2006年06月16日

W杯特集(1)−小ねたで楽しむワールドカップ

claudia.jpgワールドカップ開催の真只中なので、やっぱり今回はサッカー関係の投稿と行きましょう。月曜日の日本戦、本当に残念でしたね〜。あの最後の15分間は異様に疲れました・・。またフランスチームも苦しいスタートとなりましたね。応援するチームの苦戦は痛いけれど、ワールドカップは世界中の精鋭が一時に集まって戦いを繰り広げるのですから、気を取り直して他の部分にも目を向けてみましょう。チームや試合の分析は superlight さんにお任せするとして、ここでは試合とは違う面、というよりあまり試合自体とは関係ない所からこの大会に注目してみたいと思います。だって、4年に1回のお祭りなんだから、色々と楽しまなくっちゃ。

まず開会式には歴代の名選手が続々登場して大いに湧きました。クライマックスは何といってもペレが優勝カップとともに現れたときでしょう。その「神様」の横にいたのは、ドイツ出身の元祖スーパーモデル、クラウディア・シファーで、ブリジット・バルドーのようなチャーミングな容姿を披露していました。この開会式には、あのマラドーナも出席するはずでしたが、何とドタキャン。何でもその理由は最後に登場するのが自分ではなくペレだったということに、ご不満だったからだとか。その後のアルゼンチン戦では、シャツをぐるぐる振り回して応援する姿も見られ、やんちゃっぷりは相変わらず。

munchen.jpgさて、実際に各試合を見ているときに思ったのは、日本とはスタジアムが違うなあということです。今回の大会に向けて新築されたり、改修されたりした会場がほとんどだそうで、座席一つとってみてもどこも見やすそうだし、デザインも小粋です。特にミュンヘンのアリアンツ・アリーナはライティングで赤や青色に染まる芸術作品のような建築物。またベルリンのオリンピアシュタディオンは何と1936年のベルリン・オリンピックに使われた会場を大幅に改修したもので、近年新感覚の建物が次々と作られて再開発が急速に進んでいるこの都市を象徴するかのようなスタジアムです。

各国のユニフォームにもそれぞれのお国柄が表れていて面白い。ユニフォーム胸元のエンブレムにはチームシンボルの動物が多く使われていることには気づかれましたか(製造元のあの猛獣マークは別ですよ)? 例えばイングランドのユニフォームにはチームの愛称ともなっている「スリー・ライオンズ」が、またフランスのものにはニワトリが見られます。日本チームのものにも代々「八咫烏」が登場していますよね。この「ワールドカップ動物園」でもひときわ目立つのはオーストラリアチームのワラビー(小さなカンガルー)とエミューでしょうか。頑強なビドゥカ選手の左胸にこの2匹の動物がチョコンと収まっている図は何だか微笑ましい(もっとも、月曜日の夜は笑って見ているわけにはいきませんでしたが・・)。

ユニフォーム全体のデザインでは、やはりシンプルなものや色使いがうまいものに目がいきます。イングランドのは前回と同じ路線で、白を基調に、効果的に赤と紺を使ったクールなデザインですね。またクロアチアのは一見ハデハデですが、デザイン自体はすっきりしていていい感じです。オレンジ一色のオランダのシャツは、黒いフォントもオシャレで、街中でもじゅうぶん着られそうです(注1)。

国際映像では、試合の要所要所でベンチも映し出され、一喜一憂する監督の表情を見るのも楽しいですね。監督といっても色々なタイプがいて、参観に来た父兄風や金融マン風、みんなの兄貴風、果てはファンの一人風な人もいます。フランスの監督のドメニクさんは、サッカーというよりも哲学の先生のような外見。この人がテレビに映るとどことなく緊張感が漂います。

roque1.jpg最後に、ミーハー的視点から。選手のすばらしいプレーはもちろんのこと、女子はやっぱりルックスも気になってしまいます。前大会ではトルコのイルハン選手が一躍人気者になりましたが、今回の「王子様」候補を挙げるとすると、ロケ・サンタクルス(パラグアイ、写真)、カカ(ブラジル、クロアチア戦で先制ゴールを決めました!)、そしてフェルナンド・トーレス(スペイン)の3選手あたりでしょうか(注2)。もっとも私が個人的に応援しているのはイングランドのリオ・ファーディナンド選手。ぜひ決勝リーグに進んで、もっともっと画面に登場してほしいです。

注1:いずれもホームのユニフォームの話です。

注2:フリルのブラウスが似合いそうな(というよりも、実際にそれらしきものを着ているのを見たことがあり、実に似合っていた)チェコのネドベド選手も、王子様路線の一人ですね。

exquise@extra ordinary #2

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posted by cyberbloom at 22:47 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事+トレンド特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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