2006年03月11日

LE TANNEUR

tanneur01.jpgフランスの国会議員のオフィシャル・バッグとして日本でも知名度が上がってきた「ル・タヌア」。日本では英語読みしているみたい。

TANNEURは「なめし皮職人」のこと。19世紀末、南フランスのなめし皮職人が「縫い目のない」小銭入れを作ったところ、大評判になった。小銭入れは今も重要なアイテムのひとつだが、LE TANNEURは今や企業体としてLVMH(モエ ヘネシー・ルイ・ヴィトン・グループ)と資本提携し、パリ証券取引所に上場するまでに成長している。

LE TANNEURがオフィシャル・バッグを提供しているフランスの国会議員だが、2000年に政党に国会議員に立候補する候補者を男女同数にするという画期的な法律(パリテ選挙法)が制定された。日本じゃありえない。夫婦別姓にすると家庭が崩壊するとか見当違いなことを言ってるオッサンたちに、このバッグは似合わないだろうな。

写真は、男性用の書類カバン(serviette)、249ユーロ。


□SHOP INFO:LE TANNEUR


cyberbloom

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posted by cyberbloom at 17:44 | パリ ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | おフランス商品学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
夫婦別姓にしたら家庭が崩壊するとか、国家解体運動だとか、三三九度をしなくなって結婚がルーズになるとか、夫婦別姓が話題になるととんちんかんなことばかり出てきます。とほほですよ。
Posted by 夫婦別姓を待つ身 at 2006年03月12日 13:05
夫婦別姓を待つ身さん、コメントありがとうございます。実は私も夫婦別姓を待つ身です。国会議員の爺さんたちの発言を聞いていると呆れ果てて臍がカプチーノを沸かしてしまいます(きっこのパクリ)。女性議員もそれに加担してたりして分けわかんない。自民党の高市とか。民主党の女性議員あたりにもっとがんばって欲しいですね。ブログで情報提供なさってるのですね。私も応援させていただきます。
Posted by cyberbloom at 2006年03月12日 22:24
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