2013年05月06日

週刊フランス情報 29 AVRIL - 5 MAI

フランス大統領 6月に初訪日へ
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 06月号 [雑誌]■フランスのオランド大統領は、就任後、初めて6月6日から日本を訪問する方向で調整を進めており、経済をはじめ安全保障やテロ対策などの幅広い分野で、日本とフランスの関係の強化を目指す方針です。関係者によりますと、日仏両政府は、オランド大統領が6月6日から3日間の日程で国賓として日本を訪問する方向で調整を進めており、日本政府は大型連休明けの閣議で正式に決定する方針です。オランド大統領が日本を訪れるのは、去年5月の就任以来、初めてで日本に滞在中、天皇陛下と会見するほか、安倍総理大臣と首脳会談を行う予定です。
■首脳会談では、日本とEU=ヨーロッパ連合とのEPA=経済連携協定などを念頭に、経済面での協力の強化が主な議題となる見通しで、フランスとしては日本市場の一層の開放を求め、フランス企業による鉄道事業への参入などを目指すものとみられます。両国はまた、文化や安全保障、それに、ことし1月に起きた「アルジェリア人質事件」を受けたテロ対策など、幅広い分野で関係強化を目指す方針です。景気の低迷や高い失業率に苦しむフランスは、経済成長が著しいアジア諸国との関係強化を図っていますが、サルコジ前政権が巨大市場としての中国を重視したのに対し、オランド政権は共通の価値観を持った日本との関係を重視する姿勢を打ち出しており、今回の訪問をその重要な一歩と位置づけています。
(4月30日、NHK)

WIRED VOL.7 GQ JAPAN.2013年4月号増刊緊縮財政の仏、大統領府のワイン1200本を競売に:競売を担当するドゥルオーの広報担当者はロイターに対し、「出品されるワインには、フランスの歴史に関わるものも含まれている」と述べた。出品されるワインはボルドーやブルゴーニュのものが大半を占め、1本当たりの落札予想価格は15―2200ユーロ(約1900円‐28万円)。合計で約25万ユーロになると見込まれている。http://bit.ly/YmaN9W
フランス軍もリストラ:フランス軍が6年で3万4千人の超リストラを計画、予算水準は維持する。http://on-msn.com/14N95B3
米ヤフーのフランス動画共有サイト(=Dailymotion)買収計画が頓挫:原因はフランス政府の介入との見方が有力。WSJよると仏のモントブール大臣が、ヤフーの最高執行責任者とフランステレコムの最高財務責任者を自身のオフィスに呼び、「インターネット業界で成功しているフランス企業の4分の3以上の株式を米国の巨大ネット企業に売るわけにはいかない」と告げたという。一方で米を中心とした外国企業からの投資を誘致し、国内産業を刺激したいと考えるオランド政権にとっては、仏のイメージを損ないかねない失態という批判も。★…フランスのメンツと実利が相反する、昔からあるジレンマ。http://bit.ly/ZWEqgk

WORLD
バングラディシュの崩落事故の背景に激安ブランド:英の激安ブランド「プライマーク」の1ポンドTシャツを作っていたバングラデシュの縫製工場崩落事故で400人以上が亡くなった。英では、途上国の労働者から搾取する低価格ブランドを買わないようにしようという声も起きている。http://bit.ly/13OYGAx
ギリシャ、公務員削減法案を可決:今後、年内に公務員を4000人削減、2014年までに計1万5000人をリストラし、財政健全化を進め、1兆円融資にめどをつけた。http://bit.ly/ZJzlth
「初めてのライフル」でアメリカの5歳の男の子が妹を射殺:事故を引き起こした22口径ライフルは「マイ・ファースト・ライフル」のキャッチコピーで子ども向けに販売されていた。子供向けの銃の市場 (5千円前後で、子供向けのカラフルな銃)があり、CMも流されている。Youtube にも自分の子供がいかに銃が上手いか披露する投稿も多い。たばこ(産業)と同じように、銃産業には新たな顧客層が必要とされ、子供がターゲットにされているという指摘も。http://bit.ly/108reGS
仕事と若者:失業世代(The Ecomonist):「英国と米国では、高い学費をかけてリベラルアーツの学位を取得した多くの人が、まともな仕事にありつけない」「世界的に教育と労働市場のミスマッチが問題」。若者の職業教育には長い伝統のある独の職業教育と徒弟制度が参考になる。 企業が大学と協力して訓練講座を企画するのもいいし、オンラインコースを使って徒弟が実地訓練と学問的な指導を一体化させることも可能。http://bit.ly/107rqS1

