2009年08月17日

週刊フランス情報 10 - 16 AOUT

夏の読書特集−テーマは「食」
玄米せんせいの弁当箱 2 (ビッグコミックス)■農業や環境問題から食育まで、真正面から「食」を描いた漫画がある。『玄米先生の弁当箱』である。作者の魚戸おさむは「いまの食生活のままだと、日本人には将来はない。多くの人に、そのことに気づいてほしいと思いながら描いている」という。「いろんな人と話をして共通するのは、食べ物が心と体に大きな影響を与えているのではないということです。ひずみが信号として出ている気がする。大人も、子供も突然、キレる。自殺やリストカットや登校拒否。だから、食べ物や家庭の問題、食の問題に隠れていることを漫画で具体的に描きたいと考えました」
■「タイトルには玄米という言葉をぜひ入れたかった。玄米にはいっぱい栄養素が含まれている。主人公の先生にもいろんな要素が含まれていて、可能性を持っているという意味を含めました。弁当箱と付けたのは、弁当のふたを開けたときのワクワク感を出したかったから」
食卓の向こう側 9 (西日本新聞ブックレット No. 13)■また西日本新聞社が出している「食卓の向こう側」シリーズも読んでおきたい。『食卓の向こう側〈8〉食育その力』では各地の注目すべき取り組みを紹介している。小中学だけで弁当を作る、障害児も含め料理教室、学校田で除草に活躍したアイガモをさばいて食べる。それは、食べる楽しみを知り、生きる力をはぐくみ、いのちについて考える。
(朝日新聞朝刊「夏の読書特集」、8月16日)
★玄米に対して抵抗感を持つ人が多いが、圧力鍋なんかを使うと美味しく炊ける。うちは白米に混ぜて普通に炊飯器で炊いているが、それなりに美味しい。『玄米先生の弁当箱』はずっと紹介しているフランス映画「未来の食卓」とシンクロする。いずれも舞台は学校である。「食べ物が心と体に大きな影響を与えている」一方で、現在の食の流通システムを通しては、生きるというベーシックなレベルに触れる機会がないということだろう。

シラク前仏大統領、回想録出版へ
■フランスのシラク前大統領(76)は13日付の仏南部の地方紙、ニース・マタンとの会見で、大統領在職中から現在までの「自叙伝を出版する」と述べた。第1巻は10月19日に発売されるという。
■シラク氏は、1995年5月から2007年5月までの2期12年間、大統領職にあった。最近の世論調査では、「好ましいフランス人」のトップの座を占めるなど、退任後、人気が急上昇している。この回想録では、サルコジ現大統領との微妙な関係についても言及される見通しだ。
■シラク氏は8月初旬から、仏南部にあるフランス人実業家で友人のフランソワ・ピノ氏の別荘にベルナデット夫人と滞在中だ。昨年夏も同所に滞在したシラク夫妻は、近くの別荘に滞在していたサルコジ夫妻に招待され会食した。サルコジ夫妻は今年も同所に滞在中だが、シラク夫妻は今のところ、サルコジ夫妻と会う予定はないという。
(8月14日、産経新聞)

「イスラム水着」の女性、プール入場を拒否される フランス
■パリ(Paris)郊外エムランビル(Emerainville)にあるプールが、全身の大部分を覆うイスラム教徒の女性向け水着「ブルキニ」を着用した女性の入場を拒否し、論議を呼んでいる。折しもフランスでは、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が6月、全身を覆う衣服ブルカについて「フランスでは歓迎されない」と発言し、ブルカ着用禁止の是非を検討する議員32人からなる特別委員会が設立されるなど、イスラム教徒女性の服装をめぐる論争が激化しており、この一件が火に油を注ぐ格好となった。エムランビルの地元当局が12日明らかにしたところによると、女性は7月にもこのプールを訪れブルキニを着用したが、その時は入場が許可された。ところが、8月に再度訪れた際には、プール側は着衣のままの入場を禁じるという衛生上の規則を適用し、入場を拒否した。
■パリジャン(Le Parisien)紙によると、女性はイスラム教に改宗したフランス人で、プール側の決定を不服として提訴する構えだという。「これはまさに人種差別です。変化をもたらすために戦います。もし負ければ、フランスを出国することも検討します」(女性の談話)。地元市長は、ブルキニはコーランに載っていないためイスラム教の水着ではないとし、今回の問題はイスラム教徒は関係ないと主張している。
(8月13日、AFP)

