2014年07月30日

週刊フランス情報 21 - 27 JUILLET

フランス大統領府がアルジェリア機の墜落確認、搭乗の116人絶望視(産経) : 乗客にはフランス人が多く、フランス政府は現場保存や情報収集のためマリに駐留していた軍部隊を派遣。
対ロシア制裁、割れる欧州 フランスの軍艦輸出に非難(朝日):フランスは、ミストラル級の大型強襲揚陸艦2隻をロシアに売却する契約をすでに交わしている。米国務省のハーフ副報道官は「完全に不適切だ」と語り、ロシア側に引き渡さないよう訴えた。
フランスを買いまくっている中東のお金持ち国カタール(エキサイト):サッカーのクラブチーム「パリ・サンジェルマン」がカタールの政府系ファンドに買収。凱旋門賞も08年からカタール競馬馬事クラブがスポンサーに。カタール投資庁が仏の大企業に出資。そして実はカタールの輸出入を見ると、カタールから最も石油を買っているのが日本。つまり日本は直接フランスからもたくさん買っているけど、カタール経由でもフランスに日本のお金が流れているという話。
モンサンミシェルの橋開通=「孤島」回復へ期待(時事通信) :土砂が堆積して本土とつながってしまう欠点があった従来の堤防道路に代わり、本来の「孤島」の姿を回復する交通手段として期待。
グーグル「忘れられる権利」による削除依頼、過半数に対応か(日経) :欧州連合(EU)の欧州司法裁判所(ECJ)が下した「忘れられる権利」を支持する裁決に従ってグーグルが検索結果から除外した記事リンクは10万件以上とみられる。

ART
Felix Vallotton: The Nabi from Switzerland (Best of)美術史からこぼれおちた画家、ヴァロットンの魅力(東洋経済):スイス生まれ、パリで活躍。没後忘れ去られる。三菱一号館美術館で絵画展。…しかし、こうした面白い絵を描く人が、なぜ忘れられてしまったのだろうか。ヴァロットンは神秘的で装飾的な作風の「ナビ派」のひとりとして活動したが、「彼の斬新な画風はナビ派の枠に収まり切れませんでした。どのグループにも位置づけられない、個性的な画家だったゆえに、美術史からこぼれ落ちてしまったのです」
フランスの街並みをキャンバスにした素敵なストリートアート25選!(pouch):街の風景は素材の宝庫!

BOOKS
『英国一家、ますます日本を食べる』(amazon):異邦人食紀行の金字塔。『英国一家、日本を食べる』刊行から1年。前作では収録しきれなかった原著“Sushi & Beyond" 内の16章に加えて、本書だけの特別追加原稿および日本人読者に向けた書き下ろしエピローグを収録した続編が一冊の本になりました。あなたにとって“和食"とは何ですか?読めばお腹が空いてくる、垂涎のベストセラー第2弾!!
国末憲人『巨大実験国家EUは生き残れるのか』(amazon):経済成長の鈍った国は、これから何で稼ごうか。日本より早く低成長期を迎えたヨーロッパ。グローバル経済への対応策としての統一通貨ユーロの導入や
EUの誕生は、「右翼ポピュリズムの台頭」という激烈な副作用を起こし、伸びしろのない各国を悩ませる。それでも欧州諸国は、民主主義、人権、法による秩序というお家芸の普及と改善をめざし、社会実験に余念がない。あらたな制度を作り上げ、グローバルな影響力を行使しようと目論む欧州の老獪さに、日本は追いつけるのか。

英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ)巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?:縮みゆく国々が仕掛ける制度イノベーション

VOYAGE
ピック・デュ・ミディ天文台でフランスの底力を見た(cyclestyle):130年の歴史を誇るピック・デュ・ミディ天文台で、針のような大岸壁のピークに建造された石造りの研究施設だ。標高はなんと2877m。宿泊施設もある。
「フランス レストランウィーク 2014」開催(banq):名店フレンチのディナーを5千円で楽しめる。2010年よりフランスで行われているイベント「Tous au Restaurant」(皆でレストランに行こう)の日本版。今年で4回目。

CINEMA
河P直美監督の最新作、『2つ目の窓』が7月26日より公開(webdice):今年の第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された作品。奄美大島を舞台に、雄大な自然のなか、島の高校生・界人と杏子の初恋とふたりの家族たちを巡る物語が描かれる。実は河瀬監督のルーツが奄美大島にあったという。
ナチスの暗号を破った数学者、チューリングの伝記映画(wired):カンバーバッチ主演の予告動画が公開されたが、予告編は2通りある。国際版はアクションをより強く押し出した仕上がりになっていて、第二次世界大戦中にナチス・ドイツの暗号機「エニグマ」による暗号通信を解読しようとするチューリングの苦闘の背景に、たくさんの爆発シーンや、戦争で疲弊したロンドンの描写が散りばめられている。一方、英国版の予告編は、チューリングの傲慢な性格や、当時の政治家や軍人たちとの対立を中心に、彼の人間像をより強く描いている。

MODE
「エルメス」の新クリエイティブ・ディレクターが決定(AFP) :エルメス HERMES は24日、先日退任を発表したウィメンズ部門のクリエイティブ・ディレクター、クリストフ・ルメールの後任にナデージュ・ヴァニー=シビュルスキーを任命。

JAPAN
無業社会 働くことができない若者たちの未来 (朝日新書)仏経済学者トマ・ピケティ著 「21世紀の資本論」が問う、中間層への警告(東洋経済):日本に広がる貧困の芽とは何か。かつて1億総中流と呼ばれ、誰もが成長を実感し、ささやかながらも豊かさを享受できた社会。それがすでに過去のものという実感。中間層の崩壊は教育の崩壊にもつながる。開成高校が経済困窮家庭の生徒を対象に学費免除の制度を始めるが、慈善事業の類ではない。優秀な学生を囲い込むのに必死なのだ…
タクシーのエムケイ、大学の学費負担で高卒人材確保(日経):働きながら大学で学びたい23歳以上を対象に、固定給25万円に加え学費のローンも同社が負担。
「週休4日・月収15万」で健全な寄り道〜新しい働き方の実験(president) :北欧の国々では大学入学の平均年齢が22歳(日本19歳)、新卒は28〜29歳(日本23歳)。20代という10年間は自分を模索するための試行錯誤の猶予期間。
なぜ、「働けない若者」が増えたのか 『無業社会 働くことができない若者たちの未来』を読む(東洋経済) :事実やデータは、「自分が現在、普通に生活できているのは、偶然の産物かもしれない」というような懐疑を持つのに、十分なものだった、と西田亮介氏。

★commented by cyberbloom

FRENCH BLOOM STORE.png
人気ブログランキングへ
↑↑ポチッとメルシ!!
FBN-banner03.jpg
posted by cyberbloom at 21:41 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック