2014年06月25日

週刊フランス情報 16 - 22 JUIN

夏至の日は Fete de la musique =音楽の祭日
■La Fête de la musique は1982年以来、6月21日の夜から翌日の朝にかけて開催されているフランス発の音楽のお祭りです。フランスでは毎年この期間に各地方都市で様々な音楽イベントが開かれています。1981年の総選挙の後、当時の文化相であったジャック・ラングがこの音楽の祭典の実施を決めました。その3年後の1985年にはヨーロッパ全土に広がります。それから30年も立たないうちに、世界中110カ国、340都市で行われるようになり、フランス発の大成功を収めたイベントのひとつに成長します。
■「音楽はすべての人のもの」をスローガンに、この音楽祭は音楽を広めることを目指しています。Fête de la musique は、同じ発音になる ≪ Faites de la musique ! ≫(=音楽を作ってください!)でもあります。ふだん演奏機会が少ないアマチュアの音楽家にストリートやパブリックスペースを開放して、演奏する場所と機会を提供するだけでなく、アマチュア、プロを問わず、ほとんどのコンサートが無料です。そのおかげで、多くの人々が、クラシック、ジャズ、ロック、ワールド・ミュージック、伝統音楽といったあらゆる種類の音楽に触れることができるのです。それらは様々な起源を持ち、あらゆる言語で歌われています。
□「音楽の祭日」公式サイト http://bit.ly/kasbbS
□写真↓はオランダ、ハーグでの夏至の日の夕暮(午後10時ごろ)
英ストーンヘンジの夏至祭り、今年は4万人集結(AFP):夏至祭の多くはキリスト教以前に起源を持つ。

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フランスが原子力発電に上限設定(FinancialTimes):「エネルギー転換法」はオランド大統領の選挙公約のひとつ。先進国最高の約75%に上るフランスの総発電量に占める原子力の割合を2025年までに50%に引き下げるという内容。
知っておきたいフランスのバーゲンセール=soldes の時期!:フランスでは法律で定められた期間以外に大幅な値下げができないようになっている。…ユーロ安になると外国人がこの時期に押し寄せる。

VOYAGE
特集「夏に泊まりたいシャンブル・ドット20選」(ニュースダイジェスト):海の近くで、山で、南仏で、大岩に穴をあけた住居からプール付、豪華シャトーのシャンブルドットまでフランス人にも人気の20軒。
天空ラピュタのリア城はフランスにあった!(cyclestyle) ‪:Cordes sur Ciel=コルドシュルシエル村はフランス中南部に実在。
サントロぺでバカンス!(designboom):vincent coste cascades D1 house down saint-tropez cliff face...サントロぺをベースに活動する建築家ヴァンサン・コストの手による海を見下ろす崖に立つ邸宅。★…こんな別荘でバカンスを過ごしてみたいものだ。
日本が大好きなフランス人イラストレーターによる、ガイドブックがユニーク!(エキサイト) ‪:パリの51カ所のスポットがイラストで紹介されている。

MUSIC
Metroジャス、パリのメトロの駅構内で録音した異色作(barks):ジャズじゃなくて、jaSz=ジャス。エディット・ピアフ、セルジュ・ゲンスブールといったアーティストのカバー楽曲もあり。6月下旬には東京と横浜でフリーライブ。

WORLD
米スタバ、店員13万人の学費を肩代わり 大学側と提携(朝日):企業として過去にない規模の取り組みに。米国では大学の学費が高騰しており、卒業までに多額の借金を背負ったり、中退を余儀なくされたりする学生が多い。
ミュージシャンは個人事業主たれ(kasakoblog):音楽の録音物を売る時代はとっくに終わった。元レコード会社社員が語る。個人事業主たれ、はみんなにあてはまる。組織にいてもアグリゲーター。

アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方幻想の肖像 (河出文庫)

ART
シモネッタ・ヴェスプッチがルーブルのアトリエでお色直し(culturebox) ‪:シモネッタさんはボッティチェリをインスパイアし「ビーナスの誕生」を描かせた言われるフィレンツェの貴婦人。この作品はピエロ・ディ・コシモ Piero di Cosimo の作品。シャンティイ城の美術館で見つけたときはちょっと感動した。澁澤龍彦が絵画批評で言及してて知ったんじゃなかったかな→『幻想の肖像』でした。
私たちが知らない江戸「日本を愛した19世紀の米国人画家」が描いた、息遣いすら感じる美しき風景(DonJapan) :僕らが知る "江戸" とは違う風景。19世紀の米国人画家 ロバート・フレデリック・ブラム (Robert Frederick Blum) は、1876年「フィラデルフィア万博」で日本文化に衝撃を受け、いつかその地を踏むことを夢に抱いた。14年後の1890年、上野で開催された「第三回・国内勧業博覧会」に招待されたことを機に、その後3年間に渡って、彼の目を奪った江戸の香りが色濃く残る日本の景色を描き続けることになる。

SPORT
アルジェリアとフランスの際どい関係 両チームが求める“第2のジダン”(スポーツナビ):「神童」と呼ばれた選手たちはフランス代表を選んだ…
FIFAがルイ・ヴィトンにW杯のトロフィー用の旅行ケースのデザインを依頼(designboom):写真有。 ‪

JAPAN
79%が労働法違反…日本の「外国人技能実習制度」に海外から批判(Newsphere):人手不足を解消するため、安倍晋三内閣は外国人雇用拡大を目指しているが、新興国への技術移転を目的に設立された「外国人技能実習制度」には海外からの批判が集まっている。“搾取的”と米国務省も報告。
『有権者の財布が大事』が安倍首相の認識(dot):「今の日本経済は本物の好景気ではありません。しかし、その期待感だけで支持率は高止まりするのです」…株価さえあげておけばいい。つまり国民は足元を見られていると…


★commented by cyberbloom

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posted by cyberbloom at 22:47 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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