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管理人:cyberbloom
★FRENCH BLOOM NET は「フランス」の情報化のプロジェクトです。具体的には、フランス語を学ぶ人やフランスに関心のある人のために、フランス関連情報を記事にして、カテゴリー別に蓄積しています。週末には「週刊フランス情報」と題して1週間のフランス関連ニュースをピックアップしています。この他にもサイトを運営しています。
□精鋭ライターによる投稿サイト:
FRENCH BLOOM NET □仏検&フランス語学習サイト:
FRENCH BLOOM CAFE □音楽専用サイト:
FRENCH BLOOM MUSIC □インスタントストア:
FRENCH BLOOM STORE ★当方、大学でフランス語を教えているメンバーを中心としたグループです。詳細やお問い合わせに関しては「ABOUT & PROFILE」をご覧ください。
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RECOMMENDED CD
■ザーズの2枚目のオリジナルアルバム。タイトルの Recto Verso (レクト・ヴェルソ)は一枚の紙の表と裏の意。「マヌーシュ・ジャズ+シャンソン」に重心を置いた相変わらずの音楽性。
■世界中を踊らせるフランスの二人組、ダフト・パンクの新曲。おやおや、ディスコ・ミュージックではありませんか!しかもディスコ風味とか「もどき」ではなくて、直球勝負。なんせナイル・ロジャースを引っ張り出してきたんですから。
■マレーヴァ・ギャランテール。タヒチ生まれ。彼女の名前は「流れ星」を意味するらしい。1998年、ミス・タヒチ。1999年、ミス・フランス。1m78の長身とエキゾチックな美貌で、14歳からモデルとして仕事を始め、テレビのバラエティー番組の司会者なども努める。2006年に発表された彼女のデビュー・アルバム「ukuyéyé」はイエイエのリバイヴァル。フランス・ギャル「娘たちにかまわないで」、ジャクリーヌ・タイエブ「朝の7時」などをカバー。
■スーパーモデルにして女優が、2002年、本アルバムで歌手デビュー。ヨーロッパで100万枚を売り上げるヒットとなった。このアルバムはプロデューサーのお膳立によるものではない。自分で詞を書き、曲を作り、ギターまで弾く。さらにはハスキーで落ち着いた魅惑的な声の持ち主ときている。「ポンヌフの恋人」のカラックス監督のクリップ付。
■思い出したようにCMで使われ、プチブームが来る。最近では「シェリーに口づけ」がホンダのゼストのCMに使われていた。今の学生は「ウォーターボーイズ」を思い出すらしい。このベスト盤は「愛の願い」「愛の休日」「愛のシンフォニー」「渚の思い出」「哀しみの終わるとき」など、ポルナレフの名曲をほぼ網羅。私も買い直そうかな。
■アコースティックなフレンチ・ロック。女性ボーカル、ギター&ベースの構成。フランス語は淡々と囁くように歌うのがいい。90年代の前半によく聴いていたブリティッシュ系のギターバンドの音。系統としては80年代のネオアコにまでさかのぼる。最近はいろいろ試行錯誤してます。
■フレンチボサノバの名盤。かなりジャズも入ってます。ベルギー発。名曲「南の海の魚」のフランス語がとても心地良い。夏が近づくと聴きたくなる。
■ダフト・パンクのベスト・アルバム。今年のサマーソニックで来日していましたね。日本絡みで話題の多いダフト。2nd、Discovery では日本の伝説的なアニメーター、松本零士とコラボレーション。クリップ集は映画化されカンヌで上映。ダフトの2人は松本零士の「宇宙海賊キャプテンハーロック」を見て育ち、「日本は第2の故郷だ」とまで断言する。
■日本でも人気が出てきたフランスのバンド。日本のCMにも曲が使用。ヒップホップとロックのミクスチャーだが、この3rdアルバムはロック色が全面に。初回限定盤は秘蔵ライブ映像付(マーケットプレイスでget!)。メンバーはライブで客にナウシカを歌わせるほどの日本アニメおたく。
■2000年にアルバム「パズル」で衝撃的なデビューを飾ったフランスの男性4人組バンド、タヒチ・エイティの2nd。前作のポップセンスを維持したまま、ストリングス&ホーンを導入。懐かしい感じのするメロディが抜群にいい。英語で歌っています。
■exquiseさんもイチオシ。フレンチ・エレクトロの代表格、AIR(エール)による「ヴァージン・スーサイズ」のサウンド・トラック。レトロさと未来っぽさが同居しているるのがエールの味わい。独特のトリップ感覚に浸れるが、私にはどうしてもピンク・フロイドにしか聞えない。
■コートをまとったポール・ウェラーとミック・タルボット。カッコ良すぎる。二人のファッション、イギリス人が意識したフレンチ・カジュアルなのかもしれないが、パンツはくるぶしの上5センチでカットされており実にイギリス的。録音も当然ロンドン。写真をパリに、アルバム・タイトルをフランス語にしてもイギリス人がパリなんかでロックのレコードを録音できるはずがない。80年代の名盤。ジャケ買いOK。
■DJ CAM−フランスで最高のDJ。オシャレ&クールなジャズ・ヒップホップ。soulshine というだけあって、ソウルフルな女性ボーカルをフィーチャー。洗練されつつ、遊び心もふんだんに盛り込まれた1枚。大推薦!
■Mad Blunted Jazzなんて、タイトルがすでにカッコいい。内容は「Underground Vibes」と同時期のライブ(1995年レンヌ)のカップリング。タイトルの示す通り、地下室の闇を置く深くまで振るわせるようなヴァイブラフォンの響き。DJ CAMはMJQの現代版か。クール&タイトなインスト・ヒップホップ。10年経っても全く色あせず。
■フレンチロリータにしてコギャル系。今はJ・デップの奥さんだが、このアルバムは元カレのL・クラヴィッツのプロデュース。クラヴィッツのポップセンスがキラキラ輝く。BE MY BABYのクリップを改めて見たが、ファッションが著しくイマ風。ギャル系の学生も見入っていた。
■シャルロット・ゲーンズブールの久しぶりの新アルバム。映画とのタイアップではないオリジナルアルバム。バックにフランスの2人組エールが、さらにプロデュースにレディオヘッドも手がけるナイジェル・ゴドリッチ。
■ブランシェなパリを演出するコスト兄弟がプロデュースしたホテル・コスト。このホテルのラウンジ&レストランをイメージしたコンピレーションCD。今や9集目を数えるラウンジ系の人気シリーズだが、これは記念すべき第1弾。ベスト盤もあり。
■フランスで最も有名なラッパーの1st。フレンチラップの金字塔的な作品。音もジャズっぽく、スタイルもクール。MCソラーは移民の置かれた現実の告発よりも、純粋に言葉による表現を志向している。ことわざやクリシェで遊び、シラブルと韻を自在にあやつる。
■セーヌ河のジャズ。青い頃のバルネ・ウィラン。初っぱなの"SWING 39"がいい。口につけるリードがこなれず、青臭く乾いたところ、パーカッションの勢いにまかせて、伸びる伸びるテナーの音粒…
■ペトルチーアーニは繊細な演奏をするフランス生まれのピアニスト。なかでもオープニングチューン"THE PRAYER"と2曲目"OUR TUNE"は、たまに無性に聴きたくなるんよね。
■泣く子も黙る、モダン・ジャズ・カルテット。パリを舞台にしたジャズの名盤のひとつ。ヴァイブラフォンの響きが何ともクール。「Django」と併せて聴きたい。
■フランスといえばダバダバダバ。ダバダバ・スキャットの名盤。Swingle SingersがMJQと華麗なバロック・ジャズをやっている。「G線上のアリア」など。バロックもジャズもフランス発じゃないが、2つが組み合わされるとそれっぽく聞こえるのが不思議。MJQがコンコルド広場で、こちらはヴァンドーム広場。
■「枯葉」「マイ・ウエイ」(=コム・ダビチュード)、「男と女」など、誰もが知っているシャンソンの名曲をボサノバ・アレンジで歌う。ジュリエット・グレコはダメでも、このアレンジだったら今の学生も聴けるみたい。イントロに本場のボサノバのサビを忍びこませている。
