2009年02月18日

FRENCH BOOM CHRONICLE フレンチ・ブーム年表‐1990年代‐

§1999年
■ルノーから派遣されたカルロス・ゴーン、日産自動車の再建に着手、顕著な成果をあげ、企業再建の象徴的存在となる。

エルコンドルパサー、凱旋門賞(於ロンシャン競馬場)で2着に入る。惜しくもモンジューにゴール前で差し切られる。騎乗は海老名。
□日本通のジャーナリスト、エチエンヌ・バラールの『オタク・ジャポニカ―仮想現実人間の誕生』が注目を集め、フランスでもオタクが認知される。

オタク・ジャポニカ―仮想現実人間の誕生エルメスの道 (中公文庫―コミック版)

§1998年 
■日本におけるフランス年を記念し、東京のお台場に「自由の女神」が来る。普段はエッフェル塔の下のグルネル橋にある。
■フランス開催のワールドカップに日本代表チーム初出場。日本人サポーター、空売りチケットをつかまされる。日本代表チームはフィリップ・トルシエ監督のもと、アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカに挑んだが、3戦全敗。フランスが開催国優勝を果たす。
■ブルターニュのバター菓子、クイニー・アマン発売。女子高生を中心に人気、コンビニでも売られる。

§1997年
□エルメスがマンガによる社史の作成に竹宮恵子を起用。「馬に乗れる人、馬が描ける人」というデュマ・エルメスが提示した条件に竹宮が合致。「エルメスの道」はエルメスが公刊した唯一の社史となる。

§1996年
■ドンクからカヌレ・ド・ボルドー発売。カヌレは外がカリっ、中はモチモチ、のボルドーのお菓子。

§1995年
■シャネル製品で身を固めるシャネラーが現れる。
■塗るだけで痩せる、ディオールのスリミングローション「スヴェルト」爆発的に売れる。
■リュック・ベッソン監督『レオン』公開、主演のジャン・レノ人気高まり、以後日本のCMの常連となる。
■ジャック・シラク大統領、南太平洋のムルロワ環礁で核実験を強行、翌年1月まで計6回の実験が行われる。日本の政治家が現地で抗議行動に参加、フランス製品の不買運動も起こる。大学ではフランス語の履修者激減。

□日本で大流行した「たまごっち」がフランスに上陸。小学生が教室に持ち込み、授業に集中しないなど、フランスでも社会問題化する。

§1994年
■オープンカフェ・ブーム。<ドゥ・マゴ><カフェ・フロール>などパリの老舗カフェがモデル。

§1993年
■エビアンのペットボトルを首から提げる、エビアン・ホルダーが流行。
■『南仏プロヴァンスの12か月』ベストセラーになる。続編『南仏プロヴァンスの木陰から』と合わせて70万部売れる。

The French Cafe南仏プロヴァンスの12か月 (河出文庫)

§1992年 
■フレンチ・カジュアルがブームになる。<アニエス・ベー>が人気爆発。続いて<クーカイ><A.P.C.>など。
■クレモンティーヌが「アン・プリヴェ〜東京の休暇」を発表。小沢健二、田島貴男、ゴンチチ、高浪敬太郎ら、渋谷系のアーティストたちが曲を提供。フランスでは日本でしか人気がないアーティストとして紹介される。

アン・プリヴェ〜東京の休暇ポンヌフの恋人 <HDリマスター版> [DVD]

§1991年
■レオス・カラックス監督『ポンヌフの恋人』日本で上映、大ヒット。パリのポンヌフに思いつめた顔の日本女性出現。

□クレッソン首相が日本製品のヨーロッパ市場への著しい流入に対して「日本人は蟻」と発言し、物議をかもす。
□フランスで『北斗の拳』が過剰な暴力表現ゆえに放送中止に追い込まれる。『ドラゴンボールZ』も同じ目に。


■日本でのフランスブーム
□フランスでの日本ブーム

★FRENCH BOOM CHRONICLE は FRENCH BLOOM NET のオープンソースなエントリーです。フレンチ・ブーム年表を参考に、あなたの決定的なフランス体験をコメント欄に綴ってください。重要と思われる事項は年表に書き加えていきます。フランス文化史、日仏交流史は専門家が編むものではなく、個人のフランス体験の総体と考えます。他の時代もぼちぼちアップしていきます。






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posted by cyberbloom at 13:24 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | フレンチ・ブーム年表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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