2011年01月31日

週刊フランス情報 24 - 30 JANVIER

グラン・パレの「モネ展」 Monet au Grand Palais
■パリのグラン・パレで行われていた「モネ展 Claude Monet 1840-1926 」が大成功を収めたようだ。200点の作品が展示され、世界各国の75の美術館&個人から貸し出された、貴重な絵画展。最後の4日3晩のノンストップ開館を終え(以前、ピカソ展で同じような試みがあった)、トータル4ヶ月で約92万人を動員。これまでの動員数1位は40年 以上前の1967年の「ツタンカーメン王展」の120万人(ただし期間は7ヶ月)。「モネ展」はそれに告ぐ数。以下3位「ダリ展」(ポンピドゥーセンター)84万人、4位「ルノワール展」(グラン・パレ)82万人。
□「モネ展」の美しいサイト。ただし重い。http://www.monet2010.com/fr
★モネの作品は背中で感じるようなアンビエントな絵画。特にオランジュリーに行くとそう思う。



中国当局、仏カルフール処分へ EV機密情報漏洩疑惑の報復か
■仏流通大手カルフールが中国内の一部店舗で、価格を偽装表示していたとして、中国国家発展改革委員会 は27日までに、店舗のある地方当局に違法収入を没収し、罰金などの処分を科すよう指示した。仏自動車大手ルノーの電気自動車(EV)の機密情報が中国に 漏洩したとの疑惑がくすぶるなかでの動きだけに、処分は中国による報復との見方も出ている。中国とフランスは泥沼の経済紛争に突入する恐れも出てきた。
■現地からの情報によると、カルフールの一部店舗では、値引き前の価格を実際より高く表示することで値引き率を高く見せかけたり、広告の価格より高い価格で商品を販売していたという。たとえば吉林省長春市の店舗では、定価119元(約1500円)の衣類について「定価169元 50・7元に値引き」と表示。実際は0・7元しか値引きしていないのに、大幅に値引きしているように見せかけていたという。また、上海の店舗では値札の表示より高い金額をレジで支払わせていたとされる。
■中国ではこのところ、カルフールに対する批判報道が相次いでいる。同社がかつて偽ブランド品を販売していたことや、義務づけられている生産企業、住所、品質合格証がない衣服を販売していたことなど、過去の不祥事を改めて報道するケースが多いという。今回の価格偽装表示では、国営ラジオの中央人民放送がキャンペーンを展開して批判している。
■ルノーの情報漏洩問題では、中国国営企業名義の口座から、関与が疑われているルノー元幹部に「報酬」が送金された可能性があると、仏ルモンド紙が報じている。一方、中国当局は関与を全面否定。カルフールへの処分は、仏側への牽制の意味合いもあるとみられている。また中国ではインフレ(物価上昇)への対応が課題となっており、消費が盛り上がる旧正月を前に、違法価格への取り締まりを強化する姿勢を示す狙いもある、との見方も出ている。
(1月27日、夕刊フジ)

