2009年01月28日

17世紀の衣装であふれるケベック、ヌーヴェル・フランス祭り2008

フランス王のルイ14世がケベックを王領植民地にする以前、フランスのサミュエル・ド・シャンプランが今のケベック市に植民地を創設したのは1608年のことであった。今年は、その400年のお祝いの年で、ケベック市では次々とイベントが行われ、中でも毎年夏に開かれるヌーヴェル・フランス祭りのために、例年より多くの人がケベックを訪れていて、レストランの並ぶ通りは、夜遅くまで明るく賑やかである。

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ヌーヴェル・フランス祭りの期間中、旧市街のフランスの建築様式の街並みに特設された、観光案内のブース、また、レストランの前に立って案内する人をはじめ、スタッフは17世紀の衣装で観光客をもてなす。観光客も負けじと様々な格好でお祭りを盛り上げるのが、言わばメインイベント。でも、今年は、とにかくお天気が良くなくて、冷たい雨に出足が鈍りがち。8月5日の初日、夕方7時からのパレードは、運よく晴れたのだが、私は、友人宅に近い最終地点近くで待ったため、日が暮れて暗くなり、写真が撮れなかった。その後、毎日のように雨が降り続いた。

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そして、願いがかなって、最終日の8月10日は見事に晴れた。カップルや家族、グループで楽しむ姿が多かった。(写真、左上)。街角で、兵士姿の若い男の子達はクールな表情でたむろしているので、アルバイトかも知れない(写真、右上)。豪華なブルジョワ風のものは貸衣装で、「写真に撮って欲しい」オーラがあって、愛嬌を振りまいてご満悦(写真、左下)。村人風の地味なものは自前の衣装かも知れない(写真、右下)。毎年参加するつもりなのか、ここでしか着られないと思われるものがよく売れていた。貸衣装は1日料金で借りるより、期間中通して借りるほうが割安なのだが、雨に降られて着る日数が少なくなって、今年は高くついたかもしれない。
 
13日〜24日はケベック博覧会、22日にはセリーヌ・ディオンの野外コンサートが開かれるなど、まだまだ400年記念の行事は目白押しである。




Sophie (2008.8.11ケベックにて)

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posted by cyberbloom at 07:57 | パリ ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | フランスの外のフランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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