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今週のニュースでフランス語 by noisette カーラ=ブルーニがオランドを"ペンギン"呼ばわり? 次のアルバムで、フランスの元ファーストレディーは≪ペンギン≫に歌を捧げているが、これを共和国大統領への多かれ少なかれ隠された攻撃だと見る人もいる」…「(歌詞の引用)彼は君主気取りだけど、私は彼のことを知っている。ペンギンは城主のマナーがわかっていない...ねえ、ペンギンさん!いつかまた道ですれ違うことがあったら、教えてあげる、ペンギンさん、どうやって私の手にキスすればいいのか教えてあげる」 (3月15日、フィガロ) ・サルコジ元大統領の奥様カーラ=ブルーニが4月1日に発表するアルバムの中の一曲が、現フランス共和国大統領オランド氏を揶揄したもの?と話題に。大統領選挙決選投票でオランドに負けたご主人のサルコジに成り代わって意趣返しをしてらっしゃるのではないか?とも言われています。 ・prendre A pour B = considérer A comme B 「 A を B と見なす」 ・l'ex-première dame、頭に ex- がつくと「元〜」。mon ex-copain, mon ex-copine 「元カレ、元カノ」などいろいろ言えます。première dame は、ファースト・レディーのことですね。 ・consacrer A à B 「 B に A を捧げる」 ・le président de la République「(フランス)共和国大統領」は le chef de l'État「国家元首」とも言い換えられます。 ・曲の中ではさらに、ペンギンを ≪ni oui ni non≫ と「イエス・ノーをはっきりと言わない」と形容しているのですが、≪Monsieur ni oui ni non≫ は、実は優柔不断なオランド大統領のあだ名の一つであったりするので、さらに憶測を呼んでいます。
WORLD ■女性の政界進出著しい北欧:高等教育を受けたにもかかわらず専業主婦になる女性は、大学の学位を「全く無駄にしている」とデンマークのヘレ・トーニングシュミット首相。しかし経営者への起用には改善の余地があるという。http://bit.ly/YXFoUK ■働く女性にとってベストの国は?:英エコノミスト誌が今月8日の国際女性デーに合わせて、この「ガラスの天井ランキング」を発表。日本と韓国は、女性の管理職が他国に比べて圧倒的に少なく、ワースト2に沈んだ。http://bit.ly/ZJzdol
CINEMA ■シェールガスと「約束の地」:ガス・ヴァン・サントの映画「約束の地」は石油会社と、自分たちの土地にあるシェールガス(仏 gaz de schiste)の開発を拒否するペンシルベニアの農民たちの対立を描く。しかし米ではシェールガスはバラ色の未来を約束する切り札として受け入れられているようで、「約束の土地」に客が入らなかった。一方フランスでは130の試写会が行われ、関心が非常に高いようだ。それは、仏にもシェールガス鉱脈があるが、環境負荷の高い水圧破砕法による採掘が禁止されているからだ。http://bit.ly/Z7bJbG ■映画評論家、梅本洋一さん死去:「人生なんて瞬きするぐらいの長さしかない」と呟いたことのある映画評論家が、その言葉どおり、突然、この世を去った。現在、NHKラジオ番組で渋い声を聴かせてくれているあの人だ。http://bit.ly/150W4Pk ■「うたかたの日々」公式サイト:ミシェル・ゴンドリー監督、オドレイ・トトゥ&ロマン・ドゥリス主演「 L’ecume des jours 」(日々のうたかた)の仏版オフィシャルサイトが開設。http://bit.ly/YVEoAD ■シャルロットの『パパの木』:一本の大きな木を通して描かれる、夫を亡くした母と父親を亡くした娘の奮闘 シャルロット・ゲンズブールが等身大の母親像を演じる映画『パパの木』が公開。★…トリアー監督のシャルロットはあんまりなので、こんなのがいいね。http://bit.ly/YxvIDA