パリ・セーヌ川にサケが戻る、環境の改善受け
■環境の改善を受けて、パリのセーヌ川に100年近く不在となっていたサケが戻ってきている。フランスの科学者が明らかにした。セーヌ川にはかつて多くのタイセイヨウサケがいたが、下水による水質汚染などが原因で、20世紀初めに姿を消した。フランス国立農学研究所(INRA)のシャルル・ペリエ氏はロイターに「水質の改善がサケをセーヌ川に戻すことになった」と語った。
■英国のテムズ川やドイツのライン川とは対照的に、セーヌ川ではサケを放流することなく、自然に戻ってきた。フランス釣り協会は、セーヌ川には現在、およそ1000匹がいるとみている。
(8月14日、ロイター)
関連エントリー「セーヌ川の鰻釣り」

【仏国ブログ】フランス人が抱いた広島平和記念公園の印象
■1945年8月6日、アメリカのB−29爆撃機により原子爆弾が広島に投下された。多数の犠牲者を出し、歴史上に残る悲劇の一つと数えられている。この過ちを繰り返さないよう、1954年、爆心地付近の地点に広島平和記念公園がつくられた。
■フランスは軍で核を保有している。また、フランス領ポリネシアでの核実験は1966年より96年までの30年間のうち193回で、核大国の一国との認知度も高い。では、広島平和記念公園を訪れたフランス人はどのような印象を抱いたのだろうか。
■フランス人ブロガーFlavienは広島平和記念公園を訪れた印象について「まずは公園内に多数あった原爆被害者の慰霊碑が目を引いた。子供や学生など、誰のための慰霊碑であるかが明確だった」と書いている。
■広島平和記念公園の敷地内にある広島平和記念資料館では「原子爆弾とその恐ろしさや忌まわしさを十分に展示していた。中でも、原爆により焼死した子供の皮膚や爪には大変なショックを受けた。ここではほかにも多くのことを学んだ。原爆投下の意味や、核兵器の賛成要因および反対要因など、原子爆弾の投下とそれがもたらした結果について多角的に学ぶことができた」と記すとともに、広島平和記念公園及び広島平和記念資料館への訪問を勧めている。
(8月13日、サーチナ)

【仏国ブログ】フランス人が興味を持つ、独創的な日本のテレビ番組
■独特の文化を発展させている日本のテレビ番組。海外から見ると独創的で、興味を持たれることもある。日本を長期旅行中のフランス人ブロガーClaireは、日本のテレビ番組について「日本のテレビで放映されている番組の90パーセント以上は、日本人視聴者のために日本人が制作しているようだ。フランスではフランス国内に加え、ヨーロッパ各国で制作された番組もよく放映されているので、日本のテレビ番組における国内での制作比率の高さには驚いた」と記している。
■また、フランスの国営各局では今年1月から、夜8時から翌朝6時までCMの放送が禁止されている。民放ではCMを流しているが、煩雑に挿入されている印象も少ない。そのため「日本ではCMが多いのも印象的だ」とコメントしている。
■続けて、「NHKはフランスのテレビ局が放送する内容と近いと感じるが、日本では民放局の方が人気があるようだ。民放局で放送されているのは、日本のアニメやトーク番組、スポーツ、ニュース、料理番組であるが、特にバラエティー番組が多い。バラエティー番組の内容は、日本社会にいなければ、理解しずらい内容だと感じた」と綴っている。
(8月11日、サーチナ)

新宿区に密集するフランス人の謎に迫る
■外国人に人気の都内の観光スポットといえば、銀座や浅草だが、特定の外国人が住みたくなる街もある。都の資料では、なぜか新宿区は都内でフランス人が最も多く住んでいる自治体となっている。ポイントは、神楽坂の存在−。芸者が歩く神楽坂界隈(かいわい)は、路地が入り組み、坂が多く、どこかパリの街を思わせるらしく、フランス人をとりこにしているようなのだ。
■新宿区が発行している区勢紹介の冊子によると、同区に住む外国人のうち、フランス人は、韓国人又は朝鮮人、中国人に次いで3番目に多い。不思議に思って、同区区政情報課に聞いたところ、「神楽坂が面白いのではないでしょうか」とヒントをもらった。そこで、さっそく神楽坂を歩いてみたところ、趣深い料亭や石畳の路地、あか抜けたカフェが目立つ。花柳界の面影が残り、洗練された都会の雰囲気も漂う…。この日も、週末の家族連れがいた。確かに、おしゃれなフランス人が好きになりそうな要素が満載だ。
■都の統計では、平成21年7月現在、都内のフランス人登録人口は5832人。このうち、最多の自治体は、新宿区で1216人。次いで、港区が1010人、渋谷区が571人と続く。(続きはタイトルをクリック)
(8月8日、産経新聞)

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posted by cyberbloom at 14:59 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 週刊フランス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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