2009年11月15日

週刊フランス情報 9 - 15 NOVEMBRE

各地で第1次世界大戦休戦記念式典、独首相が初めてパリの式典に出席
■第1次世界大戦(1914〜18年)休戦記念日の11日、数百万人の犠牲者を追悼する式典が世界各地で開かれた。フランス・パリ(Paris)ではフランスとドイツが初の共同式典を開催した。フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領とドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は、パリの凱旋門にある無名戦士の墓に火をともし、両国は2度と戦争をしないことを誓った。
■ドイツ首脳がパリの休戦記念式典に出席するのは初めて。両国のかつてない緊密な協調関係を示しているとみられる。バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は米国での式典で、「理想を信じて戦ったこの若い国の勇気ある大勢の男女」を称賛すると述べた。ロンドン(London)では、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が、増え続けているアフガニスタンで犠牲となった兵士たちを含め、戦死者への追悼を率いた。ただ、第1次世界大戦の最後の退役軍人たちは公式式典に出席しなかった。
(11月12日、AFP)

イーストウッド氏に叙勲 仏大統領
グラン・トリノ [DVD]■米国の俳優で監督としても活躍しているクリント・イーストウッド氏(79)が13日、エリゼ宮(仏大統領府)でサルコジ仏大統領からフランスのレジオン・ドヌール勲章のコマンドゥール章(3等)を授与された。「長年の活躍で世界中の観客を魅了してきた」との理由だ。イーストウッド氏は2007年にもレジオン・ドヌール勲章のシュバリエ章(5等)を授与されている。
■イーストウッド氏は、「ダーティーハリー」シリーズで世界的人気俳優になった。その後、監督としても活躍。「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー賞を受賞している。
(11月14日、産経新聞)
関連エントリー「グラントリノはいい車なのか」
関連エントリー「パリで見るクリント・イーストウッド」

諏訪敦彦監督とイポリット・ジラルド監督との共作『ユキとニナ』
■日本とフランス両国で活動する『不完全なふたり』の諏訪敦彦監督が、『イヴォンヌの香り』などで知られるフランスの名優イポリット・ジラルドと共同でメガホンを取った日仏合作の人間ドラマ。フランス人の父と日本人の母を持つ少女に起こる両親の離婚、親友との友情と別れを描き、少女の心の揺れと成長を繊細(せんさい)につづる。少女たちの真っすっぐさと大人たちの複雑さが絡まり合い、それぞれに変化していく姿が感動的。
■ストーリー:フランスで暮らすユキ(ノエ・サンピ)は、9歳の女の子。母親がフランス人の父と別れ、自分を連れて母国の日本に帰国すると知りショックを受ける。ユキは親友のニナ(アリエル・ムーテル)の協力で両親にもう一度仲直りしてもらおうとするがうまくいかず、家出することを決意する。
(11月10日、シネマトゥデイ)
□公式サイト http://bitters.co.jp/yukinina/

痩身イメージのフランス女性、26%が過体重=調査
フランス女性は太らない■フランス人女性は一般的にスリムなイメージを持たれるが、その4分の1は過体重であることが、10日に発表された最新の調査で分かった。スイスの医薬品大手ロシュとフランスのマーケティング会社が実施した調査で、フランス人女性の15.1%が肥満症、さらに26%が過体重であると分類された。男性にも同様の傾向がみられ、13.9%が肥満症、38.5%が過体重に属していた。
■お菓子やチーズ、ワインなどで有名なフランスだが、そうした食生活でも特に女性は痩身を保っているというイメージを長らく持たれてきた。しかし、実際のところ、フランス人の体重は過去12年間に平均3.1キロ増加し、胴回りも4.7センチ増えたという。 調査にかかわったマリー・アリーヌ・シャルル博士は、都市型の生活様式が肥満が進んだ最大の要因だと指摘。ロイターとの電話インタビューで「肥満率は都市部で急上昇している。座りがちな仕事が多く、交通機関が発達していることから歩く機会が少ない上、食べ物もすぐに入手できる」と話した。
(11月10日、ロイター) 
関連エントリー「フランス女性はみんなセクシー!?」

