2007年04月16日

PEUGEOT プジョー

p307.jpg去年の12月我が家の愛車が壊れた。10年来乗り続けたので、愛着はあったのだが、さすがにこれは寿命だという結論に至った。それからというもの、我が家は後継車選びに東奔西走している。日産、トヨタ、マツダ等の後継車上位候補のメーカーの販売店に父親と足を運んでいたとき、ふと思い出したのがこのブログのことである。せっかくの機会だと思うとフランス車を見てみたくなった。

プジョー、素晴らしかった。プジョー307SW(写真は307CC)。インテリアのシンプルなオシャレとエクステリアに見えるカワイさ。ロゴのカッコよさ。あのオシャレの感覚が「メイド・イン・フランス」ということなのだろう。気がつくと目の眩むようなエーゲ・ブルーのボディーに吸い込まれたようになっていた。

これは調べて知ったことなのだが、やはり車ひとつとっても細かく見ると、その国のお国柄というものが色濃く現れるものらしい。たとえばアウトバーンで超高速かつ安全に走る必要があるドイツでは完璧が目指され、ドア開閉をはじめとするスイッチ類を硬くすることにより、安心感を与えるように工夫がなされている。代表的なものには、メルセデスベンツやポルシェ、BMWやアウディーなど、厳格なマイスター精神のたまものとも言える高級車が挙げられる。フェラーリが有名なイタリア車は、イタリア家具にも見られるようにデザインにカリスマ性のあるものが多かったり、という具合だ。

そこで、フランス車というと、まず1番にあがるのが「最高の乗り心地」だそうだ。これは今回ソースにしたすべての資料が共通して言っていることであり、なにより試乗を経験したことからも言える、最大の特徴だ。この長所は、ドイツなどとは違い、未だ舗装されていない道路が残っているフランスの事情が生み出したもので、そうした道であってもストレスを感じることなく走れるというコンセプトが背景にあるようだ。面白いのは荷室が非常に広いことで、この背景にはバカンスに出かける際に荷物をできるだけ多く運ぼうとするフランス人の気質からとか、大きなワイン樽を積んでも安全に走れるようにという諸説が存在しているようだ。なかなか奥深いものだ。

フランス文化にはうまくは言えない「カワイさ」がある。今回はフランス車に焦点をあてたのだが、本ブログの「どうってことない風景」の画像や、授業で目にした「アメリ」の世界などのオシャレな「カワイさ」。そんなものに惹かれてフランス語を勉強していくことを決めたのだと思う。プジョーの販売店を後ろ髪引かれる思いで後にして、トヨタ、日産の販売店からも電話攻撃を受けている今日この頃である。


関連エントリー「シトロエンC6」




K大経営学部SY

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posted by cyberbloom at 07:37 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | おフランス商品学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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