興収4000万円前後が見込まれるという。
■ちなみに同館の前番組で、好調に推移した『胡同(フートン)の理髪師』が、2月9日から4月4日までの8週間で3470万円を記録している。最近、都内のミニシアターで、3000万円を超えるのがかなり難しくなっているなか、4000万円近くが見込まれる成績は大健闘だ。
■客層は30〜50代の女性と、同館の固定客ともいえるもう少し年配の男女。今回、バルザックの原作ということもあり、文学ファンやフランス文化に関心を持つ知的な女性層が目立つ。同館に初めて来た観客も結構多いという。
■岩波ホールは、ほとんどの上映作品で安定した成績を記録することで知られる。現在、都内で唯一といっていいほど恒常的な単館上映を守っていること、固定客が他館とは比較にならないくらい多いことなどが大きな要因だろう。本物の映画文化が味わえるミニシアター。こうした姿勢を、現在に至るも崩していない上映の節度が、根強い支持を受けている理由だとみられる。
(4月16日、VARIETY)
★映画の原題は ‘Ne touchez pas la hache’ で、邦題はバルザックの原作 ‘La Duchesse de Langeais’ から取られているようだ。リヴェットと言えば、これもバルザックが原作の「美しき諍い女」が有名。

「譜めくりの女」ドゥニ・デルクール監督
■2006年のカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で公式上映され絶賛を浴びた『譜めくりの女』。ピアニストになりたいとコンセルヴァトワールの試験を受けた少女・メラニーだったが、審査員である女性ピアニスト・アリアーヌのせいで試験に失敗してしまい、ピアニストになる夢を封印してしまう。数年後、成長したメラニーはアリアーヌと再会するが…。メラニーの複雑な心理描写にクラシック音楽の構成を取り入れた緻密な作品と高い評価を得た本作の監督、ドゥニ・デルクール監督に話を聞いた。
■「何か復讐劇みたいなものをやってみたいと思っていたことは確かです。それにクラシック音楽を絡めてみたかった。実はこの脚本は日本で執筆したんですよ。日本の環境に囲まれて、日本のいろいろなものが影響していると思います」。
■デルクール監督は2005年にフランス外務省の招聘で研究者として京都に半年間滞在した経験を持つ。
「私自身、すごく日本に対して共感を持っているんです。日本人ってアメリカナイズされていると思われていますが、実のところ、ヨーロッパに近いんじゃないかと思うんです。日本滞在中に日本人のメンタリティも、ある程度理解したと思っているんですが、アメリカ的ではないですね。例えばハリウッド映画などは白黒ハッキリした勧善懲悪みたいな世界なんだけど、日本やヨーロッパの映画はもうちょっとニュアンスがあると思います。(全文はタイトルをクリック)
(4月17日、cinemacafe.net)




★commented by cyberbloom

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posted by cyberbloom at 00:27| パリ ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報
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