■フランスのプログレといえば外せないのがこれ。不思議な響きを放つマグマの歌は、彼らが考案したコバイア語によって歌われている。彼らはコバイア星からやってきたコバイア星人で、このバンドによってコバイア神話を語り継ぐ。これも70年代のサイケカルチャーの産物だが、ここまで変さを徹底できるのはフランスならではか。リーダーのドラマー、クリスチャン・ヴァンデールはコルトレーンの影響下にあると言っているが、プッチーニのオリエンタル・オペラ(「トゥーラン・ドット」とか)にも似ている。
■フランス語圏のベルギーのグループ。室内楽風の構成なのでチェンバー・ロックと呼ばれる。バスーン(ファゴット)のこもった低音や、地の底から響いてくるようなハーモニュームの音が特徴的。夏の肝試しにも使えそうな、呪術的でフリーキーな音作りだが、リーダー、ダニエル・ドゥニのドラムに導かれるアンサンブルも凄い。このLP盤を手に入れるのにどんなに苦労したことか。今やアマゾンで簡単に買える。
■ライ(アルジェリア起源のポピュラー音楽)で注目すべき傾向のひとつは、フランスにおけるライとr'n'b の融合。2004年に Kore & Skalp というコンビが多くのアーチストを集めて製作したRai'n'b Fever 。このコンピレーションは大セールスを記録し、フランス全体のチャートでも2位に。なかでも収録曲のひとつで 113, Magic System, Mohamed LamineによるGaou a Oranはその年の「フランスのクラブで最も頻繁にかけられた曲」となった。
■パトリシア・プティボンは、近年、ヨーロッパ各地の大劇場のオペラ公演に重要な役どころで出演し、高い評価を得ているフランス人ソプラノ歌手。このプティボン、たんに歌や演技がうまいオペラ歌手というのとはわけが違い、チャーミングなキャラを生かした、かなり規格外のパフォーマー。最大の魅力は、天上の聖性と地上の下世話さのあいだを一瞬にして往還する表現の自在さであろう。
■エレーヌ・グリモーはいまや飛ぶ鳥を落とす勢いのピアニスト。エクサン・プロヴァンス生まれのフランス人であるが、ドイツ音楽を好み、ベートーヴェンやブラームスの協奏曲をプログラムに選ぶことが多い。グリモーは幼い頃から周囲と溶け込めず、自閉症に近い性格を持っていた。彼女を変えたのが狼との出会い。20歳からアメリカに移り住んで動物生態学を学び始めた彼女は、狼との交流を通して世界に向かって心を開き始める。と同時に、彼女の音楽家としての魂は目覚しく成長を遂げた。
RECOMMENDED BOOKS
■映画やミュージカルもいいが、レミゼを原文で親しむ入門書にうってつけ!19世紀の挿絵をふんだんに収録し、付属のCDを聞き、ユゴーの専門の第1人者の解説に導かれて原文を味読すれば、『レ・ミゼラブル』の世界がまったく違った相貌でよみがえる。
■なぜジャン・ヴァルジャンは、パリのその街区に身を隠したのか?里親から虐待を受けるコゼットが、夜店で見ていた人形はどこ製か?19世紀の美麗な木版画230葉を106シーンに分け、骨太なストーリーラインと、微に入り細を穿った解説で、“みじめな人々”の物語をあざやかに甦らす。長大な傑作の全貌がこれ一冊でわかる。
■NHKのドキュメンタリー「世界わが心の旅・宮崎駿 ― サン=テグジュペリ紀行 〜南仏からサハラ」で、宮崎駿はサン=テグジュペリが通った郵便航路、トゥールーズ〜ブエノスアイレス間のうち、モロッコのキャップジュビー飛行場までの行程をたどっている。宮崎駿はこの取材旅行にひどく感銘を受け、帰ってからスケッチをかき、それがサン=テグジュペリの『人間の土地』『夜間飛行』(新潮文庫)のカバーに使われている。『人間の土地』には取材旅行のあいだに記した文章「空のいけにえ」があとがきとして収載されている。
■デパートの黎明期を活写したエミール・ゾラの『ボヌール・デ・ダム百貨店』。物語の主軸は、パリのデパート「ボヌール・デ・ダム百貨店」の貧しい女店員である主人公ドゥニーズ・ボーデュと、このデパートの経営者、青年実業家オクターヴ・ムーレとの身分違いの恋愛。しかし読み進めるにしたがって、ドゥニーズのシンデレラ・ストーリーよりも、消費社会の権化とも呼ぶべきデパートの実態に興味がひきつけられる。
