2015年07月02日

週刊フランス情報 22 - 28 JUIN

米NSAが歴代フランス大統領を盗聴か、ウィキリークスが暴露(ロイター):内部告発サイト「ウィキリークス」は23日、米国の国家安全保障局(NSA)がフランスの歴代大統領の会話を盗聴していたことを示す機密文書を公表した。それによると、NSAは少なくとも2006年から2012年5月まで、シラク(1995-2007年)、サルコジ(2007-2012年)、オランド(2012年─現在)の3大統領のほか、複数の仏閣僚や駐米仏大使らの会話を盗聴していたという。NSA=国家安全保障局は少なくとも2006年から2012年5月まで、シラク、サルコジ、オランドの3大統領のほか、複数の仏閣僚や駐米仏大使らの会話を盗聴。
アラビア語の旗掲げ、男ガス工場襲撃 死傷者複数(毎日新聞):フランス南東部グルノーブル近郊で26日午前10時(日本時間午後5時)ごろ、ガス工場がアラビア語で書かれた旗を掲げた男に襲撃され、複数の死傷者が出た。捜査当局は男の身柄を確保し、犯行の背景や動機について調べている。逮捕された男はヤシン・サリ容疑者。イスラム過激主義との関連で過去に取り調べを受けたことがあり、警察関係者にはよく知られた人物だった。
チュニジア:ホテル襲撃28人死亡 クウェートでもテロ(毎日新聞):中東と欧州で26日、3件のテロ事件が相次ぎ、計50人以上が死亡した。チュニジア中部のリゾート地スースではホテルやビーチが銃撃され、少なくとも28人が死亡。クウェートではイスラム教シーア派のモスクが爆破され、25人が死亡した。一方、フランス南東部グルノーブル近郊ではガス工場に車が突っ込み爆発。頭部を切断された遺体が見つかった。3件の関連性は不明だが、この日はラマダン(断食月)の中でも集団礼拝が行われる金曜日。
フランス議会が市民の情報を監視する法律を可決(sputnik):フランス国民議会(下院)は23日、第1読会で、フランス市民を監視するための幅広い権限を情報機関に付与する法案を可決した。新法は、情報機関が、インターネットプロバイダーや携帯電話事業者から市民の個人情報を取得することを可能とするほか、裁判所の許可なしに、テロ容疑者の会話を聞くことも可能とする。国際人権団体アムネスティーは法案は「仏を検閲国家に一歩近づかせる」と非難。1月7日に風刺新聞「シャルリー・エブド」の本社が襲撃され、テロ行為や非常事態が続き、法律に関する議論を呼び起こした。
反「ウーバー」デモが暴徒化、タクシー運転手が道路封鎖 仏(AFP):スマートフォンのアプリを利用した米配車サービス「ウーバー」に客を奪われていると主張するタクシー運転手らが、空港や駅までの道を封鎖する抗議運動を行い、一部が暴徒化。

EUROPE
米最高裁、同性婚認める 禁じる州すべて違憲に 判事9人中4人反対(産経):同性婚は憲法上の権利であると認める判決を下した。この判決によって、州が同性婚を禁じる法律はすべて違憲となり、全米で同性婚が認められることになる。
ZARAの従業員「人種差別」問題 40億円訴訟に発展(ForbesJapan):昨年8月、ZARAは、胸に黄色の星形が付いた子供向けシャツを販売したが、このデザインがユダヤ人が強制収容所で着用した服を思わせるとして批判を招き…
メルケル首相がギリシャを手放さない大きな理由(Financial Times):メルケル氏は自らを欧州統合の守護者と見なしている。フランス政府が、かつて独仏エンジンという比喩を連想させた共通の指導的役割から退いてからは、なおのことだ。
今のEUは、すでに存在価値を失っている(東洋経済)加盟国のGDP成長率は現在に至っても依然として世界のほかの地域より低いまま。いかなる制度の枠組みも、有形の利益をその構成員に与えないかぎり存続しえない。 …



CINEMA
映画で歩くパリ (SPACE SHOWER BOOKs)パリの“今”を詰め込んだ旅のガイドブック「映画で歩くパリ」本日発売(映画ナタリー):目次には「アンナ・カリーナ VS ジュリエット・ビノシュ」「ボリス・ヴィアンとヌーヴェル・ヴァーグの香りを求めて」「ジーン・セバーグを探して」といった、フランス映画ファンの琴線を刺激するタイトルがずらりと挙げられた。さらに「ムード・インディゴ〜うたかたの日々〜」のミシェル・ゴンドリー、「猫が行方不明」のセドリック・クラピッシュ、「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネによる街の見どころ紹介も。
オダギリジョーのフランス語&女装も、画家・藤田嗣治を描く映画『FOUJITA』予告編(CINRA):映画『泥の河』『死の棘』などで知られる小栗康平による静謐な世界観を垣間見ることが出来る。

MUSIC
Françoise Hardy, hospitalisée, s'exprime sur son cancer(culturebox):60年代のアイドル、フランソワーズ・アルディは今は71歳。10年来ガンとの闘病を続けている。

JAPAN
「女性が輝く社会」はまず官公庁から(Huffpost):「女性が輝く社会」を掲げているが、日本の国会に占める女性議員の割合は8%程度とOECD加盟国ではぶっちぎりの最下位で、全国の地方議会のうち「女性ゼロ」が2割超え…

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posted by cyberbloom at 23:10 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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