リサ一家とガスパールが日本にやってきました。ほのぼのと可愛らしい出来事に和みつつ、逆に軽いカルチャーショックを受けるという忙しい読書でした。
ぜんぜんわからない日本語の文字、靴を脱ぐ事、地べたで寝る事(ふとん)、お弁当…。かなり無意識な日常の習慣や物なので、リサとガスパールのフィルターを通してみて、それが当たり前のことではなかったんだ、と気づかされたり。
(リサの)ママが「触っちゃダメよ 」と言ったのに、リサとガスパールは、ウォシュレットの操作ボタンをいたずらしてしまったり、箸をうまく使えなかったり(でも、楽しそう)、大きすぎるスリッパをはいて歩きにくかったり、と、「彼らは6歳の子どもだったんだよな」と再認識しつつ、フランス語に苦戦しながらも可愛らしいエピソードに頬が緩んでしまいました。ウォシュレットは自分も使った事がないので先を越されました(笑)
お弁当を食べるシーンで、「箸」にあたるフランス語が、「baguette(s)」。後で辞書をひいたら、棒(英語のstick)や杖の意がある言葉ってことはすぐにわかるんですが、「baguette」って、パンのことじゃないの?という先入観で読んでしまったために、弁当でパン?でも絵にはパンなんて描かれてないし…。と混乱してしまいました。「棒状で日本でフランスパンとして売られているもの」がバゲット、と辞書に書いてありました。
そして、リサたちを案内してくれる日本人「M.Fukushima」。最初、「M.」は名前かと思ったけれど、「Monsieur」の事だと気づくのに時間がかかった(遅すぎ!)。直訳して、「フクシマさん」。
彼はお寺を観光中に、大きすぎるスリッパをはいて歩きにくく、パパとママのように速く歩けないリサとガスパールが、迷子にならにように待っててくれます。境内の小道を移動中、その大きすぎるスリッパのせいで、ガズパールが足を取られ、リサとガスパール二人で彼を巻き込みながら転んでしまい、彼は怪我をしてしまいます。
お寺の観光の翌日、フクシマさんは足にギプスをはめてみんなの前に表れるのですが、彼はその怪我がリサとガスパールのせいだとパパとママには言わず、二人には目配せしながら「大丈夫だよ」と気遣います。
さらに、二人はフクシマさんのギプスに絵を描いてあげるのですが、彼は「とってもすてきな絵だから、ギプスを取るのがさびしいな」と言います。
(訳は正確ではないと思いますが、だいたいこんな意味だろうと思います。)
気配り上手でとってもやさしい人です。
なんていい人だ!と思いながら、ギプスをはめてみんなの前に表れたシーンで、はたと、こんな状態で仕事に出てくるのって万国共通なのか、日本人だけなのか、すこし首を傾げてしまいました。
ついでに、フクシマさんの風貌は、眼鏡をかけてカメラを携えているのですが、日本人のイメージとしての「眼鏡」と「カメラ」は万国共通なんだろうか…?
フクシマさんのギプスに、リサがサイン(?)を残していますが、なんと、カタカナで「リサ」。エピソードの中に、プレゼントで名前(日本語)入りのスカーフをもらうところがあり、リサはきっとそこで覚えたのでしょうが、子どもの柔軟性や、もしかしたら、フクシマさんが読めるようにという気遣いだったのかも、なんて想像をしてみるのでした。
以前、「ポネット」のワンシーンでもあったのですが、フランスではギプスに落書きをするのはお約束なのでしょうか???
☆GASPARD ET LISA AU JAPON(「リサとガスパールにほんへいく」(日本語訳は先月発売されたばかり)
☆関連エントリー
「ガスパール こいぬをかう」
「リサとガスパール-La jalousie de Gaspard 」
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ちなみに、今週の『週刊アスキー』の唐沢なをきの漫画は、リザ・ガスのパロディですね。ようやってはります。笑