2007年10月07日

週刊フランス情報 1 - 7 OCTOBRE 前編 SMAPがアラン・ドロンと共演

SMAP がアラン・ドロンと共演
冒険者たち 40周年アニヴァーサリーエディション・プレミアムフランスの大物俳優アラン・ドロンが、フジテレビの人気番組「SMAP×SMAP」(月曜後10・00)にゲスト出演し、SMAPと共演した。10月8日放送分の人気コーナー「ビストロSMAP」に出演するためだけに、6年ぶりに来日した。「太陽がいっぱい」(60年)などで世界中の女性を魅了してきた“永遠の二枚目”。今年のカンヌ国際映画祭でもモデル風の美女と姿を見せるなど、今も動向が注目されている。木村拓哉も「もうすぐ72歳とは思えないですね。ジョークまで素敵なにおいがする」と驚きの表情だ。すると、ドロンは「自分では72歳とは思っていません」とシビれる一言。続けて「若くいるために実践してほしいことがある。女性と付き合ってください」と“秘密”を伝授した。セレブ中のセレブだけに、料理のオーダーもこだわりを感じさせ「前菜は…、メーンは…」と細かな指定に、メンバーは気を引き締めていた。「映画は人生よりも大事な一部。俳優は世界で最も素晴らしい仕事」と断言。さまざまな女性との出会いから演技の世界に入ったいきさつなど、一言一言にSMAPの5人もクギ付け。草なぎ剛は「精進しますので、見届けてください」と固い握手を交わした。ドロンは「こういうコンセプトの番組は欧州では見たことがないし、ビデオでジュード・ロウやジャン・レノが出演した回などを見て、いい番組だなと思った」と出演の経緯を説明。「欧州でもやってみたらどうでしょう」と提案した。
(9月24日、スポーツニッポン)

□アラン・ドロン(Alain Delon):1935年11月8日、フランス、パリ生まれの71歳。軍隊生活を経て、1957年にフランス映画「女が事件にからむ時」でデビュー。60年、主演映画「太陽がいっぱいl」が大ヒットし世界的スターに。「地下室のメロディー」「山猫」などに主演。日本のマツダのCMにも登場。98年に映画界からの引退を宣言したが、出演は続けている。

□関連エントリー「太陽がいっぱい

★ところで、「太陽がいっぱい」と同じくらい重要なアラン・ドロンの映画がこの夏DVD化されていた。ロベール・アンリコ監督の「冒険者たち Les Aventuriers」、である。40周年(1967年の作品)を記念し、HDリマスターヴァーションDVDとして新たにリリースされたようだ。
★パリ郊外の飛行クラブでインストラクターをしているマヌー(アラン・ドロン)と新型エンジンの開発に熱中する元レースカーのエンジニア・ローラン(リノ・バンチュラ)のもとに、レティシア(ジョアンナ・シムカス)という女性が現れる。芸術家の卵である彼女に恋心を抱くふたり。やがて3人は、アフリカの海底に5億フランの財宝が眠っているとの話を聞き、コンゴに旅立つ…という話だが、印象的なシーンの多い映画である。 男ふたりと女ひとりの間の、友情と恋愛関係、そして切ない結末。また複葉機が凱旋門をくぐり抜けるシーンや、海に浮かぶ軍艦島(その後、Fort Boyard というフランスの宝探し番組の舞台になった)などが個人的に印象に残っている。無鉄砲な人生を楽しむマヌーをアラン・ドロンが演じているが、若さと情熱があふれ、脂の乗り切ったドロンの演技が堪能できる。

