2006年09月13日

SOLEX ソレックス

solex01.jpgソレックス、と聞いて、あれだなって思い浮かぶ方は、フランスのとある街で軽快に走り抜けていくそのシルエットを見送ったことがあるか、フランス映画にしばしば「脇役」として登場するその姿を好ましく思っている方でしょう。

古い映画で言えば、ジャック・タチの「ぼくの伯父さん」とか、ちょっと古い映画で言えば、ジャン=ジャック・ベネックスの「ディーバ」とか。

正式名称は、ヴェロ・ソレックス VELO SOLEX。もともと馬力の小さな原付「自転車」。その名のとおり、VELO SOLEX は VELO(自転車)なんですね。フランスでは免許なしで乗れるソレックス。だって、エンジンが付いてても、「自転車」だもん。

学生時代、原付に乗って山の上の大学まで通っていたこともあるのですが、最近ではもっぱら歩いて登っています。といっても、夏の暑いさかり、冬の冷たい風が厳しい折り、寝坊して講義に遅れそうになったときなどなど、バイクがあればなぁ、と何度思ったことでしょう。でも、いまさら原付でもないし、それでも車とまではいかないし。そこで、思いついたのが「ソレックス」。

大学まで続き、最後にはそのまま空まで昇ってしまいそうな坂道を眺めながら、大学までのあの坂をこいつがとても登るとは思えない。いやしかし、映画「アメリ」では、ニノがアメリを乗せてモンマルトルの丘を颯爽と走っていたぞ。

このエッセイが参考になります。本国フランスでは88年に生産が中止されましたが、ハンガリーでライセンス生産が始まり、日本にも輸入されているようですね。



PST

rankingbanner_03.gif
↑ライターたちの励みになりますので、ぜひ1票=クリックお願いします!

FBN22.png
posted by cyberbloom at 22:49 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | おフランス商品学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック