2009年09月28日

週刊フランス情報 21 - 27 SEPTEMBRE サルコジ大統領、次期は不出馬宣言

ピッツバーグG20でのサルコジ大統領のインタビュー
■「もう二度と大統領にはならない。まじめな話、2012年には絶対出馬しない」
■「私の立場になってみてください。両肩には山のような負担がかかっているんです。果たさなければならない約束、経済危機から抜け出さなければならない苦悩。この先2年半もへとへとになるほどの仕事があるんです。残された仕事はもちろんやりますよ。政治生活関してはずっと真摯でした。(マスコミを指さして)ひどい目にあったこともありました。今の民主主義は、ちゃんと自分の思っていることをはっきと言う大統領じゃないとうまくいかない。だから言うけど、2012年は頭にない」
■「私はラシストと言われるが、不法移民に出て行ってもらわなければ行けないのは、法律の問題であって、私のイデオロギーの問題ではない。もちろん、人道的な問題でもある。彼らは人間なのだから。だが、それを許していたら、あらゆる社会契約が崩壊してしまう」
■「そういうふうに考えが柔軟になったのは、カーラのおかげなのですか?」と聞かれると、急にサルコジ大統領の顔が緩んで、「私たちはいろんなことを話し合っている。私も人の話を聞けるような年齢になった」。つまり、左翼バリバリ(?)のカーラの意見を取り入れているということか。
(France 2)

83歳元仏大統領が恋愛小説執筆=自身とダイアナ元妃がモデル
■フランスのジスカールデスタン元大統領(83)がこのほど恋愛小説「プリンセスと大統領」を執筆、来月パリで発売される予定だ。仏大統領と英王室のプリンセスの秘めたる情熱的な恋愛を描いたもので、明らかに自身と故ダイアナ元英皇太子妃がそれぞれのモデルになっている。
■21日付のフィガロ紙が掲載した抜粋によると、大統領は夫の不倫で打ちひしがれていたプリンセスとG7サミットの閉幕ディナーで出会う。大統領の一人称で語られるその場面はこんな具合だ。「わたしが彼女の手に口づけすると、彼女はゆっくりと頭を前に傾けながら物問いたげな表情を見せた。青みがかった濃灰色の目は見開かれていた」
■同紙によれば、登場するフランスや英国の人物、2人が出会う宮殿についてジスカールデスタン氏が豊富なディテールを描くことができるため、この作品はよくできた恋愛小説以上のレベルに達しているという。権威あるアカデミー・フランセーズ会員でもある同氏らしく、フランス王妃アンヌ・ドートリッシュと英国のバッキンガム公の恋愛を描いたアレクサンドル・デュマの小説など古典文学作品も暗に言及されている。
■ただ、物語に幾らかの真実が含まれていると思わせる部分もあり、ダイアナ元妃亡き後に出版される新たな「ダイアナもの」として、大きな波紋を広げそうだ。
(9月21日、時事通信)

金融危機再発防止、自己資本比率上げ必要 アタリ氏
■ミッテラン元仏大統領の特別顧問を務め、作家、思想家として活躍するジャック・アタリ氏がこのほど来日した。日本経済新聞の取材に対し、金融危機の再発防止に向け、金融機関の自己資本比率の引き上げと世界共通の金融規制の徹底を求めた。鳩山由紀夫政権が発足した日本に対しては人口減少への対策が急務と訴えた。一問一答は以下の通り(タイトルをクリック)。
(9月23日、NIKKEI)

サントリーが仏オレンジーナ買収を正式発表
■サントリーホールディングスは24日、フランスの清涼飲料メーカー、オレンジーナ・シュウェップス・グループを買収すると正式発表した。オレンジーナ株を保有する投資ファンドから全株を取得する。買収額は3000億円強になる見通し。来月中旬にも買収契約を締結する。
■サントリーの欧州での拠点は酒類事業が中心。オレンジーナを傘下に収めることで、総合飲料メーカーとしての足場を強化する。製品の相互供給なども検討する。
 オレンジーナは、仏、スペイン、ポルトガルなどを中心に、炭酸飲料「オレンジーナ」や「シュウェップス」を販売している。08年の売上高は1380億円で、仏では2位。
(9月24日、毎日新聞)

