2006年04月22日

フランス系雑誌ナナメ読み−松本潤がMarie Claireの表紙に

■MARIE CLAIRE 6月号−松潤が表紙に
matsujun.jpg嵐の松本潤(22)が、女性誌「marie claire」(アシェット婦人画報社刊)の6月号(22日発売)で“日本人男性初表紙”を飾る。(…)松潤がロシア人女性モデルを抱きしめるショット。巻頭ページでは、自身の恋愛観も語っている。「恋愛はぼくにとって、自分を成長させてくれる最重要項目」、「恋愛のない人生? からだの一部をくりぬかれたような感じかな」と告白した。(スポーツ報知 in Yahoo)

マリ・クレールはフランスの女性誌で、25カ国で刊行されている。ファッションやコスメだけをテーマにした女性誌に物足りなさを感じている知的な女性に、社会や文化的な事象にも目を向け、自分なりの価値観や判断力を持つ女性になろうというメッセージを発信している。ちょっと敷居の高さも感じるフランス系の女性啓蒙雑誌だが、今回、嵐の松本潤を表紙に起用。日本人男性で表紙を飾ったのは彼が始めてだそうで、以前、大きく方向転換した「anan」を思わせる。「anan」は表紙に三浦知良や本木雅弘のヌード写真を使って注目を集めていた。今回の松潤の起用は「Marie Claire」の方向転換の前兆なのか(「花男」にハマって以来、個人的に松潤には注目!)。最近、「フランスかぶれの知的な女性たち」は今も生息しているのだろうかと心配になってくる。「Marie Claire」には硬派な姿勢を貫いて欲しいものだが、フランスのブランド価値が相対的に下がっている現在、戦略の見直しも必要なのかも。

□マリ・クレールのサイト:Marie Claire On Line
marie claire (マリ・クレール) 2006年 06月号 [雑誌]

■COURRIER JAPON 5.04/2006−格差社会の恐ろしい現実
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 5/4号 [雑誌]去年の12月に創刊したCourrier Japon。創刊号を買って以来、時々買って読んでます。これも元はフランスの雑誌で、Courrierは「郵便物」の意味。コンセプトは「この1冊で世界中の世界記事が読める」。海外1000のメディアからニュースを厳選している。そして今号の特集は「格差社会」。世界では格差社会が確実に進行している。日本もこんなになったら最悪だ。

まずはアメリカ。金持ち優遇政策をとるブッシュ政権が誕生してから、新たに540万人が貧困線以下の生活に転落。しかし、大統領選挙でも貧困の問題は争点にならない。貧困は個人の責任だという伝統的な考えがアメリカにはあり、社会的な構造が原因であることを誰も声高に言わない。国家予算に匹敵するような資産を持つビル・ゲイツみたいな人間がいる一方で、医者にかかれない、文字が読めない、そして食糧配給を受けている人々が大勢いる。これがアメリカン・ドリームの正体。

イギリスでは、この15年で新<超>富裕層「ニューリッチ」が誕生した。その多くは巧妙な金融操作で法外な金を得ているという。日本でも、地道な製造業(モノ造り)より、金融で大儲けする人々が増加中で、同じ傾向が出てきている。

イタリアの悩めるフリーター、マリオ君のレポートは涙なくしては読めない。日本では猫も杓子もipod状態だが、イタリアでipodの所持率がいちばん高いのは40代前半の高所得者層。イタリアで流行を生み出し、消費の先頭に立っているのは若者ではなく35歳から50歳の層なんだそうだ。収入の低い若い世代は節約生活を余儀なくされ、ipodどころではない。アメリカではipod強盗とかあったりして、ipodをめぐる風景も国によってはこんなにも違うのだ。これは世代間格差の問題で、デモで揺れたフランス、そしてニート議論の盛んな日本にも共通する問題。イギリスやスペインではすでにCPE(フランスで廃案になった臨時雇用法案)のような臨時雇用制度(日本で言うと派遣)が実施されている。特にスペインの若年層の状況はひどく、90%が臨時雇用!この状況を見て、日本はまだましと思うか、これを日本の未来の教訓とするか。

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 5/4号 [雑誌]

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posted by cyberbloom at 21:44| パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事+トレンド特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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