2009年11月30日

オバマ大統領、日本に「へりくだる」?

バラク・オバマ、米大統領が明仁天皇に深々とお辞儀をした映像が、アメリカで論争を巻き起こしている。多くの解説者たちが、自分たちの国家首脳が無駄にへりくだったとみなしている。

土曜日、東京で世界一の大国の大統領は明仁天皇と美智子皇后の出迎えを受け、ほとんど体を半分に折るほど頭をさげて、にっこり微笑んでいる日本の君主と握手をした。たとえ上半身を傾けることが日本流の挨拶だとしても、この行為はワシントンの解説者には悪く受けとめられた。

「おぞましくて、見ていられない」とCNNでいい切ったのは、保守派のビル・ベネットである。「我々は王や皇帝などに従属していない。合衆国大統領はまったくの別物なのだ」と声を荒げた。「彼が考えておくべきだったのは、そのことが日本では良いことのように受けとめられるだろうが、米国大統領というものにとってすれば外国の元首の前でお辞儀をするのはお門違いだということだ」と右派の論客、ウィリアム・クリストルはFOXで糾弾し、この行為はオバマ政権下でのアメリカの弱体化をあらわにするものだと指摘している。

Politico.comのサイト上において、米政府高官はオバマ大統領が日本の宮中儀礼に留意したまでだと答えている。



(訳者註:なお、この記事に対するフランス人のコメントが50近くありますが、おおむねオバマ大統領は「へりくだっているのでなく」「礼儀を果たしているだけであり」、米保守派の主張はお門違いだと反論しています。フランス人のアメリカ観がうかがえますね・・・)



rankingbanner_03.gif
↑ライターたちの励みになりますので、ぜひ1票=クリックお願いします!

FBN22.png
posted by cyberbloom at 20:44 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事+トレンド特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック