2007年01月29日

週刊フランス情報 22‐28 JANVIER

☆FLOQとPOQUEというブログパーツをサイドバーに貼り付けてみた。POQUEはエントリーを別の形で見せてくれるので面白い。FLOQには、「学校行かずにフランス語」さん、「CHOCOLAT」さんのポッドキャストを入れさせていただいてます。フラッシュ・アートもなかなかカッコ良い。MYSHOP、MUSIC、BOOKのコーナーも1-2週で内容を入れ替えるのでちょくちょく見てください。
☆先日、韓国人の友だちから新婚旅行で日本に行くから案内してという連絡が入った。次の日の朝日新聞(22日)を見たら、「日本お得、韓国人客増」という記事があった。円安ウォン高が急速に進み、日本旅行に割安感が出ているらしい。この流れに乗ってやってくるわけね。「あいつが行くなら私も」と、何だか韓国人友だちの日本旅行ラッシュが来そうな気配。大学生の短期旅行も多く、松山などの地方の温泉も韓国人観光客で賑わっているとか。2006年は前年より3割増の160万人に達するらしい。どこの通貨に対しても円は安くなっているようで(今週のユーロ円の高値は158円台)、逆に日本人は外国に出にくくなっている。
☆柳沢厚労相が女性は「出産マシーン」発言。またもや本音が。出生率2.00越えのフランスの背中は遠ざかるばかり。韓国は日本よりさらに低いらしいが、どんな状況なのか聞いてみよう。

ホームレス支援に尽力、ピエール神父が死去
フランス大統領府は22日夕、シラク大統領が同日朝、94歳で肺炎で死去したピエール神父の葬儀を26日に国葬としてパリのノートルダム大寺院で行うことを決めたと発表した。国営テレビ、フランス2も同夜、葬儀を生中継すると発表した。神父が創設したホームレスなどの貧者救済運動団体「エマユス」は同夜、声明を発表して葬儀前夜の25日夜にパリのベルシー・オムニスポーツ室内競技場で追悼会を開くと発表した。「エマユス」は1948年に創設された人道運動の草分け的存在。国内に約40カ所の支部があり、ホームレスらに食事や宿を提供している。ピエール神父は世論調査の「フランスで最も好ましい人物」でトップの座を占めていた。
(産経新聞、1月23日)

★ピエール神父は日本ではあまり知られていないが、フランス国民が最も敬愛する人物(日本だとお笑い芸人になってしまうが)であり、マスコミでもホームレスの人々に対する支援活動が頻繁に取り上げられてきた。
★ところで、「週刊情報8‐14 JANVIER号」(1月14日)で「屋根の下で暮らす権利」や「ホームレス生活を体験する」など、フランスでのホームレス問題を取り上げたが、BLOG「言ノ葉工房」さんも同じ問題をフォローなさっている。そのエントリーでも紹介されていたが、去年の1月、大阪城公園でホームレスのテントや小屋の強制排除が行われた際に、フランスのNo-Voxという団体がパリの日本大使館に抗議デモを行っていた。No-Voxは「持たざるものたち」の闘争のための国際ネットワークで、「地球上のすべての人々がネオリベ(=新自由主義)モデルの犠牲者となっているが、真っ先に犠牲者になるのは「持たざるものたち」−権利を持たない、屋根を持たない、収入を持たない、職を持たない、身分証明書を持たない、土地を持たない−である」と主張する「反グローバリゼーション」の組織。No-Voxの抗議は、国境を越えるどころか、遥か遠くの国に対する連帯だ。これが「もうひとつのグローバリゼーション」の姿なのだ。反-はANTI-であるが、もうひとつの(選択)-はALTER-という接頭辞が付く。
★「言ノ葉工房(=るか)」さんは長居公園でテント生活をしている「Sさんの弁明書」も紹介しているが、マスゴミが垂れ流す「ホームレス=我々と違う人」のような印象操作を覆す、Sさんの極限状態で考え抜かれた言葉が心に突き刺さる。日本の官僚主義のくだらなさ、おぞましさを完全に見透している透徹な思考だ。これを読んでもわかるが、人間の最終的なセーフティネットとは、(そしてるかさんも書いているように、人間の最終的な尊厳を支えるものは)、人と人との繋がり、連帯なのだ。そして人間が働くことの意味もそこから生まれるのだ。

■歴史記憶法、フランスで論争
フランス、リヨンの軽裁判所は18日、右翼政党・国民戦線の幹部に有罪判決を言い渡した。「ユダヤ人の虐殺の死者数やガス室の有無について、もっと議論すべきだ」と述べた発言が、ゲソー法違反と認定された。ゲソー法とは1990年に採択された、ナチスの人道犯罪に疑義をはさむ行為を禁止した法律。戦争の生存者を虚言・中傷から保護することが目的のようだ。一方、昨年11月、フランス法曹界の56人が施行中の3つの歴史記憶法(ゲソー法、2001年1月29日法、トビラ法)の全廃を求めた。立法府が歴史家に成り代わって歴史に口を出すのは職権乱用だと訴えた。現在、EUレベルでホロコースト否定論を罰する法令を作る計画が、ドイツの発案で進行中。同じ内容の国内法はフランスのゲソー法だけでなく、ドイツ、オーストリアでも施行されている。またフランスでは、保守系の議員が支持する「仏植民地支配の肯定的な側面を学校で教えること」を定めた法律条項をめぐって論争が起こっている。どこかで聞いたような話。
(朝日新聞朝刊、1月23日)

フランス大統領選、早くも泥仕合
(東京新聞、1月28日)

欧米のファッション業界で激やせモデルが問題に
フランス、イタリア、米国および英国で影響力を持つ各ファッション協会が、世論を騒がせている激やせモデルの起用について討議することを決定した。ファッション業界は枝のようにやせ細った体型のイメージを奨励しており、若い女性の間に摂食障害をもたらす要因を作っている、と槍玉に挙がっている。
(amebaニュース based on ロイター、1月28日)

■「オルセー美術館展」、神戸から東京へ
私が見に行った日は、ちょうどルミナリエの時期と重なり、ルミナリエを待つ客がどっと流れ込んだようで、人の頭が気になって絵を見れるような雰囲気ではなかった。それに会場の神戸博物館は絵を見るにはちょっと狭すぎた。東京会場はそんなことはないのかな。27日から、東京都美術館で。
☆関連エントリー「オルセー美術館展」特集

「ダヴィンチ・コード」の次は「マリー・アントワネット」
(TRAVEL VISION、1月22日)

今週のスポーツ情報(FRENCH BLOOM NET-main blog)
★ベッカムってサッカー選手ですよね?
★日本代表若手のホープ、梅崎司フランスリーグへ
★日本人ストライカーの活躍、高原直泰&森本貴幸
★サッカーの動画

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posted by cyberbloom at 01:00 | パリ ☁ | Comment(1) | TrackBack(3) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日は、秘書課のご紹介ありがとうございました。あの直後にサーバーの事故で秘書課は休業状態になっています。いつまでも休業しているわけにはいかない社会・政治状況ですので、その代わりに秘書課広報室というのを作りました。またよろしくお願いいたします。
Posted by 村野瀬玲奈 at 2007年01月29日 23:39
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