2011年06月21日

週刊フランス情報 13 - 19 JUIN 後編

ギリシャ債務不履行で儲ける─ユーロ崩壊前に行う5つのトレード
■これから1年の間に金融市場で起きる最大のイベントは何か。それを知るのに水晶玉は必要なさそうだ。ギリシャの債務不履行――これが最大のインベトだ。(…) では、もしもユーロが5年以内に無くなるとすれば、そのためのポートフォリオをどう構築するべきだろう。 最初に考えるべき5つのトレードを紹介しよう。
1.ドイツ国債買い/DAX株価指数売り
ユーロの残骸から生まれる新たなドイツ・マルクは、世界最強の通貨の一つとなるだろう。そのことは、ドイツ国債にとっては有益だが、同国のDAX株価指 数の主要構成銘柄となっている強大な輸出業者にとっては悪材料だ。ドイツ企業は、長い時間をかけて、再び強い自国通貨を持つことに適応できるようになるだろう。1970年代から1980年代にかけても、彼らは完璧に状況に対応してみせた。ただし、時間はかかるだろう。
2.スイスフラン売り
セーフヘイブン(資金の安全な逃避先)としてのドイツ・マルクがもはや存在しないなか、投資家の資金はスイスフランに向かっている。スイス市場は現在のセーフヘイブンだ ─ 通貨の強さがそれを明確に物語っている。ただし、マルクが復活すれば、安全な逃避先を求めてスイスに流入した資金の相当額が、国境を逆流するだろう。スイスフランは再び下降線をたどることになる。
3.ベルギー株価指数売り
EUの勢力拡大に伴い、ブリュッセルは新生の超国家――一時は米国に対抗できると思われていた――の首都として台頭。どの大企業も、取引相手を高級ランチに誘うのに、高給のロビイストの一個小隊が必要なほどだった。ユーロが暗礁に乗り上げれば、EUはその場で立ち止まり、その全てが消えるだろう。ブリュッセルは単に、電車の乗り換えの際に美味しいチョコレートを買える都市、となる。ベルギー経済と大企業は全て痛手を負うことになる。
4.欧州の旅行関連株買い
ユーロが無くなれば、周辺諸国の通貨が劇的に下落する一方、中核国の通貨は上昇するだろう。その結果の一つとして、北欧人は再び、ギリシャ、スペイン、ポルトガルに格安で旅行ができるようになる。また、伝統的な貿易パターンが出現するだろう。北欧人は、高級車と工作機を世界中に輸出し、年に数度は地中海 沿岸で2〜3週間の休暇を楽しみ、稼いだお金を惜しみなく使うようになる。このことは、ツアー・オペレーター、航空会社、航空機メーカー、旅行関連ウェブ サイトなど、旅行に関わるあらゆる企業に有益な結果をもたらす。これらの企業は全て利益が急増するはずだ。
5.米銀行株売り/ドル買い
ギリシャの債務不履行は避けられないということが周知ならば、ギリシャ支援を続けているのはなぜか。答えは簡単だ。ドイツとフランスは、自国の銀行が、ギリシャに関連する債権とクレジット・デフォルト・スワップの大半を第三者に売却したことを確認するまでは、ギリシャの全債務の「再編」を望まないだろう。彼らは、自国の金融システムを破壊するほど愚かではない。では、購入したのは誰か。最終的にギリシャ国債を大量に保有する羽目になるのは、米国の銀行のようだ。アジアと中東の銀行も同様に大量の債権を保有している可能性がある。ギリシャの債務不履行が起きれば、損失をまともに受けるのは、これらの銀行だろう。ところが、ドルは上昇する公算が大きい。ユーロは、国際準備通貨としての地位を狙う有力候補だった。その見込みがなくなった今、ドルは、今後さらに10 年間は、世界の主要通貨として君臨することになる。いずれは弱みが表面化するだろうが、最後の審判の日は先送りされるはずだ。
(6月16日、WSJ日本版)
★儲けというより、人とモノとお金の流れがどうかわるのか。

仏大手3銀行を格下げ方向で見直し、ギリシャ債務を懸念=ムーディーズ
■格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは15日、ギリシャの債務危機に対する銀行のエクスポージャーを理由に、フランスの大手3銀行の格付けを引き下げ方向で見直すことを明らかにした。対象となった銀行はBNPパリバ、ソシエテ・ジェネラル、クレディ・アグリコル。
■ムーディーズは今回の決定について、3行のギリシャ経済に対するエクスポージャーをめぐる懸念を反映していると説明。エクスポージャーの形態には、ギリシャ国債の直接保有のほか、直接または現地の子会社を通じたギリシャ民間セクター向け融資がある、とした。一方、ムーディーズはこうした懸念を和らげる可能性がある要素として、3行の強力な財務構造、規模の大きさ、収入源の多様さを挙げた。
(6月15日、ロイター) 
★温家宝中国首相が24日からハンガリー、英国、ドイツを訪問する。中国は世界最大となる3兆0500億ドルに上る外貨準のうち、約4分の1をユーロ建て資産に投資していると推定されている。高債務国であるスペイン、アイルランド、ギリシャなどの国債も保有しているので中国にとっても他人事ではない。http://t.co/VAkfn4q
★08年の金融危機の際、欧州の銀行は米の銀行よりもレバレッジをかけていて、その分痛手も大きく、今も尾を引いている。欧州は米以上に経済の成熟化が進んでいて、実物経済で稼げなくなっていた。

ロシア:仏揚陸艦購入を契約 NATO側の兵器初導入 日露関係に影響か
■ロシアとフランスは17日、フランスで建造するミストラル級強襲揚陸艦2隻をロシアが購入する契約に 調印した。ロシアが北大西洋条約機構(NATO)加盟国から本格的な兵器を導入するのは初めて。NATO内部にはロシアへの揚陸艦提供に懸念もあったが、仏露間で最終的に合意した。ロシアは同艦を北方領土(ロシア名・南クリル諸島)周辺の防衛に当てるとしており、日露関係への影響も予想される。
■契約はロシア国営武器輸出会社ロスオボロンエクスポルトと仏造船大手DCNSがロシア・サンクトペテルブルクで調印。メドベージェフ露大統領が立ち会った。ロシアは08年8月のグルジア紛争で強襲揚陸艦の必要性を認識し、購入を検討。フランスは来年に大統領選を控えるサルコジ大統領が造船不況対策として受注に熱心だったとされ、思惑が一致した。揚陸艦の対露提供については、NATO加盟国のバルト3国などが懸念を示していた。
■ロシア国防省高官は17日、インタファクス通信に対し、強襲揚陸艦2隻が極東の安全保障のためウラジオストクを拠点とする太平洋艦隊に配備され、南クリルの防衛も任務に含まれることを改めて確認した。ロシアが北方領土駐留部隊の近代化を進める中、日本は揚陸艦配備に神経をとがらせている。
(6月18日、毎日新聞)

L'un N'empeche Pas L'autreブリジット・フォンテーヌが新しいアルバム "L'un N'empeche Pas L'autre" を発表。歳を感じさせず、相変わらず圧倒的。インタビューでは「ニコラ・サルコジ?そんな人知らないわ」http://t.co/teTlnEb
★長友のインテル・ミラノ完全移籍が正式決定。レオナルド監督のGM就任が濃厚なフランスリーグのパリ・サンジェルマンが長友の獲得に動いていることが判明し、流出阻止のためサインを早めたようだ。http://t.co/QL8Gxlo
★仏の輸送禁止解除で中止となっていた山梨県立美術館のモーリス・ドニの特別展を、来年1月10日から開催すると発表。日本への美術作品の輸送禁止はすでに解除されていたのか。http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
★仏アレバ社、ロベルジョンCEO=アトミック・アンヌさん、退任へ。福島第一原発事故で日本に汚染水処理などの技術支援をしているフランスのアレバ社のトップが退任へ。アレバ社は、国が株のおよそ9割を保有している事実上の国有会社。彼女が日本にやってきたとき、放射能除去装置を携えたスターシャのように見えたものだが。http://t.co/gZUdx27
★14日、15日に「国際熱核融合実験炉計画」理事会が青森市で開催。核融合実験炉は、日本とフランスが争い、仏に誘致されることが決定。代わりに日本は各種の研究施設を設置する権利を得た。http://t.co/8Ou6fpD
★欧州の韓流ブームの立役者はイ・スマン氏。「ジンギスカンでもフランスには行けなかった」「これまで K-POP のグローバル化のため、世界各国の作曲家とネットワークを築き、コンテンツを作ってきた」と発言。http://t.co/EIBLS3K
★フランスに根付くコミューン。仏の地方行政は州、県、コミューンの3層から成る。フランスでも過疎やインフラ不足の問題はある。一方で、住民の無欲、郷土愛、人のつながり、無償の奉仕など、合併が進んだ日本の地方自治では失われつつあるものが残っている。http://t.co/YZ4tn2t
★今週発売のDVD
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posted by cyberbloom at 19:38 | パリ ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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