2007年08月27日

週刊フランス情報 20 - 26 AOUT サルコジ大統領の評価は?

ハイパー大統領、就任から100日、評価は?
フランスのサルコジ大統領は23日、5月の就任から100日を迎えた。活力を失いつつあった仏社会の再生を目指し、「過去との決別」や「より働きより豊かに」のスローガンとともに登場したサルコジ政権の滑り出しについて、左派リベラシオン紙は22日、「国民の65%が仕事ぶりを評価している」と報じた。ただ、経済成長率が予想を下回った点やリビア問題などでの大統領の政治手法に疑問の声も少なくない。大統領は就任以来、細かな内政問題にも自ら判断を下し、欧米やアフリカ諸国との外交も積極的にこなすなど、その豊富な活動力から「ハイパー大統領」のあだ名が定着している。また、閣僚の半数に女性を登用し、左派野党・社会党陣営から有力者を右派政権に迎え入れ、国民からは「開かれた政権」と評価されている。
(8月24日、毎日新聞)

レイモン・バール仏元首相死去 世界文化賞の国際顧問
フランスのレイモン・バール元首相が25日、パリのバル・ド・グラス仏軍病院で死去した。83歳。死因は不明だが、4月から心臓疾患で入院していた。政界引退後も日仏対話フォーラムの仏側座長や、高松宮殿下記念世界文化賞の国際顧問として、何度も来日した知日派政治家だった。サルコジ大統領は「自由で独立した精神の持ち主」と評し、シラク前大統領も「偉大な経済学者で偉大な欧州主義者」と述べ、弔意を表明した。
(8月26日、産経新聞)

■ドイツでも広がる原発不信
ドイツ北部のクリュンメル原子力発電所で6月28日午後、変圧器のショートによる火災が発生した。発電所は一時黒煙に覆われ、送電も停止されたが、火は数時間後に消し止められた。IAEA(国際原子力機関)は原子炉でも事故トラブルの危険度を7段階に分けて評価しているが、この火災はゼロだった。柏崎刈羽原発に比べるとはるかに小さいトラブルだ。しかし、原子炉を管理していたドイツ3位の電力会社バッテンフォール・ヨーロッパには世論の批判が集中。その理由は同社が積極的な情報公開を拒んだことにある。この火災は原子炉に直接危険はなかったが、運転員が班長の指示を誤って理解し、炉を緊急停止させてしまった。この不必要な緊急停止措置が取られたことを隠していたのだ。その他にもいくつかの事実の隠蔽があり、消極的な情報公開姿勢が非難されたわけだ。環境政党「緑の党」や環境団体は同社の原子炉運転許可を取り消すように州政府に求めている。
(8月28日号、エコノミスト)
★原発に対して他の先進国の人々はどう考えているのだろうか、と気になっていたが、原発に対して不信感を抱いているのは日本だけではないようだ。やはり原子力発電所を抱える電力会社の隠蔽体質はどこも同じ。原発に対して不信を抱かれていることを従業員たちが自覚しているから、何かトラブルが起こると、どうしても隠そうとしてしまうらしい。ドイツは1986年のチェルノブイリの事故を経験しているし、世界で最も環境問題に対する意識が高い。柏崎刈羽レベルの事故なんて問題外だろう。その一方で、ドイツの連立政権も他の先進国と同じように脱原子力政策を見直し、原子炉の稼動年数を延長したいと考えているが、小さな事故が原子力推進の大きな逆風になってしまったようだ。ところで、中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発について、石橋克彦・神戸大教授ら科学者や技術者4人が21日、閉鎖を求める声明を発表した(8月1日、毎日新聞)。原子炉内部の被害状況が不明のまま「損傷は予想を下回った」と報告した国際原子力機関の姿勢を批判。一帯は地震活動度が高く今後も大地震が起こる可能性があることなどを理由に閉鎖を訴えた。

グルメ大国・仏で食品危機 魚から猛毒PCB
「グルメの国」フランスで川魚や牛乳が汚染される事件が相次いでおり、不安が募っている。フランス東南部のローヌ川で獲れる魚から猛毒のポリ塩化ビフェニール(PCB)が8月中旬に見つかり、同川での魚の全面的な食用が禁止されたが、環境団体は付近のイゼール川とアン川での食用魚の禁止も政府に訴えている。フランスでは1987年にPCBが禁止されているが、昨年からローヌ川でPCB濃度の高い魚が見つかり出したほか、今年2月にイゼール川とアン川でも見つかった。かつてPCBを使用していた工場の廃棄物が残留している可能性や洪水の影響などが指摘されているが、出所が不明なだけに市民は不安感を募らせている。しかも仏中部のロワール川でも8月中旬に水銀に汚染された魚がみつかり、ロワール地方の農業森林局は販売と食用禁止の通達を出した。また、仏北西部ルドンの約100件の農家から出荷された牛乳からダイオキシンも発見され、回収が行われるなど“食品危機”が続発している。
(8月20日、産経新聞)




■週刊スポーツ情報:日本人選手ゴールラッシュ(by superlight)
今週末、欧州各国リーグで日本人選手が大活躍。チームに貢献するようなゴール&アシストラッシュがみられました。なかでも注目はセリエA開幕戦でゴールを決めた森本貴幸選手。先週(あいかわらずの)決定力不足を露呈してしまった、オリンピック代表の救世主となってほしいものですね・・・。(→続きを読む)

もっとサッカーの記事を読む


rankingbanner_03.gif
↑クリックお願いします

FBN22.png
posted by cyberbloom at 13:36| パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/52900110
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック