2007年09月25日

黒カナリア in NY (三人旅編) 前編


これがあのJFKですか??

なんでまたNYと聞かれると困るのだが今年はなんとなくNYと決めていた。先月の韓国旅行で痛めた腰には辛い13時間近い空の旅から解放されて降り立った其処はあの John. F. Kennedy 国際空港―のはずなのだが・・・しょぼい。すっきり快適な関空や、パリはシャルル・ド・ゴール空港の威容を勝手に想像していた身にとっては「これってほんまに国際空港???」と言いたくなるような確実なしょぼさである。トイレにいたっては荷物用のフックはもちろんのこと、鍵まで壊れているものまで。
 
しかも私が到着した九月某日から、10年ほど行われていなかったタクシーのストが始まるというツキ具合である。
 
幸いタクシーは全車ストというわけでなく、動いている車を行き先の近いもの同士でシェアするということで、私は後ろに並んだ初老のタイ系アメリカ人カップルと行き先が一致し、一路マンハッタンへ。
 
その車中ときたらー「それにしてもなんでこんなに暑いの、NY?」−と思わずそのめちゃくちゃなまった英語を操るタイ系カップルに尋ねたくらいの暑さである。13時間機内で冷やされた体が急に暑い外気にさらされ、しかもかなりなスピードで飛ばされては、からっぽの胃がおかしくなってくる。ホテルに着く頃にはもうへろへろで、超高層ビルの立ち並ぶ景色を楽しむ余裕などない有様。「このホテルモー娘も泊まったんだよ」などと言うやけにフレンドリーなフロントマンの相手も早々に部屋になだれ込んだのだった。

メトロポリタンってどこーってアナタ・・・
 
無事にワシントンから到着した友人M&Sと合流。(別にあのSMとは違うので変な誤解のないように)メトロポリタン美術館のカフェで11:30にランチの約束をし、セントラルパークを散歩してから行くとしいう元気なSを尻目に、腰を労わりたい私はタクシー(いわゆるイエローキャブですね)を拾うことにしたのだが、「メットまでね」−と意気揚々と告げた身に予期せぬ返事が。「はあ?メットってどこ?」
 
いや、これはきっと短縮したのがいけないんだろうと「メトロポリタン美術館までお願いね」と至極Clearlyに言って見たのだがやはり「それどこ?住所を言ってくれ、住所を」ってあんた、NYでタクシー運転手やっててメトロポリタン知らんのかい!!

これが大阪やったら「信じられへんわ。あんたどこの田舎から出てきたん?」って言われても仕方ないわっ!!
 
103_0307.JPG

念のため持参したガイドを広げても開館時間は書いていても正確な住所なぞ見つからない。なんとか地図を広げてとりあえず「82丁目まで」といっては見たものの、セントラルパーク(写真、上)にたどり着いたのでここから自分で歩いた方が早いかもーと田舎から出てきて三日目の運転手(勝手にそういうことにしておいた)に別れを告げ、セントラル・パークを横断することに。ここで息子が日本に留学していたという親切なご婦人に出会い、半ばまで案内してもらい無事にメット(写真、中)にたどり着いた。だがご婦人の前に聞いた jogger のお姉ちゃんも「正確なことはわからないわぁ。ごめんねぇ」と思い切り反対方向の道を教えてくれたので、ジモピーほど行かないのでメットがどこか知らないとか・・・いや、本当にそうなのか? 

103_0309.JPG

まあ日本でもみんながみんな国会議事堂の行き方とか知らないしねーってそれとこれとは話が違うか・・・


無料入館??

残念ながら印象派のブロックは工事中。レンブラントも特別展に備えて見られずで少しがっかりしながらカフェ(写真、下)に向かうと、中国語に堪能な友人Sがすでに待っていた。今入ったところという彼女にどのチケットにしたのか聞くと、きょとんとした顔で「何も買ってないけど・・・」という答えが。「いやいや、シティパスとかここだけのチケットとか色々あったでしょ。どれにしたの」「だから何も買ってない・・・」
ぇえ?!