□「冒険者たち 40周年アニヴァーサリーエディション・プレミアム


日経、朝日、読売が業務提携・ネット事業などで協力
日本経済新聞社、朝日新聞社、読売新聞グループ本社は1日、インターネット上の共同事業を核とする業務提携を進めていくことで合意したと発表した。全国紙3社の業務提携は初めて。記事の読み比べなど単独ではできないサービスを来年年初に始め、各新聞社の情報発信力強化を狙う。新聞配達網の維持・強化でも提携。災害時の相互援助協定も来年3月末までに結ぶ。 ネット分野では、各社が単独では展開できないサービスを共同で提供する。新聞社が紙やネットで発信する報道や解説、評論などの情報価値を高めるのが狙い。3社の主要な記事や社説、解説の読み比べができるサービスなどを検討しているが、具体的な中身は今後詰める。2008年初めのサービス開始を目指し、3社共同出資で事業主体となる民法上の任意組合を設立する。初期投資額は合計数億円規模となる見込みで、出資比率は3社均等にする。(14:30)
(NIKKEI NET、10月1日)
★「週刊ダイヤモンド」(9月22日号)が「新聞没落」という特集を組んでいた。大手新聞社が危機に瀕している。収益の柱である広告収入をインターネットに奪われ、若者からは「情報はネットで見られる」とか「大きすぎて電車の中で読みづらい」とか「古紙回収に出すのが面倒」などと、新聞の評判はすこぶる悪い。
★新聞を読まない理由は、何よりも「インタ−ネットから情報が得られるから」である。20代男性の86.7%、20代女性の66.7%がこのように回答している。新聞各社はニュースをウェブ上で無料で見れるようにしているので、新聞記事はタダ見できるのだ。ネット上の記事で、世の中で起こっていることのだいたいの流れはつかめるし、毎月数千円を払うメリットはないというわけである。
★日本は新聞大国で、再販制度に守られた定価維持、在庫リスクの少ない宅配システム(フランスもそうだが、一般的に新聞は外で買う)、外国語の参入を阻む日本語の壁などを背景に、その既得権益を維持してきた。新聞発行数は6976万部(世界2位)、新聞普及度は63.4%(世界2位)。しかし、世代別の新聞閲覧率を見ると、60代が90%以上あるのに、20代は65%にとどまっている。将来を考えると、これは危機的な状況である。
★朝日、日経、読売の3社が共同でポータルサイトを立ち上げる計画が明らかになったが、ネットに押されてじり貧の新聞社がようやく重い腰を上げたようだ。しかし、新聞社はネットの世界では素人で、結局は世界的なネット企業に頼らざるを得ない。ヤフーに対抗する3社同盟はグーグルがバックにつき、そして毎日新聞にはヤフー、産経新聞にはマイクロソフトという勢力図ができあがるようだ。
★ライブドア騒動のときに、日本のテレビ局が外資の影響から免れているという話が出たが、この新聞社の勢力図は、ネットへの対応の遅れに乗じてアメリカのネット企業に付けこまれたとも見えなくはない。朝日新聞なんかは反権力、反大企業の論調の影響で広告が引き上げられ、広告収入が落ち込んだというが、このような事実が象徴するように、バックの企業の意向は新聞の論調や、情報の取捨選択に全く影響を与えないだろうか。
★一方で、ネットのニュースは基本的に短いので、ニュースの内容にほとんど差が出ない場合が多い。つまりネットのニュースでは内容を掘り下げられないし、新聞の主張を伝えることができない。つまり新聞社が売りにしていた「情報の色」が出せないことになる。しかし、論調が明らかに異なる読売と朝日が組むこと自体が、ネット同盟では論調の違いをあまり問題にしていないってことなんだろうか。
★「週刊ダイヤモンド」のアンケート調査では、まだまだ情報の「信頼性と質」については、新聞などのマスコミが勝っていると考えている人が多い。もちろん一次情報へのアクセスに関しては既成の大手マスコミが優位にあるだろうが、それを掘り下げて論じることに関しては、評論家や専門家でなくても、面白い意見を書ける人はインターネット上にどれだけでもいる。新聞以上に読む価値のある質の良いニュース系ブログも多い。保守とかリベラルとかいうパターン化した新聞の色は、もはや視野を狭めるだけだろうし、新聞の「信頼性や質」は内容そのものよりも、むしろ権威に裏付けられてきたのではないか。そういうものを見抜く力も含めて、結局は読者のリテラシーにかかっている。



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posted by cyberbloom at 15:03 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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