2012年03月05日

週刊フランス情報 27 FEVRIER - 4 MARS 前編

原発大国フランスでも…「脱」訴え人間の鎖
■電力の75%を原子力に頼る原発大国フランスで、東日本大震災一年の3月11日、南東部のリヨン−アビニョン を「人間の鎖」で結び、脱原発を訴える催しが計画されている。原発容認の世論が強かったフランスでは、異例の規模といえる3万〜5万人が参加し、過去最大の脱原発の行事となる見通しだ。
■人間の鎖を呼び掛けているのはフランスの「脱原発ネットワーク」。三カ所の原発をはじめ、研究機関など原子力関連施設が周辺に多数存在するリヨン−アビニョン間の約二百三十キロを手をつないで結ぶ。切れ目なくつなぐには20万人が必要なため、間を空けながら十区間で鎖をつくり、さらに横断幕や長い 布を使って距離を延ばすという。当日は、世界各地で同様の催しが計画されている。
■同ネットワークによると、ほかの欧州の国では、反原発を訴えて過去に20万人規模の人間の鎖が実施されたこともある。フランスでは昨年行われた約一万五千人参加のデモが、メディアに「過去最大規模」と形容されるなど、反原発運動が大きく盛り上がることはなかった。
■第二次大戦後、エネルギーの自立を追求したフランスは、右派、左派を問わず主要政党が原発を推進、容認してきた。しかし、福島第一原発事故を機に 見直しの機運が拡大。四月の大統領選挙では、最大野党、社会党候補のオランド前第一書記が電力の原発依存率を引き下げる公約を掲げており、争点の一つにも なっている。
(3月3日、東京新聞)

放射能汚染は長期化、日本は食品の厳重な監視を 仏専門機関
■フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は28日、昨年3月の東京電力福島第1原子力発電所事故について、放射能汚染レベルはこの1年間に急激に低下したものの、汚染は慢性化し、長期にわたって続くとの見解を示した。IRSNによると、主な放射能漏れは3月12〜25日の計約15件の事故で発生したが、最大の放射能漏れは恐らく3月15日以前に発生した。セシウムの総放出量は推定で5万8000テラベクレル。
■これは1986年のチェルノブイリ原発事故における放出量の3分の1弱にあたる。なお、セシウム137の総放出量は推定2万1000テラベクレル。セシウム137に汚染された約2万4000平方キロのうち、1平方メートルあたり60万ベクレルの安全基準を上回ったのは600平方キロに過ぎず、これもチェルノブイリ事故の場合を大きく下回る。
■ただし、福島第1原発から最大250キロ離れた場所でも、雨などにより放射性物質が蓄積された「ホットスポット」が依然として残っている。これまで、事故が直接的な原因となった死亡例や病気の報告はないが、市民や救急隊員や福島原発作業員への長期的な影響については不明だとIRSNは強調している。IRSN危機管理部門のディディエ・シャンピオン氏は、慢性的な低線量の被曝が続く恐れがあり、注意しなければ累積被曝量は増えていくと指摘し、日本は果物、ミルク、キノコ類、狩猟した動物、魚介類の厳重な監視を継続することが死活的に重要だと述べた。
(2月29日、AFP)



仏サルコジ大統領、遊説中に卵投げつけられる
■南西部バスク地方のバイヨンヌで1日、4月〜5月に行われる仏大統領選再選のため遊説中のニコラ・サルコジ仏大統領が、バスク分離派や野党・社会党支持者ら数百人に罵声を浴びせられたり卵を投げつけられるなどし、訪問先のバーで1時間にわたって立ち往生する騒ぎがあった。
■サルコジ大統領はバイヨンヌ中心街に到着し車を降りた直後から罵声を浴び、地元有権者と面会する予定だったバーに向かう道すがらも群衆は延々と抗議を続 けた。大統領が店内に入ると、群集はバスク語で「出て行けニコラ!」などと叫んだり、卵を店に向かって投げつけたりしたため、警官隊が群集を遠ざけるまで サルコジ大統領は店内に閉じ込められた。
■2月28日に公表された仏世論研究所の調査では、4月後半の1回目の投票でのサルコジ大統領の支持率は27%、野党・社会党の支持率は28.5%で、拮抗している
(3月2日、AFP)

フランスで深刻な卵不足、新EU規定に菓子メーカーら悲鳴
■欧州連合が新たに導入した家禽愛護規定に、仏菓子職人らが悲鳴を上げている。フランスの菓子製造業者で作る全仏鶏卵産業組合SNIPOは1日、新規定を満たさない数か所の養鶏場が生産を中止したため鶏卵価格が高騰しているとして、早急な対策を取るよう訴えた。
■フランスでは、EU産卵鶏福祉指令に基づき、鶏をバタリーケージという狭いかごの中で飼育する方法が今年1月1日から禁止され、この規定に反する養鶏場が一時生産中止に追い込まれたことから、卵不足が起きている。鶏卵の1週間当たり生産量は10%(約2100万個)減少し、その結果、2月の鶏卵価格は前年10月比で75%高騰した。SNIPOは「この不均衡で深 刻な状況は2012年いっぱい続く可能性がある」と声明で警告。仏政府に対し、鶏卵の「生産量回復のための早急な例外的臨時措置」を求めた。
■SNIPOは、このままでは菓子類やケーキ、菓子パン、ブリオッシュなどを値上げせざるを得なくなるほか、生産中止と従業員の一時解雇を強いられることになるかもしれないと警告している。
(3月2日、AFP)

日本エレクトロニクス総崩れの真因
★日本の産業構造の変化を象徴する、非常に興味深い記事。エレクトロニクスを土俵とする日本勢と韓国勢の闘いにばかり話題が集まるが、実は韓国勢の背後には日本の材料メーカーや装置メーカーがいる。日本のエレクトロニクスメーカーは、韓国のエレクトロニクスメーカーを担ぐ日本の材料・装置メーカーに負けたと言えるのであり、日韓の熾烈な戦いという。20世紀はモノで溢れかえる世界を現出させたが、21世紀の歴史家には、これらのモノが滑稽なまでにお馬鹿さんに見えるに違いない。21世紀は、必要にして最小限のモノが限り無くインテリジェント化していく時代になるからである。20世紀の象徴が今や作れば作るほど赤地になり、メーカー全体の足を引っ張るテレビ部門である。
(2月17日、Diamond)
■もう背中すら見えないのに、「韓国勢の追い上げ」というミスリード http://bit.ly/xBWAte
■先日倒産したメモリメーカーの友人と飲んできた話 http://j.mp/zIqxVl

WORLD
■究極の開き直り ギリシャ人はデフォルトなんか怖くない「ユーロなんかクソ食らえ!」「くたばれ、グローバル経済」 http://bit.ly/wb4UrT

JAPON
■日本の高等教育、学費が高くサポート体制が不十分…OECD調査日本では、使用されている公的基金のほとんどがローンという形で学生に提供されており、返済不要な補助金や奨学金として使われる金額はOECD諸国の中でも低いのが現状。http://bit.ly/znJo6j
■<英語>社内公用語化 楽天とユニクロその後は…「かなりの社員が、すぐに音をあげるんじゃないか」。そう予想したが、取り越し苦労だった。http://bit.ly/xFuCGD
■凄絶!楽天の「英語公用語化」 http://bit.ly/wDESFt



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posted by cyberbloom at 11:02 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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