2014年01月21日

週刊フランス情報 13 - 19 JANVIER

オランド仏大統領の密会スキャンダル 議論噴出の背景は?
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2014年 02月号 [雑誌]■フランスのオランド大統領が女性スキャンダルに見舞われています。フランスでは、大統領など権力者の私生活について追及しないという伝統があるのですが、今回の場合、これまでとは少々事情が異なっています。オランド大統領はフランスの大統領としては初の事実婚夫婦であり、女優との密会が不倫に該当するのかどうか、 今後のファーストレディの公務をどうするのか、さらには安全保障上の問題はないのかなど、議論が噴出しているのです。
■今回の騒動は、フランスの芸能誌が、大晦日の夜にオランド大統領が女優と密会していたことを報じたことがきっかけとなっています。フランスでは米国や英国とは異なり、権力者の私生活について報道することはタブーとされています。しかしサルコジ前大統領の時代あたりからその雰囲気は変わってきており、公人である政治家は、私生活についてもある程度オープンにすべきだという声も徐々に大きくなっています。(続きはタイトルをクリック)
(1月16日、The Page)
★世論調査によると、有権者の8割近くは「本人の問題」と見ていて、大統領の「不倫」にフランス国民は興味がないように見えるが、キオスクでは例の芸能誌がソールドアウト。各国の反応が興味深い。イギリスではもしキャメロン首相が同じことをすればただでは済まないだろうと。文化の違いといえばそれまでだが、EUを初めとして、各国の関係が緊密になっている今、見て見ぬふりもできなくなっているようだ。イタリアでの反応が面白かった。「ダフトパンクみたいにヘルメットかぶって、スクーターでこっそりエリゼ宮から愛人に会いにいくなんて映画みたい」というイタリア人の発言には笑ったが、イタリア人の重要なアイデンティティの一部である「スクーター」に乗って会いに行ったことがツボだったよう。フランスでは、女性を変えて、新しい出発と言う人もいれば、一方で社会党政権らしからぬ企業優遇の政策に女性問題まで加わって最悪という評価も。

仏政府のロマ人送還、2013年は過去最多の2万人(AFP):オランド大統領は記者会見で、ロマ人に対する政策について質問を受けると「自らの過去の行いを恥じるべきだろうか、答えはノーだ」と述べ、政府が掲げるロマ人排除政策を改めて擁護。
アルジェリア人質事件から1年「首謀者潜伏」テロ脅威なお(東京新聞) :アルジェリア外務省の報道官は10日、事件から一年を前にあらためて当時強行した鎮圧作戦を正当化。人命軽視の疑いを否定。

JAPAN
Ami à tout prix(Le monde):ルモンドの記事。日本では友だちもお金でレンタルする。それは日本人がとても孤独だから。どんな要望にも応えてくれる女性スタッフだけの便利屋「クライアントパートナーズ」 が紹介されている。特に孤独な男性の話し相手になってくれることを強調。日本の神話がまたひとつ。
日本のこんなところが不満!日本に住む外国人の本音とは?(newsphere) :「クラブではダンスをすることができない。夜遅くになると、警察官がたまにクラブの中を見に来るんだ」…やはりダンスを規制する風営法の問題があがる。「おもてなし」と言いながら観光客が夜踊りに行けない、ナイトライフを楽しめないのは観光立国としては大問題だろう。五輪はドメドメな状況を明るみに出す。
1千万人突破、日本の観光が世界でさらなる人気の兆し?オーダーメードツアーも(Newsphere) :ビザ免除の影響で77%増のタイ。タイの新聞は限られた時間内に多くの観光名所を訪れたい観光客の視点に立ち、神戸・灘の酒造記念館などを紹介。
「移民が先か?英語が先か?」という選択肢(Newsweek) :年間出生数が「100万人を切る」のは時間の問題です。私はこの「100万」というのは、一つの前提となる数字…



CINEMA
仏紙リベラシオン、宮崎駿インタビュー(Liberation) :「私はいつもより公正な社会を熱望している」。仏では1月22日から「風立ちぬ」が公開。★…動画は公開に際してニュース(France2)での映画の紹介。

ART
Hieronymus Bosch c.1450-1546: Between Heaven and Hell (Taschen Basic Art Series)ボッシュ(ボス)の見たことのない全集が2月に刊行(culturebox) :ボスの作品とされているのは20の絵画と9のデッサンしかないが、描かれた生き物たちと細部が魅力的で、シュルレアリストたちに絶賛された…これは欲しいね(写真の本は別物です!)。

BOOKS
「反Amazon法」はフランス文化を守れるか(ZDNet):「国の政策がいかに自国文化擁護に向かおうとも、新しい文化への関心が失われないところこそが、まさにフランス文化の強みであるに違いない」
ノルウェー、数万書籍をネットで無料閲覧可能に(AFP) :「無償の電子書籍サービスと作家の著作権との折り合いを付ける方法の一例となりそう」。
石田衣良氏「右傾エンタメ作品」ばかりが売れる社会を分析(NEWSポストセブン):フロー(新刊)は売れてもストック(古典)が全く売れない。いまの若い編集者はすぐ「スタジオジブリの本を作りましょう」って言う…

VOYAGE
パリ旅行は「エールフランス」にすべき5つの理由(ELLE) :この前「エールフランスは一生使わない」という「東洋経済」の記事があったが、人の対応が多少悪いが、モノは充実しているということかな。見た目の洗練度は高いですね。

GOURMET
パリでもズズっと ラーメンウイーク開幕(asahi) 日本文化を発信する日本政府の「クールジャパン」事業の一環で開く「パリ・ラーメンウイーク ズズット」


★commented by cyberbloom

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posted by cyberbloom at 18:21 | パリ 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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