■欧州単一通貨ユーロが1日で、誕生から10周年を迎えた。スロバキアが同日、ユーロ圏に参加したことで導入国も16か国となった。しかし、フランスでは国民の約半数が買い物時にいまだに旧自国通貨のフランに換算しているほか、欧州連合(EU)加盟27カ国のうち英国、デンマーク、スウェーデンなどはユーロを導入しておらず、各国の対応はさまざまだ。
■中・東欧の新規加盟の10カ国のうちでは、「経済の優等生」とされてきたハンガリーが経済危機で国際通貨基金(IMF)からの資金援助を受け、「財政赤字は国内総生産(GDP)の3%以下とする」と定めたユーロ参加の条件をクリアできず、参加延期を余儀なくされた。ポーランドは参加目標年を2012年、ルーマニアも14年に設定して努力してきたが、世界的不況の前でこうした夢もかすれがちだ。
■一方、スペインはEU加盟国の中でもこの数年、高度成長を続けてきたが、成長率が落ち始めたところに金融危機の打撃をもろに受け、「ユーロを維持していけるのか」などの声が漏れている。
(1月4日、産経新聞)
★ユーロをめぐる状況をざっとまとめてみると、ユーロは加盟国が16カ国に、人口は3億2860万人(推計)に拡大。ドルに次ぐ国際通貨の地位を占めるようになったユーロの拡大は今後も続く見通し。ユーロは99年1月にドイツやフランスなど11カ国で導入された後、02年1月に紙幣や硬貨の流通が始まった。
★07年の世界の外貨準備に占めるユーロの割合は25%を超えた。米ドルの65%には水をあけられているものの、途上国での割合は大幅に増えている。イラク戦争の原因は大量破壊兵器の有無ではなく、イラクが外貨準備をドルからユーロに切り替えようとしたからとも言われる。フランスが反対した理由も納得がいく。
★世界的な金融危機で周辺の小国が自国通貨急落に苦しむのを尻目に、スロバキアは08年7月に自国通貨とユーロの為替レートを固定していたことから、難を逃れている。ユーロ圏は当初の11カ国に加え、01年にギリシャ、07年にスロベニア、08年にキプロス、マルタが加盟している。
仏大統領がイスラエルなど訪問へ、ガザ住民の人道支援めざす
■フランスのサルコジ大統領が5〜6日、イスラエルやパレスチナ自治区を相次ぎ訪れる。イスラエル軍とガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの停戦の見通しが立たない中、仏の積極外交がどこまで奏功するかは未知数だ。
■エリゼ宮(仏大統領府)によると、サルコジ大統領は5日、カイロでエジプトのムバラク大統領と会談。この後、欧州連合(EU)の外相級代表団と共にヨルダン川西岸ラマッラでパレスチナ自治政府のアッバス議長と、エルサレムでイスラエルのオルメルト首相と、それぞれ会談する。
■EUが最優先課題と位置づけているガザ住民に対する緊急人道支援を実施するため、一時的停戦を改めて呼びかけると見られる。サルコジ大統領は6日にダマスカスとベイルートを訪れ、シリアのアサド大統領、レバノンのスレイマン大統領とも会談する。
(1月2日、読売新聞)
ガザ地上戦開始から2日 死者512人超に
■イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの地上戦を開始してから2日。死者は500人を超え、戦闘の長期化が懸念されている。
■イスラエル軍は4日も地上と空中からガザへの攻撃を行った。オルメルト首相は「ほかに選択がなかった」(【動画】はタイトルをクリック)としているが、犠牲者の4分の1は民間人で、その数は増える一方となっている。
(12月5日、NNN)
サルコジ仏大統領、ハマスを非難 パリでイスラエル支持のデモ
■フランスのサルコジ大統領は5日からの中東歴訪を前に、同日発行のレバノンの3主要日刊紙との会見で、パレスチナ自治区ガザを実質支配しているイスラム原理主義過激組織ハマスに関し、「ガザのパレスチナ人の苦悩に重い責任がある」と述べ、ハマスを非難した。
■大統領は4日夕(日本時間5日未明)、ドイツのメルケル首相、スペインのザパテロ首相、トルコのエルドアン首相、イスラエルのオルメルト首相と電話会談し、ガザ問題に関する意見調整を行った。
■パリのイスラエル大使館前では同日、ガザへのイスラエル軍攻撃を「正当防衛」として支持するデモが行われ、ユダヤ系住民ら約1万2000人(主催者側発表、警察発表約4000人)が参加した。
■一方、パリ・オペラ座付近では同日、イスラエル軍の地上部隊のガザへの侵攻に抗議するデモを行われ、約200人が参加した。デモ参加者からユダヤ系住民3人が殴られる事件も発生した。3日のイスラエル軍への抗議デモには約2万人が参加したが、デモの最後尾に数百人の暴徒が参加し、警官隊と衝突した。フランスなど27カ国が加盟する欧州連合(EU)はハマスを「テロリスト組織」と認定している。
(1月5日、産経新聞)
★同じ5日の産経のニュースでは、「在英イスラエル大使館前で同日夜、5000人がガザ侵攻に抗議、イスラエル国旗を燃やしたり、花火を打ち上げるなどして警備の警官隊とにらみ合った。侵攻前の同日昼には6万人(主催者推定)がロンドン市内をデモ行進。英首相官邸周辺の道路ではブッシュ米大統領に靴を投げたイラク人記者をまねて1000足の靴が投げつけられた」とある。「パリでも2万1000人がデモ行進に参加。ベルリン、ローマ、アテネなど欧州各地で抗議活動が繰り広げられた」とあるが、こちらの2万1000人は反イスラエルのデモと理解していいのだろか。
