2011年02月22日

週刊フランス情報 14 - 20 FEVRIER 後編 G20 次期大統領選挙

Marine Le Pen proche d'Aubry et Sarkozy, selon un sondage
■極右・国民戦線マリーヌ・ルペン新党首が大統領選調査でオブリとサルコジに接近している。オブリが社会党の大統領候補になった場合、20%がルペンに投票するという調査結果が出た。この場合オブリ社会党党首22%、サルコジ大統領23%。同条件で去年の11月は12%(党首はまだ父親のジャンマリ)、今年の1月は16・5%(党首交代の直前)、今回20%とマリ・ルペンになってから躍進している。
■一方、ドミニク・ストロスカーンが社会党からの候補と仮定した場合、彼は26%を集め、サルコジ大統領は22%、マリーヌ・ルペン19%となった。

仏ファーストレディー候補の人気調査、ブルーニさんが惨敗
■来年のフランス大統領選を控え、週刊誌パリ・マッチが「ファーストレディー候補」についての人気調査を行った結果、現職サルコジ大統領の夫人で歌手のカーラ・ブルーニさん(43)が、有力対抗馬とされる社会党のストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事の妻にダブルスコ アで惨敗した。
■ストロスカーン氏の妻、アン・シンクレアさん(62)は米国生まれで、1980年代から90年代にかけて人気があったテレビジャーナリスト。調査では、65%がシンクレアさんを選んだのに対し、ブルーニさんは31%と大差がついた。
■また、ストロスカーン氏が出馬し、サルコジ大統領の対抗馬となった場合、ストロスカーン氏を選ぶとした回答は64%に上ったが、サルコジ氏は33%にとどまり、夫婦そろって「現職」が大敗を喫した。
(2月16日、ロイター)
★シンクレアは英語読みで、フランス語ではサンクレール。

食料高騰、利害対立 具体策踏み込めず
■19日に閉幕した主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、主要議題として食料高騰が取り上げられ、穀物など商品市場の透明性を高める ことなどで各国が合意した。各国は貧困国の政情不安や新興国のインフレなどへの危機感を高めているものの、先進国と新興国などの利害が対立し、食料高騰がもたらす危機回避のための協調は容易ではない。
■エジプトで政権を崩壊させた反政府デモは、「腐敗と圧政の根絶」を訴える政治的な要求が主因だが、食料高騰による貧困層の不満の高まりが拍車をかけた。世界経済の回復をけん引する新興国では、食料高騰によるインフレ懸念が経済の安定成長に影を落とす。中国では、半年前に比べコメや小麦粉の小売価格が1 割前後上昇。新興国経 済が物価高騰で混乱すれば、日本をはじめ先進国への影響も避けられない。
■だが、食料高騰への対応については、作業部会設置を決め、高騰の要因を探るという「第一歩」を踏み出すにとどまった。具体策に踏み込めなかった背景には、食料高騰の要因をめぐる先進国と新興国の意見の対立がある。中国は「一部先進国の量的金融緩和策で、商品価格上昇を 招いている」と米国などを非難。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は主因は中国など新興国の需要の高まりと反論する。
■また、商品市場に流入する投機資金の規制では、先進国同士の利害対立も浮かび上がった。フランスは投機資金の規制や監督を呼びかけたが、同じ食料輸出国 でありながら、金融依存度が高い米国は規制には慎重で、ブラジルなどの新興国の取り込みを図る構えも見せている。
(2月21日、毎日新聞)

G20がエジプトなど支援表明、「民主化歓迎」に中国など反対
■パリで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は19日、エジプトとチュニジアの経済改革を支援すると表明したが、サウジアラビアや中国の反対により、民主化運動を歓迎するとの表現は共同声明に盛り込まれなかった。共同声明は「われわれは、エジプトとチュニジアの国民の利益と経済の安定化につながるような改革に向け、両国を支援する」としている。
■議長国フランスは、両国の変革を歓迎し、民主主義への秩序だった移行に向けて暫定政権を支援するためのリソースを提供するよう呼びかけたが、G20筋によると、共同声明の文言は著しく後退。「民衆蜂起」や「民主主義」という文言は削られ、支援の方針を示すにとどまった。
(2月20日、ロイター)

★France2:英語と格闘しているのは日本人だけではない。フランス人も必死だ。F2に登場したのは何と日本企業「森精機」。工作機械を扱うこの企業は 5年前に欧州に進出。商談などは英語を使うので、ひとり50万円を仏人の英語研修に費やした。3年前は半分以下だったが今は75%が英語を話す。欧州に進出する日本企業は現地に適応するために、技術と経験のある現地人に英語を習得させるのが最もリーズナブルということか。フランス人も英語が下手と言われてきたようだが、今はフランスのサラリーマンの3分の1が英語を使いこなし、とりわけ25歳から35歳の年齢層に英語を使いこなせる人材が集中している。ニュースでは英語を学ぶ配管工の人がインタビューを受けていた。競争が厳しくなる一方で、英語を話せるといろんな分野で国外で事業展開する可能性が出てくるわけだ。
★Yahoo France:レディ・ガガはミレーヌ・ファルメールをパクったのか? ガガの新曲がマドンナの盗作ではないかと疑惑がかけられたが、今度はミレーヌ・ファルメールのファンから彼女の Libertine という曲をパクったと非難されている。ミレーヌはフランスだけでなく、東欧やロシアでも人気があるが、ガガのグローバル度と比較するとまだまだマイナーか。最近のミレーヌのステージやVCを見ていると、マドンナやガガのようなアメリカ的な演出が色濃く感じられる。とりあえず2曲の聴き比べ。http://yhoo.it/dVWno6
★HISが海外ウエディング「世界遺産モン・サン・ミッシェル内での挙式」を販売。http://bit.ly/hT9as2 うちのいとこは同じようなツアーでシャンティイ城で挙式していた。モンサンミッシェルの挙式の様子が映し出されたVC→ http://bit.ly/hHyzkN




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posted by cyberbloom at 09:31 | パリ ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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