■モノが氾濫するなかで育った日本の少女たちは世界の消費文化の中でも特異な存在である。彼女たちは階層的なアイテムだったヴィトンやエルメスを日常的に使いまわす。ブランド世代の母親たちが「上がり」として手に入れたブランドと、その過程で獲得した鑑識眼は彼女たちにとっては出発点に過ぎない。もはや憧れではなく、彼女たちはモノとしての機能性やデザイン、イメージに徹底的にこだわる。そういう新しいコンテクストにエルメスも捉えなおされる。
■ユベール・マンガレリ『おわりの雪』:フランスの「今」を感じる現代小説のひとつ。原文はフランス語文法を一通り終えた人ならじゅうぶん読める平易なことばで書かれている。オリジナルの文章を味わってみるのも楽しい。
■2002年,東京でミュージシャンとして活躍していた著者はパリに移住する.そして,このお洒落の代名詞ともいえるフランスの首都にて予期せぬ事態に次々と遭遇することになる.念願のプジョー・ヴォーグ(ペダルのついたスクーター)に乗ればガス欠となり,ガソリンスタンドを求め街を彷徨う.アパートでは何の予兆なく唐突に天井が落下する.当たり前といえば当たり前だが,花の都での生活は,バラ色ばかりというわけではない.著者の記述が数ある著名人/芸能人のパリ滞在記と異なるのは,そのユーモラスな筆致にある.
■祐天寺りえ『フランスだったら産めると思った』:日本の少子化が問題になっているが、フランスは積極的な政策で少子化に歯止めをかけている。本書はフランスに住むことになった日本人の女性の視点から、フランスの子育て事情について書いている。これからはどんな家族のあり方が望ましいのか、具体的にイメージできる本。
■これまでの「西洋音楽史」と銘打った本の多くは例外なく、各時代の専門家による分担執筆だった。これらは専門家に対して正しい専門的な知識を万遍なく提供するだろう。しかし、様々な関心やつながりからクラシックについて知りたいと思っている普通の人、例えば、「のだめカンタービレ」を読んでクラシックに興味を持った人が、それを理解できるだろうか。理解できる、できない以前の問題として、そういう「使えない」音楽史に意味があるのだろうか。ある種の正しさはあるかもしれないが、ナンセンスな専門知識ではないのか。そういう問いが著者をしてこの本を書かせたようだ。
■本書はコロンブスのアメリカ大陸発見から現在に至るフランスとアメリカの関係を綿密に検証している労作だが、とりわけ第2次世界大戦後の米仏関係を描いた箇所が興味深い。フランスの知識人たちのあいだで「フランス精神はアメリカに占領され、植民地化されつつある」という危機意識が生まれたのは、フランスが経済的に衰退し、外交の舞台でも脇役に追いやられ、自らのアイデンティティーの最後の砦を自国の文化に求めるしかなかったからである。そして、津波のように押し寄せたアメリカの大衆文化をフランスの知識人の理解を超えていた。ブルジョワ的な教養という枠組みしか知らなかった彼らは、それが俗悪なサーカスか、あるいは帝国主義的なプロパガンダにしか見えなかったのである。
■『中村屋のボース』:インド独立運動家にしてアジア主義者、ボースの波乱万丈の生涯。急進的な反英抵抗運動の過程で、日本に逃亡し、そのまま日本に帰化する。潜伏先の相馬家の人々に本場インドのカレーを伝授し、それがレトルト化までされている「中村屋のカリー」に結実する。
2007年04月15日
■仏大統領選:極右政党・国民戦線のルペン党首の反撃
☆