★イスラエルは正当防衛と主張するが、日に日に増えていくのはガザ側の死者なのは明らか。地政学的リスクによって原油価格が上昇し、NYダウも上がっていることも、ロシアの原油の採算ラインが75ドルとか、ブッシュ政権からオバマ政権に移行するドサクサの時期であることも無関係ではないだろう。
フランスの独身法相が女児出産 父親は明かさず
■フランス公共ラジオによると、フランスのラシダ・ダチ法相(43)が2日、パリ市内の病院で女児を出産した。ダチ法相は独身で、私生活上のパートナーも明らかになっておらず、地元メディアで父親が誰か憶測を呼んでいる。法相自身は昨年9月、妊娠が公になった際に「マスコミに話すことができるのは、わたしの私生活は込み入っているということだけ」と表明。その後も職務を続けていた。
■法相の側近によると、女児は法相の第1子で出産は予定より15日早かった。ゾラと名付けられるという。ダチ法相は、モロッコ出身の父親とアルジェリア出身の母親の間に生まれ、12人きょうだいの中で育った。裁判官を務めた後、2007年の大統領選でサルコジ陣営の報道官として頭角を現し、フィヨン内閣で法相に抜てきされた。
(1月2日、共同通信)
イザベル・ユペール、カンヌ国際映画祭の審査委員長に
■映画『ピアニスト』『8人の女たち』などで知られるフランス人女優、イザベル・ユペールが、第62回カンヌ国際映画祭の審査委員長に選ばれた。■カンヌ映画祭で女性が審査委員長を務めるのは、60年の歴史の中で4人目となる。これまでに、リブ・ウルマン、ジャンヌ・モロー、フランソワーズ・サガンが務めている。イザベルはこれまでカンヌ映画祭のコンペ作品へ多く出演するだけでなく、プレゼンターを担ったり、審査委員も経験している。イザベルは声明の中で、「大変光栄に、そしてうれしく思います。わたしは、長きにわたりカンヌと関係を持ってきました。今回の出会いは映画祭に対する愛、世界の映画への愛情を確認するものとなるでしょう」と語っている。第62回カンヌ映画祭は5月13日から24日まで開催される。
(1月5日、シネマトゥデイ)
□関連エントリー「新旧フランス女優列伝(1) イザベル・ユペールの巻」
知名度はカーラさんがダントツ!? 2008「ファーストレディー物語」
■黒人初の大統領が誕生した米国では、バラク・オバマ次期大統領の下、政権発足に向けて着々と準備が進んでいる。ただ、慌しいのはオバマ氏だけではない。黒人女性として初の「ファーストレディー」となるミシェル夫人も予期せぬことばかりだ。欧米の指導者の顔ぶれが軒並み変わったこの数年でも大きな交代があった2008年。指導者を支える夫人をめぐる話題にも事欠かなかった。
■早々に注目を集めたのがフランス国政の流れを変えたサルコジ大統領だ。歌手で、元スーパーモデルのカーラ・ブルーニさんとの電撃再婚し、ファーストレディー像も覆した。前妻のセシリアさんはリビアで拘束されているブルガリア人らの解放で大統領を支えたが、カーラさんも知名度を生かして奮闘している。
■フランスでは、ファーストレディーも大統領府(エリゼ宮)に執務室があり、秘書がつく。カーラさんは要人らとの会談をこなしつつ、エイズ対策基金の初代親善大使として教育や治療に力を注ぎ、小児遺伝病研究の資金を募る番組に出演した。自らのヌード写真をデザインに使ったバッグの販売中止を求める訴えを起こしたが、これも影響力の裏返しだ。
(12月29日、産経新聞)
【動画】2008年に活躍したモデルをチェック
■世界中から選び抜かれたモデルの中でも、有名デザイナーのショーに出場できるのは一握り。その中で今年最も輝いていたモデルはナターシャ・ポーリー(Natasha Poly)、リリー・ドナルドソン(Lily Donaldson)、そしてアギネス・ディーン(Agyness Deyn)といえるだろう。
■また、今年はジョーダン・ダン(Jourdan Dunn)やシャネル・イマン(Chanel Iman)をはじめとした若手ブラック・ビューティーの台頭や、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)やリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)らスーパーモデルの活躍も目立った。
(12月29日、AFP)
【動画】写真家パトリック・デマルシェリエ、パリで展覧会開催
写真家パトリック・デマルシェリエ(Patrick Demarchelier)の展覧会「Patrick Demarchelier: Images et Mode(IMAGES AND FASHION)」が、フランス・パリのプチ・パレ美術館(Petit Palais du Musee des Beaux Arts)で09年1月4日まで開かれている。会場には、約400点にも及ぶ作品を展示。セレブリティのポートレートから、雑誌を飾ったファッションストーリー、広告ヴィジュアルまで、彼の30年にわたる作品がキャリアを一度に振り返ることが出来るまたとない機会だ。開催に際し、デマルシェリエが展覧会について語った。
(12月29日、AFP)
★commented by cyberbloom
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