2012年08月27日

週刊フランス情報 20 - 26 AOUT

中国人がブルゴーニュのブドウ畑買収
■世界的な高級ワインの生産地フランス中部ブルゴーニュのジュブレシャンベルタン村のブドウ畑を、中国人が800万ユーロ(約7億9千万円)で買収し、地元のワイン生産者団体などが「文化遺産の喪失だ」と反発している。
(8月23日、MSN&産経)
★FBN 週刊情報をさかのぼってみると、2010年1月にボルドーのシャトーを中国人が次々と買収とある。一方、フランスではアルコール離れが著しく50年前に比べワイン消費量は半減している。中国人は重要な消費者なのだ。ワイン等、高級食材の旺盛な消費を牽引するのは、中国都市部に住む中産階層。10年時点で3億人に達し、年700-800万人のペースで増加、世界経済を牽引している。仏のブランド品を買いあさったり、シャトーを買収するのは、経済的な勢いのバロメータ。それは80年代の日本の姿でもある。

仏シャルル・ドゴール空港、欧州で「感じの悪い空港」第1位に
■英トラベル検索サイト、スカイスキャナーの調査で、欧州で最も「感じの悪い」空港は仏パリのシャルル・ドゴール空港であることが分かった。一方、欧州で最もフレンドリーな空港は、デンマークのコペンハーゲン空港だった。シャルル・ドゴール空港については、回答者から「まるで市場で売られるウシのように追い立てられた」などとコメント。
(8月23日、AFP)

フランス各地で熱波警報、噴水で涼むパリ市民
■前週末、猛暑に見舞われたフランスでは各地で熱波警報が発令され、当局が高齢者や乳幼児など、暑さに弱い人々の体調への注意を呼び掛けた。
★2003年を想起させる。03年8月の上旬からフランスに熱波が来襲。40度前後まで気温が上昇、3週間続いた。仏全国で1万5千人もの死者が出たが、大半が80歳以上の一人暮らしの老人だった。03年の夏を襲った熱波はフランスの隠された現実をあぶりだした。まずフランスでは冷房が普及していなかった。乾燥しているから多少の暑さは耐えられるが、猛暑の備えはなかった。またお年寄りは暑さを避けて9月にヴァカンスに出る傾向があり、家に残っている人が多かった。休暇中で医療体制も手薄だった。(AFP)

MUSIC
■明治の文人が愛した作曲家、ドビュッシー生誕150年:日本の西洋音楽の受容はドイツ・オーストリア音楽偏重と思われがちだが、実際にはフランス音楽の導入が先行日本の西洋音楽の受容はドイツ・オーストリア音楽偏重と思われがちだが、実際にはフランス音楽の導入が先行した。20世紀初頭のパリでは上田敏、永井荷風がドビュッシーの代表作とされる歌劇「ペレアスとメリザンド」(1902年初演)に衝撃を... (日経) http://s.nikkei.com/NfuVW4
□FBN関連記事:「ドビュッシー生誕150年を記念する様々な催し」 http://bit.ly/N4pTeH
■音楽と美食を組み合わせた、仏シャンパーニュのブドウ畑と森で音楽を楽しむイベント。夏の終わりを感じさせる和やかさ。(culturebox) http://bit.ly/NpNfGd

ART
■「世界最悪」の修復キリスト画に集まる賛否両論の声:スペインの教会にあるキリスト絵画を善意で修復し、オリジナルとは似ても似つかぬものとなってしまったことで、「世界最悪の絵画修復」とやゆされている80歳女性、セシリア・ヒメネスさんが、世界的に話題の人となっている。(AFP) http://bit.ly/NR8KFA
□FBN新着記事「受難のフレスコ画または教会の存在意義について」http://bit.ly/Oc2cOe
■モレスキン(MOLESKINE)、カセットをモチーフにした限定版ノートブックを発表: アナログ時代を象徴するカルト的な憧れのオブジェクトへと変貌を遂げたカセットテープがモチーフ。1962年に発表されたカセットテープの生誕50周年を記念。(Fashion Press) http://bit.ly/P2pWT4

JAPAN
日本の高校生、米中韓と比べ自己肯定感が低い傾向:文部科学省は8月10日、高校生を取巻く状況について公表した。心の健康や勉強、学校生活、社会への参加意欲などについて調査したところ、日本の高校生は、米国や中国、韓国と比べ自己肯定感が低く、社会への影響力が低いと感じていることが明らかになった。自分自身をどう思うかについて、「私は価値のある人間だと思う」と回答したのは、日本36.1%に対し、米国89.1%、中国87.7%、韓国 75.1%。「自分が優秀だと思う」と回答したのは、日本15.4%に対し、米国87.5%、中国67.0%、韓国46.8%。そのほかの自己評価に関しても米国や中国、韓国の高校生と比べるとすべての項目について低く評価している。「私の参加により、変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない」と回答したのは、日本30.1%に対し、米国69.8%、中国62.7%、韓国 68.4%。「私個人の力では政府の決定に影響を与えられない」と回答したのは、日本80.7%に対し、米国42.9%、中国43.8%、韓国55.2% だった。※自己肯定感(self-estime)は学習のモチベーションを上げるために最も重要なものなのだが。(8月22日、リセマム) http://resemom.jp/article/2012/08/22/9402.html
「サヨナラニッポン〜若者たちが消えてゆく国」:大連の海外コールセンターのドキュメンタリー。「彼らは日本を捨てたのか、それともこの国の現実に見捨てられたのか」とあるが、むしろ日本語を貪欲に学び、日本語を話せる中国人が増え、日本人が彼らと競合することになっている事実の方が重要だ。日本語を話せることさえもはや日本人の特権ではない。「日本を捨てる、捨てないではなく」、よりよい仕事、よりよい生活を求めて国境を越えて移動することが世界的には当たり前で、そのために世界の若者たちは外国語を貪欲に学んでいるのだ。(動画:FNSドキュメンタリー大賞) http://dai.ly/Oc7mf5


★commented by cyberbloom

人気ブログランキングへ
↑ライターたちの励みになりますので、ぜひ1票=クリックお願いします!

FBN22.png
タグ:就活
posted by cyberbloom at 20:53 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。