ルペン氏、「移民の子」とサルコジ氏攻撃 フランス大統領選で、排外的な極右・国民戦線のルペン党首が先週末「候補者の1人は移民出身で、私はフランス人」と述べ、ハンガリー移民の子であるサルコジ前内相を攻撃、移民問題を選挙の争点にしようと試み始めている。仏社会には移民への嫌悪感がくすぶっており、極右は排外主義をあおって票を掘り起こす戦術をとっている。これに対してサルコジ氏は先月「移民をより円滑に仏社会に統合させよう」と「移民・国家アイデンティティー省」の新設を提案した。一連の発言に対し、サルコジ氏は今週、中部での集会で「私に大統領の資格がないとしたルペン氏に言いたい。私はハンガリー人の子だが、私たち家族はフランスに感謝しているからこそフランスを愛しており、この国はそうした人々を受け入れてきた」と述べたうえ「フランスは単一民族国家ではなく(国を)愛する者が集まってできた国だ」と反論した。国民の大半は冷静で、フランスが民族国家ではなく共和国である点を理解しており、多数は極右でなく、サルコジ氏の主張を支持している。
(4月13日、毎日新聞)
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サルコジ氏首位で最終盤へ、第1回投票まで1週間 (4月14日、時事通信)
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仏大統領選挙戦が正式スタート、極右ルペン氏が支持率を拡大 (4月10日、ロイター)
■
利上げ観測背景にマネーはユーロへ ユーロへの資金流入が続いている。欧州圏の金融引き締め観測が強まり、日欧の政策金利差が拡大するとの思惑が広がったのが背景。世界的な連鎖株安以降、いったん強まったリスク回避の動きは、再び沈静化の方向に動いているうえ、7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で円安けん制が出にくいとの思惑を巻き込み、ユーロ/円は1999年の導入以来の史上最高値を更新した。だが、利上げ継続のエンジンとなっている欧州経済の強さが、米景気の減速によって陰るリスクを指摘する声もあり、マネーの逆流を懸念する見方がユーロ高の裏でくすぶっている。
★12日の東京市場では、ユーロ/円が160円後半に急上昇し、ユーロ導入来の最高値を更新。ユーロ圏の金利引き上げ期待が市場に広がり、ユーロ買い/円売りに。ユーロ高のトレンドに変化はなさそう。円キャリートレードの巻き戻しで一時的にユーロが150円まで下げたが、それが最後のチャンスだったのか。
(4月12日、ロイター)
■GRAND PRIX DE LA BAGUETTE 2007
ちょっと古い先月の話題だが、パリ市が主催する2007年度バゲット・グランプリの栄光に輝いたのは、アルノー・デルモンテルさん。パリ市から賞金4000ユーロ(=60万円)が送られた。見栄え、焼き具合、香りなどによって審査されるが、昔風のバゲット・トラディショネル(伝統的フランスパン)であることが条件。1年間エリゼ宮(フランス共和国大統領官邸)のお抱えパン屋になれる特典つき。パリ観光のついでに本物のフランスパンの味を確かめてみてはいかが。
*
受賞パン屋 Arnaud Delmontel のサイト ■
少子化対策、成功例の仏方式なら年10兆6000億円 出生率回復に成功したフランスの子育て支援施策(税控除を除く)を日本に取り入れた場合、年間10兆6000億円程度の財源が必要なことが、厚生労働省が11日に「子どもと家族を応援する日本重点戦略検討会議」に示した試算で分かった。日本の少子化対策関連費約3兆7000億円(2003年)の3倍近くにのぼる計算だ。
(4月12日、産経新聞)
■ベルギー王立美術館展(大阪展)、始まってます
これも紹介するのを忘れていた。個人的にもブリュッセルのベルギー王立美術館は思い出深い美術館のひとつ。できれば詳しく紹介したいのだが、私よりももっとふさわしい人が書いてくれるかもしれない(交渉中)。本邦初公開のブリューゲル(父)の「イカロスの墜落」が目玉のようだが、
クノップフ 、
デルヴォー 、マグリットらの、象徴派やシュルレアリスムも見逃せない。ベルギーの南部(ワロン)はフランス語圏。ベルギーはビールやワッフルやチョコだけではない。
*国立国際美術館(大阪・中之島):2007年4月7日(土)〜6月24日(日)
*
公式サイト(読売新聞) ■