CINEMA
ミッドナイト・イン・パリ [DVD]ウッディ・アレンがまた仏で映画:"Midnight in Paris" (ファーストレディ時代のカーラ・ブルーニも出演)に続き、ウッディ・アレンが再びフランスに映画を撮りに来る。http://bit.ly/13ORyV0
フランス映画祭オープニングはオゾンの最新作:ジャック・ドゥミの「ローラ」修復完全版も上映決定。http://bit.ly/12uPP4A

MUSIC
イマージュ~ラ・フォル・ジュルネ セレクションラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン:東京・丸の内の会場の観客に紛れた演奏家がどこからともなくステージに集まってラベルの「ボレロ」を演奏する「フラッシュモブ」のパフォーマンスでのサプライズなスタート。ラ・フォル・ジュルネ LA FOLLE JOURNEEはフランス北西部の港町ナントで1995年に誕生したクラシックの音楽祭。http://bit.ly/ZZHJ6C
リシャール・ピナス来日:哲学に関する著書を執筆するなど、音楽というジャンルにとどまらない活動を行うフランスの音楽家・ギタリスト、リシャール・ピナス。2011年4月4日の来日公演告知後、東日本大震災の影響により中止となった幻の来日が二年の時を経て実現。アンスティチュ・フランセ東京では、日本が世界に誇るノイズミュージシャン、メルツバウ(秋田昌美)と共演。日時:5月31日(金)会場:ラ・ブラスリー(アンスティチュ・フランセ東京) http://bit.ly/13gHvs1
FBN関連記事:ロック温故知新−英仏プログレ対決(3)キング・クリムゾンVSエルドン

VOYAGE
チュイルリー公園の砂埃:ヴェルサイユ宮殿の庭園でも知られる仏の造園家ルノートルが設計したパリの中心にあるチュイルリー公園。市民や観光客の憩いの場になっているが、その小道はルノートルの考案により、砂と小石を混ぜて固められている。しかし彼はトラックや世界中の観光客が来るのを想定していなかった。それは砂埃として舞い上がり続け、その補修費は1500万ユーロかかるという。http://bit.ly/120uF0W
モンサンミシェルの秘密の場所:25年間、僧院の鍵を管理するガイドさんが一般公開されていない秘密の場所に案内してくれる。革命期から牢獄として使われた部屋(レミゼのヴィクトル・ユゴーも言及)や、170メートルの高さにある聖なる場所に通じる「レースの階段」など。http://bit.ly/15bsKLE

FRENCH LIFE
フランスは食券社会(Ticket Restaurant)?:「職場での飲み」がないフランス人にとって、ランチは日本で言う「飲みニケーション」の役割も果たしている。仏サラリーマンのランチ事情。http://exci.to/18emUrF
パリで一番おいしいバゲットは:ベストベーカリーが発表され、パリ(Paris)14区にある「パラディ・ドゥ・グルマン(Paradis du Gourmand」が選ばれた。http://bit.ly/12gmECh
フランスの街角で売られるスズランの花束:フランスでは20世紀初頭から、国際労働者の日(5月1日メーデー)に労働組織や個人が消費税なしで、春を象徴するスズランを売り出す習わしがある。http://bit.ly/10u3reP
マニアックな専門辞書の世界:別の意味でマニアックにもほどがあるのが『フランス人の身ぶり辞典』(大木充・Jean-Claude Rossigneux共著)。フランス人がよく使うボディランゲージをイラスト入りで解説しているのだが… http://bit.ly/Zr2ntl
現金決済―フランスはなぜ上限額の規制を強化するのか?:まず思い浮かぶ主な理由は脱税行為の防止 / 多くの店がクレジットカードの加盟店になるのは、カードが使えることで、「現金がないから買えない」という人が買い控えするのを防ぐ狙いがある。http://bit.ly/18kdT07


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posted by cyberbloom at 10:14 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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