2012年01月23日

週刊フランス情報 16 - 22 JANVIER

サルコジ氏、信用格下げで打撃=仏大統領選の世論調査
■17日発行のフランス紙ルモンドは、4月投票の仏大統領選での投票動向に関する世論調査結果を掲載した。再選を目指す右派与党のサルコジ大統領に投票するとの回答は23.5%で、昨年12月の前回調査から2.5ポイント減少し、29%(前回比3ポイント減)だった最大野党・社会党のオランド 前第1書記の優位が続いている。
■調査はIPSOS社が13、14の両日、948人を対象に実施した。13日には米格付け大手スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)がフランスの信用格付けの格下げを発表。世論調査では仏経済にもたらす影響について、52%が「深刻だ」と答えており、これがサルコジ氏への逆風になったとみられる。
(1月18日、時事通信)

仏で消費増税論が浮上、大統領が理解求める
■フランスのサルコジ大統領は18日、労使双方の代表と会談し、社会保障費の企業負担を軽減するため、付加価値税(VAT、日本の消費税に相当)に上乗せする「社会保障VAT」導入に向けて理解を求めた。大統領は、「2000年から09年にかけて商品製造にかかる労働コストは20%増えた」と述べ、輸出低迷の一因は高い人件費にあると指摘、さらに「企業に家族手当を負担させておいてよいのだろうか」と訴えた。
■VAT引き上げ方針は今月初めに仏政府報道官が発表した。フィヨン首相は2月に社会保障の財政改革法案を国会提出する意向を示していた。ただ、最大野 党・社会党や労組などの反対は根強く、大統領は18日の会談後、記者団に対し、社会保障の財源見直しについて「今月末には結論を出す」と述べた。
(1月19日、読売新聞)

ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディ、破局か?
■破局がうわさされていたジョニー・デップとヴァネッサ・パラディが、すでに別れたようだとピープル誌が報じている。ヴァネッサとジョニーには12歳と9歳になる子どもがいるが、ジョニーが映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで爆発的人気を得たことが、二人の仲に緊張をも たらしてしまったと同誌は報道。「ヴァネッサは新作アルバムを出すのに7年も待ち、映画と映画の間も数年空けていました。その間、ジョニーはジャック・ス パロウ船長として一世を風靡したんです」と、ある関係者は説明している。
■二人が最後にレッドカーペットを歩いたのは2010年 のカンヌ国際映画祭で、先日パリで行われた映画『ザ・ラム・ダイアリー(原題)/ The Rum Diary』のプレミアにヴァネッサの姿はなかった。「あの晩、彼女はコンサートに行っていました。同じ街にいて、夫がプロデュースして主演した映画のプ レミアに出席しないというのは、どういう状態かは明らかですよね」と、ある関係者はコメントしている。
(1月19日、シネマトゥデイ)
★重要な仏ネタがまたひとつなくなってしまう。ジョニデとの破局が噂される中、ヴァネッサ・パラディの主演作 'Cafe de Flore'(カナダ・ケベック映画)がフランスで水曜から公開。ショートヘアで「母は強し」という役のようだ。trailer:http://bit.ly/zYGYDd