バルザック愛飲のコーヒー、UCCが復活販売へ UCC上島珈琲(本社・神戸市)は11日、18世紀から19世紀のフランスで国王ルイ15世や文豪バルザックが愛飲したと語り継がれるコーヒーを復活させた「UCCブルボンポワントゥ」を発売すると発表した。価格はコーヒー豆100グラム入りで7350円と、国内最高水準となる。12日から予約を受け付ける。「ブルボンポワントゥ」という品種は、ブルボン島(現フランス・レユニオン島)で生産されていた。干ばつなどで1940年代に栽培が途絶え、「幻のコーヒー」と呼ばれる。フルーティーな甘い香りが特徴で、カフェインは他の品種の半分という。UCCは復活を目指し、1999年に現地調査を開始し、約30本の原木を発見した。フランス政府などの開発援助を受け、再生に取り組んできた。
(4月11日、読売新聞)
★バルザックはユゴーやデュマと並び称される19世紀を代表するフランスの小説家。夕方の6時に寝て、夜中の12時に起きるという変則的な生活サイクルで、1日平均12時間のペースで20年以上小説を書き続けたと言われている。バルザックは生涯を通して百篇に近い小説を書いたが、登場人物の数は実に2400人に上った。執筆の際に欠かせなかったのがコーヒーで、バルザックは1日数十杯のコーヒーをがぶ飲みして眠気を払いながら書き続けた。「
人間喜劇 Comedie Humaine」と命名されたひとつの全体をなす小説群は、バルザックの頭の中で構築された社会そのものであった。登場人物たちは典型でありながら、ひとつの生身の人間として完璧に描きこまれ、個々の作品を有機的に結びつけるように複数の作品にまたがって登場した。代表作は「
ゴリオ爺さん 」「
知られざる傑作 」など。
■
フレンチキッチンウェアの「ル・クルーゼ」、「モネ展」会場でのみ記念限定カラーを発売! (4月14日、ファッションサイト)
*
大回顧展モネ(国立新美術館) *
「キッチンの中のフランス」 ■リカちゃんが旅の模様をブログで報告。タカラトミーが40年目の展開発表
タカラトミーは10日、2007年で誕生から40周年を迎えた着せ替え人形「リカちゃん」の新シリーズとして、「リカちゃん ワールドツアーシリーズ」を立ち上げると発表した。同シリーズでは、リカちゃんが世界各国を旅していき、その模様をブログで更新していく。「私、旅に出ます」。リカちゃんが世界旅行の様子をブログで更新。父親・ピエールの出身地であるフランスを皮切りに世界各国を旅する「リカちゃん ワールドツアーシリーズ」を通じて、これまでの「親しみやすいかわいさ」から「洗練されたおしゃれ」へとリカちゃんのイメージを一新していく。
★リカちゃん人形が最初に発売されたのは、1967年のこと。40年も経つと忘れられているかもしれないが、リカちゃんのお父さんはフランス人。職業は指揮者じゃなかったかな。ブログの中で「パリに住むおじいちゃんとおばあちゃん」と言っているが、父方の祖父母なのだろう。
*
リカ旅ブログ ■アンシャントマン主催「ジャパン・エキスポ パリツアー」のご案内
日本のマンガやアニメーションを世界に発信するための活動を精力的に行っている(株)アンシャントマン(大阪市)が、「ジャパン・エキスポ パリツアー」を企画しています。詳しい情報をお知りになりたい方は、主催の(株)アンシャントマンまで直接お問い合わせください。
※ジャパン・エキスポ:日本まんがを中心とする欧州最大の展示会。詳細は
コチラ 。
※(株)アンシャントマン:日本マンガ文化の研究者である松山秀俊氏が、経済産業省後援のドリームゲート大挑戦を経て起業。
【概要】
・ジャパン・エキスポ パリツアー5泊7日
・2007年7月4日〜7月10日
・ご旅行代金:208,000 円
・関空・成田両方のいずれかでの申し込み可
・主催:(株)アンシャントマン
〒550-0014大阪府大阪市西区北堀江1-1-25ほりとみビル8F
電話:06-6225-1091
・お問い合わせ:info@mangaculture.com 松山まで
URL:マンガ文化サイト
http://www.mangaculture.com/JAPAN/top.html ↑クリックお願いします!
