2010年04月17日

ルノ。

Irene01.jpg今日から大阪・中之島の「国立国際美術館」で「ルノワール〜伝統と革新」展が開催されている。印象派の画家・ピエール=オーギュスト・ルノワールの魅力を新しい視点で紹介する回顧展。同展は六本木の国立新美術館ですでに30万人以上を集めている。

同展ではボストン美術館、E.G.ビューレー・コレクション、オルセー美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリーなどから選ばれた77点の作品を公開している。同展の目玉は何といってもE.G.ビューレー・コレクションのルノワールの肖像画の最高傑作といわれる「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ、写真)」。日本では20年ぶりの公開となる。

今月24日には、同展監修者でポーラ美術館館長の荒屋鋪透さんが「画家ルノワールの生涯と芸術」と題した記念講演を行う。開館時間は10時〜17時(金曜=19時まで)。月曜休館(5月3日は開館)。入場料は、一般=1,500円、大学生=1,200円、高校生=600 円。6月27日まで。

ところで同展のキャッチコピーが「ルノ。」。今週、この「ルノ。」が関西に氾濫し、電車の吊広告や駅構内の掲示板を埋め尽くしていた。フランス語的には「ルノワール」の「ノ」と「ワ」のあいだで音は切れない。だが音の感触が洗脳的。

13日付の読売新聞夕刊1面でも「ルノ。」は炸裂。そこには展覧会の目玉となる作品に描かれた4人の女性が紙面を飾っていたのだが、それぞれに脳みそが溶けそうなメッセージがついていた。

見ルノ、知ルノ、感じルノ。 
探してたものが、見つかルノ。
もつれた心も、ほどけルノ。
幸せは、近くにあルノ。

http://renoir2010.com/
「ルノ。」だらけ




★commented by cyberbloom

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posted by cyberbloom at 20:58 | パリ | Comment(0) | TrackBack(1) | 時事+トレンド特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ルノワール〜伝統と革新@国立新美術館
Excerpt: 3月下旬、「ルノワール〜伝統と革新」展を観てきました。有名な絵画が多かったので、一度は目にした作品もありました。見るたびに、その色使いにはハッとさせられます。会場の空気感まで変えてしまうような、そんな..
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