2015年08月13日

ラ・ヴィレットの夏の野外映画祭

パリの南端に位置するモンスーリ公園は、各国の留学生会館のある大学都市 cité universitaire に近いので、留学生たちの憩いの場所になっている。私もよく、夕方になるとモンスーリ公園によく昼寝や読書をしに行った。広い芝生のスペースがあり、そこにバスタオルを敷いて横になると、涼しい風がときおり吹いてくる。そこに本や音楽があるだけで贅沢な時間を過ごた。日本では外で読書をしようという気分にはなかなかなれない。公園のベンチに座ってみてもどうしても人の目が気になり、気が散ってしまう。加えて日本の夏はそうやって過ごすには少し暑すぎるのかもしれない。



芝生で楽しめるのは読書だけではない。真夏の夜は、パリの19区にあるラ・ヴィレット公園(メトロJaurès駅近くの運河沿い)へ足を運んでみよう。この時期、芝生の上で映画を楽める野外映画祭が行われている。バカンスに出かけなかった人も、早いバカンスから帰ってきた人も、暑い夏の夜は、アペリティフを味わいつつ星空の下に寝転んで、巨大スクリーンで上映される映画を堪能する。

映画の上映が始まる夕暮れがやってくるまでは、みんなで食べ物や飲み物を持ち寄って公園の芝生の上で、思い思いのピクニックを楽しむ。入場無料はで毛布やデッキチェアも貸し出している。パリ・プラージュもそうだが、パリはこういう充実した無料イベントに事欠かない。

毎年、野外映画祭のテーマが決まっていて、今年のテーマは「ホーム・シネマ」。月曜日と火曜日を除く7月22日から8月23日にかけ連日「メゾン ある娼館の記憶」「ホーンティング」「紫禁城」「シャイニング」などの、「家」をめぐって繰り広げられるカルトムービーを25本上映される。

番組編成担当のフレデリック・マゼリ氏によれば、例年通り日曜日は古典的なものを、土曜日は家族連れが多いから誰でも楽しめる「テイク・シェルター」「ビートルジュース」「シャッターアイランド」といった怪奇SFなどをチョイスしてあるそうだ。

ちなみに昨年のテーマは「メタモルフォーズ」(変身)。マーチン・スコセッシ、ペドロ・アルモドヴァール、ガス・ヴァン・サント、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、マチュー・カソヴィッツ、ジム・ジャームッシュ、ソフィア・コッポラなどなどといった監督による、人生の中で起こりうるあらゆる変化をテーマとした映画を上映された。

今年はこれからも一晩に平均1万人の観客が訪れる模様。皆リラックスしておしゃべりしながら、映画の上映が始まるのを待っている雰囲気を知りたい方は、上の動画をご覧ください。


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タグ:夏休み 映画
posted by cyberbloom at 15:11 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事+トレンド特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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