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国民投票法案の問題点についてフランス語で発信してみる
Excerpt: ブログ「国民投票法案を語る」で提案されていた、国民投票法と改憲についての問題点を外国に発信する試みに賛同し、同ブログの案文を少し修正しながらフランス語版を作成しました。
フランス語と法学の両方に..
Weblog: 村野瀬玲奈の秘書課広報室
Tracked: 2007-04-16 03:18
フランスの最新ニュースやトレンド情報
Excerpt: をブログ形式で紹介するサイトで、アンシャントマン主催『ジャパンエキスポ パリツアー』を載せていただきました。
ありがとうございます。
こちら→FRENCH BLOOM NET-INFO..
Weblog: マンガ★国際文化交流
Tracked: 2007-04-16 20:02
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RECOMMENDED DVD
■「レ・ミゼラブル」…数ある同名作品の中でも最高傑作と称される2000年フランス製作超大作TVシリーズ、ついにノーカット完全版(DVD-BOX)で登場。ジャン・ヴァルジャンにジェラール・ドパルデュー、ジャヴェール警部にジョン・マルコヴィッチ、ファンティーヌにシャルロット・ゲンスブールという豪華キャスト。買うべし!
■アカデミー賞3部門受賞 !&2012年興行収入No.1!世界中で上演されているヴィクトル・ユゴー原作の傑作ミュージカルを、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイほか共演で完全映画化。貧しさからパンを盗んだ罪で19年間投獄されたジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。
■2012年の最強の映画だった『最強のふたり』。それまで『アメリ』が保持していた2310万人というフランス語で撮られた映画の世界観客動員数をも抜いてしまった。最強のひとりはスラム街出身で無職の黒人青年ドリス。もうひとりはパリの邸に住む大富豪フィリップ。ふたりが事故で首から下が麻痺したフィリップの介護者選びの面接で出会う…。
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■移民のゲットー、バンリュー(郊外)を舞台にし、従来のフランス映画のイメージを覆した衝撃的な作品。ここは本当にフランスなのか。最近パリ郊外で起こった暴動の背景や、移民の若者たちの鬱屈した心情をを知るためにも。
■今日、最も有名なフランス映画と言えばこれ。今やパリ以上に注目されているマルセイユを舞台にしたカーアクション映画。4作目まで出ています。ヒップホップやライを取り入れた音楽にも注目。
■ジャームッシュによる5つの都市を舞台にしたオムニバス作品。笑いを誘いつつも、差別問題がさりげなく扱われいてるパリ編が秀逸。ウィノナのLA編、ベニーニのローマ編、ヘルムートさんに癒されるNY編。トム・ウエイツの音楽も印象的。
■ソフィア・コッポラ監督の「ヴァージン・スーサイズ」。ソフィア・コッポラはアメリカの巨匠フランシス・コッポラの娘で、これは初監督作品にして、衝撃的なgirly映画。サントラを担当しているのは、彼女自ら依頼したというフランスの2人組Air(エール)。
■ベトナム出身のトラン・アン・ユン監督の「夏至」。少年時に家族と共にフランスへ移住し、フランスで映画について学ぶ。濡れれたような深みのあるその色彩は、官能的とも言えるほど。ウォン・カーウァイ監督の「花様年華」を撮影したリー・ピンビンを迎え、さらにその繊細さに磨きをかける。他に「青いパパイヤの香り」「シクロ」。現在、松山ケンイチを起用した村上春樹の「ノルウェイの森」を撮影中。
