2010年12月25日

FRENCH BLOOM NET 年末企画(2) 2010年のベスト映画 【Twitter 編】

FBN の年末企画第2弾、Twitter で募集した2010年のベスト映画です。ツイ友の方々の多彩な趣味を反映した、フランス映画、非フランス映画、2010年の映画、2010年以前の映画、なんでもありのセレクションです。みなさんの映画生活の向上に役立てていただければ幸いです。追加可能ですので Twitter を通してお知らせください。まず『カイエ・デュ・シネマ』の2010年の映画トップ10を紹介(予告編に飛びます)。

1.「ブンミおじさんの森」(アピチャッポン・ウィーラセタクン)
2.「バッド・ルーテナント」(ベルナー・ヘルツォーク)
3.「ゴダール・ソシアリスム」(ジャン=リュック・ゴダール)
4.「トイ・ストーリー3」(リー・アンクリッチ)
5.「The Fantastic Mr. Fox」(ウェス・アンダーソン)
6.「シリアスマン」(ジョエル&イーサン・コーエン)
7.「To Die Like a Man」(ジョアン・ペドロ・ロドリゲス)
8.「ソーシャル・ネットワーク」(デビッド・フィンチャー)
9.「Shuga」(ダレジャン・オミルバイエフ)
10.「母なる証明」(ポン・ジュノ)

@ananas_jp
川の底からこんにちは [DVD]★2010の1本(映画)は、仏関係だと “Un conte de Noël” 。アルノー・デプレシャンの中で唯一、エマニュエル・ドゥヴォスとマチュー・アマルリックがハッピーな関係のまま終わるところが個人的にツボだったので、この一本だけでの評価じゃないんですけど。2010の1本、仏関係じゃなくてもよければ『川の底からこんにちは』です!主人公が「私なんて所詮「中の下」の人間ですからね!でも「中の下」じゃない人なんてどこにいるんですか」と勢いよく言うところに痺れました。映画ほど簡単には状況変わらないけど、元気出ました。
@monlapin_A
★今頃P.グリーナウェイの撮ったフィリップ・グラス観て、あー “Glass : A Portrait of Philip in Twelve Parts”買わなきゃ・・と思ってるくらい、時勢との差が(笑)。今年は『パパ/ずれてるゥ!』のDVD化決定が個人的に万歳三唱。来月封切りのミヒャエル・ハネケの『白いリボン』が楽しみであります。
@petiteleph
★ワタシは今年の一本で挙げるなら、映画は『オーケストラ!』、フランス語タイトルで言うなら ”Le concert” です。やっぱり。久々に何度も観たいと思いました。デプレシャンの『クリスマス・ストーリー』、セシル・フランス主演の『シスタースマイル』、ジュネの『ミックマック』、フランス映画祭で観た『テルマ、ルイーズ&シャンタル』も面白かったです。『冬の小鳥』を岩波でやってる時に見逃したので、近日中に見ようと思ってます。来年日仏でアマルリックの監督作品特集やるのも楽しみです!
@yukarisa
『 Star Driver 』は男の子がキラキラしながら変身するんです。キラッキラで。男の子がムサくなく変身するなんて初めてじゃなかろうか?日曜五時台に放送されてるけど、なんか親と見ると気まずい。なのに日曜五時。。。たまに息抜きに観てるのが『侵略!イカ娘』。くだらないニュースも堅苦しい国会中継もぜん〜ぶ「〜じゃなイカ?」に聞こえるようになって楽しい。人間もあれくらい手があったら便利なのに。あぁせめて4本。こんな国あたしが侵略してやろうじゃなイカっとか言って遊んでます。侵略のやる気の無さがよくて、、、「侵略の営業時間は午後5時で終了でゲソ」とか言ってて、ウラウラしてるときに観るとほっとするw
@DieT_oLive
★映画=『インド夜想曲』くらい。インド夜想曲、今年DVD買ったら全編フランス語吹き替えでガックリ。前にBSで観たのは英語+フランス語だったので。いつかおヒマな時にでも。(追加) 音楽部門で取り上げた Amon Tobin がサウンドトラックを担当した『タクシデルミア』。04年サンダンス受賞したのに、あまりのヒドい内容にNHKも放送できずw カンヌでは途中退席者多し、と。人生への痛烈なクリティシズム。
@noboru_kisaragi
★映画は『アバター』の中身じゃなくて、谷底へと翼竜とともに飛ぶ映像が美しい3D技術。
@mcyst
★やはり『オーケストラ!』でしょうか。久々に映画らしい映画を観た!という気持ちになれました。シネフィルにも1年に2、3回しか映画を観ない人にもお奨め出来る映画だと思います。今年最も印象に残ったのは『リトル・ダンサー』ミュージカルの韓国版でした。オリジナルを超えるような素晴らしいダンスと歌で完全に圧倒されました。テーマ的に韓国人が演じるのに向いているとは言え、完璧な仕上がりに、これを実現させた韓国Pの辣腕に脱帽です。
@yuriAOKI
★す、すみません、、、残念ながら一番印象に残っていて且つグッときたのはソフィアコッポラ ”Somewhere” のPVです。。

瞳の奥の秘密 [DVD]17歳の肖像 コレクターズ・エディション [DVD]息もできない [DVD]