大阪市の高級ワイン入札、倍額で売れました
■大阪市は14日、昨年3月に閉館した文化交流施設「ふれあい港館」のワインミュージアムに眠っていた高級ワイン157本の一般競争入札を行った。60万円で購入したロマネ・コンティ(1921年)が、最高額の150万円で落札されるなど、155本が、市の購入額(555万円)の倍以上の総額1210万円で競り落とされた。入札には個人や法人、酒販事業者ら31者が参加。「宝の持ち腐れ」と批判された、シャトー・ペトリュス(49年)は98万円、シャトー・マルゴー(1900年)は82万円と、いずれも購入額の倍額で落札された。売却益は市の事業に活用されるという。
(11月15日、読売新聞)
★一方、新党大地の鈴木宗男衆院議員の質問主意書に答え、政府は13日、外国要人らを招く食事会のために外務省飯倉公館に貯蔵している約7000本のワインについて、政府資産スリム化の観点から在庫本数を削減するとした答弁書を閣議決定している。

若者の「海外旅行離れ」防ぐ 学生向け格安ツアーが登
■大手旅行各社が学生向けの割安海外ツアーを売り始めている。背景にあるのは、若年層の「旅行離れ」。20〜24歳の出国者数は8年前の3分の2程度(00年は166万人→08年は109万人)まで落ち込んでおり、各社とも各種の割引プランを用意して、なんとか学生を取り込もうと必死だ。
■阪急交通は2009年10月、学生限定のパッケージツアーを発売した。学生を対象とした商品は5年ぶりで、関西空港発だと添乗員なしでパリ5日間が6万9800円、ロンドン6日間が7万9800円とかなり安くなっている。応募には学生証の確認が必要だ。JTB西日本も、学生向け商品「ガクタビ」の目玉として、1月出発は30名限定、2・3月出発は各20名限定で、ロンドン7日間やパリ7日間が9万9900円のツアーを販売している。日本旅行も、11月13日から10年春の学生旅行ツアーを発売する。大英博物館見学ツアーが付くロンドン7日間が8万5800円、モンサン・ミッシェルツアー付きのパリ7日間が9万6900円と、前年よりも約15%の値下げとなっている。
■「昔は就職前に卒業旅行に行くというのが当たり前でしたが、価値観の多様化もあって最近はそうでもなくなってしまいました」と担当者は語る。最近の学生は、子どもの頃に親に連れられて海外旅行を経験していることも多く、卒業前に海外に行っておきたいという欲求が低い。また、不況で経済的に行きにくくなっているということもあり、「このまま若い世代が大きくなってしまいますと、旅行という習慣自体がなくなってしまうかも知れません。若い内に海外を見て、旅の魅力を知って頂ければ」と話している。
(11月13日、J-CASTニュース)

何と890円!ボジョレー・ヌーヴォーもユニクロ化?
■合同会社西友では、今月19日に解禁されるフランス産赤ワインの新酒「ボジョレーヌーヴォー」のうち、フランス有数のワイン会社である「グランシェド・フランス」社製の「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー PET」(750ml)を、890円という圧倒的な低価格で発売する。容器にペットボトルが用いられていることから、軽量化による配送コストの削減が可能になったことに加え、西友による直輸入一括大量購入により、ボジョレーヌーヴォーとしては圧倒的な低価格を実現した。
■今年のボジョレーヌーヴォーは、現地フランスでは『50年に一度の最高の作柄』と言われている。「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー PET」の他にも、「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー 瓶」(750ml:980円)や、ボジョレー地区北部の特定地域のぶどうだけを使った「フランソワ・フッシェ ボジョレーヴィラージュヌーヴォー」(750ml:1,180円)など、西友独自のボジョレーヌーヴォーの品揃えを昨年の2品目から6品目に拡大し、それぞれ圧倒的な低価格で販売する。
■西友が昨年11月に販売した「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー 瓶 2008」(750ml:1,279円)は、従来にない低価格で大きな話題を呼んだ。これにより、西友の昨年のボジョレーヌーヴォー全体の販売数量は、前年対比40%増を記録。西友は、こうした流れを受け、今年度、ボジョレーヌーヴォーの更なる低価格化に踏み切った。




★commented by cyberbloom

rankingbanner_03.gif
↑ライターたちの励みになりますので、ぜひ1票=クリックお願いします!

FBN22.png
posted by cyberbloom at 18:50 | パリ ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。