2014年04月25日

ピティヴィエ (Pithiviers)

ピティヴィエ (Pithiviers)は、パリから南へと電車とバスを乗り継いでおよそ三時間、ジャンヌ・ダルクの活躍で有名なオルレアンと同じ Loiret 県に属する町です。

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そして、「ピティヴィエ」は、この町の特産品である伝統的なケーキの名前でもあります。
町の中心では、店によって形は多少異なりますが、どの Boulangerie (パン・ケーキ屋さん)にもピティヴィエが並んでいます。

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ピティヴィエには二つのタイプがあります。

ひとつはパイ生地のようで、フランスで1月6日に食べられているガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)とよく似ているもの。(写真中段の右から2つ目。)

もうひとつは、アーモンドパウダーがたっぷり入ったシンプルなケーキに溶かした砂糖をのせて固めた、ピティヴィエ・フォンダン。(写真中段の白いもの。)

今はパイ生地タイプのピティヴィエの方が知名度が高いのですが、歴史が長いのはピティヴィエ・フォンダンの方です。

ピティヴィエ・フォンダンは、なんと古代ローマ時代の交易によって生まれたケーキを起源とするものなんだそうです。

作り方は、いたってシンプルなので、是非挑戦されてみて下さい。

◆ピティヴィエ・フォンダンのレシピ

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-材料(18cm丸型)-
【生地】
アーモンドパウダー 125g、グラニュー糖125g、バター 100g
たまご 4個、小麦粉 25g、ラム酒 少々

【フォンダン】
粉砂糖150g、水 およそ50cc、ドライフルーツ
-作り方-
1.バターを常温に戻しておきます。
2.ボウルに、グラニュー糖・アーモンドパウダー・バターを入れて泡だて器で混ぜ合わせます。
(3.オーブンを200℃に予熱して下さい。)
4.2のボウルに、たまごをひとつずつ加え、その都度よく混ぜます。
5.最後に、小麦粉とラム酒を加えて混ぜます。
6.200℃のオーブンで、50〜60分焼きます。

ケーキに竹串などを刺してみて、生地がついてこなければ、できあがりです。
ケーキの粗熱が取れたら、フォンダンを作ります。

7.ボウルに粉砂糖150gを入れ、少しずつ水を足して混ぜます。ケーキから流れ落ちてしまわない程度の固さに仕上げて下さい。柔らかくなりすぎた場合は粉砂糖を追加して調節可能です。
8.完全に冷めたケーキに、スプーンなどで7をかけます。そして、お好みのドライフルーツを飾れば、できあがりです。
☆冷蔵庫で一晩〜寝かせると、味が落ち着いてより美味しくなります!


nago

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posted by cyberbloom at 22:49 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | かんたんフレンチレシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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