村上隆さんに聞く 世界のトップを取る
■サブカルチャーと伝統絵画を結びつけた独自の作風で活躍する美術家の村上隆さん。日本の現代美術を代表する作者として海外からの評価も高い。美術界への 厳しい批判者としても知られる。昨年3月11日の東日本大震災以降、被災者支援に取り組み、芸術と社会の関わりに一石を投じている。作品に億の値がつく作家は、何を訴えるのか。
■「クール・ジャパン」なんてうそ
――2月のカタールでの個展に向け、東日本大震災後の日本をテーマに、全長100メートルの「五百羅漢図」を制作中だそうですね。
murakamiversailles01.jpg「日本の歴史をみても、地震や飢饉(ききん)、天災が多発したときには、人々が救いを求めて宗教が勃興したり、新たな文化・芸術が生まれたりしてきました。五百羅漢への信仰もそうした苦難のたびに広まり、供養や癒やしとして絵や像がつくられてきた。そうやって先人が危機に際して処してきたことを学んで、自分も五百羅漢図を描いてみようと思い立ちました。いわば温故知新です」
「縦3メートル、横1メートルのキャンバスに描いて、それを100枚つなげて作品にします。約100人のスタッフに指示を出しながら制作しています。カタール政府が日本との国交樹立40周年の記念イベントとして首都ドーハで僕の大規模な個展を2月9日から開催してくれるので、そこに展示します。観光立国を目指すカタールには、世界中から人が集まる。3・11のメモリアルな作品として、一人でも多くの人に見てほしい」
――今、日本のアニメやマンガは「クール・ジャパン」として海外で評判です。村上さんは、その旗手とも見られているようですね。
「『クール・ジャパン』なんて外国では誰も言っていません。うそ、流言です。日本人が自尊心を満たすために勝手にでっち上げているだけで、広告会社の公的資金の受け皿としてのキャッチコピーに過ぎない。外国人には背景や文脈のわかりづらい日本のマンガやアニメが少しずつ海外で理解され始めてはいますが、ごく一部のマニアにとどまり、到底ビジネスのレベルに達しておらず、特筆すべきことは何もない。僕は村上隆という一人の芸術家として海外で注目されているのであって、クール・ジャパンとは何の関係もない」(続きはタイトルをクリック)
(朝日新聞、1月17日)
□FBN関連記事「村上隆のヴェルサイユ展」(写真はヴェルサイユ展の図録、アマゾンで購入可)

1.17から3.11へ(17年目の覚え書き)
■阪神大震災から今年で17年が経った。17年というのは、別に節目の年ではないが、今年はこれまでとまったく違った印象でこの日をむかえた。言うまでもなく、東日本大震災があったからだ。
■1995年1月17日の朝、当時大学生だった僕は、西宮市との境近くにある仁川高台の下宿にいて、被災した。木造モルタルの集合住宅の1階に住んでいたが、後になって、多くの学生が同様の下宿屋で倒壊した屋根の下敷きになって亡くなったことを知った。サークル仲間の友人もそうした一人だった。僕は自分が「生き残った者」だと感じたが、なぜ自分が生き残ったのか分からなかった。こうした感覚は、おそらく多くの被災者が感じるものだと思う。3日後、大阪に脱出した僕は、何も変わらず「川の流れる地下街」で遊んでいる人たちを見て、自分がまったく別の国から来たような錯覚に襲われた。僕がユダヤ人作家や日本の戦後詩などに一時期傾倒したのは、こうした被災経験のせいだった…(続きはタイトルをクリック)
(1月20日、FRENCH BLOOM NET)

■欧州で最も高価な政治家たち:欧州各国の議会議員の給料を計算してみたら、1位を占めたのはイタリアだった。イタリアは緊縮財政に入ると言いながらも、議員に対して年間約17万5千ユーロを支払っている。http://bit.ly/w1Zgk8

■「遺跡貸します!」財政難のギリシャが苦肉の策:ギリシャ文化省が17日、同国の最も重要な遺跡群の一部を広告会社などの企業に貸し出すと発表。財政危機に苦しむ同国がユーロを稼ぐための苦肉の策だが、国民や考古学者の反発は必至。http://bit.ly/zPVSDf

アニー・リーボヴィッツの最新写真展、新たな作風を披露 http://bit.ly/wjWDfZ

■この国と原発、抜け出せない構図、政官業学結ぶ原子力マネー:原発を持つ主要国の中で、日本は10年度エネルギー研究開発に総額3550億円を計上、うち69%が原子力関連と突出している。フランスは09年度、534億円を原子力開発に使っているが、それでも全体の44%にすぎない。http://bit.ly/zcHlWr


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posted by cyberbloom at 23:16 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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