2014年06月30日

週刊フランス情報 23 - 29 JUIN

仏、観光サービスの向上目指す、「無愛想」返上へ
ふらんす夏休み学習号2014《CD付》■フランスはかねて訪問者に無愛想だという評判に悩まされてきた。パリのカフェにいる横柄なウエーターや、公共サービスの頻繁なストライキなどがその例だ。今月も抗議行動が長引き、列車の運行に支障が出た。「パリ症候群」と呼ばれる心理的な不調に悩まされる旅行者もいるほどだ。特に日本人はフランス人のぶっきらぼうな態度にショックを受けることが多い。しかし、停滞する経済に新風を吹き込もうと躍起になるフランス政府は、観光産業を変革する計画を打ち出した。とりわけ同国で休日を楽しむ行楽客にもう少し優雅に対応するという問題に取り組む。
■閣僚も、パリ、コートダジュール、アルプスなど壮麗な名所に恵まれたフランスが、観光を当たり前に捉えがちであることに問題の一端があると認める。国連世界観光機関によると、フランスは外国人観光客数が世界1位で、2012年は年間8300万人に達した。観光業は国民所得の7%超を占めており、約200万人の雇用を生み、国際収支に年間120億ユーロの貢献をしている。これに対し、世界の国内総生産(GDP)のうち観光業は12%を占めている。フランスにはスペインより年間2000万人多い外国人観光客が訪れるにもかかわらず、それによる収入はスペインより少ない…(全文はタイトルをクリック)
(6月23日、Financial Times via 日経)

仏議会で「反アマゾン法」可決、オンライン書店の無料配送禁止(AFP):フランスが誇りとする「世界でも類を見ない」書店ネットワークは、小さな街にも文化を届ける生命線になっている。
安楽死裁判で元医師に無罪、末期患者7人に薬物投与(AFP):仏では安楽死は違法。ボンヌメゾン被告は医師資格を剥奪され、終身刑となる可能性もあった。

ART
マネと印象派の巨匠たち: 印象派ってナニ?『オルセー美術館展』が7月9日から東京・六本木の国立新美術館で(CINRA):モネ『草上の昼食』、マネ『笛を吹く少年』など84点が来日。写真は本展のオフィシャル・ブック『マネと印象派の巨匠たち: 印象派ってナニ?』。
東京都・渋谷でフランスのポスター作家 レイモン・サヴィニャックの企画展(マイナビ):渋谷のBunkamura Box Gallery。神戸ではブラッスリー・ロバボンにたくさん貼ってあるよ。
パリにかかる橋を居住空間に(FranceTVinfo) :未来的な光景はパリの住宅危機を解消するための構想。しかし中世の時代はパリにかかる橋は居住空間だった。

WORLD
あなたの死後、メールを見てもいいですか?今から考えておくべきネット上の個人データ(JBPress):EUは「忘れられる権利」を人権として認め、今後法制化する方向にある。
「Not Charity, Just Work」エシカル・ファッション・イニシアティブ(PUNTA):アフリカやハイチの貧困地域に暮らす女性職人の経済的自立を目的。経済支援を受けるのではなく、売れた作品からのみ収入を得る仕組み。

BOOKS
パリ発!  サダハル・アオキのフランス菓子 (生活実用シリーズ)『ふらんす夏休み学習号2014』《CD付》(amazon):全国の大学で夏休みの宿題に大好評のフランス語練習帳。前期の単元を総復習して無料採点仏検5級模擬試験に挑戦してください。答案は丁寧に採点して返送します。「最初の500語」付。
至高のパティシエが贈る極上のレシピ
『パリ発! サダハル・アオキのフランス菓子』(生活実用シリーズ)(amazon):パリを活動の拠点とする人気パティシエ、サダハル・アオキ。フランスの伝統的な焼き菓子に、モダンさと和の素材を取り入れた独自の世界には定評がある。そのアオキが、手軽に焼けるマドレーヌから、パリブレスト、マカロンなどの本格的フランス菓子まで、オリジナルレシピを詳細な解説付きで紹介。
『カフェと雑貨が好きな人のための パリのお散歩ガイド』(amazon):本書は「美味しいものをたくさん食べながら、パリの街を歩き、お土産を買ったり、雑貨めぐりをしたい! 」というカフェと雑貨好きの女性が思わず買いたくなるような1冊です。人気の美術館、公園など定番から現地の人しか知らないとっておきのスポットまでしっかりご紹介。

CINEMA
24カ国の生徒が通うクラスに密着したドキュメンタリー「バベルの学校」監督と担任が来日(映画.com):アイルランド、セネガル、モロッコ、中国など24の国籍を持つ24人の生徒が在籍する、適応クラスと呼ばれるフランス語を習得するために設置された中学校の特別学級に密着したドキュメンタリー。母国の政治問題や経済的理由、より良い教育を求めてなど、生徒たちがフランスに住むことになった背景は様々。
河瀬直美監督、フランス映画に感謝と祝辞!フランス映画祭2014が開幕(シネマtoday):「フランス映画祭2014」は6月30日まで東京有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇にて開催。また福岡、京都、大阪ではプログラムの一部を巡回上映。
ヴァネッサ・パラディに学ぶ、“フランス式恋愛”のススメ!『ジゴロ・イン・ニューヨーク』(cinemacafe):ヴァネッサはジョニー・デップと14年間、パートナーだったことで知られる。2人の子供をもうけながら結婚しないフランス式を貫いた。
女優&監督の Valérie Donzelli がフランソワ・トリュフォーの未完の計画を実現に(culturebox):トリュフォーはシナリオを書いたが一度もフィルムを回すことはなっかった作品。
「ニンフォマニアック=色情狂」日本公開決定 (CINRA):ラース・フォン・トリアー新作は色情狂の女性を描く4時間の大作。詩的かつ滑稽な半生を語るジョー役をシャルロット・ゲンズブールが演じる。

JAPAN
ダンス規制、緩和へ、外国人観光客から退屈と思われたくないから?(Newsphere) :2020年東京オリンピックに備え観光客を呼び寄せる狙いがある、とロイターは指摘。

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posted by cyberbloom at 22:34 | パリ ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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