MUSIC ■BACでフロイド!:グルノーブルの高校生がBAC(仏の大学入試)の音楽の試験の課題としてピンク・フロイドの「原子心母」を演奏。この前「狂気」を効果音まで再現というコンサートをやっていたが、仏人のフロイド好きを証明する格好のケースとなった。高校生たちもこの曲が気に入っているとは言っているが、やはり指導している先生がいちばん気合が入っている。スタンリー・キューブリックが「時計じかけのオレンジ」にこの曲を使いたかったが、フロイド側に拒否されたエピソードも紹介されている。http://bit.ly/Y5TJiT ■フェニックスのPV、韓国で不評:フランスの人気ロックバンド「フェニックス」が韓国と北朝鮮をモチーフにMVを制作したが、韓国人からは「意味が分からない」と不評。☆…確かに韓国と北朝鮮、拉致と韓流が混在している。これが欧米人の抱く朝鮮半島のイメージなのか。少し前の日本のイメージも誤解と偏見に満ち満ちていたけど。曲は案外かっこいい。http://bit.ly/ZOkPwg □Phoenix - Entertainment (Official Video) http://bit.ly/WmXAfk ■Albert Camus slamé par Abd Al Malik à Marseille :ラップと文学の邂逅。フレンチラッパーの Abd Al Malik がアルベール・カミュの『裏と表』にインスパイアされた舞台をマルセイユで行う。http://bit.ly/13RdYHX
ART ■オルセー美術館で「黒いロマンティスム」展:革命期から象徴主義、シュルレアリスムまで。★…記事の写真はフュースリの「夢魔」。7月で終わりですか(泣)。20代の頃はこの時期の絵が大好きだったが、今は流行らないのだろうか。http://bit.ly/YZWZys ■パリ・ポンピドゥーセンターの「ダリ」展:最後の4日間(22日から25日)はノンストップで開いてます。http://bit.ly/ZtF82m ■ヴィトンの旅行ガイド:芸術的な旅行ガイド「トラベルブック」、ルイ・ヴィトンが新発売。新シリーズは世界で最も注目を集めているイラストレーターや芸術家たちに各地の紹介を依頼。http://bit.ly/16tSnVG
SUSTAINABLE ■衣類リサイクル le Relais:不景気なフランスで衣類回収業界が絶好調。le Relais は2010年に8万トンの衣類を回収、業界の65%を占める。住民が不要衣類を入れることができる1万3千のコンテナがフランス中に配置。http://bit.ly/YWYRVG ■ファーストフードの社会派グルメ、ベルギー発のEXKi :「すばやく食べられて、しかも新鮮で身体に良く、美味しいものが食べたい。その上、環境にも社会にも良ければ気持ちがいい!」http://bit.ly/15IXjVo ■未来の乗り物はロープウェイ:冬のスポーツのシーンでよくみかけるロープウェイだが、これが将来的に都市の新しい交通機関になるだろう。実際にいくつかの大都市がこれを選択し、NYでは 「飛ぶバス flying bus 」と呼ばれている。主にアルプスで発達した乗り物なのでフランスに施設のノウハウがあるようだ。街の形態に左右されず、建設のコストに関しても、1キロ伸ばすのに地下鉄は8000万ユーロ、トラムウェイは2000万から3000万ユーロかかるが、ロープウェイなら1000万ユーロで済む。(France2)
■定年退職前の厳しくも優しいロペス先生のもとで、勉強したり遊んだりする13人の子供たちの姿を追った、心温まるドキュメンタリー映画。Etre et Avoir―タイトルにもなっているこの二つの動詞から見ても、フランス人にとってのフランス語の始まりも、日本人がフランス語を始めるときと全く同じなんだな、と分かります。フランス語をやっている人なら、まるで自分も小学生になったような気分になり、子供たちと一緒に「うぃぃ〜!」「ぼんじゅ〜る、むっしゅ〜」と言ってしまいそう。