@michiru_
★映画はミーハー王道の『アバター』で。内容はともかく(笑)、映像に惚れました。
@cematin
★今年観た映画で一番好きなのは『瞳の奥の秘密』ですかね〜。『ミックマック』も楽しかった。『息もできない』は記憶に残る映画だし…選ぶの難しいです(^^『(500)日のサマー 』のジョセフ・ゴードン=レヴィットと『17歳の肖像』のキャリー・マリガンに出会えたのが収穫。
@keigotou
★今年はあまり本数が多くないからか『告白』『ヒックとドラゴン』辺りでしょうか。『告白』は松たか子主演で、松さんの演技なくしては映画としては成り立たない作品です。アニメはあまり観ませんが、全てハッピーエンドでない所が気に入りました(笑)
@aya_rambutan
Tron Legacy★映画はダントツで『瞳の奥の秘密』。”Tron: Regacy” もよかったです。これはもはや Daft Punk の壮大な PV だと思って見るとホント最高です。途中、グリッド界のクラブ的な場所が出てくるかなりの盛りあがりシーンがあるのですが、あそこもよかったなぁ。『時計じかけのオレンジ』のミルクバーへのオマージュといった趣きで。最大の収穫は「3D 時代の映画をどう作るか」ということがとても良く計算されているところ。それは「飛び出す」という幼稚な装置をどう利用するかではなく、画面に発生する奥行きを上手に生かした場面づくりをしているというところ。草創期の 3D 映画の素材として、”Tron: Regacy”は最適でしたね。
@mmmule
★『カッコーの巣の上で』:有名なので何を今更という感じが否めませんが、今年みた中で1番心を打ちました。あの精神病院は誰にでもある心の殻です。自分の弱さに甘えてそこにこもることは誰にでも起こり得ることですが、観客はラストの脱走シーンの後に続くかどうか問われつづけているのだと思います。フランス映画では『青髭』。今年はあまりフランス映画を観ていないのですが、これはじめじめした世界で純粋な少女性が美しい素敵な作品でした。少女か好奇心のせいで殺されそうになっている緊迫した場面から、青髭の生首がのったテーブルを前に放心している場面にパッと切り替わるラストシーンが美しく切なくとても印象的でした。
@mkyabee
★『シャッター・アイランド』なんかは結構面白かったと思いますが…。キャストの豪華さ・素晴らしさで行くなら断然『NINE』、頭をカラッポにして観れる面白い映画なら『特攻野郎Aチーム』の映画版でしょうか。1つに決めるのは難しい…。
@imcsidegirl
★DVDで観た『グラン・トリノ』が凄くよかったのですが、去年の作品ですよね;うーん、では『ちょんまげぷりん』に1票!

ちょんまげぷりん 【初回限定版】 [DVD]幸せはシャンソニア劇場から [DVD]シャッター アイランド  [DVD]

@kabutoyama_taro
★今年はあまり映画を観れてませんねえ(汗)…すでに一昨年の作品になりますが、『幸せはシャンソニア劇場から』は良かったです。まあ2010年ベストはやはり『告白』ではないかと。
@suzuki_koyori
★今年のフランス映画のベストは、やはり『君を想って海をゆく』ですかね。次点の『プチ・ニコラ』『クリスマス・ストーリー』と悩みますが…。結果発表楽しみにしています。
@kudyee
★映画は今年たぶん『ノルウェイの森』しか観てない(?)ので現在のところこの作品が暫定1位ですね笑。原作と比べれば、物足りないと感じる部分はいくつかあがると思います。ただ、「強く生きること」という映画コピーは見事に表現されていたように僕は感じました。色や明暗を含めた映像の美しさはトラン監督の味が出ていたように思います。僕としては、映画に元気づけられた感がありました。
@chocolondon
★米作品ですが、2本挙げたいです。『マイレージ、マイライフ』:ダジャレおじさまだと思っていたジョージクルーニーがすてきで驚き!ストーリーも洗練されていた。『バーレスク』:クリスティーナの魅力に釘付け。何度も見たい映画です。
@potsvill
★まだ間に合うなら、私撰今年のフランス映画ベスト3を送らせて下さい。1位『パリ20区、僕たちのクラス』 2位『君を想って海をゆく』 3位『ミック マック』となりました。あくまで私撰ですので、異論はご容赦を…笑



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posted by cyberbloom at 09:53 | パリ ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | 時事+トレンド特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今年の一本、それは若松孝二監督の『キャタピラー』です。ベルリン映画祭で寺島しのぶが主演女優賞を受賞したことでも話題になりましたが、私の関心はむしろ彼女の相手役の演技でした。戦争で四肢をもぎととられたその夫は村の中でお国のために戦った「神」と崇め奉られます。パロルも奪われ、ただ本能のまま生き続ける彼の姿は奇妙な事に「滑稽さ」と「グロテスク」を融合させ、純粋な「狂気」へと昇華されます。パロルから遊離した純粋な身体表現がこれほど衝撃的だったとは!何回も見てみたい映画です。60年代、70年代の若松映画の中の身体表現は私の興味のひとつで、女体だけではなく男の身体表現に於いてもこの問題の映画で完成の域に達しています。もし若松映画に興味を持たれた方は、『ゆけゆけ二度目の処女』(1969)や『犯された白衣』(1967)や『水のないプール』(1982)を是非みて下さい。先日、監督に直接伺った話では、(高齢にもかかわらず)「俺はまだまだ映画を撮るよ。次は三島をテーマにした映画だよ」と豪語していました。私は、彼が映画の中でいかに身体の可能性に挑戦するか、つまり先鋭な身体の皮膚感覚の表現に密かに注目しています。
Posted by りべっと at 2010年12月30日 09:37
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