2015年08月04日

週刊フランス情報 27 JUILLET - 2 AOUT

仏アレバ、原子炉事業の経営権を売却へ−フランス電力に(bloomberg):フランスの原子力企業アレバ は、原子炉事業の経営権をフランス電力(EDF)に売却することで合意した。残るウラン鉱山・燃料処理事業向けの資金調達を視野に、増資を来年実施する計画だ。同社は2017年までの資金調達ニーズ70億ユーロ(約9500億円)を満たすため、アレバNP部門の少なくとも 75%を20億ユーロで売却することを目指している。さらに4億ユーロ相当の資産売却のほか、支出削減と資金運用改善も進める方針という。
超高層タワー計画でパリの景観論争が再燃(newsweek):パリ中心部での超高層タワー建設計画が42年ぶりに許可。「トゥール・トリアングル」は180mの規制ぎりぎりの高さ。多くの人が、再びパリ市民の間で景観論争が勃発すると見ている。
フランスのバカンスで大騒動 サウジアラビア国王(テレ朝):サウジアラビアの国王御一行様は何と1000人。南フランスのビーチを独占して大変な騒動になっている。…そういえば5月に中国企業の全社員6400人でニース旅行というのもあったね。
「費用オーバーに税金使えない」ボストン、24年五輪招致断念 (AFP):「市民の完勝」と現地誌。広く歓迎された2012年のロンドン大会でさえ大幅な費用増加。オリンピックは経済効果のためにリスクを取る価値はない、という研究結果も。★…ル・モンドでも紹介。 「オリンピックをやめて、よりよい学校を、より安全な町」をというプラカードは説得力がある。日本で新国立競技場の膨大な予算に揺れているだけに。2024年はパリが名乗りを上げて本命視されている。http://bit.ly/1D4Zess

MODE
英歌手J・バーキンさん、エルメスのわに革バッグ=バーキン・クロコから「自分の名前を外して」(AFP):「私の名を冠したエルメスのハンドバッグを製造する過程で殺処分されるクロコダイルへの残酷な処置を知るに至った」
エルメス、特に日本での売上が好調 一人勝ちの理由(newsphere):日本で売上が伸びた理由は、日本の景気回復……ではなく中国人観光客。今まで中国本土からの観光客が目的地として真っ先に香港を選んでいたのが、最近では日本が好まれるようになったからだと見られている。昨今の好みはハデ好みからシブ好みに移行しているようで、時代を謳歌したグッチやルイ・ヴィトンが一時の勢いを失っているのはそのためのようだ。

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CINEMA
パリの冴えない30代男の日常と恋描く『メニルモンタン 2つの秋と3つの冬』(CINRA):11月公開。ボルドーの美術大学を卒業し、定職に就けずに親友と冴えない毎日を過ごしている30代の青年アルマンの恋や、周辺の人々との日常が描かれる。
「続・死ぬまでにこれは観ろ!」でフランス映画のDVDが続々再発売(amazon):『奇人たちの晩餐会』(HDリマスター版Blu-ray)、『ゲンスブールと女たち』(Blu-ray)、『メルシィ!人生』(HDリマスター版Blu-ray)など。

ART
仏アルビで草間彌生展、水玉のオブッセッション(culturebox):草間さんは86歳。ファンの撮影にも気軽にこたえていらっしゃるようだ。ところでアルビと言えば、中世の異端宗派として知られるカタリ派の別名、アルビジョワ派で知られている。
ゴッホがオーヴェル=シュル=オワーズで亡くなって125年(動画 culturebox):ゴッホ目当てに村には年間20万人が訪れる。記念の年である今年はゴッホの人生において重要だった場所で美術展が開催。★…一度行きましたが良い所。
Un été d'expositions à Paris=今年の夏のパリの美術展(culturebox):Le design italien au Musée d'Orsay, la peinture congolaise à la Fondation Cartier, l'architecture humaine de Lucien et Simone Kroll à la Cité de l'architecture, exposition en plein air à Versailles avec Anish Kapoor ou voyage en pays inca au Quai Branly, un petit panorama des expositions à voir cet été à Paris.

行ってはいけない世界遺産いないも同然だった男クサマトリックス/草間弥生

LIVRES
『いないも同然だった男』パトリス・ルコント著(amazon):7月15日発売。「だれにも見えない男」は、愛を伝えるため、自分の存在を証明するため、英仏海峡を泳いで渡ることを決意するが…。映画界の巨匠ルコントならではの、ちょっと間抜けで哀感に満ちたふしぎな物語。
こんな人は、モン・サン=ミシェルに行ってはいけない(Newsweek):「見どころ」と「コストパフォーマンス」をもとに世界遺産をぶった切った、これまでになかったガイドブックより。

MUSIQUE
ニール・ヤングが新作でモンサントほか巨大企業を痛烈批判、その内容とは(webdice):「コーヒーは飲みたいが遺伝子組換食品は嫌だ」ニュー・アルバムの歌詞対訳掲載。スターバックス・コーヒーの商品をボイコットすべきだという声明も去年発表。

ザ・モンサント・イヤーズ(DVD付)
ニール・ヤング+プロミス・オブ・ザ・リアル
ワーナーミュージック・ジャパン (2015-07-29)
売り上げランキング: 393

VOYAGE
プロから見て、新幹線には大きな欠点がある ネットを通じた予約が世界の常識!(東洋経済) … 仏のTGV、日本から席を予約して向こうで引き換えれるが。日によってプルミエールクラスが安く出てていたりするのでお得。
“歴史的”訪日客が出国者を逆転、上半期914万人 京都は2年連続世界一の観光都市に(newsphere) 米旅行誌『Travel+Leisure』の読者投票による「魅力的な観光都市」年間ランキングに、京都が2年連続で1位に。


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タグ:映画 音楽 政治
posted by cyberbloom at 23:43 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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