エジプト衝突 大国の騒乱、世界が戸惑い デモ飛び火警戒
■アラブ最大の人口を擁する域内大国、エジプトの不安定化に世界が戸惑っている。中東和平交渉の要だったエジプトで反イスラエル政権が誕生すれば、域内の国際政治が激変しかねないとの懸念を抱く米欧諸国。チュニジアに続きムバラク長期政権も崩壊すれば、反政府デモのドミノ化が現実味を帯びてくる近隣のアラブ 各国。本来なら親米政権打倒を歓迎するイランも国内に反政府デモの火種を抱えており、微妙な立場にある。
■米欧:クリントン米国務長官は30日、米主要テレビ各局に出演し、「改革の具体的な進展が非常に遅れている」と指摘、ムバラク大統領に他の政党や民主活動家らと対話を始め、改革を前進させるよう訴えた。また、エジプトの反政府デモが「自由で公正な選挙につながると予測している」と述べ、改革を通じて「真の民主化への秩序だった移行」を求めた。ムバラク政権は中東和平交渉の仲介役を果たしてきただけでなく、1991年の湾岸戦争でも多国籍軍に参加するなど米欧関係を重視してきた。イスラム色の強い政権が 誕生するより、ムバラク体制内の改革を促したいのが本音だ。29日、共同声明を発表した英仏独首脳も、声明の中で「われわれはムバラク大統領が中東で何年にもわたって果たしてきた穏健な役割を理解している」と評価することを忘れなかった。
■中東:過去最大の危機に見舞われているムバラク政権への支持を公然と表明したのがサウジアラビアだ。国営サウジ通信によると、同国のアブドラ国王は29日、「表現の自由という名目で人々をそそのかし、エジプトの安全と安定に干渉する行為を受け入れることはできない」と述べ、デモを激しく非難した。王族が長年権力を独占するサウジでも、失業率が高く若年層を中心に不満が高まっていると指摘されており、デモへの断固とした姿勢の表明は国内向けに発信したものといえる。エジプトの人口は約8300万でアラブ最大。ナセル元大統領が唱えた汎アラブ主義はシリアやイラク、リビアに影響を与えた。そのエジプトで長期政権が倒れたときのインパクトは先のチュニジアの比ではない。アラブの政治体制は一様ではないが、ヨルダンやイエメンでも反政府デモの発生が伝えられている。
■イラン:サウジアラビアとは対照的にエジプトのデモへの支持を示したのがイランだ。国営イラン通信によると、外務省報道官は29日、「エジプトの高 官が国民の声を聴き、正当な要求を受け入れるよう期待する」と語った。イランは79年、イスラエルと平和条約を結んだ親米エジプトと断交、現在も国交を回復していない。ただイラン政府は2009年の大統領選後、国内で起きた大規模な反政府デモを弾圧した経緯がある。エジプトと同様、国民の不満が反政府デモにつながる恐れもあり、今後、慎重に対応しなければならないのが実情といえる。
■イスラエル:親米ムバラク政権の行方を危機感をもって注視しているのがイスラエルだ。中東諸国と敵対関係にあるイスラエルにとって、域内で平和条約を締結しているのはエジプトとヨルダンの2カ国だけ。特にエジプトはイスラエルとアラブ諸 国の調整役を担ってきた。ロイター通信は30日、ネタニヤフ首相が「エジプトとの平和的な関係維持を期待する」と述べたと報じた。AP通信によると、ムバラク政権後の新政権入りを視野に入れているとされる非合法のイスラム主義組織、ムスリム同胞団は反イスラエルを標榜している。
( 1月31日、産経新聞)
★France2 ではエジプトのデモを組織するひとりの女子学生(米に留学)を紹介。彼女はツィッターでデモを呼びかけるが、なかなか人が集まらない。百万の規模になるはずが数百人だったり。彼女のようなネットを使いこなす若い世代がどうやって古い世代と交流し、彼らを動かすかにかかっていると。また、チュニジアの蜂起がエジプトに波及したわけだが、チュニジアの若者がエジプトの若者にツィッターを通してデモのやり方をアドバイスしていたようだ。装甲車のガラスにどうやって黒いスプレーをふきつけ見えなくするか。どうやって夜のデモで警官たちの目をくらませ、疲れさせるか、などを指示(これをツィートして、初の100リツィート達成)。しかしその後、エジプト国内のネットが遮断された。政府が通信会社に通達を出したようだ。

イタリアで婚外子が急増 20年には50%に
■正式な結婚をしていない男女の間に生まれる子供、つまり婚外子の数は、世界的に急上昇している。フランスではすでに2006年に出生児の50%を突破し、英国でも統計局の推定だと14年には出生児の75%に達するそうだ。昔はイタリアやスペインのような旧カトリック教国では婚外子の数は非常に少なかったが、カトリックの影響が弱まった現在、増加の一途をたどっている。イタリアの場合、2000年には婚外子は約10%だったものが07年には20・8%に上昇し、このままの上昇率で行けば、20年には出生児の2人に1人、つまり50%は婚外子になると推定されている。
■この急上昇の原因は、正式な結婚をせずに同棲(どうせい)する男女が増えたことだ。1972年と2008年両年の結婚総数、つまり教会での結婚と市役所 での非宗教結婚の合計を比較すると、39万2千件から21万2千件に減少している。この結果、上記の結婚のどちらも行わないで一緒に住んでいる男女のカッ プル、つまり同棲カップルの総数はイタリア全国で現在63万7千組と推定される。
■わが国でも、夫婦別姓制度が導入されるとこれまでの家族概念が崩れ、同棲カップルが増加し、婚外子の数は欧米並みに急増する可能性がある。
(1月23日、産経新聞)
★最後は産経らしいコメントだが、夫婦別姓制度はむしろ家族概念が崩れた中で、若者を結婚やカップルへ促す方策ではないのだろうか。

★France2 :je twitte, tu twittes, il twitte (twitterは-er動詞のようだ)…フランスの小学校でツィッターが授業に取り入れられている。このニュースには意外に多くの反響があった。140字は初等教育にも合うのかもしれない。相手のツィートを読んで、 お返事を書くのは大変、と女の子。パリで友人の小2の娘さんの宿題を見ていたが、読み物は単純過去も出てくるレベルだが、書く能力はやはり最後になる。avoir の現在の活用をノートに何度も書いている感じ。140字とはいえ、低学年で文章を作るのはかなり大変なことだ。。
★Yahoo Musique:「なぜフランスのグループは英語で歌うのか」という記事があり、かつてジョン・レノンがこう言っていたらしい。「Le rock français, c'est comme le vin anglais…フランスのロックはイギリスのワインのようだ」。レノンの生きた時代はそうだったかもしれないが、今やフランスの音楽はトロンのサントラを担当したダフト・パンクのように世界クォリティなものを多く排出しているし、今やイギリスにはシャンパーニュと近い土壌があっていまや引っ張りだこの泡=シャンパンが作られているとのこと(ツィ友情報)。



★commented by cyberbloom

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posted by cyberbloom at 18:36 | パリ 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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