2010年10月04日

週刊フランス情報 27 SEPTEMBRE - 3 OCTOBRE ナカヤマフェスタ凱旋門賞2着!

ナカヤマフェスタ2着=日本調教馬の最高位―競馬・凱旋門賞
■競馬の世界最高峰レースの一つ、第89回凱旋門賞(GI)は3日、パリ郊外、ロンシャン競馬場の芝2400メートルに19頭が出走して行われ、蛯名正義騎手が騎乗したナカヤマフェスタ(牡4歳、美浦・二ノ宮敬宇きゅう舎)が日本調教馬として最高位に並ぶ2着に入った。
■英国のワークフォースが2分35秒30で優勝し、賞金228万5600ユーロ(約2億6000万円)を獲得した。日本調教馬はこれまで8頭が挑戦し、1999年のエルコンドルパサーの2着が最高成績だった。武豊騎手が騎乗したヴィクトワールピサ(牡3歳、栗東・角居勝彦きゅう舎)は8着で入線したが、 失格馬が出たため7着となった。ナカヤマフェスタは最後の直線でワークフォースに続いて抜け出したが、日本馬初の快挙にあと一歩及ばなかった
(10月4日、時事通信)
★凱旋門賞をフランス語の実況で!



宇多田ヒカル、「ペプシネックス」新TVCMに出演!
■L'Arc〜en〜Ciel、コブクロ、倖田來未、そしてザ・クロマニヨンズ、ポルノグラフィティ、Perfumeに続く、「ペプシネックス」の 2010年第3弾TVCMキャラクターに決定した宇多田ヒカル(TVCM出演は5年ぶり!)。今回のCMでは、フランスのシャンソン界に多大な功績を残し た歌手、エディット・ピアフの代表曲にして、日本語詞では「愛の讃歌」(日本語詞:岩谷時子)として親しまれている「Hymne a l'amour(イム・ア・ラムール)」をカヴァー! “初めての試み”というジャズ・アレンジが施され、フランス語と、自身書き下ろしの新邦訳詞で歌い上げています。レコーディング前にフランス語の堪能な友 人にアドバイスをもらって発音指導を受けたとか(CMでは冒頭のフランス語部分のみを使用)!
(9月28日、CDジャーナル)
□CM視聴はコチラ:http://www.pepsi.co.jp/gallery/index.html

「人をつなぐ建築」−ポンピドーセンター・メス
■フランス北東部、ロレーヌ地方の中心都市メス。パリ「ジョルジュ・ポンピドー国立芸術文化センター」の別館「ポンピドーセンター・メス」が今春オープンし たことで、日本での知名度も上がっている。美術館やシアターなどが入る別館の設計を手掛けたのは、日本人建築家の坂(ばん)茂氏(53)。中国の竹編み帽 子から着想したというユニークな建物は、地元のランドマークとなり、世界からの来客を心地よく迎え入れていた。
■パリから高速鉄道TGVで約1時間20分。メス駅裏手から直結通路でわずか2分ほど歩くと、サーカス小屋みたいな外観が見えた。白く波打つ屋根が、軽やかな印象を与えている。「大きな屋根を造ることで、市民誰もが集まれる場にしたかった」。開館時に坂氏がそう語っていたように、大きく張り出した庇がロビーへと人を 誘う。さらに、頭上に広がるダイナミックな梁に言葉を失った。集成材を六角形−フランス国土の形−に編み、テフロン加工のグラスファイ バー膜で覆っているという。日中は室内に柔らかい自然光を通し、日が落ちると建物自体が“発光源”となって周辺を美しく照らす。「坂さんのおかげで日本人の方もたくさん来てくれています」とポンピドーセンター・メスのローラン・ル・ボン館長。
■いざ展示空間へ。2~4階は幅15メートル×長さ90メートルの細長い直方体3つを、45度ずつずらして積み上げた構造。3方向を向いた開口部には、それぞれ大きなガラス窓がはめられている。広い1階と合わせ展示空間は計5千平方メートルに及ぶ。こけら落とし企画は「傑作?」展(一部10月25日まで)。絵画に彫刻、写真、映画、建築…パリ・ポンピドーの所蔵作品約800点で、アートの歩みを概 観する壮大な試みだ。「アートの歴史は『これは傑作なのか?』という問いかけの歴史。答えはあなたが決めること」と担当学芸員。
■足に疲労を感じつつ、最後の展示室にたどり着いたとき、ハッとした。目線の先にはメスの象徴であるゴシック建築、サンテティエンヌ大聖堂。最後に、窓を フレームに街一番の「傑作」を持ってくるとは…。メスに対する設計者の敬意を感じるとともに、地元の名所として定着することを確信した。
(9月29日、産経新聞)
□関連エントリー「有名美術館の分館ラッシュ−ルーブルもポンピドゥーも」
□ポンピドーセンター・メス http://www.centrepompidou-metz.fr/

仏全土で大規模デモ、年金開始年齢引き上げに抗議
■フランス全土で2日、年金支給開始年齢を60歳から62歳に引き上げる政府の年金制度改革法案に反対する主要労組などのデモが実施された。主要労組のひとつ、フランス民主労働連盟(CFDT)は9月23日に実施した抗議デモとほぼ同じ約290万人が全国で参加したと発表したが、仏内務省は、 全国で行われた約200の集会の参加者は合わせて89万9000人程度で、前回よりも大幅に減ったと発表した。パリでのデモの参加者は、主催者発表で31 万人、警察発表では6万3000人と大きく食い違っている。
■抗議行動に対する世論の支持は高いようだ。共産党系日刊紙リュマニテ(L'Humanite)が掲載した調査では、支持が71%、反対は12%だった。フランソワ・フィヨン(Francois Fillon)仏首相は 前回9月のデモ後も、年金開始年齢の引き上げは断行する姿勢を示している。
(10月3日、AFP)

欧州渡航、テロ警戒呼び掛け=アルカイダが計画―米国務省
■米国務省は3日、欧州に渡航する米国人にテロを警戒するよう呼び掛ける渡航注意情報を出した。欧州滞在の米国人が国際テロ組織アルカイダによるテロ攻撃の標的になる可能性があるという。同省は、アルカイダがテロ攻撃を計画しており、公共交通機関や観光施設が標的になる恐れがあるとしている。
■米メディアによると、米情報機関は、アルカイダ首領ビンラディン容疑者が複数の欧州の都市でテロを計画している可能性があるとしている。AFP通信によ ると、英外務省のスポークスマンは3日、フランスとドイツに高度なテロの脅威があるとして、両国への渡航者に警戒を呼び掛けた。 
(10月3日、時事通信)
★イギリス政府も3日、フランスとドイツでテロが起きるおそれが強まったとして、渡航情報のテロの危険度を4段階中、これまでの「一般的な脅威」から最も上の「高い脅威」へと1段階引き上げた。イギリス外務省は、フランスやドイツの国内の旅行者がよく訪れる場所などでは、無差別のテロが起 きる可能性もあるとしており、イギリス人の旅行者などに注意を呼びかけている。フランスの治安当局は先月以降、巡回する警備要員を増やし、オフィスビルでの手荷物検査なども強化されている。




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posted by cyberbloom at 21:27 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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