■「ぼくが街でアントワーヌ・ドワネル(=主人公)風の若者を見つけるたびにいつも思い出すのは『大人は判ってくれない』の中で通りを駆け抜ける、あの飢えたようなアントワーヌの最初の姿である。彼は世界と折り合いを付けることが出来ずに終始スクリーンをうろつき、楽しもうとしてみたはいいが大きすぎる代償を払い続ける。それは全く持って人生そのもののようで、アントワーヌ・ドワネルはやはり生まれたときから人生の本質の中にいたのである」(曾我部恵一)
■定年退職前の厳しくも優しいロペス先生のもとで、勉強したり遊んだりする13人の子供たちの姿を追った、心温まるドキュメンタリー映画。Etre et Avoir―タイトルにもなっているこの二つの動詞から見ても、フランス人にとってのフランス語の始まりも、日本人がフランス語を始めるときと全く同じなんだな、と分かります。フランス語をやっている人なら、まるで自分も小学生になったような気分になり、子供たちと一緒に「うぃぃ〜!」「ぼんじゅ〜る、むっしゅ〜」と言ってしまいそう。
■原題は L’auberge espagnol−訳すと「スペインの宿」。これは今のヨーロッパを象徴するような文化的な混沌状態を指し、そんな中でどんなアイデンティティが可能なのかを問うている。主人公はパリ大の学生だが、ヨーロッパの交換留学システム「エラスムス計画」を使って、バルセロナへ留学し、ヨーロッパ各国から集まった学生たちと共同生活を始める。それぞれの国のタイプが典型的に描かれいているのが面白い。映画の公開後、エラスムスの利用者が倍増したという、留学したくなる映画。ラストシーンも清々しく、続編「ロシアン・ドールズ」へと続く。
■ゴダールとストーンズの奇跡的な出会い。ジャケットのデザインがすでに買いだ。ミック・ジャガーのまさに悪魔的な、シャープなシルエットを見よ。オヤジバンドには用はない。このDVDによって自らとどめを刺されるがよい。「悪魔を哀れむ歌」が完成していく過程がスリリング。
■ヌベル・ヴァーグ期の未だに色褪せないオシャレ映画。犯罪に手を染めるスタイリッシュな若者とジャズの組み合わせ。シーンにカッコよく色を添えると思えば、唐突にシーンを切り裂くジャズのフレーズ。主人公のミシェルは、ジーン・セバーグ扮するヤンキー娘、パトリシアをひたすら口説く。主人公たちが頻繁に口にする当時の流行り言葉、dégueulasse(最低)!がキーワードになっている。
■フランソワ・オゾン監督、「8人の女たち」。ドヌーブ、ベアール、ユペール、アルダン、ルドワイヤン、フランスの大御所女優たちが勢揃い。優雅なミュージカル映画かと思いきやけっこうえげつない毒のある幕切れ。
■「ベルリン・天使の詩」。ロックな映画監督、ヴェンダースならではの映画。そしてエトランゼ(流れ者)の映画。流れ者の天使、ピーター・フォークの演技が渋く、流れのシンガー、ニック・ケイブのライブシーンがカッコよすぎる。タキシード・ムーンを始めとする、サントラもパーフェクト。流れの空中ブランコ乗りのお姉さんがフランス語を話している。
■パララパララ…とアンニュイな感じで聴こえてくるトランペットの音。マイルスのクールなトランペットが映画を先導する(彼は画面を見ながら即興で音楽をつけた)。完全犯罪の計画を立てるが、一つのミスがもとで事態が急変し、会社のエレベーターに閉じ込められてしまう…ルイ・マル監督による上質のサスペンス映画。
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