最高級の仏産発酵バター「エシレ」世界初の専門店が丸の内にオープン、連日大盛況
Echire.jpg■最高級のフランス産発酵バター「エシレ(ECHIRE)」世界初の専門店「エシレ メゾン デュ ブール」、丸の内ブリックスクエア1階にオープンした。世界中の一流シェフや食通に愛されるバターや、ここでしか味わえないパンや焼菓子を求め、開店前には連日行列ができ、商品が完売するほどの大盛況となっている。
■フランス中西部ポワトー・シャラント地方のドゥー・セーブル県エシレ村にある“エシレ酪農協同組合”が製造しているエシレ バター。原料から、木製のチャーンを使った製造方法まで昔ながらの伝統を守ってひとつひとつ手作りされている。大量生産ができないため希少価値が非常に高く、世界中のグルメをうならせる逸品としても有名だ。ジョエル・ロブション(Joel Robuchon)やタイユヴァンをはじめとした名だたる三つ星シェフや、英国王室、フランス大統領府、モナコ王室などの各国のロイヤルファミリーからも愛用されている。
(9月25日、MODE PRESS)
関連エントリー「エシレ・バター」

仏女優B・バルドー、カナダ産メープルシロップ不買を呼びかけ
■『素直な悪女(And God Created Woman)』で有名なフランスの伝説的映画女優、ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)さんが24日、カナダで行われているアザラシ猟に抗議し、同国名産のメープルシロップの不買運動を呼びかけた。
■「消費者の大規模な道徳的行動が政府や企業を動かすことがある。カナダ政府がアザラシの虐殺を禁止するまで、私はカナダ産メープルシロップの不買運動を支持する」。不買運動を始めた国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals、PETA)」の公式ウェブサイト上で、バルドーさんはこのように訴えた。
■28日に75歳の誕生日を迎えるバルドーさんは、現在は動物愛護活動家として活躍中。2006年にカナダの首都オタワ(Ottawa)を訪れた際は、スティーブン・ハーパー(Stephen Harper)首相にアザラシ猟の禁止を訴えようとしたが、拒否された。最近も自分のウェブサイトに、カナダ政府が「アザラシの大量虐殺の片棒を担いでおり、世界中の人々の目に汚点として映っている」と非難するコメントを掲載している。
■カナダのケベック(Quebec)州はメープルシロップの名産地で、世界の70〜85%を生産しているといわれる。PETAは、メープルシロップはアザラシ猟とは直接関係ないものの、カナダの象徴的な産物であることから「攻撃の対象」にすることは公平だと主張している。
(9月25日、AFP)

玄海原発:プルサーマルの足音:灯油のストーブでガソリンを燃やすのと同じ?
■「灯油のストーブでガソリンを燃やすのと同じだ」。京都大原子炉実験所の小出裕章助教(60)=原子核工学=は、プルサーマルをそう例える。ウラン燃料を想定して設計された原子炉でMOX燃料を燃やすからだ。小出助教はMOX燃料がプルトニウムを含んでいることから(1)プルトニウムは核分裂しやすく、原子炉を停止する制御棒の効きが悪くなる(2)ウランとプルトニウムの燃え方が異なるため燃焼にむらが生じ、燃料管が破損する恐れがある(3)プルトニウムの溶融点はウランより低く、燃料が溶けやすくなる−−と指摘。
■対する九州電力は(1)効きはわずかに悪くなるが停止能力は十分(2)出力が不均質にならないように燃料の配置を設計する(3)異常時でも溶融点まで余裕があり、溶けることはない−−と反論。「国の検査を受けて運転に入るので問題ない」と言う。
■07年末までに、海外でプルサーマルが行われた原発は計55基。玄海原発3号機のプルサーマルとの違いは、MOX燃料に含まれるプルトニウムの割合、つまり含有率だ。玄海原発の場合、最大で13%。平均なら9%だが、最多の実績を持つフランスより2%高い。
■九電はその理由を「(燃料を交換するまでの)運転期間がフランスより長いため」などと説明する。経産省原子力立地・核燃料サイクル産業課の森本英雄課長(47)は含有率について「『海外より』という考え方は危険。日本が過去に実施した実験に照らして判断しなくては」と言い、95年に国の原子力安全委員会が了承した報告書を引き合いに出し、含有率9%で安全が確認されていると強調する。
■一方、日本原子力研究所元研究員で核・エネルギー問題情報センターの舘野淳事務局長(73)は「使用済み燃料を長く貯蔵して燃えやすいプルトニウムの割合が減った。高濃度にしたのはそのためだ」と指摘。「過去の実用炉でこれだけ高濃度のプルトニウムを大量に燃やした例はない」と危ぶむ。
(9月23日、毎日新聞)




★commented by cyberbloom

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posted by cyberbloom at 22:10 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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