2012年02月28日

週刊フランス情報 20 - 26 FEVRIER 後編

ツイッターで文字と書き言葉を学ぶ、フランスの幼稚園
■フランス・ボルドー近郊の幼稚園で、まだ文字の読み書きができない子どもたちが、ツイッター(Twitter)で毎日の活動を報告している。フランス南西部タランスのアルベール・カミュ幼稚園の29人の子どもたちは、「@camusmat04」というアカウントを使っている。フォロワーは88人で、そのほとんどは保護者だ。5歳の子どもによるツイートには「雪を集めて、溶けて水になるのを見ました」とある。
■この幼稚園の先生は、子どもたちに筆記体やキーボードの刻印、ディスプレーに表示されるものなどさまざまな形の文字を教え、話し言葉を書き言葉にすることを学ばせる方法としてツイッターを使うことを思いついた。ツイートする手順は毎日同じだ。子どもたちが話題を提案し、先生の指導のもと話し合って、どの話題にするか投票で決める。そうして決まった話題について 園児全員が手でツイートを書いてみて、先生が1つの文案にまとめ、2人の子どもがパソコンに入力する。5歳の園児は「わたしたちは大人みたいにコンピュー タで書くのが大好き」と言う。
■フィリップ・ギエム先生は、子どもたちだけでなく保護者を教育することが目標だと話す。「保護者の方々には、子どもたちが12歳になって未来のツールを使うときに、この経験がどのように生きるか考えてほしいんです」。年度の初めにツイッターを使っていた保護者は1人しかいなかったが、これまでに保護者の約80%が幼稚園のアカウントをフォローしている。園児たちのプライバシーを守るため、このアカウントは承認された人にしか公開されていない。
(2月21日、AFP)

欧州で話題をさらう「日本の障害者アート」
■この展覧会名にある Art Brut(以下アール・ブリュット)はフランス語で、美術の1分野を指す。日本語では「生(き)の芸術」と訳されている。日本では、英語訳の「アウトサイダー・アート」という呼び方も使われている。ヨーロッパでは、すでに1900年代初めから精神障害者のつくる芸術に視線を向けていたが、「正統的な専門的芸術教育を受けず独自の方法を発見して」という基準によって、制作者を精神障害者に限定しないのがアール・ブリュットだ。知的障害の人や精神障害の人が多いが、アール・ブリュットのすべてが障害のある人の作品ではない。受刑者、ホームレスといった人たちも含まれる。この基準に沿って、美術関係者や研究者は膨大な作品の中から突出した独自性を持つ作品を選んでいる。
■日本でのアール・ブリュットへの関心は、2010年3月から昨年初めまでパリで開かれた「アール・ブリュット・ジャポネ展」の影響が大きい。日本全国63人のアール・ブリュット作家たちの作品が招待展示され、約12万人もの来場者数を記録したことは、まだ記憶に新しい。同展は「N0-MA」がコーディネートした。「N0-MA」を運営する滋賀県社会福祉事業団と滋賀県が、パリ市から勲章を受賞するまでに至った。しかしパリで高い評価を受ける以前に、日本版アール・ブリュットをヨーロッパで初めて体系的に取り上げたのは、スイス、ローザンヌの美術館「コレクション・アール・ブリュット」だ。パリの展覧会は、ローザンヌの特別展「ジャポン展」が火つけ役となって開かれたのだった…全文はタイトルをクリック
(2月22日、JBPress)

ウィーンの美術館が「最低」なクリムト作品を募集中、オーストリア
Gustav Klimt: Art Nouveau Visionary■世紀末のオーストリア・ウィーン芸術を代表する画家グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)の生誕150年を記念して、ウィーン博物館が20日、クリムトの絵画をあしらった最も「キッチュ」(低俗、悪趣味などの意)な作品を選ぶキャンペーンをウェブサイトで立ち上げた。募集はウィーン博物館のフェイスブックページで受けつけている。これまでに、クリムトを代表する絵画「接吻」がプリントされたイヌ用のTシャツやスマートカー、靴、水着、入れ墨などが投稿された。なかには、この絵を野菜で表現したトーストまである。
■同美術館によれば、見事にベスト(つまりは最低な)作品に選ばれた物品は、5月16日から始まるクリムト展で展示される可能性もあるという。また、5月 15日までの受け付け期間中に美術館のフェイスブック上で大きな論議を呼んだり、熱い議論が交わされたり、高い評価を受けるなどした10作品を選び、その 投稿者をクリムト展のガイド付きツアーに招待することも明らかにした。
■クリムトの作品は、ウィーン市内のさまざまな建築物を飾る。なかでもクリムトを最も有名にしたのは、後期の黄金色を多用した、いわゆる「黄金の時代」の絵画群だ。その1つで1907年の作品「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像I」は、2006年に米国の競売で、当時としては史上最高値の1億3500万ドルで落札された。
【2月22日 AFP】
□Vienne célèbre Gustav Klimt http://bit.ly/yL7wWL
★ウィーン美術館のクリムト展のほかにも、ウィーンではクリムトの生誕150年を記念した、さまざまなイベントが予定されている。

CINEMA
■事故後のチェルノブイリ原子炉内と立入制限区域に潜入した映画 『プリピャチ』:『いのちの食べかた』のニコラウス・ゲイハルター監督が原発事故後の実態を捉える。3月3日(土)より渋谷アップリンクで公開。http://bit.ly/AwFDjf
松本人志監督の「大日本人」「しんぼる」「さや侍」が、映画の殿堂とうたわれるフランスの文化施設「シネマテーク・フランセーズ」で、3月23日に特集上映。 http://bit.ly/yztVmT
■無声映画『アーティスト』、仏版オスカー「セザール賞」でも破竹の勢い トーキー映画の到来に苦悩するサイレント映画の大スターを描いた作品。http://bit.ly/AyKEFL

さや侍 [DVD]しんぼる [DVD]大日本人 初回限定盤 [DVD]

ART
■Versailles en hiver 冬のヴェルサイユ宮殿。世界からの観光客を向かえるために朝早くから準備をする人たちがいる。裏側から見たヴェルサイユ宮殿。誰もいない宮殿にいられるのはちょっと特権的。ナポレオンとかルイ14世とか出てきそうだけど。http://bit.ly/yAv6Yo
□FBN関連記事:「ヴェルサイユ宮殿の現在と自活する美術館 」http://bit.ly/ijvIHc

OTHERS
■パリで連日行列する噂の日本食:「フランスの場合、多くの方が会話をしながらゆっくりとラーメンを楽しむ。そのため店内の回転は遅いが、一人当たりの注文数は多い」…パリの日本食は昔にくらべるとずいぶんおいしくなった。http://exci.to/yeVfR1
■「日本のホタル」:幻想的な写真が世界で人気 岡山市に住むアマチュア写真家が長時間露光で撮影したホタルの写真が、口コミで世界中に。フランスの『フィガロ』紙にも掲載。http://bit.ly/yfTDH5
■「アマゾンのキンドル、嫌がる国があるんです」と楽天の三木谷社長。とりあえずアメリカには抵抗するのが à la française http://nkbp.jp/zVswSk
■ミシュランの格付けは「呪縛」か?有名シェフが辞職 http://bit.ly/zkzyG6
■荷物100kgで20km歩ける外骨格スーツ『Hercule』:仏RB3D社とフランス政府の軍備関連機関らが開発中の、バッテリー駆動の外骨格スーツ『Hercule』を動画で。http://bit.ly/yVISdm



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