2007年09月03日

週刊フランス情報 27 AOUT - 2 SEPTEMBRE

ダフト・パンク、CD2枚組のライヴ・アルバムをリリース
12月に「ダファンクフェスト」と題された来日公演も決まったダフト・パンクから、ファン待望のライヴ・アルバムが到着!『Alive 2007』と題し、11月にリリースされます。『ALIVE 1997』以来となる通産2作目のライヴ・アルバムで、地元フランス・パリのパレ・オムニスポール・ドゥ・パリ・ベルシーにて2007年6月14日に行なわれたライヴの模様を収録しています。27曲を収めたディスクとボーナス・ディスク付のCD2枚組で、50ページのブックレットも付属した「デジ・ブック」スタイルのパッケージとなる模様です。なお、ダフト・パンク関連作として、彼らが監督したロード・ムービー『エレクトロマ』が9月26日にDVD化されます。
(8月28日、CDジャーナル)

■リュック・ベッソン最新作『アーサーとミニモイの不思議な国』先行上映決定
アスミック・エース エンタテインメントはリュック・ベッソン監督の最新作『アーサーとミニモイの不思議な国』の先行ロードショーを9月15日から3日間行うことを発表した。この作品は主人公の少年・アーサーが体長2ミリのミニモイ族の世界に入り込み、悪魔マルタザールを倒す冒険物語。リュック・ベッソンが原作、監督、脚本を担当。原作本となる『アーサーとミニモイたち』と続編3冊はフランスで100万部以上を売り上げ、世界34カ国で翻訳される大人気シリーズとなっている。今回決定した9月15・16・17日の先行ロードショーの劇場情報および上映開始時刻は公式サイト( http://www.arthur-movie.jp/ )にて近日発表される。全国ロードショーは9月22日から。
(8月27日、マイコミジャーナル)

真夏のパリで、伝説の凶悪犯の実話映画を撮影中
ヴァカンス・シーズンまっただ中のパリで、ヴァンサン・カッセルとリュディヴィーヌ・サニエは映画を撮影中。'70年代のフランスに実在した強盗と脱獄の常習犯、ジャック・メスリーヌの自伝をもとにした2部作『L'instinct de mort』(原題)と『L'ennemi public no1』(原題)の2作だ。8月15日はラストシーンの撮影がパリ市北部のクリニャンクールで行われた。メスリーヌは1936年にパリで生まれ、「百の顔を持つ男」の異名をとり、'60年代から国内外で強盗を働き、カナダで投獄されるが脱獄。'72年に帰国し、強盗や殺人、誘拐、武器密輸などの犯罪と脱獄を繰り返し、獄中で映画と同名の自伝「L'instinct de mort」を執筆。'79年11月、前年に脱獄して逃亡中のところをクリニャンクールで警察に射殺された。メガホンをとるのはジャン=フランソワ・リシェ監督。ヴァンサンがメスリーヌを、リュディヴィーヌは彼と行動を共にしていた愛人・シルヴィアを演じる。ジェラール・ドパルデュー、サミー・ナセリらが共演。前編の『L'instinct de mort』は'08年10月にフランス公開予定。
(8月27日、cinemacafe.net)


■今週の Youtube
フランスに語学研修に行っている学生のMixiをのぞいてみたら、ノルマンディーのホームステイ先の女の子が浜崎あゆみと Gackt のファンで、噂には聞いていたけど、ここまで J-POP が浸透しているとは驚いたと、書いていた。共通の話題が豊富で、フランス語を話すのが楽しくてしょうがないようだ。トヨタやソニーなどの日本製品がヨーロッパを席巻し始めたころから、日本に興味を持ち、日本語を学ぶフランスの学生が増えたが、サブカルチャーの共有という事態は、私の世代ではありえなかった。ところで、フランスにおけるアニメの日常化を物語る、面白い動画を発見。アニメソングを歌う2人のフランス人の若者だ。ジェルマン君は「となりのトトロ」をギターで歌う。これがなかなかキュート。「聖闘士星矢」を熱唱するのはジェローム君、25歳。TV番組のコンテストのようだが、途中で止められて、「まだ終わっていない」と不満げ。それにしても審査員たちは笑いすぎ。

「となりのトトロ」(by Germain)
「聖闘士星矢」(by Jerome)


■今週の iPod
"Easy Money"
King Crimson
in Lark's Tongues In Aspic (1973)
太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)お盆に実家に帰って、久しぶりにテレビを見た。いきなり聞き覚えのある音楽が流れてきた。オダギリジョーをフィーチャーしたトヨタISTのCMの背後からだ。その曲が何であるか思い出すまで時間がかかったのは、こんな曲が CM で使われるはすがないという無意識の思い込みのせいかもしれない。その曲とはキング・クリムゾンの Easy Money だ。往年のクリムゾン・ファンのあいだで、このCMはすでに話題になっているようだが、CMを制作した黒田秀樹監督もそういう世代のようだ(ドラマーのビル・ブラフォードの大ファンだったということだ)。黒田監督と言えば、最近では資生堂の TSUBAKI の CM を手掛けている売れっ子である。クリムゾンがCMと全く無縁だったというわけではなく、最も有名な曲「21世紀の精神異常者」がときどき思い出したように使われる。

TOYOTA IST-featuing Joe Odagiri 1
TOYOTA IST-featuing Joe Odagiri 2

トヨタISTのキャッチコピーは「Heavy Beauty」で、この曲がこのコピーが喚起するイメージとピッタリだったと言うが、この時期(1973-74)のキング・クリムゾンはメタリックな質感が強い。この曲のイントロも、歪ませたジョン・ウェットンのボーカル、ただれ落ちるようなロバート・フリップのギター、ビル・ブラフォードとジェイミー・ミュアの重厚なドラム&パーカッションが印象的で、それらが CM の映像と絶妙にシンクロしている。キング・クリムゾンはプログレッシブ(進歩的)・ロックというジャンルの代表的なバンドなのだが、一言でいえば、「ロックがここまでやるか」ってバンドだった。下のライブ映像を見ればわかるが、どうみてもロックバンドの構成ではない。「Bitches Brew」あたりのマイルス・デイビスを髣髴させるジャズ・インプロビゼーション(即興演奏)が通好みなのだろうが、ヴァイオリンとメロトロンが醸し出すヨーロッパ的な哀愁も魅力のひとつだ。また専属の詩人が歌詞を書いていて、文学的な曲のタイトルと象徴的なジャケットの絵柄もいかにもプログレのバンドらしい。ともあれ、若い人たちにぜひ聴いてもらいたいバンドのひとつである。

当時の貴重なライブ映像
Easy Money
Lark’s Tongues In Aspic part1


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posted by cyberbloom at 00:11 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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