2011年02月28日

週刊フランス情報 21 - 27 FEVRIER 後編 北アフリカ情勢

マグレブ(北アフリカ)から中東までの反乱地図
★濃い茶色は政権交代が起こった国、薄い茶色は反政府デモが起こっている国、緑はまだ公然とデモが起こっていない国。タイトルをクリック!

緊迫するリビア情勢
★イタリアはリビアの旧宗主国。独立後は不和が続いたが、08年にカダフィとベルルスコーニが友好協定を結び、イタリアはリビアのインフラ整備に50億ドル投資を約束した。イタリアに逃げて来て送り戻されるリビア難民を引き取るという条件の見返りの意味もある。08年以来、その投資額は110億ユーロに達している。その間、カダフィとベルルスコーニは11回会っている。 
★France 2で「仏とリビアの危険な関係」と題して07年にカダフィが訪仏したときのことが報じられている。気まぐれでパリ観光したがり、勝手にエッフェル塔に行くとその周囲は立ち入り禁止なったり、迷惑極まりなかったという。サルコジ大統領は記者会見でカダフィとどれだけ人権に配慮できるか話し合ったと述べたが、カダフィはその直後のインタビューでそんな話聞いてない、我々は友だちだと発言。
★最も重要なことは、リビアはフランスの戦闘機ラファルのいちばんのお客さんだったということらしい。それと、今週フランスでこの1年間で3度目のガスの値上げのニュースがあったが、この混乱の中でいかにエネルギーを確保していくことも優先されるのだろう。
★カダフィの邸宅は87年アメリカに爆撃され、そこは現在美術館になっているのだが、それが反乱発生後最初のテレビ演説の舞台に使われた。「アメリカにやられたときを思い出せ」というわけだ。彼は反米という古い物語をまだ使えると思っているようだ。ツィッターとFBの時代には、強固な物語に乗ったカリスマ的な政治家は生まれないだろう。情報は漏れまくって、すぐに人々に伝わり、物語を紡ごうとしてもツッコミを入れられまくる(その最たるものがウィキリークス)。反乱が起こっている国の独裁者たちは口々にチュニジアやエジプトとは違うという。政治形態や社会構成において。しかし彼らは世界には国家を超えた新たな線引きがされ、それが何をもたらしているのか全く理解していない。ネットを使える/使えない。これは国家の枠組み以上のものになっている。
★政権委譲したエジプトやチュニジアと違って、カダフィの支配は部族社会の上にメッキされた中身のないもの。1968年カダフィが権力の座についてから彼が考えた独特のやり方。そもそも政権移譲するような政府としての制度がない。http://yhoo.it/gCrpGg
★カダフィはデモ発生当初から、外国人傭兵を諸都市に派遣し、デモ鎮圧を試みた。正規兵を投入しなかった理由は「(正規軍がデモと接触すると)寝返るかもしれない」から。外国人傭兵はアフリカ各地からの出稼ぎ者らとみられ、フランス語を話す黒人がデモ隊を襲撃したと多くの証言がある。http://bit.ly/hfC2ZO
★カダフィがリビアを離れるためにプライベートジェットを用意させ、彼の財宝の大部分(特に金)を飛行機に積み込ませているとの情報もあった。目的地はアフリカの友好国と。イタリアのメディアからの情報だが、そんな話は今も出ていない。http://yhoo.it/gtsSuh

★アルジェリア、1992年から続いていた非常事態(イスラム過激派対策のための)の解除を承認。デモ参加者たちの要求に応じてブーテフリカ大統領が約束していたもの。http://f24.my/eE3i7F
★【動画】前チュニジア大統領ベン・アリの宝の洞窟発見!仏タイトルでは「ベン・アリ・ババの洞窟となっている。巨額の外貨、金銀宝石、ヴィンテージワインなど、評価を絶した財産が大統領宮殿に隠されているという噂は本当だった。http://bit.ly/g6Nkhc





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posted by cyberbloom at 22:39 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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