103_0319.JPG

ここでSがチケットを買わずに無料入館した事実が判明。セキュリティチェックをくぐると正面階段にもこわもてのお兄さんたちが居並んでいる。それをそんな簡単にかいくぐるとは!
 
ここではチケット代わりに黄色のバッヂをくれ、それを身につけるシステムなのだがあまりにもSが堂々としていたので気付かなかったとか。またはバッヂをよく落とす人もいるらしいので、落としたと思われたのかも。
 
むろんSは他の美術館やエンパイアにも登れるお得なシティパスをランチ後速やかに買って再入館したので悪しからず。良い子の日本人の皆さんは決してただで入ろうなどとしないように。



黒カナリア

rankingbanner_03.gif
↑クリックお願いします

FBN22.png
posted by cyberbloom at 20:22| パリ ????| Comment(4) | TrackBack(0) | 時事+トレンド特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
米国在住です。アンチアメリカ、英語大嫌い、NYの場所もよくしらなかったのに、なぜかもう4年も住んでます。こちらのサイトは、モナムールヒロシマを検索していてたどり着きました。以来毎日拝読しております。有意義な情報満載ですよね。いつも楽しみにしています。

NYCのタクシードライバーは移民が多いです。だから、その運転手さんはどっかの国からNYへいらしたばっかりだったんだと思います。いつかのテレビでは1日10時間以上乗り回して、日給50ドルちょっとしかもらえないとか。それを自分の国に送金してるらしいです。その彼もいつか、ブンブンのリまわして、裏道抜けまくって、バシッっと到着させてくれるプロになってくれると思います。

メットの入場料は事実上寄付なので、自分で勝手に値段が決められるそうです。タダ見してもいいし、自分で「○○しかみないからいくらにしてくれ」と交渉したり。

後半編も楽しみにしています。
Posted by まりもん at 2007年09月27日 03:45
MET無料入場のエピソードを書かれてしまいましたが、言い訳をすると70年代にNYに住んでいたことのあるPが「曜日によってただ」と言い続けたのが悪かったのだと気付きました。
帰国して、さらりと「ただだっただろう」と言われた瞬間に、まさにこれが呪いの言葉だと気付いたのでした。
でもアメリカではいろいろ事件を引き起こして、歩いたかも。
とはいえNYのチャイナタウンは中国語だけで歩けるし〜、楽なのでした。しかも80セントだろうがなんだろうが、全部中国の貨幣表現で表すところは、さすが中国人!
そして中国人を惹きつける魅力があるのか、帰りの飛行機は隣が朝鮮族の中国人。6時間近く中国語でアメリカでの不満や生活のことを聞かされてしまいました。
アメリカへ行ったはずなのに、終わり2日は中国語の世界って、どういうこと??そしてこのことで英語をもっとちゃんと勉強しようなんて気持ちすら浮かんでこないのでした。
Posted by かっぱえる1号 at 2007年09月27日 23:53
まりもんさん、コメントありがとうございます。毎日読んでくださってありがとうございます。とても励みになります。
NYのタクシードライバーっていうと、ジャームッシュの「ナイト・オン・ザ・プラネット」を思い出します。東ドイツからの移民で、英語も運転もままならないという設定でしたが、あんな感じのドライバーが実際いるのかもしれませんね。
Posted by cyberbloom at 2007年09月28日 19:50
まりもんさん、かっばえる1号さん、コメントありがとうございます。

まりもんさん、あれは最初に乗ったタクシーだっだけに印象が強かったのですが、その後乗ったタクシーはみんなプロで、「腰を痛めてるから前までつけてね」というとちゃんとばっちり真ん前につけてくれる仕事ぶりでした。彼にもそうなって欲しいですね。

かっぱえる1号さん、
まりもんさんも触れられているようにどうやら応相談なようですね。ただ、チケット売り場では20ドルのものか、シティパスの宣伝しかしていなかったので気付かなかったのでした。確かに大英博物館やルーブルと比べても、20ドルは高いですからね。相談次第というのはなかなかアメリカ的で良いような気がします。

中国語で旅するアメリカもなかなか今って感じで良いではないですか。

また続き見てやってくださいませ。

Posted by 黒カナリア at 2007年09月28日 22:34
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/57210909
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック