2014年11月05日

週刊フランス情報 27 OCTOBRE - 2 NOVEMBRE

フランスの7か所の原発に謎の無人機が接近(読売):2012年にグリーンピースが「原発の安全性に警鐘を鳴らす」としてパラグライダーで原発に侵入する事件を起こしたが、同団体は今回の無人機飛行について「我々は無関係」と声明。 ★…「フランスでは、各原発に50人の憲兵が24時間常駐するだけではなく、15分以内に戦闘機が到着できる体制になっているという。 日本は、無人機でなくても、海から狙われたら簡単に使用済み核燃料プールがやられちゃうでしょうね。テロリストに核爆弾を与えてるのと同じ。どうやって守るのでしょう」とツィッターで古賀茂明氏(@kogashigeaki)がコメントしていた。
「恐怖のピエロ 」で14歳も逮捕(AFP):仏全土の警察には「武器を持ったピエロ clown armé 」による襲撃や破壊行為に関する通報が相次ぐ。★…ハロウィーンの日、紛らわしいのでピエロの仮装を禁止した村も。
「100人に聞きました:あなたの国で移民は人口の何%を占めていると思いますか?」(Gardian):移民大国フランスの結果は平均28%。実際の比率は10%で、18%も多いイメージを抱いている。同じ質問を日本では平均10%、実際は2%にすぎない。どの国の人々も自国にいる移民の数を実際よりも多く感じる傾向があるようだ。

MUSIC
Tété, Homebrew52 (2014)ホームブリュウ52わずか4曲のミニ・アルバムだが、どの曲もテテにとってはとても大切な曲なのだろう。テテの音楽の魅力のひとつは「フランスらしくない」こと。もっと言え ば「どこでもない」場所から生まれてくるのがテテの音楽。街路でも、カフェでも、場所など関係なく歌っていたからこそ、テテの曲にはどこにも属さない自由 さがある。そしてさまざまな音楽を屈託なく取り込んでいくどん欲さがある…(國枝孝弘研究室 2014.11.01より)
サリフ・ケイタがエボラ患者に病院に行くように呼びかける(culturebox) アフリカのミュージシャンたちが "Africa Stop Ebola" という曲で啓発活動。
失速するiTunesミュージック 焦るアップルの過剰マーケティング(Diamond):iTunes musicのようなダウンロード型サービスに取って代わっているのは、ストリーミングサービス。現在音楽業界の売上の3分の1近くは後者による。前年比50%増。

CINEMA
没後30周年フランソワ・トリュフォー展がパリで開催(映画.com):自身も大の映画狂だった彼は、1968年にある雑誌の寄稿でこう記している。「僕が知っていることは全部映画から、映画を通して学んだ。映画によって人生がなんたるかがわかった。そして映画は――その歴史、その過去、その現在はシネマテークで学ぶものだ!」そんな彼の没後30周年を記念して、パリのシネマテークでトリュフォー展が開催されている。
仏で来週公開のフランソワ・オゾン新作の"Une nouvelle amie" (culturebox):妻を失った男と親友を失った女。彼女の死を乗り越えるために、男は女装を始め、女はその新しい人格の形成を助ける。女装=変態趣味ではなく、外見にとらわれずにその中身と関係性をしかと見極めなさい、というオゾンの一貫したテーマなんだろう。今月の Inrocks の表紙にロマン・デュリスが登場。この映画にちなんで "devenir femme" (女になる)という見出し。
スピルバーグが“絶対味覚”の天才料理人に抜擢した新鋭に注目(cinemacafe) :インド移民一家がフランスの山間の町でインド料理店を開店、地元のフランス料理店との摩擦を乗り越え、人と人とが結ばれる幸せを語る人情劇。



ART
哲学の自然 (atプラス叢書03)パリの Musée Art Ludique でジブリ展!(culturebox) 来年の3月1日まで。最寄駅はオステルリッツ駅。紹介動画あり。フランスでもジブリ作品は家族で楽しむようだ。
□Musée Art Ludique:http://artludique.com/
バチカンのシスティーナ礼拝堂がLEDに照らされる(culturebox):特製の7000個のLED照明はフレスコ画の色と調和し、鮮明に映し出す。600万人の観光客の出す湿気と毒気から絵を守る特別なエアコンも設置。
ラスコー洞窟壁画展、16年に国立科学博物館で開催(TBS):およそ2万年前にクロマニョン人が描く。アートの起源として注目されている。2年後になるが、同展では3Dシアターによって洞窟内部を疑似体験できる。かつては大勢の観客を洞窟内に受け入れていたが、観客の吐く二酸化炭素により壁画が急速に劣化したため、1963年以降から、壁画の外傷と損傷を防ぐため、洞窟は閉鎖された。現在は壁画修復が進む一方、一日に数名ごとの研究者らに応募させ入場・鑑賞させているほかは非公開とされている。★…中沢×國分対談『哲学の自然』でラスコーの壁画をめぐって芸術の誕生と(新人類と旧人類を隔てる)人間の脳の構造の変化に言及していた。

GOURMET
世界最大のチョコ祭典「サロン・デュ・ショコラ」小山進さんらが最優秀賞(日経):パリで開催されている世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で10月31日、兵庫県三田市の「パティシエ エス コヤマ」のオーナー小山進さんとパリに菓子店を持つ吉田守秀さんが、出品した約200人のチョコ職人のうち12人に贈られる最優秀賞を獲得した。妻が日本人チョコ職人のフランス人、ローラン・ドゥシェーヌさんも12人の1人に選ばれた。
クリスマス&年末年始に泊まるならココ!旅工房が、世界の都市の人気ランキングを発表(ガジェット通信):堂々第1位に輝いたのは「アルザスのイリュミネーションとクリスマス市」。2位はドバイ、3位はヨルダンと中東。4位は韓国の明洞…

★commented by cyberbloom

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posted by cyberbloom at 23:36 | パリ ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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